シャッターアイランド

2010年04月17日 23:59:04 | 【カテゴリー: 2010年に観た映画
この記事の所要時間: 約 1分46秒

「シャッターアイランド」を嫁と観てまいりました。立川のCINEMA TWOです。
 マーティン・スコセッシ監督とレオナルド・ディカプリオのコンビです。

 ネタバレなんか気にしない。

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 とある孤島の精神病院で密室から患者の女性が消えたので刑事がやってきて捜索するけど、嵐や精神疾患の患者や医者に惑わされてわけわかめになり、徐々に狂気にとらわれてゆき、そしてついに衝撃の事実が明らかになる、みたいなサイコミステリ。
 アメリカ版「ドグラマグラ」といえばわかりやすいでしょうか。
 ぜんぜん違いますけども雰囲気は似ています。
 で、衝撃の事実です。
 どれくらい衝撃かというと、最初のシーンでわかっちゃいます。
 なので、映画のすべては答え合わせになります。
 1度目なのに2度目に観るような感じで観れます。
 そういう意味では、よくできてると思います。ちゃんとフェアに騙そうとしています。伏線の使い方も巧いです。
 でも、親切すぎじゃね?
 つか、ディカプリオの演技がもうネタバレすぎじゃね?
 マーティン・スコセッシ監督とレオナルド・ディカプリオって相思相愛でいくつも映画を撮ってるんですが、この監督はディカプリオのいいとこを消しているという評価があります。
 この映画もそう。
 泥臭くてオーバー過ぎる表情を作るディカプリオは、観ていて痛かったです。
 それはそうと、騙されたかったです。
 けれど、映画が始まる前に「騙されないで! ちゃんと見ていますよ!」みたいな告知が出るので、否が応でも構えざるを得ませんでした。
 その結果が、最初のシーンでネタワレ。
 映画配給会社は余計なことしないで欲しい。

 衝撃の事実が明かされた後の主人公の行動は、解釈が別れるようにしてあるので好感が持てました。
 この後味は、なかなか良い。
 親切すぎなのが玉に瑕でしたけど、フェアですし、狂気的な雰囲気があり、鬼気迫る音楽も効果的で、とてもいい映画だったと思います。

 いゃあ、映画って、本当に良いものですね。

 

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