壮絶に難しい

2006年02月03日 10:17:45 | 【カテゴリー: 2006年に観た映画
この記事の所要時間: 約 2分11秒

 会社の喫煙所で天啓。
 有頂天になる。でもちょっとネガティブなネタだ。しかも、もっと練りこまないとヒロインの出番がまるでない。
 だが、なんかノってきた。この調子だ。いいぞ、頑張れ自分!
 帰宅して机の上をテキトーに整理(というか端っこに積んだ)。よーっし、これでやる気が出るぞー! とか思ったけど、なんか気がそがれたのでDVDでも観ることにする。

「ボーン・スプレマシー」を観た。
「オージャンズ12」とはマット・デイモン繋がり。前作「ボーン・アイデンティティー」を観たのがだいぶ前だったので、あんまし覚えてないんだけど、最初に出てきたオネーチャンはやっぱ前作のヒロインだったみたい。いさぎよく最初の20分で死んじゃうけど。
 ストーリー的には、彼女が殺されたので復讐しに行ったらなんか事件に巻き込まれてFBIに追いかけられたけど彼女を殺したやつが出てきたので車で追いかけまわしたら自滅してくれたので昔殺した政治家の娘に会いにいってごめんなさいしてきました、というシンプルなもの。
 なんつーか、北野武監督の映画か、っつーくらい移動シーンばっかり。車で逃げて歩いて逃げて電車で逃げて走って逃げてもう逃げて逃げて逃げまくり。逃げながらいつの間にか相手の懐に入ってる、みたいな。
 ちょっと寝ちゃった。
 細か過ぎるカット割りとか手振れとか色とか、リアルだしカッコイイしクールだけど退屈なんだ。
 でもカーチェイスが凄かった。普通避けるだろう、ってとこでとにかくぶつける。ぶつかってぶつかってぶつかりまくる。これなんてレースゲーム? ってくらいタフなタクシーで追突しまくる。ガツンガツンぶつかりまくる。こんなの実際起こったら、死傷者何十人出てるんだろうか。極悪犯罪者だ主人公。
 しかも、追い掛け回されるシーンばっかりで逃げるシーンばっかりでどうやってこの包囲網を突破するんだろうか、っていうのが映画の大半を占めるというのに、最後はパトカーの包囲網から普通に歩いて脱出。何故か誰も追いかけない。なにそれ。
 変装もなにもしないで堂々と素顔で町を歩くのもどうかしていると思う。
 まあこんなもんか。「オージャンズ12」よりはマシだけど、面白いとはいえない。
「最終兵器彼女」にもいえることなのだが、細かいことなんてどうでもいい! って思わせるくらいのストーリーとかキャラクターがないと、非現実的なとこが気になって仕方がない。
 ……壮絶に難しいんだよなあ、それって。
 ……うーん。

 む!
 緊迫した逃走シーンというのは結構盛り上がるな、とか思いました。中盤の盛り上がりに是非。

 

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