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10年

2007年9月9日 日曜日
この記事の所要時間: 約 2分26秒

「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序」を嫁と観に行ってきました。MOVIX昭島です。ちゃんと予約して、今度こそちゃんと観てきました。整理券なかったので、特典のピンバッジは貰えませんでした。
 それにしても、10年。ですか。
 感覚的には、5?6年って感じなんですが、10年。ですか。
 もちろん、「ヱヴァンゲリヲン」が「エヴァンゲリオン」だったころから観ていました。TV放送を最初に観た時は、「こ、これはッ!?」と思ったもんです。ガツンときました。ご多分に漏れず、「この主人公はオレだ!」と思ったもんです。涙目でブルブルきちゃったもんです。鼻息荒く、毎週楽しみにしていたもんです。
 エヴァンゲリオンが2体揃ってバク転とかし始めたのを見て、なんか違うと思って観なくなりましたが、台詞だけになった頃からまた観始めました。伝説の最終回も観ました。
 旧映画版も観ました。レンタルビデオで。あんまり記憶に残ってませんけど。
 さて。
 そんなこんなで、「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序」です。
 なんというか、ムーブメントを起こした作品だけあって、その後の作品に影響を与えまくった作品だけあって、出涸らし感が否めなかったです。10年前は新しくて新しくてどうしようもなく新しくてブルブルきてたんですが、今ではフツーです。なにもかもが、フツーです。ピクりともしません。
「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序」をフツーにしてしまったのは、「新世紀エヴァンゲリオン」なのです。
 なんかこう、寂しさみたいなのを感じました。諸行無常です。
 新しくない「エヴァンゲリオン」。
 あのときシビレたキャラクターたちが、すごいフツーです。綾波もフツーです。逃げちゃダメなのもフツーです。3Dを巧く取り入れていましたけど、今っぽいってだけでフツーです。不可思議な敵も、フツーです。
 しかし、輪廻転生。
 新しい謎みたいなのはテンコモリでした。間違い探し的に、TV版と違う箇所が出てきます。
 これこそが、「ヱヴァンゲリヲン」なのでしょう。この文法は、新しさとか古さとか関係ありません。類似品には真似できない、特別な「エヴァンゲリオン」らしさが、そこにあります。
 カタストロフィーに向かって一直線。どうやって裏切ってくれるのか。
 ていうか、予告編を見ると、次回は別物なんですけど。どーなっちゃうんでしょうか。
 ワクワクしてしまいます。ゾクゾクしてしまいます。
 つづきが楽しみです。
 連続TVアニメではなく、連続映画アニメ。
 おお! こいつぁ新しいじゃあありませんか!

 そういえば、公開一週間目ですが、お客さんの入りは6割くらいでした。
 きっと昭島だからです。吉祥寺や新宿だと大入り満員です。たぶん。

 あと、今さらながら、漫画版の「新世紀エヴァンゲリオン」を11巻まで大人買いしました。
 TV版のサブテキスト的ですが、これはこれですごい面白いです。