SHIN's Individual Interest Page

独断・偏見 映画品評

2001年7月〜2001年12月


LastUpdate 2001-12-17

■2001年12月23日 『初恋のきた道』 ★★★★★★
■2001年12月18日 『スナッチ』 ★★☆☆☆
■2001年12月17日 『インデペンデンス・デイ』 ★★★★★
■2001年12月15日 『バッファロー'66』 ★★★★★
■2001年12月14日 『レジェンド・オブ・ヒーロー/中華英雄』 ★★★★☆
■2001年12月11日 『インビンジブル』 ★★☆☆☆
■2001年12月11日 『北斗の拳』 ★☆☆☆☆

■2001年10月15日 『チャーリーズエンジェル』 ★★★★★
■2001年10月15日 『ハンニバル』 ☆☆☆☆☆
■2001年10月 9日 『キラー・コンドーム』 ★★★★☆

■2001年9月17日 『12モンキーズ』 ★☆☆☆☆
■2001年9月14日 『BROTHER』 ★★★★★
■2001年9月13日 『ラッシュアワー2』 ★★★☆☆ [館]
■2001年9月10日 『セブン』 ★★★★★
■2001年9月 6日 『シャフト』 ★☆☆☆☆
■2001年9月 5日 『ラジオの時間』 ★★☆☆☆
■2001年9月 3日 『ドリヴン』 ★★★★★ [館]
■2001年9月 3日 『カル』 ★★★★☆
■2001年9月 3日 『ラッシュアワー』 ★★★☆☆

■2001年8月31日 『GONIN』 ☆☆☆☆☆
■2001年8月30日 『パルプ・フィクション』 ★★★★★
■2001年8月29日 『鮫肌男と桃尻女』 ★★★★★
■2001年8月27日 『HANA−BI』 ★★★★☆
■2001年8月27日 『博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか』 ★★★☆☆
■2001年8月24日 『ナチュラル・ボーン・キラーズ』 ★★★☆☆
■2001年8月23日 『ラストエンペラー』 ★★☆☆☆
■2001年8月21日 『ビヨンド・ザ・マット』 ★★★★☆ [館]
■2001年8月20日 『五条霊戦記』 ★★☆☆☆
■2001年8月20日 『バトル・フィールド・アース』 ★☆☆☆☆
■2001年8月20日 『アンナと王様』 ★★★★★
■2001年8月16日 『バトルロワイヤル』 ★★★★☆
■2001年8月15日 『アルマゲドン』 ★★★★☆
■2001年8月14日 『猿の惑星』 ★★★★☆
■2001年8月 9日 『シックスセンス』 ☆☆☆☆☆
■2001年8月 9日 『オースティンパワーズデラックス』 ★☆☆☆☆
■2001年8月 7日 『シュリ』 ★★★★★
■2001年8月 6日 『ホワイトアウト』 ★★★☆☆
■2001年8月 6日 『レオン』 ★★☆☆☆

■2001年7月29日 『グリーンディスティニー』 ★★☆☆☆
■2001年7月29日 『サイバーフォーミュラsin』 ★★☆☆☆
■2001年7月 9日 『サウスパーク』 ★★☆☆☆
■2001年7月 9日 『ファイトクラブ』 ★★★★☆


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■2001年12月23日 『初恋のきた道』
2000年米=中国) 製作総指揮 チャン・ウェイピン 監督 チャン・イーモウ
出演 チャン・ツィイー、スン・ホンレイ、チョン・ハオ、チャオ・ユエリン

全体:★★★★★★ ストーリー:★★★★★★ キャラクター:★★★☆☆ 映像:★★★★★

『初恋のきた道』を観た。DVDを買って観た。
 オレ的注目の女優、チャン・ツィイーのデビュー作。チャン・イーモウ監督作品。
 主役にチャン・ツィイーを配役したのは失敗だったのかも知れない。退屈なチャン・ツィイーのプロモーションビデオだと言うひとがいる。部屋の壁に「タイタニック」のポスターが貼ってあり、監督のそれへの挑戦だとかクダラナイことを言われていたりもする。
 薄汚れて雑念に凝り固まった複雑系の現代人には到底理解できない、純粋過ぎた映画なのかも知れない。

 過去をカラー、現在をモノクロにした構成。現在から過去へ。そして現在へ。過去の物語は、最初の5分の現在が猛烈に効いている。この5分を見逃していたら、感動は半減すると思う。
 ストーリー的には、なんてことない田舎の中国を舞台にした初恋映画。都会からきた若い教師に恋をした少女のお話。その純朴な過去のストーリーが、痛い程にラストに響く。
 いつまでも恋をしている。
 いつからこんな単純なことが、できなくなったのか。
 素朴でピュア。秀逸な構成。こんなに感動したのハジメテ。号泣なんてもんじゃない。顔面ぐしゃぐしゃ。涙ながれるままに。とてもじゃないが、一人じゃないと観れない。
 素晴らしい映像の美しさ。DVDで買って大正解。この監督の出世作「あの子を探して」も欲しくなった。映画サイコー。

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■2001年12月18日 『スナッチ』
2000年英=米 製作総指揮 スティーブン・マークス、ピーター・モートン、アンガッド・ポール 監督 ガイ・リッチー
出演 ベニチオ・デル・トロ、デニス・ファリーナ、ビニー・ジョーンズ、ブラッド・ピット、レード・セルベッジア、ジェイソン・ステイサム

全体:★★☆☆☆ ストーリー:★☆☆☆☆ キャラクター:★★★☆☆ 映像:★★☆☆☆

『スナッチ』を観た。
 ”イギリスのタランティーノ”ガイ・リッチー監督。ブラッドピットが出てる映画。イギリスの暗黒街で、84カラットのダイヤモンドの奪い合い?
 なんじゃこら。バカ映画だね。スタイリッシュ? クール? オシャレ? 我慢して最期まで観ることができれば、少しは笑える。
 あれだけキャラクター出まくってても個性出てたし、スピーディーで構成もわりと凝ってたけど、出てくる感想は、「くっだらねー」。青年マンガのノリかも知れん。
 「パルプフィクション」の失敗作みたいな感じ。

