Final Fantasy XI ハゲ 日記
Skin Head Monk Stonecold

LastUpdate 2004-01-09


■2004年1月1日(木曜日) 隠し欠番

 あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
 ってなわけで、午前9時30分くらいにKayataに携帯で起こされる。危なかった。約束してたのに完璧に熟睡してた。オッサンには5時間睡眠はツライ。すぐに飛び起きると、支度をして家を出る。
 今日は『ファインディング・ニモ』と『ラストサムライ』を観るのだ。元旦そうそう映画三昧である。お正月価格で1本1000円で観れるのでこりゃオトク。
 なんとか遅刻せずにJR立川駅の改札口でKayataと合流すると、シネマシティに直行。まさか元旦から映画観にくるような奇特なひとなどあんまりいないだろうとか思ってたら、えらい行列だ『ファインディング・ニモ』。1000円だしなあ。

 片手間にApple社を経営する、スティーブ・ジョブス率いるピクサー社の新作『ファインディング・ニモ』。始まる前にショートフィルムが流れたのだが、これもまたなかなか良かった。
 実はピクサー社のアニメーション映画を観るのは初めてだ。以前『トイ・ストーリー』を観ようとして30分くらいで挫折したことがある。なんつーか肌に合わないっつーか。だが『シュレック』は面白かった(ピクサーじゃないけど)。コイツを観て、吹き替え版も良いなあ、と思った。今回も吹き替え版で、木梨憲武と室井滋のテンポのよい喋りが気持ち良い。
 3Dアニメーションの技術は、間違いなく最先端だし究極のものだろう。完全にリアルにするのではなく、どこかオモチャ的なところがある。それにしても、ピクサー社の作品に出てくる子供はキョウレツにコワイ
 ぶっちゃけ、かなり面白かった。演出的にちょっと弱いところもあるが、様々なエピソードを次から次へと巧く繋げている。頑張るニモ。頑張るオヤジ。何度かうるうるしてしまった。つーか泣けた。ここまで良い作品だとは思わなかった。興行成績がとんでもなく良いのも頷ける。こりゃあ観とくべき映画だ。
 それにしても、「ちょーだいちょーだい」という吹き替えは秀逸。英語だとどうなってたんだろう。このニュアンスは、もしかしたら吹き替え版がいちばん面白いかもしれない。

 マックで昼食を取り、再度マイシティへ。次はトム・クルーズの『ラストサムライ』だ。開始前10分前くらいに中に入ったら、もう満席。元旦だというのに、ひと多過ぎ。一番前の席で観るよりはマシだと思い、立ち観することにする。
 トム・クルーズの映画はわりと好きだ。渡辺謙も、スゴイ演技をしているというので期待。
 ……えーっと、日本という名のどっかの架空の国のお話なのですか。侍だけの隠れ里ってナンデスカ? 忍者ならわかるんですが。リアリティがまったくない以上、ファンタジーとして観るしかないんだが、そうすると日本人の侍魂ってナニ? ってことになるわけで。
 トム・クルーズの役どころも、主人公っていうか傍観者的な役割。官軍とラストサムライ軍を行ったりきたりして、ずいぶん自由な身だ。最後の合戦でもちゃっかり生き残るし。お咎めなしで天皇に活入れるし。
 てゆーか、最後の合戦でラストサムライ軍が全滅したあと、官軍が回り囲んで正座するシーンで笑っちゃったYO。ナニコレ。所詮はアメリカ人の妄想する日本人像ってヤツなんでしょうか。
 どっちかっていうと”トンデモ映画”の部類に入ると思う。西南戦争をモデルにしているのかも知れないが、侍だけの隠れ里は横浜からかなり近いし。でも小雪とトム・クルーズが軽々しくくっつかないのは良い。甲冑とかカッコよかった。
 合戦シーンは、どうなんだろう、アレ。鉄砲や砲撃に刀で突っ込んでいくのは、結果があきらか過ぎてあんまり乗れなかった。終わったあと中心部だけ死体が密集してて、その周りは空き地のままだったので、もっとエキストラ増やすか、死体を密集させないで散らばせろよ、と思った。
 渡辺謙は、思ったほどではなかったけど良い演技をしていたと思う。『TRY』のがスゴかったけど。

 サイフを覗くと、1000円じゃなかったら1本しか観れなかったくらいのお金しか入ってなかったことが判明。銀行っていつからだっけか。5日までヒキコモリ決定。
 ビッグカメラに寄って、なぜか2人してHG量産型ザクのプラモを買って帰る。480円は安いよなあ。
 帰宅後ログオンしするも、疲れちゃって身体がいうこときかない。
 そのまま晩メシ喰って、意識を失う。ぐう。

