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WALL・E

2008年12月26日 金曜日
この記事の所要時間: 約 3分27秒

 どうでもよくない「Fable II」シリーズ。
 都市バウアーストーンの経済を発展させて☆5つにしてしまうと、家具屋で家具が買えなくなります。マジですか。バグですか。善行を繰り返してせっかく頭上に天使の輪が輝くようになったのに、今更街で大暴れして経済状態悪くするなんてできない。泣きそう。

 今日は、映画の感想文を書きます。
 ネタバレなんか気にしない。

 実は12月5日の公開初日に、「WALL・E」を観ていました。数人がかりで。立川のCINEMA TWOです。
 いわずと知れた、ピクサーの3Dアニメーションです。
 地球最後の知的ゴミ処理ロボット、ウォーリーが、恋をするお話。
 いや、もうね、こんなにすごい映画なんてね、そうめったにないですよ。涙腺緩みっぱなしでした。
 ウォーリーは哀愁漂う可愛さだし、イヴはツンデレだし、お掃除ロボは頑張ってるし、とにかくキャラクターが秀逸でした。
 それに、ウォーリーと、ヒロインのイヴは、ロボットなのでほとんど喋りません。機械音的な声で名前を呼び合うくらいです。
 これが、とても良い。
 すごい効果的。
 台詞がないのに、わかりやすいという、この奇跡。
 もともとピクサーって、無声短編アニメから始まったんです。だから、動きや表情だけで感情を表現する技法に長けてるのです。言葉なんて、かざりですよ。この作品こそが、真のピクサーのアニメーションなのです。「WALL・E」には、言葉はいらないのです。
 それに加えて、主人公ウォーリーの起動音は、あのアルペジオ。古くからのファンには、たまりません。29世紀まで残るのは、あのOSだけなんです。
 SF設定も、かなりしっかりしてるのに難しく考えることなんてまったくないところが良かったです。人間たちは、自発的になにかをすることなく、ただプログラム通りに流されて、モニタしか見てなかったのに、モニタに映るものだけがすべてだったのに、ウォーリーに関わったお蔭で現実世界に気付くとことか、さりげない感動ポイントです。
 話の展開は、テンポいいしスピーディーだし無駄はないし、そのくせちょっとしたとこで笑わせてくれたりと、本当に至れり尽くせりの映画です。確かにお約束なストーリーかも知れませんが、キャラクターと演出で、飽きることない映像に仕上がっていると思います。子どもは子どもなりに、大人は大人なりに楽しめます。
 いろんな意味で、楽しめました。萌えました。間違いなく、今年最高の映画です。DVD即買い決定です。
 あと、エンディングがピーター・ガブリエルでした。昔好きでした。久しぶりにピーター・ガブリエルの曲を聴きました。そういや、エンディングも、お子様たちが退屈しない工夫が凝らしてありました。
 いゃあ、映画って、本当に素晴らしいものですね。

 実は12月19日の公開初日に、「地球が静止する日」を観ていました。これまた数人がかりでぞろぞろと。立川のCINEMA TWOです。
 キアヌ・リーヴスって、スーツの会社とタイアップしてるんじゃないだろうか。そんな話が盛り上がるほど、キアヌ・リーヴス=スーツな気がしてまいりました。「コンスタンチン」でもスーツだったし。
 この映画でも、スーツは強かったです。コンクリートの競技場を数秒で破壊し尽くす鉄虫嵐のまっただ中に突っ込んでも、穴が空くくらいでした。
 ヒロインのジェニファー・コネリーは、好きな女優です。もう母親役やるようになったのかー、なんて思っちゃいました。また「レクイエム・フォー・ドリーム」観たくなってまいりました。
 ところでこの映画、知らなかったんですが、1951年の作品のリメイクみたいです。あのロボは、きっと昔のデザインなんでしょう。今風にすると、意外と恐ろしげで良かったと思います。
 最後に内容のことですが、子どもの気持ちが変わったから人類が変わるだろう、母と子がわかり合ったから宇宙人と地球人もわかりあえるだろう、こんなふうに思っちゃて命賭けちゃう宇宙人は、なんてピュアなんだ、って思いました。たぶんオレオレ詐欺に引っかかる。
 いゃあ、映画って、本当に面白いものですね。

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