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■2001年12月17日 『インデペンデンス・デイ』
1996年米 製作総指揮 ローランド・エメリッヒ  監督 ローランド・エメリッヒ
出演 ウィル・スミス、ビル・プルマン、ジェフ・ゴールドブラム、メアリー・マクドネル、ジャド・ハーシュ、ロバート・ロッジア、ランディ・クエイド

全体:★★★★★ ストーリー:★★★☆☆ キャラクター:★★★★★ 映像:★★★☆☆

『インデペンデンス・デイ』を今更観た。
 宇宙人が攻めて来てたくさん都市を破壊されて困ったので宇宙船にウィルス流し込んでやっつける話。
 ご都合主義っちゃーそうだし、いきあたりばったり、っちゃーそうだし、アメリカらしい、っちゃーそうだろう。いくらなんでもヒドイ、っちゃーそうかも知れん。だが「バトルフィールドアース」とか「アルマゲドン」観てるから、かなりマトモなご都合主義だと思えた。
 テーマは家族愛で、全世界を1つの家族とみなして・・・・・・っつーのだとしたら、それは見事に玉砕している。そーゆー意味ではアメリカ至上主義的な映画だ。
 んだがキャラクターが全員イイよ! 素敵だよ! みんな素晴らしいよ! 一生懸命頑張ってるヨ! 細かいこと気にしちゃいけない。それだけの力技がある。
 エンターテイメントサイコー! 左脳停止映画サイコー!
 映画っつーのは、こうでなきゃイカン。技法、演技、キャラクター、ストーリー、含むもの、すべてがよかった。
 いやー、たまにこーゆー作品に出会えるから、映画って素晴らしい。いやマジで。

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■2001年12月15日 『バッファロー'66』
1998年米 製作総指揮 マイケル・パセオーネック、ジェフ・サックマン 監督 ビンセント・ギャロ
出演 ビンセント・ギャロ、クリスティーナ・リッチ、アンジェリカ・ヒューストン、ベン・ギャザラ、ケビン・コーリガン、ロザンナ・アークェット、ミッキー・ローク

全体:★★★★★ ストーリー:★★★★★ キャラクター:★★★★★ 映像:★★★★★

『バッファロー'66』を観た。
 おしっこを我慢するヤヴァイ系のヒゲ男。ヴィンセント・ギャロが、監督、脚本、音楽、主演の4役。
 借金のカタに身代わりで刑務所に入り、出所したところから始まる。トイレに入ったがおしっこが出ず、母親に嘘をつき通す為に、その場にいたロリ顔セクシー衣装の女の子を拉致るヒゲ男。何故か従順な厚化粧ロリ女。接触を避けるヒゲ男。ひたすら喋るロリ女(自称28歳)。アメリカンフットボールに夢中な母親。回想するヒゲ男。息子と一言も喋らない父親(シナトラを熱唱)。自分勝手なヒゲ男。孤独にボーリングをするヒゲ男。孤独にタップダンスを踊るロリ女。決意するヒゲ男。デニーズで片思いの女に愚弄されるヒゲ男。自己主張し始めたロリ女。出て行ったがやっぱり戻ってきたヒゲ男。モーテルに入るヒゲ男とロリ女。膝を抱えて頑なに接触を拒み続けるヒゲ男(フロ場で)。少し心を開くヒゲ男とロリ女。でも恨みを晴らすためにバーに入り、ピストルを出そうとするヒゲ男。想像だけしてやっぱりやめたヒゲ男。ココアとクッキーを買うヒゲ男。よーやくまったりするヒゲ男とロリ女。

 ダメ男とかトラウマとか壊れた家族愛とか深い要素はいろいろあるが、単純に観ておもしろかった。退屈そうな映画だと思ったが、最初から最期まで退屈することはなく、裏の裏をかいた(つまり表だ!)ラストには、思わずニヤケてしまった。こんなんアリか?! いや、アリだ!
 映画っつーのは、こうでなきゃイカン。技法、演技、キャラクター、ストーリー、含むもの、すべてがよかった。
 いやー、たまにこーゆー作品に出会えるから、映画って素晴らしい。

 え? 相手役の女の子、クリスティーナ・リッチって、「アダムスファミリー」の娘だったんすか! じゃあ当時18歳じゃん。

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■2001年12月14日 『レジェンド・オブ・ヒーロー/中華英雄』
1999年香港 製作総指揮 レイモンド・チョウ 監督 アンドリュー・ラウ
出演 イーキン・チェン、ニコラス・ツェ、クリスティ・ヤン、スー・チー、ユン・ピョウ

全体:★★★★☆ ストーリー:★☆☆☆☆ キャラクター:★★☆☆☆ 映像:★★★☆☆

『レジェンド・オブ・ヒーロー/中華英雄』を観た。
 1999年香港映画。あの迷作「風雲/ストームライダーズ」の監督だ。香港コミックスの映画化作品。
 久々に笑った。こりゃひでえ。(;゚Д゚) ある意味「風雲/ストームライダーズ」を越えてる(越えちゃダメだろ)。
 まず約7割くらいが回想シーンだ。17〜18歳のシーンから唐突に16年後になるんだが、役者がそのまんまだ(16年前のシーンに無理があったのか)。ビクーリ。
 KKK団(!)を従えた人種差別団体に発砲され、万事休すのアメリカ在住中国人団体を救うのが、ただの警察。フツーに警察登場。人種差別団体撤退。なんだそりゃ。
 あと、あまりにも頭の悪い作戦で同胞をバンバン死なせるわ、両手にダイナマイトの束持って特攻かまして小屋ごと爆破させたのに、五体満足で倒れているとか(さすがに死んだが無駄死にだ)、もー左脳が完全停止した。考えちゃダメだ。
 詰め襟学生服(ガクラン)の忍者軍団はオモロかった(こんなもんか、中国人の日本人感)。それと、やはりラストの自由の女神を破壊しちゃう戦闘シーンはよかったが・・・・・・自由の女神壊しちゃったよ、このヒト達!

