キモチイイ!

2006年02月10日 09:51:27 | 【カテゴリー: 2006年に観た映画
この記事の所要時間: 約 2分44秒

 レンタルビデオ屋でDVDを4本借りてくる。
 前回は邦画1本、洋画3本だったので、逆の邦画3本、洋画1本。

「恋の門」を観た。松尾スズキ監督作品。 原作は、羽生生純のマンガ(読破済)。
 なんか「真夜中の弥次さん喜多さん」を観て松尾スズキが気になったから観ようと思った。
 まあなんつーか、ぜんぜん期待してなかった。主演の松田龍平は「御法度」で酷かったんでイメージ悪いし、酒井若菜は年とるごとに顔がのっぺりして幸薄い感じになって眞鍋かをりにだいぶ差をつけられちゃったなあとか思ってたし。
 序盤、なんだか「真夜中の弥次さん喜多さん」と同じく地雷の匂いがする。
 うーん。
 なにこれ。
 うわー!
 すんごい面白かった!
 こんだけ面白い邦画観るの久しぶりだ! ツボにはまった!
 大興奮! 嫁が白い目で見てるけどキニシナーイ!
 原作を超えている。不必要なエピソードやキャラクターをカットして、必要最低限のエピソードとキャラクターを組み合わせてストーリーを再構築したかのような。無駄がないので観ていキモチイイ! 必要なものがすべて揃っている。
 主演ふたりの演技もいいけど、とにかく脚本と編集が素晴らしい。いい絵撮ってる。演出もカット割りもいい。ていうか全部いい。テンポがいいから、無意味なギャグも光ってる。
 マンガを描いたことがあるひとだったら、身悶えるようなシーンもあった。嗚呼懐かしの青春時代。一枚の紙に一緒に絵を描くとか楽しいんだよねえ、アレ。高校時代を思い出す(……男ばっかりだったけど)。
 恋の駆け引きの悶々度は、ひとによって感じ方が違うというかかなり特殊だと思うけど、なんというかこれは(以下略
 クライマックスで、三者三様のマンガを描くシーンも圧巻。それぞれ本当に違う描き方をしてる。素晴らしい盛り上がり。キモチイイ!
 いいなあ、この世界。
 松田龍平ってこんなにいい役者になっていたのか! という感動。浅野忠信に近づいているといったら褒め過ぎだろうか。凄い。
 酒井若菜みたいなリアルで自然な演技って好きだ。ていうかエロ可愛いかった。デタラメなキレキャラを演じ切ってたと思う。凄い。
 忌野清志郎にサンボマスターって! 凄い!
 塚本晋也とか三池崇史とか出てて凄い。庵野秀明と安野モヨコの夫婦もチラっと出てた。大竹しのぶはよくこんな仕事引き受けたな。しりあがり寿はどこに出てたのかわかんなかった。
 とにかくもう、松尾スズキサイコー!
 でも、100人に勧めたら80人から犬の死体をプレゼントされそうな映画ではある。
 あと「キモチイイ!」は、サブカル邦画に必須なワードだと思った。

(´∇`)DVDとCD買っちゃった。
 嫁には内緒だ。
「恋の門 オリジナル・サウンドトラック」は生産中止になったのかな? マーケットプレイスにしかなかった。


「キモチイイ!」で引っかかってたんだけど、探してみたら凄いことになってた。
ピノキオ ルート964
 とてもじゃないけど買えない……。
 でももう1回観たいな。
 福居ショウジン監督の作品って。普通に手に入らないっぽい。

 とか思ったら、楽天フリマでなんと2,400円で売ってた。送料消費税手数料込みでも3,300円くらい。めちゃ安。
 ……買っちゃった。

 

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コメント / トラックバック4件

  1. より:

    んなもん買うなボケゴォラァー!!

  2. Stonecold より:

    (;゚д゚)hiiiiiiii

  3. より:

    o(`ω´*)o







    (最近CDとマンガ結構買ったのは棚にあげあげっと)
                      こそこそ (・ё)ノ

  4. おちき より:

    あ、こんなとこで夫婦漫才発見age(・∀・)

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