■2003年5月30日(金曜日) 『ショーシャンクの空に』
1994年米 監督・脚本 フランク・ダラボン
出演 ティム・ロビンス、モーガン・フリーマン、ウィリアム・サドラー、ボブ・ガントン、ジェームズ・ホイットモア
全体:★★★☆☆ ストーリー:★★★☆☆ キャラクター:★★★★☆ 映像:★★★☆☆
『ショーシャンクの空に』を観る。モーガン・フリーマンが出演しているので、是非観たいと思っててなかなか観れなかった作品。チョー期待。
フツーにおもしろかった。フツーにラストでうるうるしたし。でも号泣するような映画じゃあなかった。いい映画だとは思うけど。
予想外なことに、モーガン・フリーマンが主役といってもいいくらいに前に出ていたので、個人的には素晴らしく楽しめた。主人公に感情移入することができそうもないので、モーガン・フリーマンに感情移入するしかない。
ていうかさ、19年の月日がまったく感じられないってどうよ? みんな老けないし、所長も監視員もずっと同じメンツだし。おまえらいったい何歳だYO!? 刑務所の中は時間が止まっているようなもんだ、っつー演出なのかも知れないが、その代わりにリアリティがまったく感じられなくなっちゃってる。
それにサイアクなのは主人公。冤罪で無期懲役になったんだが、こっそり金策してから脱獄して優雅な老後かよ。「夢」「希望」を実現させるためには「正義」や「法」なんて無視なんだな、と。「未来」だけありゃいいんだな、と。そんなイヤな映画。
とりあえず、モーガン・フリーマンサイコー。このポジションがいちばん栄えるな、この人。
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■2003年5月28日(水曜日) 『インソムニア』
2002年米 監督 クリストファー・ノーラン
出演 アル・パチーノ、ロビン・ウィリアムズ、ヒラリー・スワンク、モーラ・ティアニー/
全体:★★★☆☆ ストーリー:★★★☆☆ キャラクター:★★★★☆ 映像:★★★☆☆
『インソムニア』を観る。アル・パチーノ主演、『メメント』のクリストファー・ノーラン監督作品。
アル・パチーノすげえ演技だ。『メメント』もそうだったけど、ストーリー的にはたいしたことのない話。だが演出は非凡だ。眠れない男アル・パチーノの表情が、ドアップで危機迫る。
敏腕刑事が敏腕刑事っぽいし、妥協、葛藤、そしてやっぱり正義に転ぶ。見せ方が巧い。アル・パチーノのくたびれっぷりも壮絶。
演出とか音楽とかが、ちょっと『レクイエム・フォー・ドリーム』のダーレン・アロノフスキー監督に似てた。そこまでハジケてはいなかったけれど。
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■2003年5月26日(月曜日) 『模倣犯』
2002年日 脚本・監督 森田芳光
出演 中居正広、藤井隆、木村佳乃、津田寛治、山崎努、伊東美咲
全体:☆☆☆☆☆ ストーリー:☆☆☆☆☆ キャラクター:☆☆☆☆☆ 映像:☆☆☆☆☆
『模倣犯』を観る。SMAP中居正広主演の邦画だ。ちょっとだけ期待しつつ観る。
近年希に見る大失敗超絶驚愕ダメ映画だった。映像からして「なんか勘違いしてんじゃない?」って感じの大暴走。映像見てるだけでもチャンネル回したくなるんだが、それに加えてストーリーも演出もまったくダメ。すべてのシーンでムリがありすぎて呆れちゃう。謎とか推理とかいうまえに、すべての舞台設定が実現不可能なのだ。
普通ダメ映画だったら、それなりに笑いになる部分があるんだが、この邦画はただただ腹が立つばかり。
ナイト・M・シャマランの作品を真似たような、テンションの低い登場人物たち。でもちっとも笑えない。中居正広のクビチョンパ爆発シーンですら、笑うことができなかった。愕然とするくらい、幼稚でショボイ。
役者とか演技とかはいいと思う。原作もおもしろそうだなと思った。山崎努と宮部みゆきに同情する。
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■2003年5月24日(土曜日) 『マトリックス リローデット』
2003年米 監督 ラリーウォシャウスキー、アンディ・ウォシャウスキー
出演 キアヌ・リーブス、キャリー=アン・モス、ローレンス・フィッシュバーン、ヒューゴ・ウィービング
全体:----- ストーリー:----- キャラクター:----- 映像:-----
オフ会終了後、『マトリックス リローデット』の先行ロードショウがあるということで、せっかくなので便乗させていただく。
映画は深夜2時くらいからの回なんで、とりあえず劇場の前まで行って、だらだらする。
テキトーに喋りながら開場を待ち、いよいよ『マトリックス リローデット』放映開始。
前作観たときはまだ職場は南麻布だったなー、とか思いつつ観入る。ていうか前回の話あんまり覚えてないんですけど。前回観ていなかったTikiにも説明できなかったし。
つーかさっきから眼精疲労で頭痛がえらい激しくなってくる。二日酔いかも知れない。ついでに眠い。体力的に限界だ。
寝ちゃう。ぐぅ。
目を覚ます。なんかグラサンのオッサンがエライ増えている。隣で友人Rが笑いをこらえている。また寝ちゃう。
目を覚ます。なんかまた戦ってる。戦闘シーンばっかだな。しかもえらい冗長だ。また寝ちゃう。
目を覚ます。うわさの日本人っぽいオッサン登場。キーメイカーだそうだ。ダイカツヤク。また寝ちゃう。
目を覚ます。ラストっぽい。なんか前回はネーチャンの「愛してるわ〜」で死んだのに生き返ったキアヌ・リーブス。今回は死んじゃったネーチャンを強引に生き返らす。こんなんばっかだなこの映画。
現実世界でも超能力使えちゃうキアヌ・リーブス。多重仮想世界の伏線か? で、誰だか思い出せないオッサンの顔が出て「続く」。
2/3くらい寝ちゃってたので評価不能。もう1回ちゃんと観なくては。でもレンタルビデオで十分だこりゃ。
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■2003年5月23日(金曜日) 『トリプルX』
2002年米 監督 ロブ・コーエン
出演 ビン・ディーゼル、アーシア・アルジェント、サミュエル・L・ジャクソン
全体:★★★☆☆ ストーリー:★★★☆☆ キャラクター:★★★☆☆ 映像:★★★☆☆
なんか体調が思わしくないのでもしやSARSかと疑うが、いつもの眼精疲労。とっとと寝た方がいいんだが、ビデオ借りてきちゃってたので『トリプルX』を観ちゃう。
一流のエージェント使うと死んじゃった場合もったいないので、犯罪者を使おう、ってんで選ばれたのがゲリラスタントマンのハゲ。犯罪者っつーから凶悪殺人者かなんかかと思ってたので、いきなり拍子抜け。インターネットアイドルかよ。
新しいタイプのクールなスパイもの。なのかな? 主人公のヴィン・ディーゼルがイマイチ大根な気がしてならない。ターミネーターやらしたらいいんじゃないか、ってくらい。
まあよくある強引な展開のエンターテイメント映画。まぁまぁ楽しめた。サミュエル・L・ジャクソンいい味出してた。
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■2003年5月19日(月曜日) 『サイン』
2002年米 監督・脚本・製作・出演 M・ナイト・シャマラン
出演 メル・ギブソン、ホアキン・フェニックス、ローリー・カルキン
全体:★★★☆☆ ストーリー:★★☆☆☆ キャラクター:★★★★☆ 映像:★★★☆☆
『サイン』を観る。ついにきましたこのときが。
えーと、「さんざん引っ張っといて、けっきょく宇宙人かよ!」というストーリーを予想していたんだが、まるっきり「Xファイル」。モルダーとスカリーが出てこないのが不思議なくらいだ。
まあ宗教の信仰者っていうのは、多かれ少なかれなんらかの”奇跡”を”体験”したからこそ”神”を信じるのであって、そーゆー話。”妻が死んだから神なんていない”になった神父が”息子が助かったのでやっぱ神はいる”になった話。都合のいいやつだ。
相変わらずのシャマラン節でテンション低い登場人物なんだが、前2作よりは普通っぽかった。途中でメル・ギブソンがブルース・ウィルスに見えたりしたが。まあヒューマンなドラマなんで、メル・ギブソンで正解なんだが。
細かいギャクでまったりと笑わせてもらったんだが、『アンブレイカブル』ほど笑うところもなく。フツーの地味な映画だった。
ていうか、服着ろよ宇宙人! どんな文化だよ!