 全体的に意味不明。登場人物全員挙動不審。行動に一貫性ナシ。感情移入全く無理。キャラ描写酷薄。エピソード詰め込み過ぎ。泣いてる演技の時は涙を流そうよ(1人だけ流してた)。
 アクションシーンも、CG多用+ワイヤーアクションだけど、そんなにインパクトなかった(チープだけど「風雲/ストームライダーズ」のがインパクトあった)。ちなみにエンディングのスタッフロールのバックは、オープニングと一緒だ。
 あ。久々にユンピョウ観た。

 みんなで画面指さしながら、爆笑して観る映画だ。突っ込み談義に花が咲きまくり。そーゆー意味で、かなりオススメ。

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■2001年12月11日 『インビジブル』
2000年米 製作総指揮 マリオン・ローゼンバーグ 監督 ポール・バーホーベン
出演 エリザベス・シュー、ケビン・ベーコン、ジョシュ・ブローリン、キム・ディケンズ、グレッグ・グランバーグ、ジョーイ・スロトニック、メアリー・ランドル

全体:★★☆☆☆ ストーリー:★★☆☆☆ キャラクター:★★☆☆☆ 映像:★★★★☆

『インビジブル』を観た。
 国家最高機密に属するプロジェクトを率いている天才科学者が、透明化する血清を開発し、透明から回復する血清を開発し、自分で実験してみたら、実は透明から回復する血清の開発に失敗してたので、自棄になってエロに生きようと決心するけど止められちゃう話。

 なんだろう、誰に感情移入すりゃいいんだろう。イマイチなキャラばっかり。
 透明人間になった天才科学者は、何故かゾンビのようにやられてもやられても立ち上がってくる。対抗する淫乱科学女は、バイオレンスに戦う。ガンシューティングゲームかこの映画は。
 透明化←→非透明化する映像はすごい。かなり気色悪い。映像的にはよかった。ストーリー、特にラストと、天才科学者以外のキャラクターがダメだった。

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■2001年12月11日 『北斗の拳 FIST OF THE NORTH STAR』
1995年日=米 製作 マーク・イェリン、小峯昭弘 監督 トニー・ランデル
出演 ゲイリー・ダニエルズ、コスタス・マンディロア、鷲尾いさ子、クリス・ペン、マルコム・マクダウェル

全体:★☆☆☆☆ ストーリー:★☆☆☆☆ キャラクター:★☆☆☆☆ 映像:☆☆☆☆☆

『北斗の拳』を観た。
 途中から。CATVで。アニメではなく、実写ハリウッド映画。マッチョ・ケンシロウVSマッチョ・シン
 やっていいことと悪いことがあります。
 声はアニメ版の声優があててた。「あた!」これはよかった。唯一よかった。つか、笑った。
 ドアップばっかりで画面が狭い。セットがちゃちい。迫力が全然ない。演技がヘタクソ。だいいち北斗神拳喰らっても、誰も爆発しないんだけど(そういや最期、別のところで約1名ほど爆発してたな)。言い出したら切りがない。
 ユリア役の鷲尾いさ子が一番いい演技してたな。

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■2001年10月15日 『チャーリーズエンジェル』
2000年米 製作総指揮 ベティ・トーマス、ジェノ・トッピング、ジョゼフ・M・カラシオロ 監督 マックG
出演 キャメロン・ディアス、ドリュー・バリモア、ルーシー・リュー、ビル・マーレイ、サム・ロックウェル、ティム・カリー、ケリー・リンチ

全体:★★★★★ ストーリー:★★★☆☆ キャラクター:★★★★☆ 映像:★★★☆☆

『チャーリーズエンジェル』を観た。
 3人の女性スパイが、無理で強引なスパイ活動をかまし、チャーリーの為に頑張って危機を突破しまくって敵をやっつけちゃったぞ! な話。

 ごめんなさい、間違ってました。どーせくっだんねークソつまらないハリウッド映画だろー、とか思ってたんだが、えっれーおもしろかった! 痛快で愉快!
 かなりマトリックスのパロディ(つーか特殊効果同じ人?)が入ってるし、観始めの頃は主人公3人のブサイクっぷり(いろんな意味で)が気になって仕方がなかったが、観続けるうちに慣れてきちゃう。もー左脳停止状態で躁になって観れる。
 こーゆーバカ映画はやはりハリウッドだな! マトリックスみたいなラストでストーリー全否定するよーなダメなオチもなく、最後までイケイケで楽しめた。ノリもテンポもイイ! これはサイコー!
 ただ、日本語訳がダメな感じだった。なんとなく個人的に。


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■2001年10月15日 『ハンニバル』
2001年米 製作 ディノ・デ・ラウレンティス、マーサ・デ・ラウレンティス 監督 リドリー・スコット
出演 アンソニー・ホプキンス、ジュリアン・ムーア、ゲイリー・オールドマン、ジャンカルロ・ジャンニーニ、フランチェスカ・ネリ、ダイアン・ベイカー

全体:☆☆☆☆☆ ストーリー:☆☆☆☆☆ キャラクター:★☆☆☆☆ 映像:★☆☆☆☆

『ハンニバル』を観た。
「羊たちの沈黙」の続編。ハンニバル・レクター博士の怪奇な生活。過去にレクター博士にヒドイことされた大富豪が、復讐しようとして失敗し、FBI捜査官クラリスはイヤな思いをする話。

 オレは「ハンニバル」が観たくて「羊たちの沈黙」を、DVDで、しかも買って観たのだ。で、10年前の作品とは思えないクオリティーと面白さに感服したのだ。こいつぁあすげえ! と。
 で、当時映画を見逃していて、満を持して「ハンニバル」。……DVDで買わなくてよかった! レンタルビデオでよかった! いや、390円の価値すらない! ……サイアク。

 かなり中途半端な殺人サスペンス映画。「13日の金曜日」みたいにシリーズ化狙ってる作り。ハンニバル・レクター博士はただのジェイソン。サイコでもなんでもない。視聴者をびっくりさせてるだけ。レクター博士のキャラクター性だけで、作品に知性のかけらも存在ない。ストーリーさえないレクター博士映画。おもしろい訳がない。そんなに金儲けがしたいのか。

 う〜ん、前情報も口コミ情報も当てにならないし、個人的嗅覚も当てにならないもんだなー、映画って。
 個人的な趣味もあるからなー。

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■2001年10月9日 『キラー・コンドーム』
1996年独 製作総指揮 ラルフ・S・ディートリッヒ 監督 マルティン・バルツ
出演 ウド・ザメール、ペーター・ローマイヤー、イリス・バーベン、マルク・リヒター、ゲルト・バーメリンク

全体:★★★★☆ ストーリー:★★★☆☆ キャラクター:★★★★★ 映像:★★★☆☆

『キラー・コンドーム』を観た。
 ニューヨークが舞台なのに、全編ドイツ語の、「チンポ」と「コンドーム」と「ホモ」で語り尽くせる超バカ映画だ。ジャンレノを小太りにしてチビにした感じの主人公・マカロニ刑事サイコー!

