オペラ

2006年12月14日 00:00:00 | 【カテゴリー: ファイナルファンタジーVI
この記事の所要時間: 約 5分32秒

 ちょいと便秘気味です。
 なんかこう、煩悩を激しく刺激してくれるなにかが足りないみたいです。うぬう。


 というわけで、ツッコミキャラ不在の「ファイナルファンタジーVI」です。
 ちょっとキツくなってまいりました。

 ナルシェに行ってパーティー編成。
 ザ・ロック、セリス、マッシュにカイエンを加えた4人パーティーになりました。
 ガウが活躍する日は果たしてくるのでしょうか。

 貧乏人の町ゾゾに戻り、経験値を稼ぎました。
 ゾゾの住民を、片っ端から惨殺していきます。しかし、殺しても殺しても、なかなか住民は枯渇しません。相変わらず「ファイラ」とか遠慮なく使ってきますし、油断できません。
 それにしても、1?2レベル上がってもまるで戦力に変わりばえがありません。しかも、なかなかレベル上がりません。

 経験稼ぎも飽きてきたので、金持ちの町ジドールへ向かいました。金持ちなら帝国へ忍び込む方法をなんか知ってるんじゃねーの、っていうすごい頭のいい考えです。
 ジドールの北の家に行くと、ダンチョーという名の劇団の団長が、なにやら伏線めいたことを口走り、わざとらしく手紙を落として去っていきました。かなりの大根役者っぷりです。
 どうやら、飛空挺を持っている男が、主演女優をさらいにくるらしいです。
 そう聞いて、ザ・ロックたちはニヤリと笑みを浮かべます。その飛空挺を強奪してやろう、っていう悪巧みです。

 というわけで、オペラ座へ向かいます。
 オペラ座に到着しました。
 ダンチョーという名の劇団の団長が、偶然を装い待ち構えていました。かなりの大根役者っぷりです。
 マリアという役名のマリアという女優がセリスに似ているということなので、セリスがマリアの代わりをして、わざとセッツァーにさらわれるという作戦を、ザ・ロック告げます。
 セリスは驚愕したふりをします。困惑のあまり、ザ・ロックを殴り飛ばしたりします。もう演技が始まっているのです。自己アピールです。
「そ、そんな! 私はもと帝国将軍よ。そんなチャラチャラした事、できるわけないでしょ! あー、あー。ラララー。らー、あ、うん。マーァーーリィーーアーー!」なんて叫びながら、なし崩し的に控え室に突撃するセリスです。

 オペラが始まりました。
 すごいです。
「ファイナルファンタジーVI」といえばオペラ。
 オペラといえば「ファイナルファンタジーVI」。
 そういわれている理由が、今、判明しました。

 す ご い 勢 い で 腕 振 っ て ま す、 指 揮 者。

 猛烈です。驚愕です。実に壮大な腕の振りっぷりです。演奏者無視です。誰も彼の指揮なんて見てません。つか見ちゃいけません。静かで荘厳な曲の進行を完全に無視した、ハードロックかヘビーメタルかはたまたブリティッシュパンクか、ってくらいの体の振りっぷり。しかも始終ペースを崩しません。最初から最後まで、超ハイペースで腕を振り、腰を振り、 ヘッドバンギングをかまし、汗を飛び散らせ、汗以外の液体も飛び散らせ、厳つい顔で、凄まじい勢いで身体を揺さぶっています。まるで落雷か嵐か暴風雨でも表現しているようです。これは間違いなく、静かで荘厳な曲への挑戦です。一騎討ちです。そう、このオペラの主人公は、間違いなく彼なんです。
 圧巻。
 伝説になるのも納得の珍プレーでした。

 この指揮者の猛烈な動きに比べれば、
・客がいません(指揮者の下にいるまだら模様が客?)。
・少なくとも、二階席には客がいません。
・たった数時間で演技や技術や台詞をマスターしたセリス。
・顔を真っ赤にして「好きになった女に何もしてやれずに失ってしまうのは…、もうゴメンなだけさ。……にあうぜ。そのリボン」とかキメるザ・ロック。
・その台詞を無視して「そろそろ出番だわ。ドラクゥとの安否を気づかうマリアが自分の思いを歌にする、大事なシーンよ」とかいう冷たいセリス。
・主演の座をあっさりセリスに引き渡せる、プライドのない女優マリア。
・つか、マリアってひと1回も出てきてないんですけど、最初から存在しなかったんでは?
 こんな疑問は吹き飛びます。
 その後も、
・誰も望んでいない、空気の読めないモンスター・オルトロスの再登場。
・舞台天井に釣らされた照明用の鉄棒の上に、4トンのおもりを持ってきた力持ちのオルトロス。
・4トンのおもりを持ってきたのに、何故かそこから動かすことができない非力なオルトロス。
・4トンのおもり+オルトロス+筋肉盗賊+筋肉バカ+甲冑を着たおっさん+モンスター多数を載せてもびくともしない、舞台天井に釣らされた照明用の鉄棒。
・十メートル近くあると思われる舞台天井に釣らされた照明用の鉄棒から落下しても無傷な主人公たち。
・「セリスをめとるのはドラクゥでもラルスでもない!! 世界一の冒険家! このロックさまだァァ?!」とか叫んじゃうザ・ロック。
・凍えるセリス、マッシュ、カイエン。
・それまで舞台袖にこっそり隠れていて登場機会をちらちら伺っていた引っ込み思案のセッツァーが「まちな! すばらしいショーだったぜ!」と、あらかじめ用意していたと思われる台詞を叫ぶのだけど、どう考えても素晴らしくないショーだったので失言です。
・「あーーれェーーー」といいながらセッツァーにさらわれる、その気になっちゃったセリス。
・「意外な急てんかい! ロックの妃になると思われたマリアは、セッツァーによってさらわれてしまった。さて彼女の運命はいかに? パート2をこうごきたいィーー!!」なんて無責任なことを叫んじゃう団長。
 こんなことが立て続きにありましたが、視線は指揮者に釘付けでした。

 ところ変わって飛空挺。
 セッツァーは「後でゆっくりかわいがってあげるさ」といってどこかへ行ってしまいました。
 そこへ、間男を引き入れるように、ザ・ロック、マッシュ、カイエンを引き入れちゃうセリス。
 それにしても、セリスは大活躍です。
 セリス自身の肉体を賭けてセッツァーとコインで勝負するんですが、両方表になっているコインをあらかじめ用意していたセリスもすごいんですけど、それがばれても「いかさまもギャンブルのうちよね? ギャンブラーさん」とか言い切っちゃうセリスはすごいです。普通、イカサマがバレたら袋叩きに遭うもんですけど。殺されても文句はいえないと思うんですけど。
 あと、飛空挺の世話になっておきながら、「こんなオンボロの船が、よく飛べるなあ…落ちないのか?」なんていっちゃうザ・ロックもすごいです。

 そんなこんなで、帝国のある島に到着しました。
 なんだか先は長そうです。
 まだまだ序盤みたいです。

つづく?

 

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