ターミネーター4

2009年06月11日 00:00:00 | 【カテゴリー: 2009年に観た映画
この記事の所要時間: 約 3分29秒

 2009年6月6日(土)に、「ターミネーター4」を観てきました。立川の、CINEMA TWOです。
 いちおう、先行上映です。
 でも、3日間あるので、限定って気がしません。
 劇場が、かなり狭めのとこだったのが、唯一、先行っぽい所でした。満員だったと思います。

 ネタバレなんか気にしない。

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 実は、前作「ターミネーター3」が、わりと好きです。
 頑張って頑張って、やっと未来を変えた! と思ったのに、実は変わってなかった! とゆー、バッドエンド。
 その、続編です。
 人類のほとんどが死に絶え、スカイネットに支配された、未来の話です。
 クリスチャン・ベールのジョン・コナーは、リーダー的存在として、かなり説得力ありました。
 素晴らしい、英雄でした。
 ひとりで敵の本拠地に乗り込んで、捕虜を全員解放して、捕らわれていた父になるべき青年を救出して、ターミネーターと戦って、本拠地を爆破して逃げ切り、心臓をやられたけど心臓移植で生き残る、なんていう、英雄にもほどがあるだろ、っていうくらいの英雄っぷりでした。
 そもそも、初っぱなっから、味方は全滅したのに自分だけ生き残ったり、嵐の海にヘリからダイビングして潜水艦に拾ってもらう、なんていう無茶っぷりを披露してくれます。
 さらに、ラジオで簡単な演説したら、各地に散らばる仲間が、本部の命令を無視して、全員ジョン・コナーのいうことをきくとか、想像を絶するカリスマまで見せてくれます。
 そりゃあ、スカイネットも本気出して命を狙うってもんです。

 前回までの3作は、”絶望的な未来を変える”という雰囲気だったと思います。
 でも、違います。
”未来の救世主であるジョン・コナーを生き残らせる”だったのです。
 未来は、変わりません。
 未来が変わらないのは、確定的事項だったのです。
 だって、未来が変わったら、ジョン・コナーは生まれません。ある意味、スカイネットの勝利です。
 そして、未来になりました。
「T4」からは、”過去のジョン・コナーを生き残らせる”に変わります。
 ぶっちゃけ、前作までと、同じです。
 未来のジョン・コナーは、救世主として頑張りつつ、過去の自分を護らなくちゃいけません。
 すんごいタイヘンです。
 それこそ、とんでもない英雄っぷりを披露するくらいじゃないと、やってられません。
 それでも、やりすぎだったと思いますが。

 今作では、マーカスという、プロトタイプ・ターミネーターが出てきます。
 人間の姿をし、人間の時の記憶を持った、スカイネットによる核攻撃以前に作られたターミネーターです。
 けっこーカッコよくて、ジョン・コナーを喰うくらいの存在感でした。ジョン・コナーをがクリスチャン・ベールじゃなかったら、完全に主役を持っていかれてたと思います。
 でも、中途半端でした。
 強くもなく、弱くもなく。
 結局、スカイネットが、ジョン・コナーを誘き出すためだけに、お蔵入りしていた彼を、蘇らせただけでした。
 歴代の”味方になるターミネーター”としては、最弱でしたが、もったいないくらい、カッコよかったです。

 それにしても、スカイネットがなにをしたいのか、わかりません。
 人類を滅ぼして、どーしたいんでしょうか。まるでビジョンが見えません。
 あと、ジョン・コナーにこだわりすぎているのか、作戦がぐだぐだです。燃料電池丸出しのターミネーター工場に誘き出すとか、意味不明です。
 ラストシーンのナレーションで、「スカイネットのネットワークは強大だ」みたいな言葉が流れるんですが、いくら通信状態が良くても、セキュリティーがスカスカでは、どーしようもないような気がしました。
 監視カメラとかないし。
 無数のターミネーターを配備しているハズなのに、1体しか出さないし。
 セコムに入った方がいいと思います。

 一応、三部作の予定らしいので、「T5」「T6」と続くようです。
 ここまできたら、最後まで観てみたいです。
 スカイネットが勝利して、シームレスに「マトリックス」に繋がっても、まったく違和感ないと思いました。

 いゃあ、映画って、本当にいいものですね。

 

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コメント / トラックバック1件

  1. ぐぇん より:

    核心を突きすぎててワロスw

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