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「トランスフォーマー リベンジ」を観てきました。立川の、CINEMA TWOです。
「トランスフォーマー」の、続編です。
監督は、1作目と同じ、マイケル・ベイです。
なぜ2作目なのにタイトルが「トランスフォーマー2」ではないかというと、たぶん、略すと「T2」になり、4作目の場合「T4」になっちゃって、どこかのなにかと同じになり、とても紛らわしいからだと思いました。
どちらも、戦闘バリバリ、3DGCモリモリでしたし。
ネタバレなんか気にしない。
大学生になった主人公は、ついうっかり、トランスフォーマーの古代知識を得てしまう。
復活したメガトロン。メガトロンに殺される、オプティマス・プライム。
オプティマスがいなくなったことで、メガトロンの師であるザ・フォールンは、安心して地球へ向かう。
主人公の得た知識を狙う、デストロン。護るバンブルビー。
主人公は、元セクター7のエージェントと合流し、デストロンの傭兵だった老将を復活させ、エジプトへ飛ぶ。
エジプトに、古代プライム族が残した秘密兵器があるのを知り、敵と味方が大集結。人類も交えて、大決戦。
主人公は死ぬ。古代プライム族に勇者として認められ、蘇生。彼は、古代プライム族の末裔である、オプティマスを復活させる。
オプティマスは、元デストロンの傭兵だった老将と合体し、フルアーマー化すると、ザ・フォールンを圧倒。破壊する。デストロンは逃げる。オプティマスは、老将の部品を捨てる。
めでたしめでたし。
150分間、素晴らしいクオリティの3DCGが、これでもかッ! ってくらい、延々と流れ続けます。
前作1億5000万ドルの2倍にあたる製作費が、湯水のごとく、投じられただけのことはあります。
おなかいっぱいになります。
変形の、ズカチャカゲクベジゴゴゴゴブカガチャパシパシパシパシ、っていうのは、変わりなく、大好きです。
戦闘シーンの、格闘技が、今風というか、ちゃんと格闘技してたのも、とてもよかったです。
いわゆる”映像喧嘩”じゃなくて、しっかりとした格闘技術を見せてくれました。近藤有己ばりの飛び膝蹴りとか、すごいカッコよかったです。
といっても、ロボだし、フォルムがごちゃごちゃしてるので、よくわかんないと思います。すごい格闘術っていうのも、もしかしたら、見間違えて勘違いしてるだけなのかも知れません。
あと、シャイア・ラブーフが、最初から勇者の顔つきになってたし、眼光も鋭かったので、もうダメ青年役はできなくなっちゃったんだなー、と思いました。
前作もそうだったんですが、敵と味方のロボの区別がつきにくいです。
今作は、敵にも色つきが出てくるし、味方には黒っぽいのがいるし、乱戦だし、どっちがどっちなのか、画面見てるだけじゃわかりません。
コンボイ、じゃなかった、オプティマスと、バンブルビーくらいしか、判別できないと思います。
ぶっちゃけ、メガトロンとスタースクリームを、混同しちゃうこともありました。
だって、今回、メガトロンは小物です。この落ちぶれ方は、アメリカのカートゥーンアニメっぽい感じがしました。
長く感じました。
ものごとが、ストレートにはいかず、必ず回り道をしてて、何度も首を傾げた2時間30分でした。
そのわりには、散々引っ張った通信衛星ジャックの件は、未解決。
あれだけ味のあったウィーリーも、クライマックスシーンには出てきません。
女子大生に変形するデストロンだって、使い捨て。もったいない。
元デストロンの老将も、使うだけ使っといて、捨てちゃうのは酷い。そりゃあ、オプティマスにとっては、面識のない爺さんだったろうけども。
味方のトランスフォーマーに、もっとキャラ立てするエピソードとか入れればいいのに。ザ・ツインズくらいしか、印象に残りません。
いろいろと、詰め込みすぎているわりに、ぜんぜん足りていないという、2時間30分です。
時期的に、「ターミネーター4」と、比べられちゃうと思います。
たいていのひとは、「T2」を選ぶと思いますが、個人的には、「T4」の方がよかったと思います。
あ。今の「T2」は、「トランスフォーマー2」の意味です。
思いついたので書きますが、「T2」が違うのです。「T2」が、エンタメとして大成功しすぎていたんです。実はシリーズの欠陥品なのです。「T1」「T3」「T4」って観ると、ほら、まったく違和感ない。ちょっとスパイスの効いた、B級テイスト。あ。ここでいう「T2」は、「ターミネーター2」のことです。
最近のアクション映画って、アメリカ軍の兵器品評会的な映像が、多い気がします。
しばらく、戦闘ものは遠慮したい気分になりました。
あ。でも来週は「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破」じゃないですか。
いゃあ、映画って、本当にいいものですね。
タグ: ターミネーター, トランスフォーマー, マイケル・ベイ, リベンジ