■2004年1月2日(金曜日) 神との戦い[正月進行]

 かなり寝た。もうごちそうさま、ってくらい寝た。早起きしてレベル上げに行こうとかいう思惑を見事にブチ壊してくれたくらい寝た。ていうかまだ眠かったりする。このまま死んじゃうんじゃないかと思えたので、やっと起きることができた。
 だるだるで昼メシ喰ってログオン。

 今日はベドーに行こうとKayataと約束していたのである。なんのために行くかというと、Tikiのアーティーファクトと限界突破その3のためであるのだが、なんとTikiがログオンしていない。
 メール飛ばしても電話しても連絡取れないので、夜に行こうかと話をする。
 ヒマになったので、赤間同士Gasin、タルシーフRada、ミスラ詩人Pent、白タルIndianaといういつものメンバーに、いつものようにナイトさんを誘い、いつものテリガン岬へ出撃し、いつもの場所でいつものようにいつものコカトリスをぶん殴る。
 楽しく狩りまくり、ハゲモンクLV66まであと4000ポイントまで漕ぎ着けた。もう1回狩りに出れば、確実にレベルアップだ。

 晩メシ後、Tikiが入ってきたのでベドー襲撃隊を募る。2アライアンス分くらい揃ったので、ばびゅーんと出撃。
 ベドーのコッファーの鍵は、なかなか出ないので有名だ。かなりの長期戦を覚悟していたのだが、なんでか知らないが2戦目でポロリと出る。なんタル幸運。そのまま武器のスキル上げに移行する。
 最終限界突破クエストのキーアイテム、偉大なナイトの証がボロボロ出るのでポイポイ捨てまくりながらも狩りまくる。
 クゥダフを殴りながらもコッファーを探すのだがなかなか見つからないので、もうひとつの目的であるTikiの限界突破クエストその3のために紋章を取りに向かう。こないだのバージョンアップで無難な位置に移動されたはずなんで、きっと楽勝だ。
 クゥルンの大伽藍に入ると、Tikiが血相変えて逃げてくる。Ruby Quadavに見つかったのかと思ったらAncient Quadavだ。「とても強い」ヤツ1体だからなんとかなるかもと思ったのだが、Taruoとハゲの死体が出来あがる
 とっとと逃げていればよかった。Taruoを巻き込んでしまって申し訳ない。

 みんなの到着を待ち、邪魔なクゥダフを殴り倒しながら最深部へ到着。
 そしたらアナタ、銀色の鎧を身にまとったZa'Dha Adamantkingがいるじゃあありませんか。クゥダフの王どころじゃあありません。とんでもねぇ、あんた神様だ。神様ですよ神様。亀神だ。
 そしたらアナタ、高レベルの方々がヤル気マンマンになったらしく、助っ人を呼ぶとのこと。うわー、ついにHNM狩りですか。初めてのケイケンですよ。でもハゲもLV65にもなったことだし、少しは役に立てるかも。
 とはいえまずはTikiの紋章取り。邪魔なクィダフを殴りつつ、Tikiは紋章をゲット。おめでとおおう!
 さて、助っ人軍団が到着するまでに、神を残してザコクゥダフを掃除だ。もはやRuby Quadavだって楽に倒せるメンツである。多少リンクしたって大丈夫……って、なんか喋ってるクゥダフがいるんですけど
「アルタナの子だなァ。おもしろィ。余ォ自ら血祭りにあげてやろゥ。ジュゥノ攻防戦の時のようになァ」
 ジュゥノ攻防戦なんて知りません。アルタナって誰デスカ?
 とっとと逃げ出す。