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■2003年5月18日(日曜日) 『ディープインパクト』
1998年米 監督 ミミ・レダー
出演 ロバート・デュヴァル、ティア・レオーニ、イライジャ・ウッド、モーガン・フリーマン
全体:★☆☆☆☆ ストーリー:★☆☆☆☆ キャラクター:★☆☆☆☆ 映像:★★★☆☆
『ディープインパクト』を観る。一応モーガン・フリーマンが出演してるのだから、観ておかないと。
えーと、『アルマゲドン』ってあったよネ。……比べちゃうと、圧倒的に下回っている。焦点絞り切れてないっつーか、やっつけ仕事っつーか。エンターテイメントになってない。
『アルマゲドン』は号泣しつつ「ずるい映画だなー」とか思ったが、この映画は観てて「自分勝手なやつらばっかだなー」とか思って泣ける。そのくせ、表面的な描写ばっか。せっかくのモーガン・フリーマンも、裏表のない薄っぺらい大統領役でガッカリ。
ラストシーンがとんでもない。大統領の希望に満ちた演説で終わるのだが、数万人の観衆全員が棒立ち。歓声は上がっているのだが、どう観てもアフレコ。
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■2003年5月17日(土曜日) 『バイオハザード』
2002年米英独 監督 ポール・アンダーソン
出演 ミラ・ジョヴォヴィッチ、ミシェル・ロドリゲス、エリック・メビウス
全体:★☆☆☆☆ ストーリー:☆☆☆☆☆ キャラクター:★☆☆☆☆ 映像:★★★☆☆
『バイオハザード』を観る。いわゆるゲームの映画化作品なんだが、非情に評判がいい。期待して観る。
んー、期待してたんだがなあ。あれ? あれれ? とか思いながら前半を観る。やっぱこのテの作品は向いてないのかも知れん。なんで主人公が、ゾンビたちにあっさり殺されないのかが理解できん。
まあ、殺されちゃったら話終わっちゃうんだけど。もともとシチュエーションにムリがある、っつーか。
ていうか、今までのゾンビ映画とまったく同じ。キレイで今風なだけ。ラストもヒネリがない。『死霊のはらわた3』くらいのトンデモさを求めるというのは酷というものか。
「正直クソ映画でした」と感想を漏らしたら、思いっ切り反論が。やっぱ評判いいみたい。あれー?
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■2003年5月15日(木曜日) 『ハイ・クライムズ』
2002年米 監督 カール・フランクリン
出演 アシュレー・ジャド、モーガン・フリーマン、ジム・カヴィーゼル
全体:★★★★☆ ストーリー:★★★★☆ キャラクター:★★★★☆ 映像:★★☆☆☆
『ハイ・クライムズ』を観る。軍事裁判もの、つーかなんつーか。
もったりとした展開。ぎこちない映像。地味な音楽。ダメなクライマックス。練れてないストーリー。ぜんぜん話題にならなかっただけのことはある、実に観る価値のない映画。序盤のラヴラヴ映像は、観てて気持ち悪くなる。
だがしかし。デマシタキマシタ、モーガン・フリーマン!! コレダ! っつー絶妙なキャラクター! これぞモーガン・フリーマンの真骨頂! ……って、やっぱ演出ヘタだなこの映画。あーもったいない!
モーガン・フリーマンのファン以外は観る意味がない映画。火曜サスペンス劇場並。
シリーズ化希望。TVドラマでもいいから。
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■2003年5月14日(水曜日) 『ピンポン』
2002年日 監督 曽利文彦
出演 窪塚洋介、ARATA、サム・リー、中村獅童、大倉孝二
全体:★★★★★ ストーリー:★★★★★ キャラクター:★★★★★ 映像:★★★☆☆
ずっと観たかった『ピンポン』を観た。例によって窪塚洋介主演の邦画だ。初っぱなっから窪塚節炸裂で顔が引きつり、果たしてオレはコイツが好きなんだろうか、嫌いなんだろうか、とか悩む。
また竹中直人ですよ。このテの邦画出演率80%越えているんじゃないだろうか。今回は例のハイテンション系ではなかったけど、まあ竹中直人はなにやっても竹中直人だ。窪塚洋介がなにやっても窪塚洋介のように。この2人、似ているかも知れない。
肝心の中身だが、原作知らないので素直に観たんだが、窪塚洋介が主人公ではなかった。感情移入ムリ。で、ARATAクンがえらいいい味だしててすンごく良かった。萌え。
つーかさすがマンガ原作。キャラクターが秀逸だ。細かいところまで血が通っている。
ストーリーはスポ根友情もので、やっぱり特訓とかで強くなって勝利する窪塚洋介。こういうのは定番だがステキだな。号泣しっぱなしだったのだが、ラストシーンで画面にスリッパ叩きつけた。
この話はスマイルの話にすべきだろう。ペコは脇役でいいよ。
あと、やっぱ安っすい映画だ。合成もちゃちい。音楽は歌詞を聴かなきゃけっこーいいんだが。体育館が1種類、大会場が1種類の情景。で、ラストは光ってごまかす。もーちょっとお金使ってくれよ。「戦場だった場所に春が来て、花が咲いた場面をラストシーンにしたい」ってだけで、政治不安定なアフガニスタンに撮影に行く某映画監督の息子の執念を見習っちゃっておくれ。
真っ赤に目を腫らし、余韻に浸ろうとタバコくわえてベランダに出たら、ハトがいてバサバサ飛び立ってビックリ。コノヤロウ、ココに勝手に巣ー作る気かバカヤロウ、家賃払えや! とか戦闘態勢になる。感動もクソもなくなる。
ハト対策を考える。
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■2003年3月10日(月曜日) 『RED SHADOW 赤影』
2001年日 監督:中野裕之
出演 安藤政信、奥菜恵、麻生久美子、村上淳、竹中直人
全体:★★★★☆ ストーリー:★★★☆☆ キャラクター:★★★★★ 映像:★★★☆☆
例によってレンタルビデオの返却日なので、とっとと消化することにする。
『RED SHADOW 赤影』を観る。ニンジャものでもちろん邦画だ。なんだかコメディっぽいので、期待せず。東映30周年記念作品らしい。いいのかこんな映画で。
いきなり布袋寅泰登場。かなりカッコイイし存在感があるので、コイツがラスボスか?! と思いきや出番はここだけ。雰囲気だけで完全に主人公を食っていた。
意外に好演な藤井フミヤ。「ヒャッホーウ!」とか奇声を発する。根津甚八はやっぱりカッコイイ。竹中直人は例のチョメチョメ風でテンション高い。黒幕は陣内孝則。こーゆー悪役はツボにはまっている。
津川雅彦とかきたろうとか風間杜夫とか椎名桔平とか篠原涼子とかピエール瀧とか舞の海とか、ちょい役がえらい豪勢だ。
奥菜恵はもう、あーゆーキャラだということにしよう。漢字をひらがなで喋るようなキャラだ。
ていうか麻生久美子。ファンになっちゃうよアハンウフン。うおー! せつねえ! 飛鳥ーーー!!