 オレが映画やってたら絶対作った作品だ(笑)。連呼される「チンポ」。32センチ砲のジャッキアップ。周り中「ホモ」だらけで、ラストにマジメだった刑事もホモの愛に目覚め、ホモはホモと愛を育む。
 ストーリー的はどーどもよく、コンドームが襲ってきてチンポを食い千切るので、原因を突き止めてなんとかする話。唐突にマッドサイエンティストと発狂ネーチャンが出てきてマカロニ刑事が神がかるのだが、ホントにどーでもいい。
 間違いなく退屈でクソくだらない映画だが、オレ的にはサイコー。「シックスセンス」と違って、眠ることもなく最後までおもろく観れた。マカロニ刑事主役の続編希望。

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■2001年9月17日 『12モンキーズ』

『12モンキーズ』を観た。
 ブルースウィルスとブラッドピット主演。細菌により人類の90%が死滅した時代から、犯罪者を過去にタイムスリップさせ、その原因を探って救おうとしたかったのかどうかあやしい映画。
 これだけキチガイばっかだと辟易するね。キチガイのにーちゃんとキチガイに間違われたキチガイじみたオッサン。いきなりキチガイ病院に入れられキチガイじゃないからキチガイじゃないと言うんだけど設定が非常識だからキチガイだと思われてキチガイっぽい行動を取ってしまうオッサン。つーかキチガイばっかり出てくる。なんかイライラして途中で寝ちゃった。
 コレ、前にTVかなんかで観たな。ラストシーンだけ。あと覚えてない。ヅラとヒゲのブルースウィルスだけ覚えてた。結局なにも誰も救われてなくって「つまりこうだったのヨーン」ってだけの映画。犯人の動機がまったく不明(つーか犯人はかなり脇役で話と関係ないっつーのもなんだか)。
 ・・・つまんなかったよ。キチガイ役のブラッドピッド、あまりにももったいない(この頃売れてなかったのか?)。

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■2001年9月14日 『BROTHER』

『BROTHER』を観た。
 キタノタケシ映画。日本を追われたヤクザの親分がアメリカでプチ成り上がって全滅する話。
 キタノブルー。それにしてもアメリカとは思えないほど、狭い路地狭い店狭い会議室狭い街狭い部屋。役者も華奢なのが多くてさっぱりアメリカンなニオイがしない。後半の砂漠の荒野の走るハイウェイすら日本的に観える。
 あるんだかないんだかわからんよーなストーリー。成り行き任せの展開。そこが妙にリアルっぽい。走り出したら止まらない。都合のいいラッキーなんか起こらない。役者はいつもの(北野)武軍団+α。思うように生きられないキャラクター達は、しっかりと描かれている。
 引き込まれる。ラストの黒人にーちゃんの「シット!」「ファック!」の連呼に号泣。それにしても、たけしは毎回死んでるな〜。

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■2001年9月13日 『ラッシュアワー2』

『ラッシュアワー2』を観た。
 ジャッキーチェン&クリスタッカーのアクション刑事もの。香港で事件が起こり、ラスベガスで決着をつける。ドタバタアクション映画。っつーかジャッキー映画。
 試写会だったんで、設備悪かったのかも知れんが画面が暗かった。でも、前作よかおもろかった。まーでもジャッキーだけど。
 期待してたチャンツイィーがあんまし巧く扱われていなかったんで、ガッカリ感があった。あと、ラスボスがあラストエンペラーの人だった(どーでもいーか)。
 なんつーか、「釣りバカ日誌」的な安穏さすらある。これからどんどん続くんだろーか。そんな感じの、なーも心に残らないが面白い映画。

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■2001年9月10日 『セブン』

『セブン』を観た。
 ブラッドピッド主演・刑事役の、サイコ猟奇殺人もの。配属されたばかりの新婚刑事が引退間近の刑事と組んで、サイコな事件を追う話。
 いやスゲエおもろかった! オープニングからカッコイイ。色んな場面でセンスがいい。
 後味サイアクとの噂は知っていたが、マジで後味サイアクだった。いやこりゃマズイ。マズ美味い。おもろかった〜。
 死体がえらい猟奇的かつリアル(?)で、非常にキショイので、確実に食欲がなくなったが、それもひっくるめて文学的で素晴らしい。
 ラストは、予定調和的ではあったがショッキング。

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■2001年9月6日 『シャフト』

『シャフト』を観た。
 サミュエル・L・ジャクソン主演の刑事もん。わりと最近のやつ。
 いきなりダッサいオープニングが始まって腰抜ける。映画だよな、コレ。で、中身は「白人はみんな人種差別しまくりのイカレポンチ」VS「黒人はみんな優れていてカッコイイ」である。なんだよコレ。
 まあお国柄っちゃあそうなんだろーけど。話もフツーの刑事アクション。特にとりたててズ抜けたところはなく。全体的に黒人天国なんで、ついていけない。カッコイイつもりなんだろーけど、もっさい。つまんなくはなかったけども。