 ぐるりと回って洞窟に入り、クゥルンの大伽藍前に集合。その途中で運良くコッファーを見つけたので、Tiki小手ゲット。おめでとう! 助っ人の高レベルパーティーも到着したので、パーティーを組みなおして戦力を整える。かなり苦戦するだろうから、この辺は慎重に。
 しっかり準備を完了して、いよいよ最深部へ。
 でもっていよいよZa'Dha Adamantkingとの戦い
「アルタナの子だなァ。おもしろィ。余ォ自ら血祭りにあげてやろゥ。ジュゥノ攻防戦の時のようになァ」
 だからジュゥノ攻防戦なんて知りませんって。アルタナって誰デスカ? ていうか頭悪そうな喋りかただなプププ。
 とか甘く見てたらさすがは神。なんというのでしょうか。ハゲは疾風素振りマシーンにされちゃった。ぜんぜん当たらないとかそういうレベルではなく、TPはいつまでたっても溜まらない。
 5分にいちど、気孔弾で50ダメージ。まぐれで拳が当たっても5ダメージとか0ダメージとかなので、こりゃあためまくって気孔弾だけ撃ってた方がマシかも、とか思って10回くらいためて撃ったら27ダメージ。ダメダコリャ。
 あまりにも無力なので、サーチでPiyoとか探すがログインしてなさそう。
 もらったアイテムを使ってTPを100%にして空鳴拳をかましたらハズレ。TPはまったくもって溜まらない。
 攻撃のカナメは、FenticsとTarutoの古代魔法。Tarutoはレベルが足りないせいかよくレジられてしまうが、Fenticsの古代魔法は900以上のダメージを叩き出す。まさに主砲と副砲。ハゲは蚊トンボ
 まるで「FFX」のガードのように、みんなは2人を必死で守る。ハゲはそんな汗だくな仲間を、扇風機で涼ませる
 途中で女神の祝福とか絶望的なことかましてくれたけど、ハゲはそんなことされるまでもなく絶望的に無力なので気にならない。神様って、手の届かないところにいるんだなぁ、とか夢うつつ。
 神の攻撃を受けまくっていたTaruoが轟沈。「レイズII」で強引に復活し、衰弱が治って再度神の攻撃を受けまくっていると、今度は1000ダメージを越えるキョウレツな一撃で轟沈。またまた「レイズII」で強引に復活。
 HNM狩りって、スゴイ
 そして1時間が経過
 ハゲ百烈拳発動! 真・超絶疾風素振りマシーンスペシャルタイフーン!
 ハゲのマッサージが2〜3発当たったところで、Felixがとどめのイッパツ!
「もはやァ、ここまでェ。聞けィ、クゥダフの猛者たちよォ! 我が弟にィ金剛王の座とザ・ダの名を譲る……」
 弟って誰だよ。耳の遠いクゥダフの猛者たちは奥でのんびりしてまんがな
 というわけで、”アダマントキング ユザーパー”になったハゲであった。
 わあい。
 ……。

 黒甲虫の体液とかダマスク織物とかミステルテイン(片手棍)とか羅紗とか落とすらしいけど、今回の目玉は「レイズIII」。あとは獣人白金貨にフェニックスの尾にミスリル鉱に水のクリスタル。
 コンシュタット耕地に飛び、輪になって戦利品を分ける。randomでジャンケンして、ハゲは見事水のクリスタルをゲット! 「レイズIII」は、鬼ロットでYurotanが競り勝った。
 おめでとう! みんな、おめでとう!!

 ……強くナリタイ、と思いました。心の底から。
 マリアナ海溝よりも深くヘコむ。

STO STO 見事に初死に実行。
まるでお話になりません。出直してきます。

■2004年1月3日(土曜日) 隠し欠番

 10時間くらいたっぷり眠って午後12時起床。
 ここんとこ寝過ぎだ。寝過ぎると、逆に体調が悪くなる。ていうか3日連続でシャワーなのが効いた。この時期、シャワーだけでは体が温まらず、体温調整能力に難があるのか、死後硬直したみたいな体調になる。
 身体がだるい。飯食っても消化しない。神経痛までする。
 それでもこの日記がえらい滞っていたので、更新作業に入る。だがノリが悪い。面白い文章が出てこない。こりゃダメだ。
 テキトーに更新して(申し訳ない)、ベッドに横になる。うえっぷ。

 ゲームとかやる気力もないので、レンタルビデオを観る。まずは『ボウリング・フォー・コロンバイン』。アメリカの”なんでだろ〜”ドキュメント映画。人殺しの武器がスーパーで買えるのなんでだろ〜
 アメリカでは、CMやら広告やらでひたすら恐怖心をあおり、夜中にドアを叩けば確実にライフルを構えて出迎えてくれる。油断すれば子供が銃を持ち出し、学校で乱射。ムカつけば発砲。気に入らなければ発砲。銃があるので、いつでも殺せる。銃があれば、いつでも身を守れる。撃たれる前に撃て。
 銃の所持は憲法で認められています。国民の権利です。とてもとても恐ろしいので、銃で武装しましょう。銃を買いましょう。どんどん買いましょう。
 カナダでは、大量の銃が流通しているのに銃による犯罪がほとんど起きていないらしい。ていうかドアに鍵閉めない。「閉じ込められるのがイヤ」だという。家に帰ったら、誰かがタバコ吸ってビール飲んでた形跡が。でもそれだけ。殺人なんて起きない。
 正義イコール武力というアメリカ合衆国を皮肉ったドキュメンタリー映画。現実にここまでくるとどうしようもないので、特にオチはない。あんまし面白いともいえないが、とりあえず釘付けになって見入ってしまった。
 恐怖が支配する国、アメリカ。ヤバイ国だなぁ、と再認識。

