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HagePOWER TRPG部

2009年7月10日 金曜日
この記事の所要時間: 約 0分22秒

 ほとんど誰も見てない自己満足のTRPGリプレイ日記ですが、なんかこう、ブログだと満足できなくなったので、スタティックなページを作ってしまいました。
 どこまでも突き進みます。

HagePOWER TRPG部

 今んとこ、「アリアンロッドRPG」のキャンペーン第2回まで書きました。キャラクターとかすっかり別人になってます。
 そのうち、イラストも載る予定です。

時空の迷宮 前編

2009年7月1日 水曜日
この記事の所要時間: 約 10分6秒

 TRPGプレイ日記です。
 セッション第5回目は、いつものTakeon邸で行いました。
 シナリオのタイトルは、『時空の迷宮』です。
 ベースは、あくまでも「シナリオ集1 ファーストプレイ」だと、いい切っておきます。
 断るまでもないですが、今回のプレイ日記も、脳内補正がモリモリ加わってます。本当はこうしたかった! 的な悔しさも入ってます。

 プリプレイで、Ganhiroの猫耳おじーちゃんを、見直しました。
 おじーちゃん補完計画です。
 前回は、《クイックステップ》を取っていないという、のんびりとした、社交ダンスじーちゃんでした。
 今回からは、よぼよぼな動きが敵の攻撃を的確に避け、震える手が超振動バイブレーションとなり敵の骨まで粉砕するという、ヒップホップじーちゃんになりました。

 前回のおさらい。
”石の街”ロダニアで、魔人ジュエリーザを退け、一躍人気者になった”花鳥風月”の一行。
 神官ランディアの依頼で、魔剣を封じる溜めに、カヤタの故郷である、”久遠の森”を目指すことになりました。
 ですが、ロダニアから”久遠の森”までは、馬を使っても、30日くらいかかってしまいます。
 たまたま出会った、カヤタの友人、リグレの案内で、近道である、時空の洞窟を目指します。
 途中、魔王エラザンデルの部下、漆黒の剣士コッホバールに襲われましたが、マグドゥーラの王女サングリエルの登場により、難を逃れました。
 しかし、どうやら、魔王エラザンデルの復活は、近いようです。


ギルド『花鳥風月
キャッチフレーズ「我々は花鳥風月! お金に困っている!」

チキ ヴァーナ(狼族) 女性 【アコライト/シーフ】 レベル7
 プレイヤー:Tiki
 苦労性で、いつも金欠の少女。何故か不意打ちが得意。
 父親が、反神聖帝国軍の隊長。軍資金を調達するために、冒険者となる。宝石魔人ジュエリーザの弱点を知っている。
カヤタ ドゥアン(有角族) 男性 【ウォーリア/サムライ】 レベル7
 プレイヤー:Kayata
 楽天家で行動力のある、ムードメーカー。とても運がいい。肩に、彼にしか見えない鳥を乗せている。
”久遠の森”の、封印守護の一族。何者かに、崖の上から突き落とされたが、運が良かったので生きている。
タルト エルダナーン 男性 【メイジ/アコライト】 レベル7
 プレイヤー:Nyagon
 美少女にしか見えない謎の魔術師。とても金に飢えている。過去の記憶を失っている。
 魔術を使って、大暴れする夢を見る。過去の記憶が、ちょこっとだけ蘇ったもよう。
タケオン フィルボル 男性 【シーフ/サモナー】 レベル7
 プレイヤー:Takeon
 賢くて、マイペースで、ひとがいい。ダンジョンでの仕事はピカイチ。たまに、罠もかかってないのに爆発する。
 魔人になった父親を捜している。右手の甲に、魔族が近づくと痛むという入れ墨が施されている。
じじ ヴァーナ(猫族) 男性 【ウォーリア/ダンサー】 レベル7
 プレイヤー:Ganhiro
 ぷるぷる震える、ダンシングおじーちゃん。川上から流れてきた。


