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2009年11月6日金曜日の夜に、「スペル」を観てきました。有楽町のTOHOシネマズ日劇です。
サム・ライミ監督の最新作です。
しかも、「死霊のはらわた3 キャプテンスーパーマーケット」の時代から暖めていたという、しょーもないホラー映画です。
ヤバイです。
好きすぎます。
興奮しちゃいます。
ネタバレなんか気にしない。
サム・ライミでした。
まごうことなきサム・ライミでした。
ジャンルは”ホラー”じゃなくて”サム・ライミ”です。
最初っから最後までサム・ライミでした。タイトルのロゴからしてもうサム・ライミです。
「ギフト」や「スパイダーマン」のような、大衆向けの綺麗な映画じゃありません。お下劣でばかばかしい昔のサム・ライミが、帰ってこなくていいのに帰ってきちゃいました。最高です。
ババアがとにかくキモイです。これでもか、ってくらいのキモ演出です。死んでてもキモイです。最高です。
シリアスな恐怖シーンで、刺さってたホチキスが遠慮無くパツーンと飛んだり、目玉がカポーンと飛んできたりします。最高です。
主人公の女優はよくこんなサム・ライミに付き合えたなと感心しました。いろんなキタナイものを飲まされてました。あと半狂乱になりながら墓を暴いて死体と格闘するとか、最高でした。
霊現象をこんなにもコミカルにしちゃうサム・ライミの真骨頂が、たっぷりと味わえました。
残念ながらオチがすぐにわかっちゃったのでちょいと拍子抜けだったんですが、お腹いっぱいになりました。
唯一残念なことは、ブルース・キャンベルが出てなかったことです。
これぞサム・ライミです。
これこそが、サム・ライミです。
はっきりいいましてこの作品、「死霊のはらわた4」でもいいくらいです。
なので、一般人にはオススメできません。
劇場はガラガラでしたし、きっとちっとも稼げないでしょうが、こんなくっだらないB級映画、どんどん作って欲しいです。
いゃあ、映画って、本当に素晴らしいものですね。
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