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ユニコーン乱闘事件

2007年8月27日 月曜日
この記事の所要時間: 約 4分3秒

 寝室用に、新しいクーラーを買いました。
 今まで使ってたのは、10年くらい前のやつです。スイッチを入れると、歴史を感じるニオイを放ちます。しかも、10畳用のクーラーです。寝室は5畳くらいしかないのに。とってもハイパワーで冷え過ぎます。28度に設定してても、起床時に冷凍人間ができあがるくらいです。
 新しいクーラーは、6畳用です。
 コンパクトです。エコです。省電力です。自動お掃除機能付きです。いちばん廉価なヤツですですが、安心の東芝製です。きっと、ちょうどいい感じに冷えてくれることでしょう。
 土曜日の昼に、届きました。
 日曜の夜に、壊れました。
 冷えるどころか、背筋が凍りました。どうしよう、この熱帯夜。ていうか、Xbox 360熱過ぎ。

「オブリビオン」プレイ中であります。
 人間ーなんてララーラーララララーラー。

 週末はかなり進みました。
 プレイ時間は109時間27分を超えました。
 いろいろあったんで書ききれません。なので今回は、致し方なくダイジェストでお送りします。

ユニコーン乱闘事件
 ・戦士ギルドの上司と、ブラックウッド団の秘密を暴きに出かけるStonecold。
 ・外に出ると、ユニコーンが待っていた。Stonecoldの所有馬になったようだ。
 ・何故か乱闘を開始する戦士ギルドの上司とユニコーン
 ・おろおろするStonecold。
 ・ヤケクソになって戦士ギルドの上司を殴り倒すStonecold
 ・何故かユニコーンに蹴られまくるStonecold。
 ・ゾンビのごとく起き上がる戦士ギルドの上司
 ・復活するやいなや戦い出す戦士ギルドの上司とユニコーン
 ・ヤケクソになって戦士ギルドの上司を殴り倒すStonecold。
 ・ヤケクソになって何度も何度も戦士ギルドの上司を殴り倒すStonecold。
 ・ゾンビのごとく起き上がる戦士ギルドの上司
 ・何度となく倒され続け、何度となく蘇る戦士ギルドの上司。
 ・止まらない乱闘。
 ・収まらないユニコーンの怒り。
 ・Stonecold涙目。
 ・戦士ギルドの上司が気絶している間にユニコーンを川に沈めて不毛な永久ループをなんとか脱したStonecold。
 ・ブラックウッド団の秘密を暴くことに成功したが、それよりもユニコーンとの今後が心配なStonecold。

ブラックウッド団壊滅事件
 ・ブラックウッド団に、戦士ギルドの(数少ない)イケメンと(数少ない)美女をことごとく殺される。
 ・Stonecold涙目。
 ・独断が過ぎて、戦士ギルドをクビにされた戦士ギルドの上司。
 ・とばっちりを受けて降格されたStonecold。
 ・Stonecoldしか頼る者のいない、可哀想な元戦士ギルドの上司。
 ・自宅に引きこもる元戦士ギルドの上司に、ブラックウッド団に潜入して調査してくれと頼まれる。
 ・ここまできたら乗りかかった船なので、依頼を受けるStonecold。
 ・ブラックウッド団に潜入したはいいが、麻薬を呑まされて村人を皆殺しにしちゃったStonecold。
 ・Stonecold涙目。
 ・ブチキレてブラックウッド団をひとりで壊滅させるStonecold。
 ・ブラックウッド団の最後の敵は、マグリール。説得しようと思い、防御してたら、通りかかった衛兵隊長に殺されちゃう。
 ・Stonecold涙目。
 ・戦士ギルドのギルドマスターに任命されたStonecold。横では復帰した戦士ギルドの元上司がニタニタ。
 ・あちこちの町の噂で、今までの戦士ギルドはかなりのヘタレだったと聞いて、微妙な気分のStonecold。