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■2001年9月5日 『ラジオの時間』

『ラジオの時間』を観た。
 三谷幸喜脚本監督の映画。生ラジオドラマの本番で無茶なドタバタが起きる話。
 前から観たいと思ってたんだが、TVでやってた時、退屈そうとか思って観てなかった。だったが、まあまあおもろ。
 ドタバタぶりっつーか混乱っぷりっつーかはちゃめちゃっぷりはいい。最後はうまくまとまった・・・・・・のか? なんとなくイマイチ。でもまあおもろ。
 それにしても金使ってないなー。いつもの三谷メンバーだし。鈴木京香いいね。うへ。
 どーでもいいが、この映画の中で放送されたラジオドラマは、絶対つまんないぞ。ある意味スゲエが。

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■2001年9月3日 『ドリヴン』 『カル』 『ラッシュアワー』

『ドリヴン』を観た。
 吉祥寺の映画館に行った(せまい)。シルベスタスタローン主演のカートの映画。今回スタローンは主人公じゃない。主人公を助けるアニキ役。でも完全に主役。
 天才新人レーサーが、うざったい人間関係にストレス溜まりまくりでしょんぼりしているので、なんとか立ち直らせて、スッゲーレースをして勝たせる話。
 久々にスカッとした。えれえおもろかった! 公道走るシーンなんか涙ちょちょぎれるしね。ラストの盛り上がりったら、もう窒息するかと思ったよ! なーも考えないで観れる。サイコー! ハリウッドサイコー! これだよコレ!
 でもカーレーススキじゃない人にはきっついかなあ、前半かったるいし。
 話的には「TVシリーズサイバーフォーミュラ」と「OVAサイバーフォーミュラ・ダブルワン」を足したよーな話だった。最後スタローンは「サイバーフォーミュラ」の主人公が使う必殺技使うし(リアルバージョンだが)。もしやパクったかスタローン。

『カル』を観た。
 韓国映画だ。サイコサスペンスミステリかな。主人公が『シュリ』と同じ役者なのですんなり観れた。
 うーん、おもろいんだけどなー。メスで人間バラバラにするシーンなんてリアルでひえ〜ってなもんだし、切り取られた腕とかも重そうで骨見えててうひえ〜ってなもんだし、主人公も迷走っぷりもいい。雰囲気もテンポもいい。ラストもいいんだが・・・謎多すぎ。ビデオの最後に「この謎がわかりますか〜??」とか出るし。わかんね、っての。謎が謎のまま残ってる。でもわかりそーでわかんないカンジの謎。う〜んミステリ。
 でも映画で謎解きっつーのもねえ。そりゃリピーター多くなるわ。ずりい。

『ラッシュアワー』を観た。
 ジャッキーチェンとクリス・タッカー主演のドタバタ刑事もん。
「ラッシュアワー2」にチャン・ツイィー(最近の1オシ!)が出てるんで観たいなあでも1観てないとアレかなあ、ってんで観た。うーんジャッキー。微妙。おもろいんだけどフツー。なんかあんましスカッとしない。微妙。
 つーか間違えて吹き替え版借りてしまった(TT;。まあ訊きなれたジャッキー声だったけどさあ。

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■2001年8月31日 『GONIN』

『GONIN』を観た。
 主演佐藤浩市、本木雅弘、根津甚八、竹中直人、椎名桔平、永島敏行、鶴見辰吾、ビートたけし、木村一八、室田日出男。
 なんなんだ。これだけ揃えてなんでこんなにクソつまんないのか。人物描写が究極的にうすっぺら。キャラクターが全員空回り。で、最後全員死ぬ。つーか徐々に死んでいく。強引でつまんない死に方ばっか。
 配給会社を倒産させる為だけに、確信犯的につまんない映画作ってるとしか考えられない。こんなヒデエ映画許されるんだ、日本って。噂どおりのクソ映画。
 それにしても鶴見辰吾ってこんなに個性派だったっけ? 最近のお気に入りだ。
 え? ・・・・・・続編あんの? マジ?

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■2001年8月30日 『パルプ・フィクション』

『パルプ・フィクション』を観た。
 クエンティン・タランティーノ監督、ジョン・トラボルタ、ブルース・ウィリス主演っつーから、なんか勘違いしてサイコミステリだと思ってた。
 なんじゃこりゃ。ただのドタバタスラップスティックもんじゃねーか。しかもオチがなく、最初に最後がくっついて終る。話のエピソードをばらしてでたらめにくっつけただけの、おバカ映画。個々のエピソードがそこそこおもろいからいいけど。
 退屈なところもあったけど、マシンガントークとかやたら便所に行くとか細かい演出が巧かった。けっこーおもろ。もう1回観たらいろいろ発見ありそう。
 しっかし映画オタクのタランティーノが31歳の時の作品? すっげーな、なんか。こいつ高校中退だし(笑)。くっそー。

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■2001年8月29日 『鮫肌男と桃尻女』

『鮫肌男と桃尻女』を観た。
 ヤクザのチンピラが事務所の金を奪い途中で拾ったホテルの従業員と一緒に逃走するドタバタ映画。
 ダメ人間博覧会。イカれてる人間と壊れてる人間とボンクラな人間とダメな人間がいっぱい出てきて楽しい。みんなマジなのがおもろ。「ドナドナ」を歌わせたら世界一の山田くん(我修院達也)がステキ。あと、仕込みバットってスゴイ!
 いや、これも期待してなかったんだがゴッツ面白かった! これだよこれ!
 まー、映画っつーよりかOVM(オリジナルビデオムービー:今作った言葉)で、非常に漫画(原作が漫画なんだけど)っぽいんだが、ハリウッド映画よか楽しめる。
 浅野忠信のニヤけた視線とナマナマしい喋りがサイコー。次は「白痴」観たいな。いや「ねじ式」か。

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■2001年8月27日 『HANA−BI』 『博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか』

『HANA−BI』を観た。
 刑事を辞めた男が借金して銀行強盗して旅に出て借金取りのヤクザ殺して不治の病の妻を殺して自分も死ぬ話。
 すげえよかった。やぱこの人の映画は好きだ。間とか構図とか大好きだ。
 「その男、凶暴につき」と「みんなーやってるか?」しか観てなかったけど。「教祖誕生」はビートたけし監督じゃなかった(原作だった)。「BROTHER」も楽しみだ。

