ダイス運

2009年05月27日 00:00:00 | 【カテゴリー: ソード・ワールド2.0
この記事の所要時間: 約 5分6秒

「ソード・ワールド2.0」にまで、手を出してしまいました。
「ソード・ワールド」といえば、15年前に、けっこーやりまくってたTRPGです。いろいろと、思い出深いゲームです。
 そのバージョンアップ版が、なんと、去年から、リリースされ始めまてました。
 もっと前から売ってるのかと思ってたんですが、去年発売されたばかりの、最新TRPGです。
 実は、こっちと、「アリアンロッドRPG」の、どっちをやろうか、って悩んでました。実際、お店で手にとって悩んでたくらいです。文庫版1冊と3冊を比べて、1冊の方を選びました。

「ソード・ワールド2.0」は、ルールブックが、3冊出ています。
 1冊目は、基本ルールブックで、1レベルから5レベルまでをサポートしています。
 2冊目は、拡張ルールブックで、6レベルから10レベルまでをサポートしています。種族が2種類追加され、技能も2種類追加されます。
 3冊目は、拡張ルールブックで、11レベルから15レベルまでをサポートしています。技能が1つ追加されます。
 1冊目だけだと、アイテムやモンスターが少ないです。最初から遊ぶ場合でも、2冊目はあった方がいいと思いました。3冊目は、まだ買ってません。


 さすが老舗のTRPG。骨太です。
 骨太すぎる「Dungeons & Doragons」に比べれば、ぜんぜんやさしいんですけど、「アリアンロッドRPG」に比べると、いろいろとシビアです。
 もちろん、今風のアレンジが加わってて、遊びやすくなっているんですが、「ソード・ワールド」らしさは失われていません。
 6面ダイス2つだけで遊べるというのは、昔からです。
 チャート表を見てダメージを判定するのも、変わりありません。
 能力値をダイスで求めるのキャラクター作成方法だって、当然そのままです。
 ダイス……。
 そう。
 ダイスを振って、能力値を求める。
 これって、オールドTRPG者にとっては、当たり前のことでした。むしろ、ダイスを振らないと、我慢できないくらいです。キャラクター作成、といったら、ダイスを振ることなのです。
 で、ダイス運、って、あるじゃないですか。
 ダイス運、って、あるんですよ。
 ダイス、つまりサイコロを振って、いい目が出るか、出ないか、っていう、運。
 いやまあ、確率的にいって、6面体のサイコロの出目は、すべて1/6なのは間違いないんです。そーじゃないと、そのサイコロはインチキだ、ってことになります。もしくは、不良品です。
 でも、あるんです。ダイス運。
 それは、命の力。
 魂の力。
 宿運を超えた、超気力。
 そんなものが、人類には、備わってるわけです。
 ダイス運がすごいひとは、とにかくすごくて、ここぞ! ってときに、6ゾロを出してくれちゃいます。しかも、連続で6ゾロを出しちゃうことだって、あります。ヘタすると、3連続で出しやがります。
 サイコロを、ぎゅぎゅぎゅーっ! と握りしめ、歯を食いしばり、額に血管を浮かべ、鬼の形相で、振るのです。
 そのオーラは、アカシックレコードに記された文言をも、変えてしまうほどです。
 宇宙の神秘です。
 とはいえ、6面ダイスの出目が、1/6なのは間違いないのです。
 2つ振ったら、6ゾロが出る確率は、1/36です。
 実は、いくらダイス運のいいひとでも、この確率は、みんなと等しく、同じなのです。
 つまり、こういうことです。
 ここぞ! って時に、6ゾロを出すけど、ほかの場面では1ゾロを出したり、どーでもいいところで、どーでもいい目を出すのです。
 偏っているのです。
 とにかく、偏りまくっているのです。いい方向に、とても偏っているのです。
 で、なにがいいたいのか、っていうとですね。もうとっくに予想できているでしょうけど、その通りなんですよ。
 いるんですよ。
 ダイス運の、悪いやつ。
 Kayataが、「ソード・ワールド2.0」のマスターをしてくれる、っていうので、喜び勇んでダイスを振ったんですよ。やっぱキャラクター作成は、ダイス振らなくちゃな。そう思いながら。
 そしたらあなた、酷い酷い。
 ダイスを2つ振って、11が出たんですよ。筋力で。戦士になるつもりだったから、こりゃいいぞ! と思ったんです。
 それなのに、次の生命力で、まさかのピンゾロ。
 人類最弱の生命力の持ち主になっちゃいました。
 2回チャレンジして、どっちか選ぶ、っていうレギュレーションだったので、もう1回、振ってみました。
 そしたら、筋力で、2と1が出ちゃいました。つまり、3です。
 戦士になんない。
 他の能力値も、揃って低調。平均値に達してません。
 これだったら、虚弱戦士の方がマシです。
 しかも、生まれ表を決めるとこで、選べばいいのに、ゲーマーの血が騒いだおかげで、ダイスを振っちゃいました。
 6ゾロが出ました。
 まさかの、フェアリーテイマー。
 つまり精霊使い。
 戦士最大のメリットである金属鎧を着ると、魔法が出にくくなっちゃいます。
 すんごい微妙な戦士ができあがりました。役に立たないかも知れない。
 どんだけー。
 さらに、ルールブックを買ったので、家でもキャラクターを作ってみたんですよ。
 ウサギさんの、フェアリーテイマーです。
 3回、振り直しました。
 振り直し回数的には、限界の回数です。
 それなのに。
 ルールブックに載ってる、サンプルキャラクターに、及びませんでした。
 知力だけ同じ値で、他は全部下でした。
 つまり、3回振り直しても、すべからく、平均以下。
 どんだけー。
 もう、確率なんて信じらんないッ!

 ちなみに、この時、嫁にもキャラクターを作ってもらいました。ドワーフ娘のロリっコ戦士です。
 試しに、フェアリーテイマーのウサギと、戦闘してみました。
 ガツン! と、殴られたので、お返しに、魔法をお見舞いしてやりました。
《ファイアボルト》です。
 渾身の、一撃ッ! ダイスを2つ振って、なかなかいい目が出ました! キタキター! よっしゃー!

 ドワーフに炎の魔法は効果ナシでした。

 やさぐれました。

 

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