この記事の所要時間: 約 15分56秒
これは、とあるカードゲーマーの家にある12個のデッキから生まれた物語である。
もちろん、オールフィクションであり、脳内妄想であり、実在の人物・団体・事件とは一切関係ありませんし、精神に異常をきたしてもいません。
もちろん、オールフィクションであり、脳内妄想であり、実在の人物・団体・事件とは一切関係ありませんし、精神に異常をきたしてもいません。
プロローグ:選ばれし12人のデュエリスト
「ついにやってきたぜ!」
雑踏の中から抜け出した禿野道房は、太陽に照らされた巨大なドームを見上げ、思わず叫んだ。
スーパー武蔵小金井ドーム。
数々の名勝負が繰り広げられた、日本が誇るカードゲームの殿堂。世界中のカードゲーマー達が憧れるデュエルの聖地。その白く眩しい建造物が、眼前に広がっていた。
ターミナルから川のように続くひとびとが、高揚した顔でドームの中に吸い込まれていく。
ドームのぐるりを覆うように設置された巨大電光掲示板には、この日行われる大会名が左から右へと流れていた。
『ファイナルファンタジー・トレーディングカードゲーム 第4回 ワールドプレミアム大会 決勝』
蒼天の空に花火が鳴り、ファイナルファンタジーのメドレーがゆるやかな風に乗って響き渡る。
世界最強のカードゲームと名高く、小学校から老人ホームまで様々な場所でプレイされている大人気カードゲームの、4年に1回しか行われないワールドプレミアム大会決勝。世界各地の予選を勝ち抜いてきたのは、たった12名。
そのひとりが、道房だった。
身体が震えた。握った拳の中に、汗がにじんだ。
嬉しさと相反する、かつてない緊張感と家に帰りたい感。
スーパー武蔵小金井ドームの入り口が、階段の向こうに見える。
魔境の入り口。
あのドアの向こうに一歩でも足を踏み入れれば、そこは決闘場だ。味方のいない戦場だ。
負けることは許されない。
しかも、無様なプレイミスを晒そうものなら、観衆から凄まじいブーイングを浴びるだろう。
……いけるのか。耐えられるのか。戦えるのか。
「ははっ。道房、まさかお前が決勝に進めるとはな」
気楽な声が、道房の肩を叩く。小学校時代からの親友、降木友吾だ。
「なーんかわたし、わくわくしてきちゃった! 道房くん。頑張ってね!」
現役女子高生カードゲーマーの堂出藻衣が、隣に並ぶ。
笑顔に挟まれ、道房の身体から緊張感と家に帰りたい感が抜け落ちた。
ライバルであり親友である、友吾と藻衣。ふたりとの切磋琢磨がなければ、ここまでくることはできなかった。
「ありがとう、友吾。藻衣。……オレ、勝つよ!」
「それでこそだ、道房! 俺たちの分まで活躍しろよな! 1回戦で負けたら許さねーぜ!」
「そーだよ、道房くん。目指すは優勝! だよっ!」
ふたりの励ましに、道房の顔がほころぶ。
負けるものか。
予選で負けたふたりのためにも、ほかのライバルたちのためにも、勝ち続けなくてはいけない。
ふつふつと、胸の奥で炎が燃える。
瞳の奥で、ごうごうと燃えさかる。
腰にぶら下げたデッキケースをぎゅっと握る。
「よっしゃー! いっくぜー!」
禿野道房41歳厄年。
家庭と仕事を放り投げての参戦であった。
『はーい。それじゃ、ファイナルファンタジー・トレーディングカードゲーム、第4回、ワールドプレミアム大会、決勝。そろそろ始めますよー』
気の抜けたアナウンスが、広大なドームの中にこだました。
主催者発表6万人の割れんばかりの拍手が、アナウンスをかき消す。地面を揺らす。
「……うわ、すっげーな」
暗い入場ゲートの奥にいる道房は、失禁寸前だった。ここにいても、地響きは伝わってくる。厚手のカーテンの向こうから、興奮した声が轟いてくる。なにこの緊張感。もはや前方どころか後方もやばかった。前門の虎、肛門の狼である。誤字ではない。トイレ行っておけばよかった。
「ワハハハハ! 興奮してきたぞ!」
いきなり叫ばれて、道房はしまったと思った。恨みを込めて、振り返る。