つまり、強烈におもしろかったです。DVD買いですコレ。
たぶん、ノれるかノれないかでこの作品の評価は真っ二つに割れると思う。オレはノれた。このぬるい雰囲気に。つーかせつねえ!
ちなみに音楽もかなりよかった。布袋寅泰効果だね。
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■2003年3月10日(月曜日) 『ウォーターボーイズ』
2001年日 監督 矢口史靖
出演 妻夫木聡、玉木宏、三浦哲郁、近藤公園、金子貴俊、平山綾、眞鍋かをり、竹中直人、柄本明、杉本哲太、谷啓
全体:★★★☆☆ ストーリー:★★★☆☆ キャラクター:★★★★☆ 映像:★★☆☆☆
『ウォーターボーイズ』を観る。男子校生徒がシンクロナイトスイミングをやっちゃうお話。
まあなんだ。シロウトだな、学生は。眞鍋かをりの水着に期待してたんだが、ちょい役ですぐにいなくなっちゃうし。でも平山綾はめっけもんだった。ちょっとイイかも。
ていうか竹中直人。またしても例のチョメチョメ風でテンション高い。役柄違っても動きが同じだ『RED SHADOW 赤影』と。最近の邦画って、必ず竹中直人が出ているような気がするんだが、気のせいだろうか。好きなんだけど。
まー、ぶっちゃけおもしろかった。完璧に期待していなかったから、観る気がなかなか起こらなかったんだが、観てよかった。演出がイマイチな気がするけど。もっとおもしろくなったんじゃないかなー。
邦画も捨てたもんじゃあないな、とか思いつつビデオを返しに走る。
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■2003年3月9日(日曜日) 『スコーピオンキング』
2002年米 監督 チャック・ラッセル
出演 ザ・ロック、ケリー・ヒュー
全体:★★★☆☆ ストーリー:★★★☆☆ キャラクター:★★★★☆ 映像:★★☆☆☆
モーガン・フリーマンファンとしてはガッカリだった『トータル・フィアーズ』の傷を癒そうと思い、『ショーシャンクの空に』を観ることに。
借りてなかった。
仕方がないので『スコーピオンキング』を観る。WWEロック様主演の、『ハムナプトラ2』のサイドストーリー。なんか製作総指揮がビンス・マクマホンだったりする。
いやこれ、ロック様のカッコよさだけかと思ってたら、けこーおもしろいじゃあないすか! ストーリーの流れも王道だし。昔のシュワルツネッガーのコナンみたいな感じだ。ロック様のキャラクターに助けられている部分が多いのは確かだが。
戦闘シーンでは、思わずスパインバスターとかロックボトムとかピープルズエルボーとか期待しちゃうが、やっぱ出なかった。眉毛のアレは1シーンだけあったかな。もちょっとロック様っぽい技が欲しかったなー(あえて出さなかったんだろーけど)。
敵のボスと、ヒロインの予言者がなんかしょぼくてアレだったけども、観ているうちになんとかとけ込めた。敵のボスは、やっぱロック様と戦うと、役不足の感は否めないけど。HHHが適役かな。
んだがまあ、なんでスコーピオンキングやねん? っつー疑問が残る。あの矢が、サソリの尾みたいな一撃必殺だからだろうか?
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■2003年3月5日(水曜日) 『トータル・フィアーズ』
2002年米 監督 フィル・アルデン・ロビンソン 製作総指揮 トム・クランシー
出演 ベン・アフレック、モーガン・フリーマン、ジェームズ・クロムウェル
全体:★☆☆☆☆ ストーリー:★☆☆☆☆ キャラクター:★☆☆☆☆ 映像:★★☆☆☆
モーガン・フリーマン出演の『トータル・フィアーズ』を観る。なんでも「最後までなにを恐れているのかわかんなかった」そうなんだが、まあモーガン・フリーマンが出てるから大丈夫だろう。
と、思ったのだが。
……えー、間違ってます。ダメです。モーガン・フリーマンのこんな役、認めません。
この映画最大の盛り上がりでもある核爆弾の爆発シーン、寝ちゃって観てません。退屈過ぎるっつーか、この映画の50%くらいがいらないシーンじゃないだろうか。主人公のラヴロマンスなんて、軽くて浮きまくり。
アメリカにとっては、核爆弾もただの威力のデカイ爆弾程度のものらしい。このへんの描写もかなりダメだ。だいいち今時、アメリカとロシアが核爆弾のスイッチを押すだの押さないだのなんて話、リアリティがなさすぎる。
とにかくモーガン・フリーマンのファンとしては、納得できない作品だ。役柄に存在感がないし、重みがないし、途中で死んじゃうし。別の意味で泣けた。
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■2003年3月3日(月曜日) 『ブレイド2』
2002年米 監督 ギレルモ・デル・トロ
出演 ウェズリー・スナイプス、クリス・クリストファーソン、ロン・パールマン
全体:★★★☆☆ ストーリー:★★★☆☆ キャラクター:★★★☆☆ 映像:★★★☆☆
『ブレイド2』を観た。アメコミ原作の、ヴァンパイアと戦うヒーローもの。主人公は元ラッツアンドスターの鈴木雅之。
なんかまあ、前作よか楽しめた。前作よりは無理がないっつーか。アクションシーンもカッコよかった。敵のボスがなんだか頭が悪くてどっちらけだったけど。最後の戦闘の盛り上がりもイマイチだったかな。
なにやらあやしげなニンジャモドキがいた。プロテクターに「雪」とか書いてあって、日本刀をブンブン振り回し、かなりいい味出していたんだがすぐ死んじゃった。もったいない。
どうやらこの方はドニー・イェンっつー香港アクション映画の人で、この作品のアクションを担当した人らしい。ブルース・リーの正当後継者という説もある。要チェックかも。
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■2003年2月19日(水曜日) 『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』
2001年米 監督・脚本 ジョン・キャメロン・ミッチェル
出演 ジョン・キャメロン・ミッチェル、スティーヴン・トラスク、ミリアム・ショア
全体:★★★☆☆ ストーリー:★☆☆☆☆ キャラクター:★★★★☆ 映像:★☆☆☆☆
『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』を観る。もともとブロードウエーで丸二年続いたロングラン舞台を映画にしたもんらしい。この舞台を作ったジョン・キャメロン・ミッチェル本人が、映画の主演・監督・脚本をやってる。
つーか映画じゃないじゃん。MTVじゃん。
映画じゃないのでなにをいうのもアレなんだが、ライブのときはちゃんと演奏して欲しかった。CD流してるだけじゃん。つーかMTVなんで仕方がないんだが。いやでも演奏者が乱闘してるのに、音は流れたままっつーのはどうかと。
主人公のヘドウィグ役のジョン・キャメロン・ミッチェル。顔といい、体つきといい、遠藤ミチロウそっくりなんだが。いつ納豆食いだすのかと、無駄な期待をしてしまった。
にしても、80年代のフツーのロック。この手の音楽って、今では絶滅してる。なんつーか、心地よい音楽だ。ノスタルジー。
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■2003年2月18日(火曜日) 『アザーズ』
2001年米仏 監督 アレハンドロ・アメナーバル
出演 ニコール・キッドマン、フィオヌラ・フラナガン、クリストファー・エクルストン
全体:★☆☆☆☆ ストーリー:★☆☆☆☆ キャラクター:★☆☆☆☆ 映像:★★★☆☆
『アザーズ』を観る。ニコール・キッドマン主演。監督は『オープン・ユア・アイズ』の監督さんで、製作総指揮にはトム・クルーズ。『バニラ・スカイ』繋がり。
つーかさ、テーマが全否定されちゃってる映画なので、なにがいいたいのかサッパリわからんかった。
トリック自体はもう例のアレなんで、バレバレでかったるい。早く気づかせろと。とっとと気づけと。
やっすい映画。日本で作ったら、火曜サスペンス劇場になるのでは。
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■2003年2月17日(月曜日) 『ミスター・ルーキー』
2002年日 監督:井坂聡
出演 長嶋一茂、鶴田真由、國村隼、山本未来、さとう珠緒、宅麻伸、竹中直人、ランディ・バース
全体:★★★★☆ ストーリー:★★★★★ キャラクター:★★★★★ 映像:★★☆☆☆
『ミスター・ルーキー』を観る。長島一茂主演の、阪神タイガース優勝バンザイ映画。なんかおもしろいよ、ってな噂だったが、どうせ邦画なので期待ナシ。
ってダメじゃないかああああ!! もっと宣伝とかしなきゃ!! もっと盛り上げなきゃ!