 オープニングフェイズ。
 コッホバールを退けたその夜、じじは、なぜかマグドゥーラの王女サングリエルのことが、気になって仕方がありません。なんか知らないけど、ドキドキしてます。この、甘酸っぱい胸のときめきは、なに?
 すると、ピッキューン! と、ひらめきました。
「お、思い出したぞぉーっ!」
 その時、彼の身体が光り輝き、一瞬のうちに、若返りました。20代の精悍な青年に、変身したのです。腰に提げた剣は、妖魔をスパーンと倒すという、聖剣ヨーマスパーンに変わりました。
 でも、変身したショックで、なにを思い出したのか、忘れてしまいました。
「……なんだったかのう?」
 しょぼーんとしたら、変身も解けちゃいました。おじーちゃんに、戻っちゃいました。
 謎だらけのおじーちゃん、じじ。
 彼は、フェイトを1消費すると、若返り、聖剣ヨーマスパーンを手にすることができるという、妙な能力を得ました。

 次の日の早朝、野営をしていたタケオンが、水を汲みに小川へ行くと、獅子が、木の陰から顔を半分だけ覗かせてこっち見てました。
 タケオンが声をかけると、獅子は嬉しそうに寄ってきて、ぐるぐる喉を鳴らします。
 獅子は、重々しい声で、喋り出しました。
「助言を、与えよう。運命の気まぐれにより、過去と邂逅するであろう。ただしそれは、変えることの……む! すまない。今日は、時間がない。カーチャンに見つかると、叱られてしまうのだ。では、達者でな!」
 獅子は、ずばばっと、走り去ってゆきました。
 ふと、頭に違和感を覚え、触れてみると、動物の王が彫刻されたサークレットが、はめられていました。
 それは、ハイサモナーサークレット。サモナースキル《ハイサモナー》の効果が上がる、強力なサークレットです。
「……僕、《ハイサモナー》、取ってないんですよねー」
 タケオンは、爽やかな笑顔で、空を眺めました。

 ミドルフェイズ。
 リグレの案内で、時空の洞窟へ到着したました。
 それは、石を積み重ねた、門のようなものでした。門の間は、真っ白い霧に包まれ、向こうが見通せなません。もやもやが、流れ出ています。
 リグレは、厳しい顔で、説明します。
「いいか。この時空の洞窟は、通り抜けに、あまり時間をかけられない。具体的にいうと、リアルタイムで5時間、つまり19時までに通り抜けられないと、死ぬまで出られなくなる!」
 えー。まじでー。みたいな感じすが、行くしかないので、門をくぐります。
 いきなり、広大な宇宙空間に出ました。
 きらめく小さな星々が、うっすらと、みんなを照らしています。
 足下には、横幅3mくらいの薄いタイルあり、遠くまで伸びています。宇宙空間に浮かぶ、通路です。
「ふーん」みなさん、淡泊な反応です。
 カヤタとリグレは、封印守護の一族です。彼らにだけは、安全な道が見えますが、チキたちには、見えません。
 リグレは、カヤタを引っ張って、安全な道を行こうとします。
「あっちは、困難な道だからな。因果をねじ曲げるような、凶悪な障害が、待ち構えている、って話だぜ。言い伝えによると、途中で姿を消してしまうとか、姿や人格が変わったりとか、……発狂する者もいたという」
「リグレは、安全な方、行きなよ。僕らは、こっちの道、行くからー」カヤタたちは、困難な道を選びます。
「ちょ!? ……わ、わかった。お前が、どれほどの男なのか、見届けてやるぜ!」リグレも、ついてくるみたいです。

 時空の洞窟は、訪れるものの運と、宿命により、姿を変える、迷宮です。
 通路の先になにが待ち構えているのか。
 それは、誰も知りません。

 宇宙空間に伸びる、曲がりくねった通路を進むと、緑色の扉が塞いでいました。
 カヤタが、どーん! と、ドアを開けると、唐突に、森の中に出ます。
 柔らかな木漏れ日に包まれて、暖かいです。鳥のさえずり。優しい風。アロマの香り。【HP】と【MP】が3d6点回復できるくらいの、癒し空間です。いきなりくるとこじゃありませんでした。
 さっさと通過します。

