ちょっとアンニュイだったので、レンタルビデオ借りてきました。
「クン・パオ」を見た。
70年代の中国カンフー(?)映画の映像をそのまま使って、主人公の部分に自分を合成し、再構成するという、四次元的な方法でできた映画。で、吹き替えもすべてひとりで(女性も)。台詞もすべてオリジナル(かなり滅茶苦茶)。CGをかなり(無駄に)使用。そしてストーリーは、ない。最後に唐突にUFO出てきちゃうところが共感で(以下略
素晴らしいネタの宝庫。
かなり勉強になる。ネタひとつひとつが面白い。斬新なものはないけど、ここまで徹底的に続けざまにやりまくられると気持ちいい。やはりギャグの基本は繰り返しだ。
DVD買って、机にノート広げて正座して観たい映画。
えー! このひと「ブルース・オールマイティ」の脚本書いてるのか。
「ソウ」を見た。
廃墟になったシャワー室に、鎖で足を繋がれ閉じ込められたふたり。その間には、死体が。シチュエーション的にとっても面白そう。だったんだけど・・・。
えー。ぶっちゃけます。ネタバレです。
末期癌で脳腫瘍による歩行障害まであるオッサンが、大人の男性2人を強引に拉致し、ふたりの前で8時間もうつぶせになって死んだふりをしている映画。
無理ありすぎ。
「CUBE」みたいに、シャワー室と回想シーンに限定して話が展開するのかと思ったら、かなり神視点でいろいろ見せてくれるので、ちょっと戸惑った。ていうか、ミステリ仕立てだったことにも驚いた。
ミステリつっても、死亡宣告を受けた末期癌患者が、警察に見つからずにあれだけの機材そろえて準備して犯罪を続けられるというのは、かなり非現実的だ。バイタリティありすぎだし。どんな完璧超人だよ。前提がおかしい。
タイトルの「ソウ」って、のこぎりの「saw」かと思ったら、他にもいろいろ意味を持たせてあるらしく、いちばん重要な意味は「see」の過去としての「saw」であり、つまり「見てた」という意味で、なるほどなあ、と思うと同時に、うつぶせになって死んだふりしてて見てなかったじゃん、と突込みを入れたくなる。
でもまあ、退屈はしなかった。演出が邦画(カルト系)っぽかったのも好み。アダムって役のひと、役者じゃなくてこの映画の脚本家だったのね。
だけど、嫁さん大激怒。こういうバカ映画っていうのは、見慣れていないとキツイらしい。
「ソウ」の完全解読 ←ココの秘密ページまで見たけど、そんなにまじめに考える映画でもないような気がする。
だって、無理ありすぎ。心理的な部分というよりも、シチュエーションとどんでん返しを楽しむ映画だと思った。
予告。
あと借りたのは、「キューティーハニー」。そして「デビルマン」。