ものゴッツおもしろかった! いや〜、こーゆー映画があるんだったら、まだまだ邦画も捨てたもんじゃない! 野球嫌いのオレでもこれだけ楽しめたんだから、野球好きにはタマランだろう! 阪神ファンだったら鼻血でちゃうかも。
つーか、映画でこれやっちゃて、漫画家はなにやってんだ! って感じ。漫画のネタだよコレは。でもまあ、この前の話も後の話も知りたくないので、映画向きっちゃー映画向きか。
む。長島一茂、けっこーいい演技してたと思うのだが。鶴田真由もいいと思うのだが。ガキんちょもままあ巧いと思うのだが。ダメなんですか、コレ?
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■2003年2月15日(土曜日) 『ロード・オブ・ザ・リング 二つの塔』
2002年米豪 監督:ピーター・ジャクソン
出演 イライジャ・ウッド、イアン・マッケラン、ヴィゴ・モーテンセン、ショーン・アスティン、クリストファー・リー、リヴ・タイラー、ケイト・ブランシェット
全体:★★★★☆ ストーリー:★★★☆☆ キャラクター:★★★★☆ 映像:★★★★★
いよいよやってきた『ロード・オブ・ザ・リング 二つの塔』の公開。本日は、1週間早い先行ロードショーだ。近場の吉祥寺で、2〜3本映画観まくろうかと思ったが、たいしたもんやってないので『ロード・オブ・ザ・リング』だけにする。
初回が18時50分からなので、1時間前にいけばいいかな、とか思いつつも16時過ぎに出撃。到着してみると、あんま人いない。安心して整理券を貰うと、241番目と書かれている。
あれ、この劇場って240も席あったっけ? ……まさか立ち見?!
立ち見ではないとのことなので、安心してマックとかCDショップで時間を潰す。買いそびれていた『少林サッカー』のDVDと、椎名林檎の寸劇DVDを買う。なんか『少林サッカー』のピンバッジとか貰う。
さあ、18時だ。18時20分までに集合といわれていたので向かってみると、えらい並んでいる。んで整理番号順に並んでみたら、ケツが250番。ってことはラスから9番目。うおマジかい。もっと早く家出てればよかった。
ぞろぞろと入場。当然、ほとんどの席は埋まっている。空いている席といえば……いちばん前だ。しかも右サイド。
覚悟を決めて、中央よりの角席に着席。オレの右手の席、全席空席。
このいちばん前の席というモノは廃止したらどうだろう。字幕が右に出ると、首ごとそっちに向けないと読めないんですが。ていうか字幕追うだけでキッツイんですが。人物が密集されると、わけわかんないんですが。腰がイタイんですが。
それはそうと、いきなり初っぱなっからスサマジイ。これだけのモノを隠してたのか第1部、とか思いつつも魅入る。
今回は、かなり旅してるなー、って感じが伝わる。素晴らしくも荒々しい風景。
ゴクリ、もといゴラムなんかもー、映画の『ファイナルファンタジー』ってなんだったの?! ってくらいリアルなCGだ。まさにイメージそのまま、っつーか。
ちなみに字幕は、全面的に監修入ってかなり原作(翻訳)に近くなったんじゃないだろーか。ルビふってたけど。
感想としては、まーこんなもんかー、って感じ。当たり前だが中途半端だ。『スターウォーズ 帝国の逆襲』みたいに、作品として独立してない。盛り上がりもイマイチ。
突っ込みどころは満載だ。どー見ても10万はいるじゃーん! とか、やる気マンマンだったんじゃーん! とか、いろいろ突っ込める。映像に無理がある、っつーか。
それはともかく、第1部に続き、またしてもサムに泣かされた。もう主人公つってもいいんじゃないか、サム。フロドを助けまくってくれい! あんたが頼りだ!
しかしまあ、3時間がえらい短く感じた。……はずなんだが、腰が痛くてちょっと長く感じた。ロケーションがサイアクだった。つーかもう1回観たいな。今度は立ち見でもいいから。
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■2003年2月14日(金曜日) 『メン・イン・ブラック2』
2002年米 監督 バリー・ソネンフェルド 製作総指揮 スティーブン・スピルバーグ
出演 トミー・リー・ジョーンズ、ウィル・スミス
全体:★☆☆☆☆ ストーリー:☆☆☆☆☆ キャラクター:★★★☆☆ 映像:★☆☆☆☆
『メン・イン・ブラック2』を観る。いちおー1作目も観ていたので、拍子抜けのつまんない映画だっつーのは知ってたけど、やっぱり期待通りの作品だった。
なにがイカンのだろうか、この作品は。世界設定がめちゃくちゃ過ぎて、筋が通らないところだろうか。キャラクターが空回りしているところだろうか。ストーリーも空回りしてたなそういえば。
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■2003年2月13日(木曜日) 『ザ・ワン』
2001年米 監督 ジェームズ・ウォン
出演 ジェット・リー、カーラ・グジーノ
全体:★☆☆☆☆ ストーリー:☆☆☆☆☆ キャラクター:★☆☆☆☆ 映像:★☆☆☆☆
仕事帰りにレンタルビデオ屋に行ったら、観たいビデオがバッチ置いてあるのでモリモリ借りる1週間5本勝負。
まずは『ザ・ワン』を観る。ジェット・リーが、マトリックスの出演依頼を断ってまで主演した映画。宣伝文句は「125人のジェット・リーが入り乱れ、殺し合うバトルロワイヤル!!」。すっげー楽しみ!