さよならユニコーン事件
 ・馬上から降りるたび、Stonecoldから離れようとする気難しいユニコーン。
 ・敵に襲われるたび、どさくさにまぎれてStonecoldを本気で蹴りまくるユニコーン。
 ・気づいたら、移動についてきてなかったユニコーン。
 ・探しに行ったら、ユニコーンの死体が。
 ・Stonecold涙目。
 ・近くにいたオーガを犯人と認定し、ブチ殺したのち、形見としてユニコーンの角を持って帰るStonecold。
 ・デイドラの神様にユニコーンの角を奪われる。
 ・Stonecold涙目。
 ・でも頑丈な鹿毛馬を手に入れて肩の荷が下りたような気がして気分爽快なStonecold。

 というわけで、やっと帝都に入りました。
 いよいよ帝都です。
 やたら広いです。
 クエストも山盛りです。
 なんか不法侵入系のクエストが多い気がします。犯罪ギリギリというか、本物の犯罪者になりそうというか、セーブ&ロードの繰り返しです。意外と見ている警備兵。

 今後の展開予定。
 戦士ギルドのギルドマスターともあろう人物が、魔法大学に入学したり、闘技場にデビューしたりします。

 つづく。

乙女失格

2007年8月24日 金曜日
この記事の所要時間: 約 5分12秒

「オブリビオン」プレイ中であります。
 現実逃避なんかしている場合じゃないんですが。

 またしてもマグリールの尻ぬぐいをするハメに陥ったStonecoldは、仕方なく仕事の依頼元の魔術師ギルドへ行き、彼が請け負うはずだった仕事の内容を確認しました。
 マグリールが嫌になっちゃうような任務とは、どれほど過酷なものだったんでしょうか。
 ほう。
 インプの胆嚢を10個もってこい、と。
 ほほう。
 全裸でもクリア可能な任務ですね。
 確かにインプといえば、弱い頃のStonecoldが苦手としたモンスターでした。調子に乗って殴りかかり、何度となく酷い目に遭い、泣きながら逃げだし、衛兵さんに助けてもたっらもんです。
 しかし、それも遠い記憶。
 今となっては、ハエみたいなもんです。放っておいても、ダメージなんか食らいません。ダメージ反射10%の指輪をはめているので、勝手に死んでくれることでしょう。
 なるほど、こんなしょーもない任務を依頼されたら、いくらなんでも嫌になっちゃうよね。
 いやまさかインプが怖くて逃げ出したんじゃないよな。それほどヘタレじゃないよな。若干マグリールを疑いつつも、Stonecoldは洞窟に向かいます。

 空は、茜色に染まっていました。
 洞窟に入る前に、ちょっとだけ辺りを散歩してみました。
 おや。
 丘の下に、白馬がいるじゃあありませんか。こんなところに、どうして。誰かの馬なんでしょうか。
 夕陽に照らされた白馬は、なにやら幻想的な雰囲気です。
 目をこらすと、白馬の額に角が。
 おお! あれはまさしく、ユニコーン!
 興奮して近づこうとしたら、もっと興奮したミノタウロスが、物凄い形相で殴りかかってきました。なんだこいつ。倒したら、今度はミノタウロス2体が突進してきます。
 ここで、はっとしました。
 このミノタウロスどもは、あのかよわいユニコーンを、どこからか拉致してきた犯罪者なのではないでしょうか。そんな顔してます。間違いありません。
 この野郎。許せません。
 乙女として、許せません。
 撲殺しました。
 ユニコーンを、犯罪者どもから救ったのです。
 両手を血まみれにしたStonecoldは、鼻息も荒く、血走った目で、ユニコーンに近づきます。
 大丈夫。だってあたい、純潔乙女じゃもん。フヒヒ。

