ドラゴンボールみたい

2006年03月06日 09:41:36 | 【カテゴリー: 2006年に観た映画
この記事の所要時間: 約 1分49秒

「火山高」を観た。一時期噂になった韓国製バカアクション青春映画。
 世間では、なにかっつーと「ドラゴンボールみたい」という。「DEAD OR ALIVE」もそうだし、この作品もそう。気弾飛ばせば、もうそれだけで「ドラゴンボールみたい」という評価。もうアホかと。どこにクリリンがいるのかと。誰が大猿に変身するのかと。どいつが死んだり生き返ったりを繰り返すのかと。
 しかし、これはもう完全に週間少年ジャンプの世界。少年漫画の世界。
 むちゃくちゃ居心地がいい。
 まず、主人公がいい。最強の転校生。猫背で目立たないようにしているのだが、金髪で目立ちまくりという。ブリーチの主人公っぽい。
 ロンドンブーツ1号2号の亮みたいな顔だけど。
 ヒロインはCoccoみたいな顔だけど。
 ていうか、登場人物全員のキャラクターが立っている。これだけキャラ立ちがいい映画はめったにない。みんなイイ。お約束に忠実というか、期待を裏切らない。ストーリーとか設定の矛盾なんか気にならなくなる。
 瀕死の重態だったのに、次のシーンではいつも以上の実力で戦ってたのはどうかと思うが。サイヤ人か? あと、誰がどれだけ強いのかがよくわからなかった。
 しかし、ストレスが溜まった。
 主人公がラスボスの教師をぶっ飛ばして終わるのだが、それまで主人公は連戦連敗。ラスボスの教師にも、何度も何度も負ける。いい加減にしてくれ、ってくらいしつこく負ける。徹底的に負けて負けて負けまくる。
 最初から最強の転校生、っていう感じだったのに、まるで強さをアピールできていないから、最後の最後でたまたま勝っただけ、みたいな感じに。あまりにも負けが多くて、1回勝ったくらいじゃカタルシスが得られい。
 でもこれ、映画で観るよりマンガで読みたい。主人公の過去や、各サブキャラクターのエピソードとか、もっと突っ込んで読みたい。絶対面白いってコレ。続きも気になるー!



 こんな少年マンガ風の作品書きたいけど、残念ながら小説じゃあもう使い古されてて新鮮味も目新しさもない。映画でワイヤーアクションとか3D使ってやっちゃうから許されるんだよなあ。
 アイディアも、出ず。
 苦悩。

 

TOPに戻る

コメントをどうぞ