っていきなり123人殺されてるじゃん。単純に良いジェット・リーVS悪いジェット・リーじゃん。つーかストーリーがないじゃん。ただ戦ってるだけじゃん。クライマックスで勝負ついてないじゃん。ドローで判定かよ。なんだよこのラスト。
最初の10分くらいは、とんでもなく強いジェット・リーの動きに興奮し、きっとこれからあーなってこーなるんだろう、と期待させといて、まったくなにもナシ。この映像技術とアイディアで、よくもまーこれほど無味乾燥したダメ映画ができるもんだ……。
なんだかんだいっても結局はカンフーだ! つーのはジャッキー・チェンの流れだな。銃なんか通用しない、結局はコブシと蹴りだ! つーのはドラゴンボールの影響なんかな。
笑えない。
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■2003年2月10日(月曜日) 『コレクター』
1997年米 監督 ゲイリー・フレダー
出演 モーガン・フリーマン、アシュレイ・ジャッド、ケリー・エルウェス、ビル・ナン
全体:★☆☆☆☆ ストーリー:★☆☆☆☆ キャラクター:★★☆☆☆ 映像:★☆☆☆☆
急いでカレーライスを胃に注入すると、ビデオ再生。深夜1時までに返却しないと延滞料金取られてしまう1週間5本レンタル最終日。あせりながらも『コレクター』を観る。サイコサ推理スペンスみたいな映画。
モーガン・フリーマン主演の犯罪心理捜査官アレックス・クロスもの。こないだ観た『スパイダー』が2作目で、こいつが1作目。
ちなみにこの邦題タイトルも原題とは違い、65年の名作『コレクター』をパクっている。当然リメイクでもなんでもない。『スパイダー』といい、邦題をつける担当さんは、セコイ努力をしているようだ。
やっぱいいなーモーガン・フリーマン。シヴイ。犯罪自体はサイコでいいのだが、犯人が「なんでおまえやねん」なので、ラストのどんでん返しもグダグダ。伏線も関連性もなく、動機の描写すら存在しない。火曜サスペンスの方がまだマシ。
ていうかモーガン・フリーマンのプロモーションビデオ。よかった。
ラスト2分くらいを早回しで観て巻き戻し。残りあと10分。巻き戻しが終わると、走ってレンタルビデオ屋へ。返却完了。残りあと8分。ちゃんと観れたな最後まで。まあいいや、つまんなかったし。
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■2003年2月9日(日曜日) 『ユージュアル・サスペクツ』
1995年米 監督 ブライアン・シンガー
出演 ガブリエル・バーン、ケヴィン・スペイシー、スティーヴン・ボールドウィン、ケヴィン・ポラック
全体:★★★☆☆ ストーリー:★★★☆☆ キャラクター:★★★★☆ 映像:★★★☆☆
『ユージュアル・サスペクツ』を観る。なんか観とかないといかん映画だという噂。
まーなんつーか、凝った作りだが、今となっては普通の映画だ。結局全部即興の作り話でした、っつーオチはなかなか秀逸だが。
カイザー・ソゼが誰か、っつーのはすぐわかったけど、それも嘘かも知れない。嘘で塗り固められた”嘘”映画。フェアではないかも知れないが、根底が”嘘”なので、フェアとかそういう話でもない。正解なんかわかんない。
ベニチオ・デル・トロ、すぐ死んじゃったけどシブイな。
あんま感想ないな。
■戻る■
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■2003年2月8日(土曜日) 『ブロウ』
2001年米 監督 テッド・デミ
出演 ジョニー・デップ、ペネロペ・クルス、フランカ・ポテンテ
全体:★★☆☆☆ ストーリー:★★☆☆☆ キャラクター:★★★☆☆ 映像:★★☆☆☆
『ブロウ』を観る。ジョニー・ディップって、Kinkikidsの堂本剛に似ていると思うのだがどうだろう。口元とかさ。
女運の悪い麻薬王の話。母親からしてダメであり、素晴らしい女性と結婚しようと思ったら癌で死んでしまい、次の女は逮捕されて破産した途端にヒステリー起こして離婚。娘ともうまくいかない。そんな人生。
唯一親友といえるのが父親。その愛を獄中で噛みしめる。ていうか、思ったよかおもしろくなかった。つまんなくはなかったけど、なんかどーでもいい話、っつーか。麻薬扱ってるんだけど、その辺の重みがまったくない。
ラスト付近の、ジョニー・ディップの中年腹は見物だ。どう見ても詰め物だ。
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■2003年2月6日(木曜日) 『突入せよ! 「あさま山荘」事件』
2002年日 監督 原田真人
出演 役所広司、宇崎竜童、伊武雅刀、藤田まこと、天海祐希、椎名桔平
全体:☆☆☆☆☆ ストーリー:☆☆☆☆☆ キャラクター:★★☆☆☆ 映像:★☆☆☆☆
なんか体調悪いので、ビデオでも観て寝ることにする。重いのはキツイので、『突入せよ! 「あさま山荘」事件』を観る。
観るまえからもう、全然連合赤軍のこと描写してないじゃないか! とか思う。事前情報として。
でもまさか、ほんとうに1カットもないとは思わなかった。長野県警と警視庁の派閥争いの映画であって、「あさま山荘」はおまけ。ていうかむしろ長野県警をこき下ろす映画。すげぇ県警をバカにした映画だ。実際こんなもんかも知れないけど。
で、今まで映画音楽って気にならなかったのだが(『レクイエム・フォー・ドリーム』除く)、この作品ではかなり思い知らされた。今まで気にならなかったのは、映画とマッチしていたからだ。
この映画では、緊迫した場面でも緊張する場面でも、「ぽかぽか」した、ほんのりほのぼのカントリー音楽が流れる。もう台無しである。ただでさえ画面に迫力がないのに、音楽でとどめを刺している。
鉄球により壁破壊も、これ以上ないくらいのヘタレっぽさ。ある意味泣ける。
全体的にぼしょぼしょ喋るので、なにいってるのかわからない。宇崎竜童なんか特にヒドイ。どーでもいいんだが。
この題材で役所広司でこんなにつまんない映画だったとは。まさに驚愕の映画だ。
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■2003年2月4日(火曜日) 『少林サッカー』
2002年香 監督・脚本 チャウ・シンチー
出演 チャウ・シンチー、ヴィッキー・チャオ
全体:★★★★★ ストーリー:★★★★☆ キャラクター:★★★★★ 映像:★★★★★
超期待の作品『少林サッカー』を観る。
監督・脚本・主演のチャウ・シンチーはキャプテン翼のファンで、「あのキックしてからゴールするまで30分かかって、『つづく』になるところが大好き」だそうだ。
始まって5秒で吹き出す。オープニングも素晴らしい。前半はちょっと退屈だが、いきなり太極拳が出てきたり歌い出したり踊り出したりと、油断できない。そしてサッカーを始めた中盤以降、一気に加速する。いろんなものが。
最後の試合では、もう泣き笑いでとんでもないことになった。なにもかもを越えちゃったよこの映画。ここまでやっていいんだよ、映画っつーのは。技術的にはヘタだけど、ノリとキアイと勢いで、強烈な映像ができあがっちゃった。
こりゃ語り継がれる作品だ。DVD買っといて損はないだろう。今日買って帰ろう。んで、また観よう。
あああああーー!! 映画館で観ておけばよかったあああああ!!
