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「サマーウォーズ」を観てきました。立川のCINEMA TWOです。公開初日の2009年8月1日です。
友人合わせて6人で観に行ったのですが、なんとその日の最終である21時からでした。
こんな時間にもかかわらず、予約してなかったらチケット買えなかったという満席状態。
やはりすげーぜ「サマーウォーズ」! 前評判もいいし。これはもう期待しちゃう!
わくわくしながら座席に着きました。
ネタバレなんか気にしない。
残念ながらノれませんでした。
具体的に書くと、ヒロインがだめでした。あの娘はきっと浮気します。結婚してもほいほいと不倫するタイプです。そのへんにいくらでもいる恋多きふつーの女でした。ヒロインオーラまったく出てなかったし。
格闘ゲーマー少年が女の子だったらよかったのに! ノリノリになれたのに! あーもったいない! こうなったら脳内補完するしかない! いやもういっそのこと、あのま――
コホン。取り乱しました。申し訳ありません。
さて。
ストーリーは、噂には聞いていましたが、知ってる人に効いたら「デジモン ぼくらのウォーゲーム!」とまったく同じだそうです。
しかも、田舎だからインフラがないとか、アバターが味方してくれるのはいいけど回線が重くなってピンチになるとか、子ども向けの「デジモン」の方がリアリティあったみたいです。
困ったことに、「サマーウォーズ」はまったくリアリティがありませんでした。今風に美麗な描写になってますが、ネット空間がまるで1900年代の発想です。スーパーコンピューター的なアレって、なにに使ったたんでしょうか。
それでも、アニメーション映画としては素晴らしいクオリティを誇っていたと思います。
特に背景。
とても美しくて惚れ惚れしました。
神木隆之介があてた主人公の声は、良かったと思います。キャラクターに合ってて、違和感なかったです。
この作品、声当ててるのってほとんどが役者なんですね。アイドル系がいないのも良いと思います。
現実世界とネット世界との描き分けも、よくできていたと感心しました。
いいなー、”OZ”。
あんなにレスポンスの軽い仮想空間があったら、確実に抜け出せなくなると思います。全国民の数十パーセントが廃人になると思います。
実はまだ「時をかける少女」を観ていないのですが、もしかしたら細田監督の作品は合わないのかも知れません。
生暖かい人間関係というのが、ピンときません。
これはきっと富野監督作品で育ってきたせいだと思います。ひとがわかりあえることなんてないんだ。
余談ですが、上映中、ことあるごとに嫁がちらちらとこちらを見てきました。
そこまで酷くはないと思うんですけど。
あと、12人くらいすれ違いホイホイで捕獲できました。
いゃあ、映画って、本当に面白いものですね。