Stonecold  Stonecoldレベル32。

 でも乗れました。
 こんな姿でも、ユニコーンに乗れました。
 修道院でザビエルハゲ(故人)に借りたまだら馬の馬くんとは、乗り心地が違います。速いです。綺麗です。美しいです。ごめん、馬くん。ユニコーン最高!
 いい気分にひたってたら、またしてもミノタウロスが出てきました。空気の読めない奴らです。
 ユニコーンから降りて、ミノタウロスを殴ります。ユニコーンを守るのです。ユニコーンを守るのは、乙女の責任です。
 ユニコーンに、背後から蹴られました。
 どうやら戦闘中に、あやまってユニコーンを殴っちゃたみたいです。
 ミノタウロスは倒しましたが、ユニコーンの怒りは収まりません。前足で、ガンガン蹴ってきます。
 おやおや。落ち着きたまえよキミ。ごめんってば。フヒヒ、ぜんぜん痛くないよ。可愛いやつめ。ムツゴロウ気分で余裕のStonecoldでしたが、ユニコーンの体力がみるみる減っていくのを見て、顔面蒼白になりました。
 しまった。
 ダメージ反射10%の指輪をはめているんだった。
 必死扱いて逃げるStonecold。治癒の魔法で治してあげても、ユニコーンの怒りは収まりません。
 ここでまた、はっとしました。
 もしかしたら、あのミノタウロスたちはユニコーンのお友達だったんじゃないでしょうか。角友達なんじゃないでしょうか。Mixiの角コミュニティーのオフ会だったのかも知れません。仲良くやってたのに、邪魔をされた挙げ句に友達を殺され、渋々付き従いましたが、何度も何度も友達が殺されるのを見て、ついにブチ切れたんじゃないでしょうか。いっそのこと殺せーっ! ってくらい、怒っているんじゃないでしょうか。
 きっとそうです。
 だって、すんごい速さで追ってきます。
 やっとのことで、Stonecoldは洞窟に逃げ込みました。ドアをブチ破って中まで追ってきたらどうしようかと思いましたが、諦めてくれたようです。
 乙女失格です。
 肩を落としながら、八つ当たり気味にインプを殺戮しまくり、インプの胆嚢を集めました。
 洞窟を出ると、辺りはすっかり夜更け。ユニコーンの姿はありませんでした。
 とぼとぼとブラヴィルに戻ったら、馬くんがいません。浮気を知って、実家に帰っちゃったんでしょうか。
 もう散々です。
 ため息をつきながら、魔術師ギルドへ向かいました。

 マグリールの尻ぬぐいを完了させてコロールの戦士ギルドへ戻ると、ギルドの玄関を開けると必ず玄関の前に立ってるオークの上司に、「ここじゃ話せないことがあるから、夜中になったら俺の家にきてくれ」と囁かれました。
 ヒゲ剃り痕の目立つ顔色の悪いモヒカン野郎に、です。
 ふざけんなこの野郎。鏡見てからいえと、喉まで出かかりました。
 つか、この上司、よく見たらオークじゃありませんでした。エルフっぽいです。ぶさいくですが。
 でもまあ、とにかく嫌です。
 こんな独身のオッサンの誘いなんか、受けたくありません。家になんて招待されたくありません。なにされるかわかったもんじゃありません。なにしろStonecoldは、純血乙女なんですから。
 しかしながら、上司には逆らえません。なにしろStonecoldは、社会人ですから。
 夜になると、上司の住むボロい家へ向かいます。もちろん、完全武装です。
 ベッドの上で待ちかまえてたら殺してやろうかと思ってたんですが、上司はちゃんと鎧を着て立ってました。こちらに背中を向けた、裕次郎立ちです。ぶさいくなくせに、なにカッコつけてんでしょうか。
 話を聞くと、「ブラックウッド団がアヤシイのでブッ潰したい」なんて物騒なこといい出しました。しかも、戦士ギルドのギルドマスターには内緒みたいです。この男、独断が過ぎます。
 まあ、ついていきますけど。なにしろStonecoldは、社会人ですから。

 つづく。