 宇宙空間に戻りました。進んでしたら、突然、凄まじい速さで、通路がタイルが流れ始めます。星々の光が線になり、平衡感覚が失われます。
 気付くと、広い部屋に倒れていました。
 なんということでしょう。
 チキと、じじが、3歳児になってしまいました。
「おっぱいは、まだでしゅかー」じじは、老人だったり、若者だったり、幼児になったり、忙しいです。
「……進むでしゅ!」チキは、受け入れたみたいです。
 幼児2人を連れて、カヤタたちは、部屋から出ました。

 通路を、灰色の扉が塞いでいました。ドアを開けると、12m四方の鉄鋼の部屋に出ます。木目調の模様が、壁や床を満たしています。部屋の奥には、禍々しい彫刻のされた大理石の扉がありました。
 目をこらすと、部屋の隅に、部屋と同じ模様の大きなサソリが、いました。襲ってくる気配はありません。
 エネミー識別してみると、ダマスクススコーピオンだということがわかりました。
 2回攻撃。受けるダメージは常に1。HPを回復する攻撃。
 スルー決定。
 とっとと、部屋から出ました。

 宇宙空間の通路を、大理石の扉が塞いでいました。
 重いドアを開けると、突然、どこかの街の中に出ました。
 城壁に囲まれた都市ですが、壁は崩れ、家屋が燃え、潰された兵士の死体が転がっています。まるで、戦場です。
「……あ、あれれ? ここは?」カヤタは、首を傾げます。
「おっぱいは、まだでしゅかね」3歳児のじじが、指をしゃぶります。
「街ね! お買い物できるわっ!」タルトが、目を輝かします。
「そーじゃないでしょう」タケオンが、突っ込みます。
 とかやってたら、巨大な影に、覆われました。
 見上げると、どこかで見たような、巨人。
 魔人ジュエリーザです。ジュエリーザが、背を向けて立っています。
 ロダニアで遭遇した時と、ちょっと姿が違うのに、気付きました。宝石の数が少なく、黒い地肌が見えています。
 魔人の向こうには、果敢にも剣を向ける、ひとりの騎士がいました。ヴァーナ狼族の、男です。
 チキは、彼に見覚えがありました。
「あ、あれは!? お、おとーしゃん!?」
 チキの父の、リヒト。とても若く、まだ20代前半っぽいですが、間違いありません。
 そして、この街は、帝国に奪われた、チキの故郷でした。

 魔人ジュエリーザは、灼熱のビームで、リヒトを吹き飛ばしました。彼は、家屋に衝突すると、血を吐き、倒れます。
 チキの姿が、一瞬、ブレました。
「おとーしゃん!」駆け出そうとする、よちよち歩きのチキを、カヤタがつまみ上げました。
「こーなったら、やるしか、ないっ!」カヤタは、カタナを抜きます。
「勝てますかねー?」タケオンも、戦闘態勢を取りました。
 タルトは、隙をみて回り込み、チキの代わりに、リヒトのところへ向かいました。
 殺気を感じたのか、魔人ジュエリーザが、振り返りました。
 戦闘開始です。
 ジュエリーザの放つ、灼熱のビームで、大ダメージを受ける、カヤタ、チキ、タケオン、じじ。
 絶望的な戦力差ですが、カヤタは、果敢にも攻撃します。しかし、ダメージを与えられません。
 タルトは、リヒトを《ヒール》で回復しました。立ち上がろうとしたリヒトに、ジュエリーザが向き直ります。灼熱のビームが放たれ、彼は戦闘不能の虫の息になりました。タルトは、余波を受けて、吹き飛びます。
 姿がブレるチキ。
 焦るカヤタたち。
 すると、ジュエリーザが、タルトを見て、目を見開きました。
 巨大な身体を持つ魔人が、ちいさなタルトに、怯えています。
 ロダニアのときと、同じです。
「……エ、る、ウェーッ!?」と、つぶやくと、ジュエリーザは、背を向けて、地面を蹴って飛び立ち、逃げ出しました。
 ぽかんとして、飛び去るジュエリーザを、見送ります。
 とりあえず、驚異は去ったみたいです。