『博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか』を観た。
 冷戦時代の最中、共産主義を恐れた(イカれた)将校がソ連めがけて核爆弾発射命令だしちゃったんで首脳達が困っちゃう映画。最後は核爆弾が爆発しまくって人類全滅(たぶん)。
 ナンセンス系バカおもろ映画だと思ったのに、なんかフツーっぽくって困った。中盤からおもろい博士が出てきてクスリとしたが、なんとなくテンション低い。
 スタンリー・キューブリック監督だったり1964年の作品で白黒だったりするからか。ヘンに名作っぽくってなんだか笑えない。

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■2001年8月24日 『ナチュラル・ボーン・キラーズ』

『ナチュラル・ボーン・キラーズ』を観た。
 ハイでイカれたカップルがアメリカ中をひた走りながら手当たり次第に人を殺しまくって英雄になった挙句捕まったんだけど刑務所をぼろくそにして脱出しちゃって終わるイカレた映画。
 全編通してハイでサイケな映画。映像のジャンク。映像遊戯。ノリと勢いだけで突き進むバカ映画。でもカッコイイ。
 アメリカ人だったらもっと楽しめたんだろうな。音楽も派手やかましいロックじゃなくて、ブルージーなカンジでよかった。まあまあおもろ。

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■2001年8月23日 『ラストエンペラー』

 世界名作劇場チャレンジ第2弾『ラストエンペラー』を観た。第1弾は『猿の惑星』。
 清の最期の皇帝の人生。
 始まって30分で寝た。1時間たっぷり寝た。でもまだ2時間くらい残ってた。ネットサーフィンした。
 なんで会話が英語やねん。もうそれだけでガックリ。イタリアの監督だかなんだか知らんが、なんで中国の話で中国が舞台で中国人ばっか出てんのに英語で喋ってんねん。訳わからん。
 坂本龍一のダイコンっぷりは面白かったが、そんだけ。ちゃんと観れば面白いんだろうけど、退屈だ。
 興味持ってちょっと調べたりした。中国の歴史はおもろ。映画よかおもろいんじゃないかのう。

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■2001年8月21日 『ビヨンド・ザ・マット』

『ビヨンド・ザ・マット』を観た。
 久々に映画館に行って観た。アメリカンプロレスの代名詞、WWFの裏舞台を描いたドキュメント映画だ。
 日ごろプロレスを「八百長」だとか「ショー」だとか「茶番」だとか言って、鼻で笑っているやからに是非観てもらいたい。その通りだ。所詮は「ビジネス」で「ショー」だ。だが、彼らは自分の肉体と人生のすべてを賭けて、それをやっている。自分の才能とセンスをすべて使って。シロウトや、多少の努力や才能でできるものではない。
 栄光を極めた記憶を忘れられず、いつまでもプロレスにしがみつき、家庭崩壊をおこしてドラッグに逃げるレスラー、泣き叫ぶ家族の前で血みどろになり、4〜5メートルの高さから何度も落下する人気レスラー、膝の関節が奇形変形して痛みで歩くこともままならないのに、有刺鉄線に倒れ、みずから空中から落ちる老レスラー。客の為に、家族の為に、そして自分の為に。
 感動した訳ではない。涙を流すこともなく、いい映画だとは思わない。画面はノイズだらけだし、スーパースターの出番が多い訳でもない。
 それでも心に残る映画だ。是非たくさんの人に観てもらいたい。プロレスがどれだけ凄いものか、素晴らしいものか、再確認して欲しい。
(つってもアメリカの話。日本じゃあこんなシリアス考えられん。アメリカンプロレスはハリウッドに似ている。日本のプロレスは日本の芸能界に似ている。そんなもんさ国民性。ちなみにアメリカでのWWF特番の視聴率は、メジャーリーグを凌ぐ)

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■2001年8月20日 『五条霊戦記』 『バトル・フィールド・アース』 『アンナと王様』

『五条霊戦記』を観た。
 華奢で苦悩する正義の怪僧・弁慶VSサイコで最強で邪悪な連続殺人犯・牛若丸。
 前編ささやき声による台詞なので、なに言ってるのか意味不明。牛若丸が無口でテンションの低いDIOみたいに悪魔的なのはかっこよかった。弁慶はなんとなく華奢に見えてイマイチだった。
 最後2人とも例の橋の戦いで、相打ちで死んでしまうのは驚いたが、全体的には、なんとも退屈で地味な殺しまくり映画だった。もーちっと、盛り上がるシーンがあってもよかったんではなかろーか。
 役者はいいのに、監督がタコなんだろう。

『バトル・フィールド・アース』を観た。
 猿の惑星宇宙人版。原始人っぽく退化してしまった人類が、高等技術を持つ侵略者で地球の全軍隊を9分で壊滅させた宇宙人を、母性ごと全滅させちゃうトンデモ映画。
 もう無茶苦茶。例えるなら、チンパンジーに人類の知識を与えたら、核爆弾つかって人類を滅亡させちゃう、っつー話。あらゆる点で無茶っつーか無理ばっかで眠くなる。
 ジョン・トラボルタが入信してる新興宗教の経典がベースっつー話を聴いたよーな気がするが、どんな宗教やねん。頭の悪過ぎ。
 セコムに入りなさい。

『アンナと王様』を観た。
 イギリス人の家庭教師(未亡人コブ付き)が、いろいろあってシャム(タイ)の王様と恋に落ちる映画。
 いや、まいった。すっげーよかった。退屈だろーと思ったんだが、よかった。
 王様ふけーーー。懐ふけーーー。徳たけーーー。オレだったら始まって20分で、国の法やしきたりや礼儀を無視する不躾なイギリス人の家庭教師をぶッ殺してるな(心狭すぎ)。かなりムカついてたが、王様の深さに逆関心してしまった。こりゃ男でも惚れる。チョウ・ユンファ、ステキ。
 美しい風景(DVDで観たかった)、美しい音楽。途中逆キレしたり苦悩したりするも、とことん深い王様。とってもよかった(まったり)。