 続いて奇才三池崇史監督が1ヶ月くらいで作った竹内力&哀川翔主演の『DEAD OR ALIVE』シリーズの完結編、『DEAD OR ALIVE FINAL』。まだ1作目と2作目観てないんだけど。
 なんか24世紀の日本を舞台にしたSF作品。とはいえ、オール香港ロケなので町並みはそのまんま香港。そこへ「横浜」とかテロップが入る。そういや『漂流街』ではメキシコの広大なハイウェイを「埼玉」とかやってたな。
 日本語と広東語と英語がチャンポンになってるのはスゴイアイディアだと思う。日本語と広東語で普通に会話が成立してるっつー気持ちよさ。
 ストーリーは、なかなかいい感じじゃあないか、って感じでスピーディーに、まったりと進む。ありがち、っつーか安心して観れる、っつーか。ところどころ三池節が顔を覗かせる。
 で、衝撃のラスト
 ……本当に衝撃なラストシーン。……えーと、コレは。
 とりあえずベッドから落ちる。なんじゃこりゃあああああああああ。

 晩メシ喰っても体調良くならないので、続いて『エレファントマン』を観る。正月一発目にコイツを観ようと思って借りてたのだが、『ファインディング・ニモ』にその座を譲ってしまっていた。
 これまた奇才デビッド・リンチ監督の出世作。1作目『イレイザーヘッド』とかぶるカットがいくつか観られる。そういや同じ白黒作品だし、フリークス扱う話だ。ただこっちはあくまでも”実際にあった話”がベースだ。
 ガキのころ、TVでやってたのをオヤジが観てて、フードを取るシーンであまりにも怖くなって布団をかぶってガクガクブルブルしていた記憶が蘇る。ていうか記憶ってえらい誇張されているなと痛感。今観ると、怖くもなんともない。記憶の演出の方が遥かに怖い。
 怖いっていうか感動作品なわけで。でも、うるりともしなかった。偽善的、差別的な視点から観なければ、あんま感動するとこもないと思うんだが。本当に心が綺麗なひとっていうのは、フリークス以外ありえない。
 リンチだからこそ、映画として作品になったんじゃないだろうか。
 ラストは自殺ではなく再生だと思う。彼はやっとひとになれたのだ。

 風呂に入ったら体調よくなる。やっぱ体温調整能力に難があるんじゃないだろうか。そんな病状効いたことないけど。
 コレ書いて寝る。

■2004年1月4日(日曜日) 地獄のヨアトル大森林

 10時くらいに起床。体調は良くなった。
 とりあえず溜まった日記を片付ける。9日もあったわりにはレベル上がってないな。映画観まくってたな。つーかほとんどヒコモリだったな。来年もこんな調子かと思うとちょっと鬱になる。

 途中で気分転換にレンタルビデオを観る。『DEAD OR ALIVE 2 逃亡者』だ。3作目を観たので2作目を借りてみた。いちばん観たい1作目は置いてないんだよね、近くのレンタルビデオ屋に。
 なんかスゴイ良い話なんですけど。素晴らしくまったりした話なんですけど。周りではヤクザが血まみれになってたり惨殺されたり鉛玉が飛び交ってるのだが、哀川翔と竹内力がしんみりとさせてくれる。カッコイイなこの2人。
 このシリーズ定番の、驚愕のラストシーン。感動してて気づかなかったけど、どうやら血まみれで死んでる2人が普通に船に乗ったりうどん喰ってるあたりがそうだったみたいだ。よく考えたら、死んでるのに歩いたり喋ったりするのって変だよね。
 哀川翔と竹内力が対決するのかと思ったら、2人仲良く死んでいく話。フツーに面白かった。三池崇史的には物足りないのかも知れないけども。でもこの監督だから作れた作品だとも思える。

 テキトーなとこで区切りをつけて、晩メシ喰ってログオン。
 正月休み最後のログオンだ。

 やはりHNM戦で攻撃を確実に当てるにはサポートジョブにシーフをつけるしかない、ってことでハゲシーフ登場。パーティー参加希望を出しつつ、後ろ向きに誘われるのを待つ。
 すると白魔道士になったTakeonがいっしょに組みましょうと嬉しいことをいってくれたので、キアイを入れてリーダーをやっちゃおうかと思う。なんかえらい久しぶりだ。
 召喚士になったTikiも誘い、黒魔道士さんとモンクさんとナイトさんをサクっと誘ってパーティー完成。飛空挺に飛び乗って、ユタンガ大森林へ出撃する。
 エモノは、ユタンガを我が物顔で暴れまわる凶悪なゴブリン。でもライバルパーティーが多すぎて、かなり遠くまで遠征してもなかなか釣ることができない。しかも強さの判別ができず、全力で戦って経験値200ポイント。チェーンとかそーゆーレベルではない。
 このまま続けててもちょっと効率悪いかなぁ、とリーダーならではの悩みに胃を痛めていると、モンクさんがヨアトルの狩場が空いているようだと提案してくれたので、そっちに向かうことにする。
 カザムでチョコボに乗り、モンクさんの後に続いててってこ走る。