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■2003年2月3日(月曜日) 『友へ チング』
2001年韓 監督:クァク・キョンテク
出演 ユ・オソン、チャン・ドンゴン、ソ・テファ
全体:★★★★★ ストーリー:★★★★☆ キャラクター:★★★★★ 映像:★★★★☆
少々残業。帰宅後、1週間5本レンタルビデオのラスト、『友へ チング』を観る。
「チング」とは「親旧」のこと。この言葉を胸に、殺し合う友。
観る人に10年以上のつき合いがある親友が4人くらいいるのなら、もうなんつーかヤヴァイ作品だ。たいしたストーリーでもクライマックスでもないんだが。別に演技が巧いとかでもないんだが。
キャラクターがリアル過ぎんだよ。
オープニングからしてギミックがおもしろい。映像も、オレ的にはかなり美しく見えた。フィルムの色自体が演出効果になっている。
韓国映画では、いちばん好きな映画になった。主人公たちの気持ちがわかっちゃうと、かなりヤヴァイ。
ほんっとに、たいしたストーリーじゃないんだけどね。オチも弱いし。
こーゆー系統の作品、邦画だとキタノ監督に期待するしかないんかな。でも日本だと、いい若手の役者がいないからなあ。TVドラマのうんこ役者は、映画には出て欲しくないしな。
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■2003年2月2日(日曜日) 『マルホランド・ドライブ』
2001年米仏 監督・脚本 デイヴィッド・リン
出演 ジャスティン・セロウ、ナオミ・ワッツ、ローラ・エレナ・ハリング、ロバート・フォスター
全体:★★★☆☆ ストーリー:★★★★☆ キャラクター:★★★☆☆ 映像:★★★☆☆
とりあえず『マルホランド・ドライブ』を観る。デビッド・リンチの超難解映画だ。
いきなりダッサダサのオープニングが長くて、こりゃハズレか?! とか思うも、ズンズン引き込まれていく。どーなってんだろうなコレはウフフとか思ってたら、急にぜんぜん話が違くなる。ちっともわけわからん。でもおもしろい。つーかエロい。
うお?! ナニコレドウナノヨ?! ってとこで映画終了。さっぱりパープーになる。
興奮気味にネットで検索。いろんな解釈を読む。納得したり、それは違うだろ、とか思ったり。
正直、ストーリー繋がりません。ムリです。でも、おもしろかったー。
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■2003年1月31日(金曜日) 『バニラ・スカイ』
2001年米 監督・脚本 キャメロン・クロウ
出演 トム・クルーズ、ペネロペ・クルス、カート・ラッセル、キャメロン・ディアス
全体:★★★★☆ ストーリー:★★★★☆ キャラクター:★★★☆☆ 映像:★★★☆☆
1週間って短いな、とか思いつつ『バニラ・スカイ』を観る。いや、邦題『トム・クルーズのバニラ・スカイ』だ。1997年のスペイン映画『オープン・ユア・アイズ』に惚れ込んだトム・クルーズが、映画化権を買いとってプロデュースした作品。
『オープン・ユア・アイズ』が優れた作品だったのだろうが、なんつーかすげーおもしろかった。夢と現実が錯綜し、なにがなんだかわからないまま終演を向かえる。序盤は腹立つくらい退屈だったけども。
トム・クルーズとペネロペ・クルスって結婚してたんだっけ? このあと別れたんだっけ? なんつーか、恋人が映画の中でも恋人っつー、なんだかモンモンとしたリアルなナニがムンムン。なんのこっちゃ。
キャメロン・ディアスのえげつなさがスゴイが、やっぱ序盤のトム・クルーズの頭の悪そうなニタニタ顔が印象的だ。顔面が壊れ、だんだん人格も壊れていっちゃうのもいい。まあ、夢なんだけども。たぶん序盤が。
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■2003年1月30日 『メメント』
2000年米 監督・脚本 クリストファー・ノーラン
出演 ガイ・ピアース、キャリー・アン・モス、ジョー・パントリアーノ
全体:★★★★☆ ストーリー:★★★★☆ キャラクター:★★☆☆☆ 映像:★★★★☆
『メメント』を観た。
妻が襲われた事件で頭を殴られて前向性健忘症になり、10分くらいで記憶がリセットされちゃう男の話。PCでいうと、メモリの内容をハードディスクに書き込めなくなっちゃったみたいな。ハードディスクにある情報は読み込める。
いやまースゴイわ。前向性健忘症疑似体験っつーか、単にオレの記憶力がないだけなのだが。折原一の叙述トリックミステリみたいな、1度目と2度目ではぜんぜん観方が変わる映画。
時間をさかのぼる形で展開される。カットの最初と、次のカットの最後が繋がる。テンポがよく、ものすごく巧く作られている。
中盤は眠気との戦いだったけども。後半は、一気に観れた。そんでもって、ちゃんと観ておけばよかった、と後悔した。
脳が疲れたが、えらい痛快だった。カッコイイとか感動したとか考えさせられたとかはまったくないけど、こーゆー映画もアリだな、と思った。素直に感心。
ノリ的にはインディーズ映画っぽいけど。
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■2003年1月28日 『スパイダー』
2001年米 監督 リー・タマホリ
出演 モーガン・フリーマン、モニカ・ポッター、ベネロープ・アン・ミラー
全体:★★★☆☆ ストーリー:★★★☆☆ キャラクター:★★★★☆ 映像:★☆☆☆☆
『スパイダー』を観た。
『スパイダーマン』ではなく『スパイダー』だ。『スパイダーマン』と同時期に公開してて、間違えて観ちゃった人もいるとかいないとか(いねーか)。「犯罪心理捜査官アレックス・クロス」シリーズ第2弾らしい。
小学校で議員の娘が誘拐され、引退してた刑事モーガン・フリーマンのところへ挑戦状の電話が届く。パートナーと一緒に事件を追うモーガン・フリーマン。犯人射殺しておしまい。
モーガン・フリーマン主演の推理サスペンス。やっすい映画だが、モーガン・フリーマンのシヴさで許されてしまう。
さすがにオープニングのCGっつーか合成は、目を見張るような最低のデキで驚愕したのだが(いつの映画だ)、ストーリーも事件の流れも、どんでん返しも、なかなか楽しめた。よく練られていると思う。
モーガン・フリーマンじゃなきゃ成立しないような気もするが。役者の存在感の勝利っつーか。
それにしても人質になった少女。オレが犯人だったら、こんなに頭が切れてサバイバル能力に長けた勘の鋭い人質なんてごめん被る。この娘の活躍のせいで、ストーリーが破綻しているような気もするなあ。
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■2003年1月23日 『アンブレイカブル』
2000年米 監督・脚本 M・ナイト・シャマラン
出演 ブルース・ウィリス、サミュエル・L・ジャクソン
全体:★☆☆☆☆ ストーリー:★☆☆☆☆ キャラクター:★★★★☆ 映像:★★★☆☆
『アンブレイカブル』を観た。
『シックスセンス』のM・ナイト・シャマラン監督作品。新作『サイン』がかなり笑えるというので、もしやこの監督の映画は23世紀のギャグ映画なのではないかと、気を引き締めて観る。
列車事故で唯一生き残ったブルース・ウィルス。コミックオタクのサミュエル・L・ジャクソンにそそのかされて、とてつもなくテンションの低い不死身のヒーローになろうとか思ったのだが。
いや笑った笑った。すんげーバカ映画。真面目が一番間笑える。
コミックオタクと、コミックオタクに乗せられちゃったオトコの話。体の弱いコミックオタクは強靱なヒーローを見つけだし、自分が悪役になりたかったんだが、警察に通報されておしまい。たったそんだけで107分。サイコー。
なんつーか、登場人物全員のテンションが低いのが、かなり笑える。
この状況でそのテンションの低さはないだろう、っつーシュールっぽい笑いだ。ふかわりょう的(つーか、ぞうさんのポット的)かな。特にブルース・ウィルスのテンションの低さは大爆笑ものだ。
しっかしコレ、まともな映画だと思って観に行った人は可哀想だなー。
でも「宇宙生命論」が関係あるらしいぞ……?
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■2003年1月22日 『GO』
2001年日 監督 行定勲
出演 窪塚洋介、柴咲コウ、大竹しのぶ、山崎努、山本太郎、新井浩文、村田充、細山田隆人、キム・ミン、ミョン・ケナム、大杉漣、塩見三省、萩原聖人
全体:★★★★★ ストーリー:★★★★☆ キャラクター:★★★★☆ 映像:★☆☆☆☆
『GO』を観た。
高校3年の在日韓国人(最初は在日朝鮮人)窪塚洋介は柴咲コウに恋をするが、エッチの前に告白したら拒否されてえらいヘコムが、結局受け入れられてよかったね。
2001年日本アカデミー賞の最優秀監督賞受賞作品だかなんだか。在日韓国人のワカモノのカットウをエガクサクヒン。カコイイ!
つーか山本太郎ですよ?! また中学生やってますよ! 最近ビールのマグナムなCMで無茶に首振ってる男ですよ! なんだかモノスゴク安心するとともに、ビックリですよ。山本太郎、1974年11月24日生まれですよ! 当時27歳の中学生ですよ!