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■2001年8月16日 『バトルロワイヤル』

『バトルロワイヤル』を観た。
 中学3年生の1クラスまるごと孤島に連れてかれて殺しあって最後の1人が勝ちっつー映画。
 思ったよかおもろかった。ピストルやマシンガンやショットガンで撃たれてもなかなか死なない中学生達(ボウガンだと1発で死ぬ)、そもそも銃の扱いかたを完璧にマスターしている中学生達(SAS並)、女子中学生達のきわどいパンチラ(見えない)、もう10年くらい高校生やってた山本太郎が中学生やってる衝撃(回想シーンで)、主人公藤原竜也がディーダっぽい(必至に女の子を守る)、前田亜季がモウレツにかわゆい(かなり萌)、ビートたけしが深い(ばたっと死ぬところはわざとらしかったが)、等。
 しっかしこれだけコミカルに描いているのに(かなり笑える)、R16指定食らうとは監督も意外だったろうに。全然残酷でもなんでもない(火曜サスペンスなみ)。矛盾だらけの設定で、最初っから世界が崩れているナンセンスっぷりだし。
 ラストも意味不明かつ無理がありまくりなので、かなり呆れてしまう。
 ゲームよかレベルの低いリアルさだった。もっとリアルにやちゃってよかったんじゃないかな。びちびち痙攣するとか、ばたばた痙攣するとか、ウケケケケとか笑ったり意味不明の言葉叫んだりとか、内臓こぼれちゃうのを拾い集めるとか、肉片口に入ってゲロ吐いちゃうとか。・・・R18になっちゃうか。
 最後、意味不明ながらも、わりとジーンとくるんだけなんだが、ただ泣きまくりの「アルマゲドン」よか感慨深い。

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■2001年8月15日 『アルマゲドン』

『アルマゲドン』を観た。
 ずりい映画だね、こりゃ。なんでもアリっつーか。
 直径10Kmの隕石が降って来るので石油堀りのオッサン連中がスペースシャトルで乗り付けて穴掘って核爆弾埋めて真っ二つに割って軌道逸らそうって話。←つっこみどころ満載。
 それにしてもずるい。もう号泣しっぱなし。泣き所がかなり豊富。もう泣かずにはいられない。おうおう泣いた。
 まーおもしろかったけど、記憶には残らん浅い映画ではあった。ひつこい程ピンチになりまくりだし。そのくせ、くどいくらい危機一髪ばっかしだし。運がいいのか悪いのかはっきりしろ!って感じ。不運が強引だ。
 あとあんなにちんこい核爆弾で、直径10Kmの隕石を真っ二つに割れるもんなのかい? 純粋核爆弾ってやつ? アメリカはすげーんだぞ、って脅し? それ以前に、隕石にスペースシャトルで・・・いや、きりがないや(^^;。
 個人的には、離婚したオッサンのエピソードがいちばんグッっときた。

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■2001年8月14日 『猿の惑星』

 旧『猿の惑星』を観た(観てなかった)。
 宇宙船が不時着したら猿が支配する惑星で、人間は猿のごとく野生に帰っていて言葉すら話せず、なんだかんだあってなんとか脱出したら、かなりショックを受けてしまう話。
 これだけ画質が劣化してると、中途半端に画質悪いよかいいや。
 わりといい感じのオープニング。けっこー猿の着ぐるみとか、建物とか、30年も前の映画とは思えんほどいいデキでよかった。
 ラストはさすがにくどい程バレバレだったのでしょんぼりだったが、全体的にいい映画だった。
 主人公のオッサンも、最初から一貫して退廃的でいい。しっかりオチに通じている。すべてがラストのセリフに集約する。
 新作『猿の惑星』も観たくなった。この当時このオチ以上のインパクトはないだろーけど。
 
■2001年12月17日補足
 一昨日TVで「続・猿の惑星」をやっていた。あまりにもアレなんで、中途半端に観てた。
 ・・・・・・衝撃のラスト。かくばくだんでどか〜ん。ちきゅうはかいだー。わー。
 小学生かい。続編ってやっぱダメだな。

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■2001年8月9日 『シックスセンス』

『シックスセンス』を観終わった。5本一週間レンタルのラストだ。
 幽霊が見えるだけの少年と、死んでるのに気づいてないオッサンの話。
 クソつまんねー。久しぶりに寝た(黒沢明の『夢』以来だ)。30分くらい寝ててもあんま進行していない。展開がたるい。無駄なシーンばっかり。初っ端からバレバレのことを、ラストに持ってくんな。そういう意味では驚愕的でショッキング。すっげー軽い頭の悪い作品。
 月間少年ジャンプで32ページ読みきり程度のネタ。最初にジャブ程度に使うようなネタが、クライマックスっつーのはどーなのヨ。ラストのガキの告白シーンも、母親が「ああ、この子はマジで発狂しちゃったのね!」と思って精神病院に叩き込んでEND、ってすればよかったのに。
 いや、映画って当たり外れが激しいね。評判なんて役にたたねー。

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■2001年8月9日 『オースティンパワーズデラックス』

『オースティンパワーズデラックス』を観た。いえい・べいべ〜・いえ〜い。
 なんかインポになったんで過去に戻って敵やっつけて未来に戻ってきたら2人になっちゃった話。
 仲本工事のコントみたいだ。つまり加藤茶や志村けんなんかにゃあ遠く及ばない。60年代ファッション? サイケデリック? エロス? ギャグがすべってれば、まったく意味が無いレトリックだ。
 笑いの動きがなっていない。もっと効果的にアイテムを使え。笑わせようと意識し過ぎ。カメラ意識し過ぎ。しっかり台詞を喋れ。吉本で修行をやりなおせ。
「モンティパイソン」や「ミスタービーン」みたいなナンセンスでハイなギャグを期待したオレが悪かった。単純につまんない。笑えない。退屈。
 オープニングでもうガッカリ。
 酷暑にはいいかも。適度に冷える。

