立川のCINEMA CITYへ行く。
残念ながら、観たい映画はCINEMA ONEで上映だった。別館のCINEMA TWOが素晴らしい店員と空間を持つ美しい映画館であるのに対して、CINEMA ONEはダメ店員がだらだらやってる嫌な映画館。このクオリティの差はなんなのだろうか。謎だ。
予約しなくても普通に観れるだろうと思ってたら、なんか行列できててチケットが買えない。なんでこんな行列できてるのか意味わかんない。「海猿」が人気なのかと思ったら、チケット売り場の手際が悪い。この辺の運用の悪さもCINEMA ONEクオリティ。そのまま行列に並んでると映画が始まっちゃうので、携帯のPCブラウザで予約して優先的にチケット購入。とっとと劇場へ入る。
というわけで、「嫌われ松子の一生」を観に行った。「下妻物語」の中島哲也監督作品。
主演は中谷美紀(太らすと柴咲コウに似てるよね)。他に出演してる気になる役者は、市川実日子、柄本明、柴咲コウ(痩せると中谷美紀に似てるよね)、マギー、劇団ひとり、カンニング竹山、宮藤官九郎、武田真治、荒川良々、嶋田久作、濱田マリ。
まあなんというか、ストーリーとか原作とか演技とか演出とか吹っ飛ばして、この作品の存在自体に感動してしまった。
「下妻物語」もそうだったけど、これもう映画とか邦画とか、そういうジャンルじゃないような気がする。中島哲也作品、それ自体がもうひとつのジャンルであるような。いやはやなんとも素晴らしい。日本人にしか作れない、誇るべき映像作品であると思う。
キャラクターの心理とか苦悩とか苦痛を物凄い早回しで間にギャグを混ぜたり唄わせたりしながら濁流のようにすっ飛ばす。23歳から53歳まで中谷美紀はずっと中谷美紀のままで年齢とか時間とかまったく感じさせないのにまるで違和感がない。全員どこか壊れてる。世界もどこか壊れてる。誰も救われてないのに救われているような気になれる勘違いのハッピーエンド。
あー面白かった!
ってテンション(涙を拭き拭き)で劇場を出たんだけど、嫁は無表情でした。
あと「ニュー・スーパーマリオブラザーズ」買いました。
協力プレイはできないのねコレ。嫁とVSモードで対戦してボロ負けするも、ミニゲームの対戦では圧勝。
肝心の一人用、最初の面はチョー簡単でいい気持ち。なんか巧くなったような錯覚が。(でも後半は叫び出すほど難しいらしい)