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2009年11月21日土曜日に、「マイマイ新子と千年の魔法」を嫁と観てきました。新宿ピカデリーです。
本当は「イングロリアス・バスターズ」が観たかったんですが、嫁のリクエストです。
公開初日だったから同じ劇場で舞台挨拶があったみたいなんですけど、16:50からの回だったのであんまり広くない劇場の座席は2/3くらいしか埋まってませんでした。
ちょっとジブリっぽい絵柄のアニメです。なんか最近こういう色合いのアニメは全部ジブリに見えてきます。宮崎系じゃなくて高畑系ですけど。
ネタバレなんか気にしない。
特に可もなく不可もないアニメ映画でした。
眠くなるわけでもなく、感動するわけでもなかったです。
昭和30年の山口県が舞台で、協賛も山口県のようでした。原作は、自叙伝的小説のようです。
主人公の新子ちゃんが東京から引っ越してきたきーこちゃんと1000年前のことを妄想してたら金魚が死んだので金魚を探してたら友達の父さんが自殺したので飲み屋に復讐しに行ったらヤクザに優しくされ帰りに金魚を見付けてヤッホホーイ! となるお話です。
映像(ていうか背景)は綺麗でしたが、今時のアニメはこれくらいが普通なので、平均的です。でも大人のエグイ現実が滲み出てるので、まったりほんわかな気分にはなれません。
なにせ、子ども向けのアニメじゃありません。
不倫とか裏切りとか無関心とか復讐とかドロドロした大人のエグイ感情が見え隠れしています。特に先生のサイコパスぷりがすごくて、紙一重で惨劇が始まるところでした。このへんをはっきり描いてないのは、山口県の横やりが入ったんだと勝手に思いました。
主人公の女の子も、実はけっこーエグイです。帽子を目深にかぶった寡黙で男らしい男の子がお気に入りで、彼のために家出までして彼の復讐を手伝ったのに、帽子を取った少年の意外なブサイク顔を見たとたん興味を無くし、受け渡されたものを捨て大切な約束をあっさり反故にし笑顔で引っ越してました。
主人公を見送るきーこちゃんがあっさりしてたのは、時とともに親友も移り変わりその時点ではただの友達以下の関係になっていたからです。狭い世界ですから、男がらみの確執だってあったのでしょう。
とてもエグイ映画でした。ある意味面白かったです。
あと、主人公の声を最後までイモトだと思ってたのに福田麻由子でした。声優は、今時のアニメ映画らしく芸能人系です。台本に書かれた台詞を感情込めて読むだけが声優じゃないんだ、ちゃんと時間かけて役作りしなくちゃいけないんだ、しっかり方言を学んでから声を当てなさい、山田康雄が憤怒しておられるぞ、とか思ってません。
いゃあ、映画って、本当にいいものですね。
タグ: アニメ, マイマイ新子と千年の魔法, 新宿ピカデリー, 映画
こんにちは 最近見たDVDでは 武田真治 菅野美穂主演 「君の手がささやいている」です ちょいと古い・・ 1章?5章で完結 やはり1章が一番良かったなぁ