 ライバルは1パーティーだ。エモノはマンドラゴラ。これがまたおいしく、1回チェーンするのが精一杯だが、200ポイント以上も経験値が入るので非常にオトク。エモノも急がなければなんとかなるくらいはいる。
 釣り役は、焦っちゃダメだ。
 ダメだったら。
 奥のゴブリンに見つかり、泣きながら逃げてくるハゲ。みんなで必死こいて走り、ユタンガまで逃げ切る。

 反省。釣り役は、焦っちゃダメだ。
 マンドラゴラ狩りを再開。でもライバルパーティーが増えちゃって、マンドラゴラが枯れちゃうことがある。こりゃ困った。
 釣り役は、焦っちゃダメだ
 ダメだったら。
 奥のゴブリンに見つかり、泣きながら逃げてくるハゲ。みんなで必死こいて走り、ユタンガまで逃げ切る。

 しかし今度は最悪な事態。からんできたゴブリンは、狩りをしていたパーティーがいる通路の奥にいたヤツだ。ハゲたちが逃げ切ったので、ゴブリンは当然もときた道を戻っていく……。
 いちおう逃げるときもSayで叫んだし、ゴブリンが戻るときも背後について行って叫んだのだが、1人死んでいた。異国人の方だったのかも知れない。モウレツに申し訳ない。Takeonに「レイズ」してもらう。

 この辺から、ヨアトル大森林の悪魔が牙を剥いた

 ゴブリンにからまれ、逃げてくるパーティー。ハゲたちも巻き込まれるので逃げ出す。戻ってみると、そこに死体
 狩りを再開し、マンドラゴラを探していると、ゴブリンにからまれ、逃げてくるパーティー。ハゲたちも巻き込まれるので逃げ出す。戻ってみると、そこに死体
 狩りを再開し、マンドラゴラを探していると、ゴブリンがいる場所に死体が3つ
 マンドラゴラを探していると、仲間の悲鳴が。反対側の通路で狩りをしているパーティーがゴブリンにからまれたようだ。ハゲたちも巻き込まれるので逃げ出す。戻ってみると、そこに死体
 ついに左右の通路からゴブリンが。怒涛のように逃げ出すパーティー。そして死体が2つ
 戻ってみると、そこに死体。しかも様子を見にいったひとがゴブリンにからまれて戻ってくる。慌ててユタンガに退避。
 戻ってみると、様子を見にいったひとがゴブリンにからまれて戻ってくる。慌ててユタンガに退避。
 戻ってみると、様子を見にいったひとがゴブリンにからまれて戻ってくる。慌ててユタンガに退避。
 戻ってみると、様子を見にいったひとがゴブリンにからまれて戻ってくる。慌ててユタンガに退避。
 戻ってみると、そこに死体。イイカゲンニシナサイ! と叫ぶも、様子を見にいったひとがゴブリンにからまれて戻ってくる。慌ててユタンガに退避。
 ランク2のタルタルさんの死体を、もう何度も見かける。そのパーティーは、どうやら異国人さんの多いパーティーらしい。なんていうか、切ない気分になる。

 なんだか疲れた気分で狩りを再開するも、マンドラゴラと戦ってたら、またゴブリンにからまれたパーティーが逃げてきた。急いでマンドラゴラを倒すと、ユタンガに逃げ込む。
 さすがにこれ以上ここで狩りを続けるのもアレだし、そろそろ深夜0時も近いので、帰ることにする。
「じゃあテレポルテお願いします」とガルカさん。
 そこでハタと気づく。
 LV28〜29のパーティーです。
「テレポルテ」なんてありません
 歩いて帰るしかありません。この凶悪なゴブリンが闊歩するユタンガ大森林を。

 それでもそんなに苦戦するような敵でもないので、倒しながら帰ろうってことになる。
 ていうか帰り道で予想通りゴブリンにからまれ、ゴブリンがリンクし、Tikiが放ったアストラルフロウに巻き込まれた”トカゲ”が参戦し、さらに”トカゲ”がリンクしちゃったりと阿鼻叫喚。
 なんとか逃げ切るも、2手に分かれちゃう。ハゲとTikiとTakeonは、必死こいてヨアトルに逃げ切り、他の3人はうまいことカザムに戻ることができた。
 なんだか今日は逃げっぱなしである。とんずら大活躍である。使うの忘れてたけど。
 モンクさんと黒魔道士さんが、メインジョブに着替えて助けにきてくれたので、「インビジ」かけて無事に生還。
 なんだか散々な狩りになっちゃったことを、リーダーとして謝罪。
 それにしても、あれだけピンチになって逃げ回ってたのにも関わらず、ウチのパーティーからは1人も死者が出なかった。なんだかんだで6000ポイント以上の経験値も稼げたし。ハゲシーフもLV28になった。
 意外に楽しかったかも知れない
 いや、こういうドタバタパーティーは好きなのだ。楽しかったのだ。いやー面白かった!
 ……リーダーじゃなかったらナ。