『バトルロワイヤル』のときも、デターーー! とか思ったのだが、この中学生からヤクザまで演じきる山本太郎の演技の幅は……つーか学生かヤクザ(チンピラ)しかやってないな。童顔で強面というのが山本太郎最大の武器だ。
別に山本太郎が主役なわけではない。主役は窪塚洋介だ。かなりこの役者は好きなのだ。山本太郎くらい気に入っている。口調、表情、動き、なんか好きだな。演技が巧いとは思わないが。
窪塚洋介と山崎努の親子対決がえらいおもしろい。ていうか、山崎努が主役でもいい、っつーくらいおもろい。萩原聖人もちょい役だが、いい味だしていたと思う。
スキがないっつーか、いろんなエピソードがおもしろかった。軽いがわりと重さも出てるし。カコイイし。
んだがまあ、いい意味でも悪い意味でも邦画だったなあ。舞台が半分韓国、みたいな国際的な映画だと思ったんだが。日本じゃ大作はムリなのかなあ。
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■2003年1月20日 『ブレイド』
1998年米 監督 スティーブン・ノリントン
出演 ウェズリー・スナイプス、スティーブン・ドーフ、クリス・クリストファーソン、N・ブッシュ・ライト、ドナル・ローグ、ウド・キアー、アーリー・ジョバー
全体:★★★☆☆ ストーリー:★★★☆☆ キャラクター:★★★☆☆ 映像:★★★☆☆
『ブレイド』を観た。
ウェズリー・スナイプスは人間とヴァンパイヤのハーフ。こっそりと街に住まうヴァンパイヤどもを滅殺すべく、夜も街を徘徊する。平穏に過ごしたい純粋ヴァンパイヤの長老たちを押しのけ、人間からヴァンパイヤになったスティーブン・ドーフは世界征服を企み、ウェズリー・スナイプスを拉致って生け贄にし、古代の神の究極な力を手に入れる。
アメコミが原作の映画。最近『ブレイド2』が公開され、そろそろレンタル開始もするので観ておこうかと。
吸血鬼ものだとは思わなかった。けこーカッコよかった。まあ、突っ込みどころはえらいたくさんあってアレだが、ぬめっとしてたりスパスパ切り替わったりするカメラワークはなかなかよかった。
しっかし古代の神の究極な力を手に入れた吸血鬼が、血液凝固剤注射されただけで死んじゃうのはどうかと。
ちょっとだけ、サミュエル・L・ジャクソンの『シャフト』を思い出しちゃった。
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■2003年1月15日 『ローラーボール』
2002年日独米 監督 ジョン・マクティアナン
出演 クリス・クライン、ジャン・レノ、LL・クール・J、レベッカ・ローミン・ステイモス、ナヴィーン・アンドリュース
全体:☆☆☆☆☆ ストーリー:☆☆☆☆☆ キャラクター:☆☆☆☆☆ 映像:☆☆☆☆☆
『ローラーボール』を観た。
これまた1975年の作品のリメイク。
ローラーボールっつー球技(?)が八百長なので辞めようとしたら友達殺されちゃったり恋人と別れさせられたりしたので試合中にオーナー殺してみました。めでたしめでたし。
ジャン・レノが出てる。だが、やはり評判はボロクソ。原作はおもしろかったらしい。なのでほんの少しだけ期待。
なんじゃコレ。
久しぶりに観てて眠くなった。ていうか、画面が狭いうえに揺れまくりで気持ち悪くなった。迫力もないし。緊張感もないし。撮り方がハンパじゃなくヘタクソ。だいいち肝心の”ローラーボール”っつースポーツがなにやってんのかわからん。観客の声もテンション低い。
罵詈雑言なら百万言出てきそうだ。いくらでも書けるが割愛。
すべての面で予想以上デシタ。
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■2003年1月14日 『オーシャンズ11』
2001年米 監督 スティーブン・ソダーバーグ
出演 ジョージ・クルーニー、ブラッド・ピット、ジュリア・ロバーツ、マット・デイモン、アンディ・ガルシア、ドン・チードル、エリオット・グールド、カール・ライナー、ケイシー・アフレック、ラスティ・メイヤーズ
全体:★☆☆☆☆ ストーリー:★☆☆☆☆ キャラクター:★★★☆☆ 映像:★★☆☆☆
『オーシャンズ11』を観た。
1960年『オーシャンと11人の仲間』のリメイク作品。
刑務所から出てきたジョージ・クルーニーは、ブラッド・ピットと組んで11人の仲間を集め、カジノに強盗に入り、なんだかんだいって成功しちゃう話。実はジョージ・クルーニーは妻を取り戻したかったんだが、そっちもうまくいっちゃう。
ジョージ・クルーニー、ブラッド・ピット、ジュリア・ロバーツと、いい役者を揃えただけの映画。その評判は、ものゴッツ悪い。しかし期待してなかった『修羅雪姫』が意外なヒットだったので、少しだけ期待する。
期待したオレが悪かった。
なんか途中でたばこ吸いに行ったり。別に観てなくてもいーじゃん、とか思う。勝手にやっててくれ。終わったら呼んで。そんな感じの映画。カッコイイのかも知れないが、緊張感もスリルもなんもない。
もうブラッド・ピット主演の映画はごちそうさまだな。
ジョージ・クルーニーって、いっつも妻に逃げられてるような気がする。
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■2003年1月14日 『修羅雪姫』
2001年日 監督・脚本 佐藤信介
出演 釈由美子、伊藤英明、佐野史郎、真木よう子、長曾我部蓉子、六平直政、松重豊、嶋田久作
全体:★★★★☆ ストーリー:★★★★☆ キャラクター:★★★★☆ 映像:★★☆☆☆
『修羅雪姫』を観た。
ダメ邦画臭プンプンの、アイドル釈由美子主演の、低予算B級アクション映画。
500年に及ぶ鎖国政策が続いた某国の近衛兵団、建御雷家。帝政の崩壊により、金によって動く暗殺集団と化していた。建御雷の正統嫡子である釈由美子は、ある日、母を殺したのが建御雷家の首領・嶋田久作であることを知り、喧嘩を売って脱走する。その後、偶然拾われた伊藤英明のところにやっかいになるが、こいつも実は反政府組織の爆弾魔だった。だが反政府組織のリーダー・佐野史郎のやり方に疑問を抱き始めていた伊藤英明。2人はそれぞれ決着をつける。
いやびっくらこいただー!! スッゲーおもしろいじゃあないか! なんだこりゃあ! ラストで泣いちゃったヨ!
悪役がものすごくイカス! 島田久作キョウレツにカッコイイ! 佐野史郎も出番少なかったけど、なかなかいい味出していた。ていうか設定が素晴らしいな。藤原カムイか大友克洋あたりにマンガにしてもらいたいもんだ。
現代忍者映画、っつーか押井守の『紅い眼鏡』の世界の特機隊が、忍者になったよーなもんか。
悲しいかな、予算がなかったのがこの映画の最大の弱点だ。非常に素晴らしい世界観を、表現することがまったくできないでいた。
伊藤英明っつーのは『陰陽師』にも出てたんだが、この飄々とした緊張感のないキャラはなかなか好みだ。
ていうか釈由美子。まあ脳内補正かけてないと、見てらんないかも知れないが、かなり良かったのでは。ファンになりそ。
原作ともいうべき映画が、続編含めて2本ある。こっちはエログロ系のヤクザ映画っぽいのだが、こっちも是非観てみたい。しかしあまりに古過ぎて、ビデオがみつからない。どっかのワゴンで100円くらいで売られてないかな。
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■2003年1月11日 『地獄の黙示録 特別完全版』
2002年(1979年)米 製作・監督・脚本 フランシス・F・コッポラ
出演 マーロン・ブランド、ロバート・デュバル、マーティン・シーン、フレデリック・フォレスト、デニス・ホッパー
全体:★★★★☆ ストーリー:★★★★☆ キャラクター:★★★☆☆ 映像:★★★★★
『地獄の黙示録 特別完全版』を観た。
ビデオ2本組3時間の大作である。53分のカットを追加した、特別完全版なのである。
ベトナム戦争ジャンキーのウィラード大尉は、指令を受けて、ジャングルの奥地で原住民を従えて独立したカーツ大佐を暗殺しに出かける。そこへ到達するまでに出逢う、イカレたベトナム戦争ジャンキーたち。犠牲者を出しつつ、極限状態で狂気のカリスマ・カーツ大佐と出逢い監禁されるが、わけわからないトリップ状態になり、朦朧としたままカーツ大佐を殺害する。
フランシス・F・コッポラが全財産をつぎ込んだ作品。
実は『地獄の黙示録』を観てないので、どこがどう追加されたのかわからないんだが、ウンチク本とかで、あらすじとか、かなり無茶苦茶な制作過程だったっつーことは知っていた。
いやまースゲー作品だな。眠い目こすって最後まで観た。バッドトリップしちゃったっつーか。
ちゃかせない、圧倒的な映像。評価しようがないっつーか。
んだが、次観たら確実に熟睡しちゃうね。
特別完全版の編集だと、ラストと最初が津ながらないんだが、これはこれでいいのかな。
ところで、友情出演のハリソン・フォードってどこに出てた?