痩身痩躯、病的な白い肌に赤い唇。歳は20代前半だろうか。金細工の施された白いロングコートをまとうその男は、不敵な笑みを浮かべ、腕を組んでふんぞり返り、カーテンの隙間から覗く決闘場を睨んでいる。
「ケッ。でけー声出すんじゃねーよォ。気の早いやつだァ」
奥にいた男が、耳障りな声でつぶやく。暗くて姿は見えない。
「黙れ! 私の興奮を妨げるな!」
「うふふっ。今からその調子じゃ、本番までもたないわよ?」と、アニメ声の女。
「ケケケケ。1回戦で終わるつもりじゃーねぇのォ? だったら叫んどきなァ。今の内に、精一杯よォ」と、ガラガラ声。
「フン! 吠えるだけ吠えておるがいい! 私は負け犬なんぞに興味はないッ!」
ロングコートの男が叫ぶ。この男、叫ばないと喋れないのか。ていうか、変なやつらばっかりだ。キャラ作ってんのか。道房は、別の意味で恐くなってきた。
『んじゃまー、選手にゅうじょぉーう! ほれほれでてこい』
始まった。
目の前のカーテンがさっと開かれるとともに、ファイナルファンタジーのオープニングテーマが流れ出した。
きらびやかな壇上に並ぶ12人のデュエリストたち。赤い絨毯が、ドームの中央まで続いている。
いよいよだ。
道房は開き直って、背筋を伸ばし視線を上げた。
視界を埋め尽くす、ものすごい数の観客。土砂降りのような歓声。
目の当たりにした瞬間、降りてきた。
やばい。今やばい。前門の虎、肛門の狼である。誤字ではない。
『トップバッターはこいつだーッ! 火力こそすべて! 眼前の敵はすべて焼き払うッ! エントリーナンバー・1。アメリカ代表、ソルジャー・村田だーッ!』
大歓声とともに、金髪を派手に逆立てた黒い服の男が自信満々の足取りで歩き出す。トップなのに、たいしたものだ。でも、背中にダンボールで作ったと思われる大剣を背負っている。コスプレか? TCGの大会でコスプレなんて、浮いてるぞ。
それにしても、急にテンション上げたなこのアナウンサー。
『エントリーナンバー・2。暗黒の力を借り、すべてを無にッ! 底知れぬ手腕で数々の戦士を次元の彼方へ葬ってきた! ブラジル代表、ダークネス・鈴木だーッ!』
「ケケケッ」と笑って、黒いローブを着た男が歩き出した。
道房はいぶかしむ。なんだあれ。こいつもコスプレか? なんのコスプレだ? まさかコスプレしとかないといけない大会なの? 聞いてないよそんなの。
『騎士道精神こそ力の源ッ! 紳士たるもの、いつなんどきでも紳士たれッ! エントリーナンバー・3。イギリス代表、ナイト・内藤だーッ!』
スーツをピシッと着込んだ青年が、歓声の中に颯爽と出て行く。
これはコスプレじゃないよな。ただの社会人だよな。そうだよね。なんか杖持ってるけど。
『戦うは拳! 拳こそ力! 殴って殴ってここまできたぜッ! この弁髪、伊達じゃないッ! エントリーナンバー・4。中国代表、ニーハオ・佐藤だーッ!』
「ホアチャーッ!」
奇声を上げ、真っ赤な拳法着を来た男がバク転しながら出て行った。花道でヌンチャク振り回してる。
やっぱコスプレか。TCGプレイヤーたるもの、大会ではコスプレしないとイカンのか。まじか。
『エントリーナンバー・5。いつもダルそう。いつまでもダルそう。だからいっしょに寝そべらない? しかしそれはもちろん罠ッ! エジプト代表、ダルダル・武藤だーッ!』
ふつーのひとが出て行った。ふつーだ。ふつーのシャツに、ふつーのジーンズだ。全身ユニクロだ。
よかった。道房はほっと胸を撫で下ろす。
ちなみに、全員日本人だよね。世界大会つってるけど、日本人しか出てないよね。そのへんみんなスルーだよね。
いや、待てよ。
突っ込んでる場合じゃない。
次ってオレじゃないか! まだ心の準備が。
『41歳厄年ッ! 厄払いはしっかりすませたかッ!? ちゃんと仕事してるのかッ!? 頭髪が心配なエントリーナンバー・6。最年長、千葉代表、禿野道房だーッ!』
なんだこの紹介。ふざけんな。余計なお世話だ。厄払いは2回行ったぞこのやろう。頭髪の心配なんてもうしてねーよとっくに諦めたよもうおでこだか頭皮だかわかんねーよ。道房は憮然としながら歩き出す。引っ込んだわ。
