コララインとボタンの魔女

2010年03月15日 13:41:29 | 【カテゴリー: 2010年に観た映画
この記事の所要時間: 約 2分31秒

 嫁が気になるというので、14日に「コララインとボタンの魔女」を観てきました。立川のCINEMA TWOです。
 児童文学の原作を、「ナイトメアー・ビフォア・クリスマス」の監督が映像化したものです。
「ナイトメアー・ビフォア・クリスマス」でやってた、1コマごとに人形やセットを動かしつつ撮影するとんでもなく手間のかかるストップモーションアニメを、飛び出す3D映像にしちゃってます。
 しかし、「魔人ハンターミツルギ」で有名なストップモーションアニメはヨーロッパ的で好きなんですが、「ナイトメアー・ビフォア・クリスマス」はそんなに好きじゃないし、パンフレットの画像を見てキャラクターが気に入っていませんでした。
 嫁に誘われなければ観に行ってなかった作品です。

 ネタバレなんか気にしない。

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 ごめんなさい。
 気に入らなかったキャラクターは、コララインがスクリーンに登場した時点で吹き飛びました。瞬間的に大好きになりました。ていうか、キャラクター全員大好きになりました。
 なんて魅力的かつイカれたキャラクターたちなんでしょう!
 全員が容姿も中身も個性的!
 そして、ストップモーションアニメすごい。
 わざとコマ数減らしてぎこちなくしてくれないと、ストップモーションアニメには見えません。ふつーの3Dアニメーションに見えちゃいます。そんくらいすごい。
 とにかくストーリーとキャラクターが、ストップモーションアニメという手法にガッチリ合っていて、特異な雰囲気を巧いこと醸し出してました。
 さらに3Dです。
 驚かすとか、飛び出てくるとか、そーゆー演出は特になかったのですが、奥行きや立体感があり、人形感もあり、すばらしかった。
「アバター」といい、この「コララインとボタンの魔女」といい、手間暇かかった作品はとても見応えがあり、ありがたいです。

 鑑賞したのは吹き替え版でした。
 戸田恵子はさすがの安定感でした。おどろおどろしい魔女とかもうぴったりすぎるのに、フツーの母親のフツーさ加減も完璧でした。
 コラライン役の榮倉奈々は、ファッションモデルの若い女優ですが、キャラクターに合っていたしとてもリアルかつ自然でキュートでよかったです。乗り移ってたといってもいいくらい。コララインの魅力アップに貢献してたと思います。
 劇団ひとりもバッチリでした。けっこーシブくて、とても劇団ひとりとは思えませんでした。
 最近のプロ声優って完全にアニメ声だからアニメにしか向かないけど、女優や演技のできる芸人はこういう吹き替えにはピッタリだと思いました。

 難点をいえば、スタッフロールがまあ定番なアレなんでしょうけど、ちょっとキャラが弱いので退屈でした。
 あと、公開から時間が経ってるせいとはいえ、客が少なかったです。ほとんど小中学生の女子ばっかでした。
 もったいないので、みなさん観にいってください。

 いゃあ、映画って、本当に良いものですね。

 

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コメント / トラックバック4件

  1. ぷっちょ より:

    ミツルギ! 懐かしいー 妙に動きがカクカクしてたのはそうだったのか・・ 

  2. stonecold より:

    「魔人ハンターミツルギ」なんて、そうとうなもんですw
     最終回の、主人公らしからぬ「苦しめ~苦しめ~」という台詞が頭から離れません。
    (´∀`)

  3. かやた より:

    わしはとーちゃんの部屋の扉ばったんするのと、ラスト劇団ひとりネコに合わせて首をかしげるのが特にツボでした・・・ってフツーすぎるなw
    とーちゃんの首の着き方がとても好きw
    トビネズミのサーカスで仰天
    てか、霧とかってどーやって撮るんでしょ。たぶん初歩技術なんだろうけどまったくワカリマセン^^;

  4. stonecold より:

     最初とーちゃん出てきたときゾンビかと思いましたw 料理もすごいし。
     でも、管理人のばーちゃんが、それまで子どもを住まわせなかった家にコララインを入れたのは、なんか理由があったのか気になるところです。

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