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■2003年1月9日 『エボリューション』
2001年米 監督 アイバン・ライトマン
出演 デビッド・ドゥカブニー、ジュリアン・ムーア、ショーン・ウィリアム・スコット、オーランド・ジョーンズ、タイ・バーレル
全体:★★★★★ ストーリー:★★★★☆ キャラクター:★★★★★ 映像:★★★★☆
『エボリューション』を観た。
監督は『ゴーストバスターズ』のアイバン・ライトマン。
アリゾナの砂漠に隕石が落ちてきたので調査にいった大学教師のデビッド・ドゥカブニーと同僚。なんか進化がとてつもなく早い微生物発見。それを知った陸軍が邪魔をするが、そんな上官に愛想を尽かしたジュリアン・ムーアはのデビッド・ドゥカブニーたちと結託。微生物は進化を続けて恐竜になり、陸軍のナパームで焼かれたら超巨大単細胞生物になっちゃう。でも超巨大単細胞生物の肛門にフケ取りシャンプーをぶち込んで大撃破。デビッド・ドゥカブニーとジュリアン・ムーアは、車の中にしけ込んでハッピーエンド。
モルダーことデビッド・ドゥカブニーが、『Xファイル』を辞めてまでして主演してプチ話題になった作品。そんでもってかなり酷評されまくった作品。
つーかバカ映画。なのにえらい芸が細かい。なんつーか、エキストラが生きているっつーか。ちょい役がおもしろい。
話的には『インディペンデンスデイ』+『ジュラシックパーク』+『Xファイル』なんだが、かなりノリのいい展開で非常にまったりと笑える。ラストは巨大宇宙生物のシリの穴に、フケ取りシャンプーを注射して退治するなんざ、下品で素晴らしい。
『ゴーストバスターズ』が好きなら、きっとこの映画もハマれる。
かなりツボにはまったバカ映画。こういう作品ダイスキ! サイコー!
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■2003年1月8日 『パニック・ルーム』
2002年米 監督 デビッド・フィンチャー
出演 ジョディ・フォスター、フォレスト・ウィティカー、ドワイト・ヨーカム、ジャレッド・レト、クリステン・スチュワート、パトリック・ボーショー
全体:★☆☆☆☆ ストーリー:★☆☆☆☆ キャラクター:★☆☆☆☆ 映像:★★★☆☆
『パニック・ルーム』を観た。
デビッド・フィンチャー監督でジョディ・フォスター主演。娘と一緒に新居に越してきたジョディ・フォスター。3人の強盗に襲われるが、設備してあったパニック・ルームへ逃げ込む。仲違いし始める強盗たち。糖尿病の娘のためにパニック・ルームから出て注射を取りにいったら、強盗にパニック・ルームに入られちゃう。警察が来ておしまい。
CMでガンガンやってたから映画館に観に行きたかった作品。いや、レンタルビデオで借りて正解だった! 映画館に行かなくてよかった! つーか観なくてもよかったな……。
強盗がやって来たけど勝手に自滅しておしまい。こんだけ。ストレートに最後までびゅーっと。
『ホームアローン』の方がまだ気が利いているんじゃないだろーか。これだけヒネリのない映画も珍しい。緊張感もスリルも面白味もまったくナシ。つーか強盗がバカ過ぎてどうしようもない。
ジョディ・フォスターの胸元が気になっただけの映画でした。トホホ。
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■2003年1月7日 『陰陽師』
2001年日 監督 滝田洋二郎
出演 野村萬斎、伊藤英明、小泉今日子、真田広之、今井絵理子、夏川結衣、萩原聖人、柄本明、岸部一徳
全体:★★★☆☆ ストーリー:★★★☆☆ キャラクター:★★★★☆ 映像:★★☆☆☆
『陰陽師』を観た。
西暦794年の遷都元年の平安京。地位を利用して天皇家に陰湿なイヤガラセしてた陰陽師の道尊(真田広之)。安部清明にみつかって、たったひとりの友達であるメカ・カラスを射殺され、家まで燃やされてしまう。ドリフのコントみたいにうまい具合にコンガリ焼けた道尊は、ご先祖様の墓を暴いて強大な力を得る。だけどご先祖様の愛しい人が出て来ちゃって、ご先祖様は勝手に成仏。ヤケクソになって安部清明に喧嘩を売るが、軽くあしらわれてしまう。
たぶん、原作はえらいおもしろいのだろう。ものすごくそう思う。日本人好みのキャラクター配置だ。安部晴明と源博雅。シャーロックホームズとワトソンというか、御手洗潔と石岡和己というか、ドラえんもんとのび太というか。安部晴明の邪悪っぽさも良い。
映画は演出と脚本が悪いのかな。なんつーか、サイアクの出来だ。
ふわふわ飛ぶのやめれ。
もうダメだな邦画は。
大根役者として酷評されてるようだが、伊藤英明の朴訥さは好きだな。
そういえば、このテの映画で天皇役って、かならず岸部一徳だと思うのだが気のせいであろうか。
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■2003年1月5日 『タオの月』
1997年日 監督・脚本 雨宮慶太
出演 永島敏行、阿部寛、榎木孝明、吉野紗香、森山祐子、谷啓
全体:★★☆☆☆ ストーリー:★★☆☆☆ キャラクター:★★★★☆ 映像:☆☆☆☆☆
『タオの月』を観た。
雨宮慶太監督の『タオの月』である。何となく見つけたので借りたのである。
戦国時代、刃こぼれしても自己再生しちゃうどえらい刀を野盗が持っていたのを見つけた谷啓は、腹心の阿部寛と、山に籠もっちゃった軍師永島敏行に捜索させる。実はその刀に使われた鉄は、最強宇宙生物兵器を封印していた鉄であった。宇宙人も狙う最強宇宙生物兵器。野盗の頭領で永島敏行の宿敵である呪術師榎木孝明は、ついに最強宇宙生物兵器を復活させてしまう。で、弓とか火薬で退治しておしまい。
天下を望む野盗チームVS主人公+革命をしたい宇宙人チーム。最強宇宙生物兵器を求めて戦いが繰り広げられるのだが、その最強生物兵器が「こりゃ革命なんかできん」と思わせる説得力十分などっちらけ。こりゃあんまりだ。
つーか特撮がしょぼい。ウルトラマンや仮面ライダーのがクオリティ高いのではないだろうか。
永島敏行、阿部寛あたりは、しっかりした演技でよかったのだが。谷啓のアレはわざとなのであろうか。森山祐子の1人3役は気づかなかった。
予算があまりにも低かったのか、単にセンスが古いだけなのか。一般的には通用しない映画だなあ。
つーか2003年1発目がコレかい。オレもセンス悪いな……。
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