 反省しつつ就寝。

■2004年1月5日(月曜日) 隠し欠番

 かなり中身の濃い仕事をこなす。休み明けでボケボケだったんだが。致命的ではないが、後々めんどくさくなりそうなミスもする。まーいいか。ていうかヒマなひとと忙しいひとの差がありすぎる。仕事の割り振りが上手くいってない。
 19時30分くらいに切り上げて、とっとと帰宅(ヒマ組)。晩メシ喰って21時くらいにログオン。

 予想以上に疲れてた。休みまくってて気力は十分だったのだが、仕事が終わるとなんかヘトヘトになってた。最近休みの日の方が弱ってる。仕事してた方が、精神衛生上よろしい。自分の部屋はどうにも自堕落的な空気に満たされ過ぎている
 ってなわけでハゲシーフ参上。DEX+19である旨しっかりと検索用掲示帳に記帳にて候。さすれば瞬く間に幾多ものお声がかかり、満面の笑みを携えて、狂喜乱舞な面持ちで、あれよあれよと、いざ、活劇の旅へ、さあ向かわん。
 向かえません
 30分くらいぼんやりと誘われ待ちをしても音沙汰ないので、ハゲ屋放置でレンタルビデオを観る。

『魔界転生』を観ちゃう。そう、窪塚洋介のアレである。「ハァァッ!」ってヤツである。果たしてどんなもんでしょうか。こんな疲れたテンションの低い状態で、楽しめるのでしょうか。窪塚洋介って、未だに好きなんだか嫌いなんだかよくわからん役者だ。
 あ。
 もっとテンションの低いひとがいました。
 こっちはテンション上がってきました。
 ぬあんじゃあああぁぁぁぁぁああああああぁぁこりゃああああぁぁっぁああぁぁぁぁあああああああッッッ!!!
 最初の2〜3分(島原の乱の合戦シーン)はスゴク良かったんだが、天草四郎時貞が出てきた瞬間、世界が崩壊。まったく盛り上がらないつまらない展開で、途中でタバコ吸いに行ったのって『オーシャンズ11』以来か。
 なんかもう、天草四郎の存在理由がわからん。恨みとか怨念とかサッパリ表現していないので、魔界転生した理由がわからない。窪塚洋介が大根だからとかそういうレベルではない。なにしろ頭が悪い。ゾンビのように頭が悪い。きっと自分でなにやってるかわかってないんだと思う。更に徳川家康を魔界転生させてどうすんのよ。鳴かぬなら鳴くまで待とうホトトギスですよ? 徳川の時代ですよ? 想いをまっとうしてるんだから、魔界転生するわけがないじゃん。現世への怨念とかないじゃん。お蔭で秒殺ですよ。秒殺っつーか戦う前に短刀刺さってアボンですよ。信長とか将門だったらかなり盛り上がったのになぁ。
 佐藤浩市の柳生十兵衛もイマイチ。戦う動機が薄過ぎて、わけわからない。他の役者もなんかショボイ。ザコキャラ扱いで酷いもんだ。殺陣もまったく迫力ない。クライマックスも、どっちらけ。ただひたすら観てて苦痛だ。麻生久美子は綺麗だったけど。
 とりあえず、沢田研二VS千葉真一には遠く及ばないクソ映画だった。

 腹が立ったのでログアウト。
 風呂入って就寝。
 松浦亜弥が同級生な夢を見た。ご満悦。今度『青い炎』借りてみよう。

■2004年1月6日(火曜日) 隠し欠番

 開発案件がいくつか出てきた。テキトーに仕事をやっつけて、テキトーに帰宅。
 晩メシ喰ってログオン。

 今日もハゲシーフのレベルを上げようかと思ったのだが30分で挫折。やはり1〜2時間待たないと誘われないようだ。リーダーやっちゃえば、とっとと狩りに行けると思うんだが。なんつーか、楽したい。
 この楽をしたいという自堕落な希望の代償は、時間の浪費だ
 モンク時代よりはマシなんだが。
 LV65のモンクだったら誘われるかな。LV47の竜騎士はどうだろう。LV34の戦士は。LV43の白魔道士ならそんなに待たされないだろう。忍者LV22はキツイかな。モグ金庫パンパンだよ。
 パーティー参加希望を解除して、ハゲ屋放置でレンタルビデオを観る。なんだか最近、なにもかもがめんどくさい。完全に受身。