目指すは、ドーム中央の決闘場。
遠いなしかし。ソルジャー・村田がまだ到着してないぞ。
『四つの星が瞬くとき、あいつがあいつがやってくるッ! 香ばしい体臭に気を取られている暇はないぞッ! エントリーナンバー・7。インド代表、スメル・木村だーッ!』
振り向くと、これまた小太りのふつーの男が歩き出していた。
だが道房は知っている。彼に近づくとわかる、とってもスパイシーな香り。あれはもう普通じゃない。
『今大会の紅一点! 可愛い声、か弱さの裏に、とんでもないえげつなさを隠し持つ、最強のクノイチ! エントリーナンバー・8。埼玉代表、湯布院有樹だーッ!』
さっきアニメ声を出してた女だ。確かに可愛らしい声だったが、声と違って見た目が地味だ。服装も地味だ。照れてるのか、はじめからそういう生物なのか、なんかくねくねした動きで歩いている。まあ、メガネと三つ編みは評価しよう。
『その引き締まった筋肉と胸毛は反則級! エントリーナンバー・9。心と身体が正反対の乙女デンジャラスボーイ! ロシア代表、クイーン・渡辺だーッ!』
すごいのきた。名前通りの男だ。いや、名前じゃないか。名前だったらフレディか。ていうかなんかもう涙流して絶叫してて恐い。客席からも悲鳴が飛んでる。つか、全然ロシアじゃないよね。ロシアに謝れ。いろんなひとに謝れ。
『ズタボロにして勝っちゃったけど、水に流してね。愛嬌のある顔でそういわれちゃったら許すしかないッ! エントリーナンバー・10。最年少かつ憎めないヤツ、フランス代表、ロワール・田中だーッ!』
小柄な少年が、バイキングのコスプレして出てきた。可愛いなこいつ。平均年齢下げてくれてありがとう。
『エントリーナンバー・11。ファンタジーはドラゴンで始まりドラゴンで終わるッ! 竜のため竜の力を信じ竜とともにやってきたッ! 神奈川代表、ドラゴン・山田だーッ!』
6万の観客のボルテージが上がる。それもそのはず、紫色のマスクをつけた彼は、ドラゴンの首を股間からにゅーんと生やしていた。尻から尻尾を生やしていた。で、腰降ってる。アイーンしてる。ドリフか。もはやコスプレじゃないだろそれ。変質者だろ。
道房がやっとのことで決闘場に到着したころ、歓声がのボルテージが更に上がった。
『そしてそして、ラストはこいつだーッ! お待ちかね、第3回ワールドプレミアム大会優勝者ッ! 史上最強のファンタジア! 今日もその冷酷無双な引きを魅せてくれるかッ!? エントリーナンバー・12。東京代表、ブルーアイズ・鹿馬だーッ!』
最大の照明を全身に浴び、真っ白な顔から唇以外消えた顔で、ロングコートの男が大仰なポーズを取っていた。
「ワハハハハ! みんな、待たせたなーッ! 興奮してきたぞーッ!」
会場に響き渡る笑い声。
こいつ、ピンマイクつけてたのか。さすが前回優勝者。扱いが違う。人気も違う。頭も違う。どんだけ興奮してんだ。
変なとこきちゃったな。道房はそう思いつつ決闘場へ上がった。
決闘場に、12人のデュエリストが揃った。
あまり直視したくない者がいるが、ほとんど直視したくないやつらばかりだが、ここへ上がれたことは本当に奇跡だったなと道房は思う。
世界中で、12人。
ここにいるだけで、世界ランク12位は確定なのだ。
そして、もっと上位を狙っている。世界一の座を争おうとしている。
不相応かも知れない。
けれど、臆している場合じゃない。いくらキャラが弱かろうとも、影が薄かろうとも、髪が薄かろうとも、引くわけにはいかない。
周りを囲む客席の中には、応援してくれる親友の友吾と、姪の藻衣がいる。彼らのためにも負けられないのだ。
あ。そういや友吾はロリコンだった。藻衣が心配だ。大丈夫か。
『んじゃーま。ルールの説明しましょかね』
急にテンション下がった声で、アナウンサーがいう。どんなやつだこいつ。グラップラー刃牙読んだばかりか。
『今回は特別ルール。ノーシャッフルデスマッチでおこないまーすよ、と』
……ノーシャッフルデスマッチ?