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■2001年8月7日 『シュリ』

『シュリ』を観た。
 噂の韓国映画だ。北朝鮮と韓国の傷から生まれた愛と暴力と愛と裏切りとやっぱり愛でも死でも愛。そんな映画(なんのこっちゃ)。
 サイコー! 捻ってなくてストレートだけど、テンポいいし緊張感あるしリアリティあるしアクションシーンカッコイイし銃撃戦派手だし演出も巧い。音楽もいい。
 最初のシーンからカッコイイし、最後は号泣しっぱなし。すっげーイイ! なんだこりゃ。ものすごくイイ!
 これからは韓国映画だ間違いなく! これ観ちゃったら、ナンセンスなだけのアメリカ映画なんて観れないッス!
 この作品と比べると、『ホワイトアウト』なんて全然茶番。先に観といてよかった。
 でもハングル文字でタイトルとか出されても、さっぱわからん。ハングル語のスタッフロールがすぐに終わるんだが、もしかしてドラクエより人件費かかってないのか。
 んだがレオンもそうだが、どうしてこう暗殺者っつーのは、いろいろと証拠残したり注意力なかったりするんだろうか。指紋とか気にしないし。すぐ逃げないし。明らかに怪しいし。バレてるの気づいてないし。

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■2001年8月6日 『ホワイトアウト』 『レオン』

『ホワイトアウト』を観た。
 雪山のダムで、テロリスト達がダム決壊させるぞー、とかいうので、タフなダム従業員がテロリスト達を皆殺しにする話。
 トリックとか話の展開とかはすっげーいいんだが、舞台が日本っつーのが遺憾。これがアメリカで主人公がシルベスター・スタローンだったら説得力あるんだが(そんな映画)。
 やっぱ日本人の主人公が、テロリスト全滅させちゃうっつーのはリアリティがない。主人公は敵テロリストを10人くらい殺しちゃう(内4名程証拠隠滅の可能性アリ)。もうバンバン殺す。ヒロインも1人銃殺する。で、敵はダム従業員を4人しか殺してない。完全に過剰防衛で有罪だろう主人公。テロリストがかわいそうだ。
 1人の友人の死を最後まで引きずってる話なのに、バンバン人殺ししちゃっていーのかい。悪人を殺してもなんともないんかい。テロリストは虫同然かい。そんな映画。最後泣けるけど。
 あと過酷な状況でまったく化粧の落ちないヒロインは圧巻。凍傷に絶対ならない主人公も超人的。

『レオン』を観た。
 いまさら感も強いが。女の子かわいい(ロリ)。
 ダメで不安定な暗殺しかできない暗殺者が、なりゆきで拾ったイタい女の子に引きずられて死んでいく映画。
 なんつーかハリウッド映画。無駄に派手な銃撃戦。いらんなー、アクション部分。思ってたより深くないし重くない。
 タクシーで警察署乗り込んで刑事2人射殺して女の子つれてタクシーで帰れる街なのか、ニューヨークって。色んなシーンで無理あり過ぎて冷めまくり。
 誰もあんまし救われてない。敵はイカれたヤク中刑事達だし。
 最後女の子が分裂症扱いになって植物植えて終わる。泣けない。

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■2001年7月29日 『グリーンディスティニー』 『サイバーフォーミュラsin』

『グリーンディスティニー』を観た。なんじゃこりゃ。
 レンタルビデオだったので、美しい筈の映像は砂嵐じゃーじゃーだったんで評価外とすると、なんともつまらん眠いストーリーが。
 オッサンオバハンの煮え切らない恋と、ニーチャンネーチャンのいいかげんな恋。威圧感も迫力も無い、寂れた暗殺者のババアが横槍を入れる。ババアの執念でオッサンが死に、ラストにネーチャンが自殺して終わる。いいたいことは解るが、なんか無理あるだろ。
 ワイヤーアクションもやりすぎ。にょー、にゅー、と飛ぶ。全然迫力ない。チャンバラはよかったが、飛び始めるとガックリきてかなり冷める。
 チャン・ツイィーは可愛かったけど、そんだけ。

『サイバーフォーミュラsin』を観た。映画じゃないけど。
 全5巻。各30分。大好きなサイバーフォーミュラシリーズの最後のシリーズ。
 キャラクターは全員いるけど、声優あんまつかってない(せりふがない)。クオリティが微妙。さては金使ってないな。低予算作品か。演出も素人っぽい。エンディングは過去最低。
「唯一無二のニュータイプ」な主人公と戦う、「ニュータイプになりそこねて死んでしまった友人」を心の傷に持つ「ニュータイプになりきれない」準主人公。なんかそれまでのシリーズで消化できなかったエピソードを完結させた、ってだけの作品。まあ、相変わらず主人公が分裂症っぽくていい味出てたが。

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■2001年7月9日 『サウスパーク』 『ファイトクラブ』

『サウスパーク』『ファイトクラブ』を一気に観た(ナイスな組合わせ)。

『サウスパーク』は期待を裏切り、眠かったー。かなり期待してたのに。
 ハナタレガキ連中が、イカレた漫才師を助ける為に、PTAと戦争を起こして、悪魔召喚してなんとかなる話(ちょっと違うか)。
 放送禁止用語連発のアブナイ映画、つったって、よく考えりゃ普段使ってる言葉だし、全然インパクトなし。差別表現だってフォローされてるし、ムーミン的平和感覚さえある。
 ビルゲイツが射殺されるとこは笑ったけど、部分的にミュージカルっぽくなってるのが、ありがちで一般的でイヤだった。ナマナマしくもないし、全然フツーじゃん。ちょっとイカレた小学生版クレヨンしんちゃんみたいな映画だ。
 それにしてもいろんな意味で安い作品。映画なのかコレ。クオリティ低っ。「もののけ姫」の予算で100本くらいできそう。

『ファイトクラブ』も期待を裏切り、けっこーおもろかった。期待してなかったのに。
 ついてない、ぱっとしない几帳面な男が、イカレた男と出会ってケンカクラブを作り、ストレスを発散させるが、クラブが新興宗教化し始めて暴走し、それを止めようとするが、どっちらけになる話。
 オチはありがちな二重人格ものだった、ってーのがちょい残念だったが、もう1つの人格にケリをつけるシーンは、オレ的にはよかったと思う。
 ブラッドピッドもカッコよかったし、主人公の落ちっぷりもよくって、なかなか楽しめた。
 これだったら映画館いってもよかったな。クオリティは高い。
 最後、モザイクなくってもよかったのに(笑)。

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