 つーわけで『ブギーポップは笑わない』を観る。なんでこんな明らかにアレなビデオを借りてきたかというと、最近けっこー邦画を見ていて、本編が始まる前の予告編を見て、ちょっと面白そうかな、とか思ったからだった。
 ぶっちゃけホラー映画だと思ってたんだが。
 なんでも第4回電撃ゲーム小説大賞受賞作で、ベストセラーになった小説が原作らしい。アニメにもなったらしい。ぜんぜん知らなかったんだけど。
 構成は凝っている。オムニバス形式で、それぞれの登場人物の視点で少しずつストーリーが展開される。『呪怨』もこの形式だったので、わりと流行ってる構成なのかも知れない。『ブギーポップは笑わない』は”どこか知らないところで事件が始まり、知らないうちに事件が終わる”であり、『呪怨』は”どこか知らないところで怨念が生まれ、知っちゃったら死亡”って感じか。比べるようなもんではないんだが。
 だってジュブナイル
 少年少女が観る映画。
 ていうよりもむしろ大人が童心に戻って観る映画っつーか、身体は大人でも心は子供なモラトリアム世代が楽しむ映画っつーか。とにかく思春期の高校生たちの”文法”が盛りだくさん。リアリティーはまったくなく、漫画や小説だけに存在する”文法”で作られた高校生たち。もう身悶えるほどにハヅカシイ。半笑いで胸がキュンとなる。これがジュブナイル作品の醍醐味だ。
 だがしかし、今観るとアレだ。ブギーポップはただのヘンテコなコスプレ少女だ。でも華奢な女の子が「ボク」とかいうので萌え。吉野沙耶香すごくイイ! 気づくとパンチラ探してる自分に萎え。
 とにかくド素人の学芸会レベルの演技。リアリティの一切ない演出。映画として評価することはできない。
 唯一話にからむ大人はホームレス。高校生だけが町内を走り回り、世界を救うという、規模が小さいんだかデカイんだかわからない物語。ドラッグが出てくるのにセックス系は一切ナシ。このへんの”文法”も、しっかりとジュブナイル。
 ラストは校舎の屋上からコスプレした吉野沙耶香が飛び降り、マントを開けるとそこに宇宙が。そしてホームレスが女子高生に化けた人食いモンスターを抱いて、宇宙に飛んでっちゃう。
『DEAD OR ALIVE』なんてメじゃないくらいの衝撃のラストシーンだ。

 笑い疲れたのでヴァナ・ディールを覗く。ログを見てたら3件くらいお誘いのTellが入ってた。うわああああ、ごめんなさいいい。
 明日こそはと思いつつ、ログアウトして風呂入って就寝。
 ベストセラーになる小説なんて絶対に書けないな、とか思ってブルーになる。

■2004年1月7日(水曜日) 隠し欠番

 仕事中、新年会のお誘いがきた。ウチの会社では、こういうときIPメッセンジャーが飛んでくる。とりあえずなにも考えずOKを出したら、参加者4名とか帰ってくる。主要メンバーみんなキャンセルだ。うわーハメラレタ
 しかもよく見たら今夜じゃん。断りづらくて仕方なく参加。銀座のオシャレなスペイン料理屋へついていく。上司と合わせて7人で新年会。誰もタバコを吸わない禁煙席なので、貧乏ゆすりがガクガクブルブル。
 なんつーか、やたらしょっぱいね、スペイン料理は。ロドリゲス&ドドリゲスのギター演奏がやかましい。
 でもまあ映画の話題とかでそれなりに盛り上がって楽しかった。0時過ぎに帰宅。栽培だけチェックして風呂入って就寝。
 だがしかし。翌日6000円の請求
 いろんな意味でキビシイ新年会であった。

■2004年1月8日(木曜日) おもしろいパーティー

 案件がドカっときたんだが明日やればいいやとか思ってとっとと帰宅(お蔭で現在カツカツ状態。残業してます)。
 晩メシ喰ってログオン。

 今日もハゲシーフでシコシコレベルでも上げちゃおうかと思ってたのだが、そろそろぶん殴り中毒の禁断症状が出てきたので、モンクに着替えてパーティー参加希望を出す。
 LV65を越えたモンクはモテモテだという噂を聞いていたのだが、サッパリお声がかからない。やはり人徳というやつであろうか。我ながら涙が出る。
 するとGasinが拾ってくれたので、泣きじゃくりながらついていくことにする。すっかりリーダーが板についたGasin。ハゲは競売とかうろうろ。Gasinは白魔道士さん、詩人さん、戦士さんを誘い、残り1名に苦労したものの、シーフさんを誘う。
 仲間が集まるまでに、白魔道士さんの防御力がハゲモンクより100以上高いことを知る。防御力だけならまだしも、攻撃力まで負けていることが発覚。アタッカーの存在理由がわからなくなる。なんなのこのゲーム。
 いつものテリガン岬に向かって出撃。

