水を得た魚のようにドハマっている『三國志 12』ですが、「195年1月 群雄割拠」をクリアし「200年5月 官渡の戦い」をクリアし「251年1月 英雄集結」を始めました。
ふつうのゲームでいうと5周目ということになりますが、ほんの十数時間でクリアできるし、シナリオ的には計9つあるんで、まだ半分くらいという言い方もできます。選べる武将でいうと、俺たちの戦いはこれからだ! です。
それにしても、用意されたシナリオはうんこでした。
下痢便といってもいいくらいの消化不足っぷり。
いちばん一般的な遊び方なので、あちこちで酷評されているのも頷けます。
「200年5月 官渡の戦い」を曹操でプレイしたんですけど、酷かったです。
状況的には、北に袁紹、西は馬騰、南は劉備に劉表。それぞれけっこー兵力があって、まさに四面楚歌。
こんなんで袁紹と戦えるの!? と唸ったんでけど、戦う必要なかったです。
もはや恒例となった紙芝居イベントが始まりました。
イベントで袁紹がどんどん弱っていきました。
ヘタに手を出すべきじゃありません(へたに領地取っても戻されるらしい)。じっとイベントが済むまで待ちます。自動で官渡の戦いに勝利できます。
倉亭の戦いにも自動で勝利し、袁紹病死。
自動で袁紹の領地が袁譚と袁尚に別れました。兵数も分割されました。
イベントは、どうやらここまで。さすがに自動で河北平定までしてくんない。
こっからは自力です。
劉表と同盟を結び、劉備と停戦協定を結んでから、どどっと北上。
このあたりがピークでした。
ぜんぜん序盤なんですけどね。
河北を平定し終わると、あとは作業ゲー。淡々とクリックゲー。12時間くらいでクリアできました。
こりゃダメだ。初プレイがこれだったら愛想尽かす。
やっぱ最強の曹操は敵じゃないと燃えません。
それに比べて、「195年1月 群雄割拠」は燃えまくりました。
オリジナル武将の禿弦で天下統一を果たしました。
脳汁出まくりでした。
領主禿弦を含むオリジナル武将7人で開始。
最初の領地は、荊州南部の貧弱な土地、零陵。
とりあえず隣の桂陽と、その北の長沙を奪取。
州都を取らないと官爵が上がらないので、とっとと劉表を倒して襄陽を奪いたいとこだけど、劉表は強敵。まだ兵数でも武将数でも勝てません。
勝てないならと劉表と同盟を結んだところ、江陵を取られちゃって北上できなくなっちゃった。
仕方がないので、益州の成都を目指しました。
それにしても武将が少ない。ちっとも増えません。人材不足。優れた人材は、みんな曹操軍か孫策軍へ。そんなにエリート会社がいいのか。貧困ブラック企業はお断りか。
なんとかやりくりして、ついに蜀巴を手に入れました。同盟が切れたとこで、劉表軍も滅ぼします。
この時点で、かつてない様相になりました。
北東一面を青く染めるのは、曹操軍
南東一面を赤く染めるのは、孫策軍。
北西一面を茶色に染めるのは、馬騰軍。
そして南西一面を水色に染めるのは、我らが禿弦軍。
ものの見事な四国志。
しかも、新野、江夏、襄陽、江陵、つまり地図の中央で前線が交差しています。
きれーな4分割。
こんなの初めて。
しかし、兵力差は歴然としていました。
禿弦軍の総兵数は30万、孫策軍と馬騰軍が32万のところ、曹操軍は110万。武将数も120名を越えているし、何故か夏侯惇の武力が130越えてるし、圧倒的です。
こりゃたまらん。
興奮しちゃう。
孫策軍より戦いやすいのは馬騰軍ということで、秘策を使いつつ北上。馬騰軍を滅ぼしてその兵と武将を吸収しました。脳筋ばっかだけど。馬超には逃げられるし。
しかし曹操軍も黙ってはおらず、南下して孫策軍を平らげていました。
地図の中央で、青と水色ががっぷり2分割。
二国志に突入です。
傷ついた兵力が回復するまでは冷戦です。