初耳だ。
会場がざわめく。決闘場のデュエリストたちも、不安げな顔を隠せない。道房に至っては、肛門の虎が蘇りそうになっている。くどいようだが誤植ではない。
ただひとり、ブルーアイズ・鹿馬だけが不敵な笑みを浮かべていた。
『はいっ。これを見てちょ』
ドームの中央と、客席の方角にそれぞれ設置された巨大モニタに、ルールが映し出された。
基本ルール:公式に則る。
特別ルール:
時間制限:1試合につき各プレイヤー持ち時間15分
勝利条件:
(1)相手に8点以上のダメージを与えたプレイヤーの勝ちとする。
(2)デッキからカードが引けなくなった時点で負けとする。
(2)先に持ち時間が切れたプレイヤーの負けとする。
(3)2戦し、勝利数の多い方が勝ちとする。
(4)2戦して勝敗がつかない場合、ジャッジ3人による判定が行われる。
判定基準:
(4-1)EXバースト 1点
(4-2)スペシャルアビリティの使用 1点
(4-3)同時に複数のキャラクターをブレイク 1点~
(4-4)その他、効果的なアビリティ使用 1点~
(4-5)判定は、2戦共通で加算される。
(4-6)不正行為と判断された場合はその都度注意され、減点される。 -1点~
ノーシャッフルデスマッチルール:
(1)1戦目は通常通り行う。
(1-1)アビリティの効果を除き、ブレイクゾーンや除外に置くカードの順番を変えてはいけない。
(1-2)アビリティの効果を除き、ブレイクゾーンや除外に置いたカードの確認をしてはいけない。
(2)2戦目開始時は、デッキのシャッフルを行わない。
(2-1)以下の手順で2戦目のデッキを構築する。
(2-1-1)残ったデッキをAとする。シャッフルしたり、カードを確認してはいけない。
(2-1-2)ダメージゾーンのカードをBとする。シャッフルしたり、カードを確認してはいけない。
(2-1-3)ブレイクゾーンのカードをCとする。シャッフルしたり、カードを確認してはいけない。
(2-1-4)フィールドに置かれたフォワードのカードをDとする。
(2-1-5)フィールドに置かれたバックアップのカードをEとする。
(2-1-6)手札をFとする。
(2-1-7)D、E、Fを任意の順番でまとめ、Gとする。
(2-1-8)除外エリアのカードをHとする。シャッフルしたり、カードを確認してはいけない。
(2-1-9)A、B、C、G、Hの順番でカードを詰み、デッキを作る。
(2-2)構築の際、故意ではなくともシャッフルしてしまった場合は即失格とする。
(2-3)対戦が始まってからは、アビリティなどでデッキをシャッフルする機会があればしてもよい。
なにこれ。
道房の率直な感想である。
公式ルールでいいじゃない。8点って誤植じゃないよな。持ち時間15分ってつらくない? 判定て。ボクシングじゃあるまいし。ノーシャッフルってなんだよ。デッキの底にキーカードが埋まっててちくしょう本当なら勝てたのにとか負け惜しみいうやつのためのルールかよ。めんどくさいよ。絶対忘れちゃうよ。クセになってんだよシャッフル。でも相手がシャッフルしそうになっても絶対指摘しないよ。非情だよ。1戦目終わったあとだけデスマッチだよ。
「フン。デッキの底まで使い尽くすルールか。デッキの善し悪しがハッキリとわかるルールだな! 興奮してきたぞ!」
白いコートをひるがえし、白い顔のブルーアイズ・鹿馬がいった。