 大混雑のテリガン岬。キャパシティの高さが売り物だったこの場所も、この混雑具合にはさすがに太刀打ちできないらしく、コカトリスが枯れ気味である。レベルが高めのパーティーが多いのかも知れない。
 とはいえ、もうひとつの狩場ボヤーダ樹は、キャパシティがすくない上にライバルも多いという。
 このレベル帯は、どうにも飽和状態だ。ひと多杉。
 モンクLV66になればグスタフの洞門あたりで稼げるらしいので、そちらに期待である。

 というわけで、轟沈するハゲである
 アタッカーがひとり減ると、戦闘時間がすごいかかるんだなぁ、ハゲも役に立ってたんだなぁ、とか思いながら、白い砂に顔面を埋めつつ生温かい目で戦闘を見守る。
 戦闘で敵のターゲットを取ったら、そのまま一気に死んでしまったのだ。ちゃんと防御用装備に変えていたんだが、ディフェンダーしてなかった。油断してたのは確かなんだが、それは今までこんなことなかったからで。
 白魔道士さんが、この狩場に慣れていないようだ。久しぶりだったのかも知れない。石化を治すのも遅く、放っておくといつまでも石化したままである。あとでGasinにいわれて気づいたが、「リフレシュ」もかかってなかった。
 ナイトさんの盾がないパーティーなので、白魔道士さんは大忙しだ。特にモンクは柔らかいし。

 戦士さんは連携に詳しく、今回も良い連携を提案をしてくれた。初めての光連携で、1000ダメージを越える大ダメージを出して大喜びである。敵のHPゲージがギュギューーンと減るのは痛快だ。ヒャホーイ。
 しかしながら、ちょいとキツイ。喋り方は柔らかめなんだが、石化を治すのが遅いのに苛立っているのがわかる。タルシーフさんの不意だまのタイミングにも口を挟む。いってることは正しいのだが。
 白魔道士さんが「フラッシュ」を使うと、ヘイトが高いからやめてくれと。それはナイト用の魔法だと。とりあえず、不意だまの後とかなら使っていいのでは、とか話し合う。
 いってることは正しいと思うのだが

 とかやってるとタルシーフさんが轟沈
 またまた油断した。気づかなかった。
 タルシーフさんが挑発でコカトリスを釣っちゃったのが、原因だった。それでもハゲが挑発をかまして2〜3発殴れば、ターゲットは簡単にハゲが取れるはずだった。
 いきなり2〜3発ミスしてしまったハゲ
 スカスカッとすがすがしいそよ風を作っていると、一気にタルシーフさんのHPが0に。
 タルシーフさんはカラパスブレスト(潜在能力:攻+12 防+44)とかカラパス装備一式を装備していたのだが、潜在能力を発揮できなかったみたいだ。ハゲも揃えようと思ってたのだが、ピンチのときに時間稼ぎにもならないんじゃあなぁ……。
 戦士さんの話だと、防御力ではダメージは減らないという。喰らう最大ダメージが減るのだと。コンスタントにダメージを減らすなら、VITを上げるのが良いと。
 だったらファランクスリング2つっていうのもあんまり意味ないのかな。VIT+3のリングを2つのが良いのかな。

 ちなみに今日は落人の篭手に風魔の脚伴を装備してみた。いろいろ試してみようかと思ったのだが、まあ体感ではまったくわからない。能力値のブーストもアヤシイもんだ。
 とかなんとかやりながらも、ハゲモンクLV66になる。
 ちょっとは強くなったであろうか。
 ぶっちゃけ、体感できないくらいでパワーアップである。

 深夜0時でラバオに飛んでパーティー解散。2人も死んだし、コカトリスが枯れ気味だったので、6000ポイントくらいの稼ぎ。
 なんつーか、微妙に噛み合わないパーティーであった。
 その分、別の意味で楽しかった
 連携や防御のことを含め、いろいろなことを教えてもらった気がする。白魔道士が最強のアタッカーであるということも。そういや装備品のヘイスト+も、魔法の「ヘイスト」をもらわなくても効果があるとの説があるんだが、どうなんだろう。
 体感ではわからないことばかりなのだ。
 もしかしたら、装備品にお金かけるのってナンセンスなのかも知れない。

 たまにはこういう野良パーティーもいいなぁ、とか思いながら、風呂入って就寝。
 とりあえず、LV70を目指そうか。



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