超サイコな軍師を計略府に設置し、サイコパワーで隣接都市の城を崩し合ったり、サイコキネシスで攻城兵器を奪い合ったり。
そうしてじっと機会を窺っていても、兵力差は埋まりません。それどころか、武将数が違うので差が開く一方です。
この時点で禿弦軍の総兵数は100万、曹操軍の総兵数は200万。差は縮まりましたが、依然倍の兵力差。隣接する曹操の都市には、それぞれ10万から30万の大軍勢が駐屯しています。
差を埋めるには、戦いに勝って相手の兵を吸収するしかない。
しかし、攻める方が不利です。武将6名しか参加できないところは同じですが、守備側は全兵力を投入できます。攻める方は武将ひとりにつき2万くらいしか率いれません。
そこで秘策です。用衆の策を使って限界突破し、6名の武将に3万ずつ率いさせ、投石車を2台持たせ、更に全力で援軍も送り込み一大決戦。
アツイ戦いが続きました。
ぶっちゃけ、リセットの嵐です。
一騎撃ちはバツゲームです。明らかにCOM武将の武力はチートです。
無理じゃないのかコレ、とか思いました。
いちど布団に入ったものの悶々として眠れず、真夜中に再開したりしました。
数ターン前からやり直したりもしました。
援軍前提で攻め込んだら、米が足りなくて兵を送れなくなり諦めたこともありました。
まさにシミュレーション。こうなったらどうなるか、という試行錯誤。
AIもなかなか賢くて、こちらが用衆の策を使った次のターンに絶道の策を使って援軍呼べなくしてくるとか、かなり苦戦しまくりました。
ここで大活躍したのは、戦法の「人中の呂布」と「埋伏の毒」。
延命した呂布が使う元祖「人中の呂布」と、オリジナル武将が使う「人中の呂布」。「埋伏の毒」を持ったオリジナル武将も、かなり役立ちました。
兵数がお互い200万と並び、40万とか50万規模の戦いにエスカレート。
1万とか2万でヒーヒー言ってた戦いが嘘のようです。
そしてついに、曹操軍から江南を奪取しました。
汝南を奪い合う戦いを勝ち抜き、北上。ここらでやっと楽になってきました。
たんまりと兵を維持する洛陽と許昌から君主曹操を分断したところで、ほぼ勝利が確定。曹操を降伏に追い込み、禿弦軍が勝利しました。
いやあ、大満足の戦いでした。
面白かったですけど、つらい戦いでした。
このあと楽しようと思って「官渡の戦い」で曹操を選んだら、前述通りクソゲーすぎてクリック連打しすぎて手首が痛くなってつらい、というありさまでした。
やっぱ曹操は敵に回さないと面白くないです。
強敵を倒してこそのシミュレーションゲームです。
曹操を早めにやっつけてしまうと、面白さ半減です。
曹操は大切に扱いましょう。
ちなみにオンライン対戦もしてみました。
なんかよくわかりませんでした。
今んとこ、1勝1敗1無効試合(相手が回戦落ち)です。
特にチャットもないし、ロビーもないし、自動でマッチングされて淡々と戦うだけ。
やってるうちに面白くなるんだろーかコレ。気軽ではありますけど。
新しく始めた「251年1月 英雄集結」は、孫堅でプレイしてます。
オリジナル武将も、いにしえ武将も、英雄集結なんだし、テキトーに領地をくれて配置してやりました。
序盤はじりじりします。
どの勢力がいちばん最初に動くのか。
孫堅が最初でした。
それを境に、各勢力も動き出します。あっという間に空白地が埋まり、いにしえの武将軍が破れていきます。
このゲーム、勢力をより多く潰して吸収した軍が有利なんです。なぜなら、都市や米金だけじゃなくて武将と兵も吸収できるから。
廬江を本拠地に、無理して早々と建業、呉、会稽、寿春を奪った孫堅軍は、ほぼ勝利が見えてきました。
あとは、どこまで曹操が育ってくれるか。
呂布軍を吸収してくれると戦いがいがありますけど、勘弁してもらいたくもあります。COMの呂布はハンパない。
寝不足は続きます。