「それだけじゃないわ。2戦目は、除外カードがほとんど無意味になる。ま、あたしのデッキには無意味だけど。誰かさんには有利なのかしら?」
声優みたいな声で、湯布院有樹がいった。見た目は地味だが、声はいい。
「ケケケッ! オレ様にいってるのかァ? ……わざと1戦目を落とす、という戦い方もあるなァ。記憶力がものをいうぜェ。いいだろう。地獄を見せてやるぜェ! ケケケケッ!」
黒いローブのダークネス・鈴木が邪悪な声でそういうと、会場が盛り上がる。
随分好意的だな、と道房は思う。変なルールなのに。
ていうかこいつら、みんなピンマイクついてるじゃん。さっきの入場ゲートの奥での会話も、会場に流れてたんかい。
ざっと見回すと、コスプレしてるやつだけにピンマイクがついていた。でもドラゴン・山田に関しては、股間にそびえるドラゴンの頭についている。それ、声届くのか。
まあいいけど。
しかしこのルール、本当にやれるのか?
会場のざわめきは消えない。
決闘所に並ぶデュエリストも、それ以上の言葉が出ない。微妙な空気が流れる。
ブルーアイズ・鹿馬を見ると、ひとりの紳士をギロリと睨んでいた。
「あっ! わ、私か!」ナイト・内藤が、ひっくり返った声でそういった。「わっ、私がっ! み、みせ、見せてやろう! ほ、本当の力を! あ。このルールで! だ! あ。私が勝つ! あ。騎士道精神! あ。き、騎士が、勝つ!」
ガチガチすぎて、なにいってんだかわからない。
「くだらんな。どんなルールだろうと、勝ってみせる」
ダンボール背負った貧乏くさいクラウドが、棒読みでそういった。やけに鼻の穴のでかいクラウドだ。
「ウィィィィーッ! アーッ! ザ! チャンピョン! アーッ!」
うるさい。急にうるさい。みんな優勝してどーする。
「チョアーッ! 我が拳にかかれば、ルールなど撲殺アルネ! きゅーん」
元気よく動き回るニーハオ・佐藤は、誤ってスメル・木村の体臭を思いっ切り吸い込んでしまい、そのままきゅーんと失神した。
「……! ……! ……!」
案の定、ドラゴン・山田の声は聞こえない。
なんだよこれ。やっぱ脚本あんのか。演出か。やらせか。
いやまてよ。てことは、こいつらあらかじめルール知ってたってことじゃん!
気付いた道房は、ひとこといってやりたくなった。でもやめた。大人げないから。もういい歳だから。子どものおいたは許してあげなくちゃいけない歳だから。
「あーもー、だるだるだね」
ダルダル・武藤がそういって、コントが成立した。
なにこれ。
道房の率直な感想である。
Chapter 1:衝撃のファーストアタック(仮) へつづく。
ちょっと剣先が折れ曲がってて手作り感満載のソルジャー・村田の姿は容易に想像できました。
予想の斜め上を突き抜けて国際宇宙ステーションに到達せんばかりの物語、拝読させて頂きました!
もいたん/lァ/lァ (*` Д´)
>べりたん
実はソルジャー・村田のデッキだけ数あわせで急遽作った12個目のデッキなんで弱いです。
でもまあ、キャラに合ってるんで大丈夫です。相手が事故れば問題ないです。
そんなやつです。
>ねぎちゃん
次回があるとしたら宇宙大会になり宇宙人もFFTCGを堪能していたという電波なストーリーになるかも知れません。
キャトルミューティレーションでSR持ってかれないように注意です。
もいたんの活躍にご期待下さい。