 父のそばに連れてってもらったチキは、彼に《レイズ》を使います。
 リヒトは、息を吹き返しました。
「……あ、ありがとう。ジュエリーザを、追い払ってくれたのか。……すごいな。これで、我が国は救われた」
「報酬っ!」と、タルトが叫びます。
「ちょっ!? なにいってんでしゅか!」
 チキは、タルトを全力で止めました。ここで父が借金を作れば、その借金は、こっちに回ってくるような気がしたのです。
「お嬢ちゃん。キミの名を、教えてくれないか?」と、リヒトはチキに訪ねます。
 なんだか嫌な予感がしたので、チキは「チキです」と答えます。
 さっき、ジュエリーザが立っていたところに、いつの間にか、扉が現れていました。扉は、徐々に、空気に解けていきます。
「急がないと、まずそうですよー」
「ちっ。つけとくからね!」
「行こう、チキ!」
「えーと。娘しゃんには、優しくねー」
「おっぱいは、まだかいのう」
 カヤタたちは、あっけにとられるリヒトを残し、扉をくぐり抜けました。

 つづく。

ダイス運

2009年5月27日 水曜日
この記事の所要時間: 約 5分6秒

「ソード・ワールド2.0」にまで、手を出してしまいました。
「ソード・ワールド」といえば、15年前に、けっこーやりまくってたTRPGです。いろいろと、思い出深いゲームです。
 そのバージョンアップ版が、なんと、去年から、リリースされ始めまてました。
 もっと前から売ってるのかと思ってたんですが、去年発売されたばかりの、最新TRPGです。
 実は、こっちと、「アリアンロッドRPG」の、どっちをやろうか、って悩んでました。実際、お店で手にとって悩んでたくらいです。文庫版1冊と3冊を比べて、1冊の方を選びました。

「ソード・ワールド2.0」は、ルールブックが、3冊出ています。
 1冊目は、基本ルールブックで、1レベルから5レベルまでをサポートしています。
 2冊目は、拡張ルールブックで、6レベルから10レベルまでをサポートしています。種族が2種類追加され、技能も2種類追加されます。
 3冊目は、拡張ルールブックで、11レベルから15レベルまでをサポートしています。技能が1つ追加されます。
 1冊目だけだと、アイテムやモンスターが少ないです。最初から遊ぶ場合でも、2冊目はあった方がいいと思いました。3冊目は、まだ買ってません。


 さすが老舗のTRPG。骨太です。
 骨太すぎる「Dungeons & Doragons」に比べれば、ぜんぜんやさしいんですけど、「アリアンロッドRPG」に比べると、いろいろとシビアです。
 もちろん、今風のアレンジが加わってて、遊びやすくなっているんですが、「ソード・ワールド」らしさは失われていません。
 6面ダイス2つだけで遊べるというのは、昔からです。
 チャート表を見てダメージを判定するのも、変わりありません。
 能力値をダイスで求めるのキャラクター作成方法だって、当然そのままです。
 ダイス……。
 そう。
 ダイスを振って、能力値を求める。
 これって、オールドTRPG者にとっては、当たり前のことでした。むしろ、ダイスを振らないと、我慢できないくらいです。キャラクター作成、といったら、ダイスを振ることなのです。
 で、ダイス運、って、あるじゃないですか。
 ダイス運、って、あるんですよ。
 ダイス、つまりサイコロを振って、いい目が出るか、出ないか、っていう、運。
 いやまあ、確率的にいって、6面体のサイコロの出目は、すべて1/6なのは間違いないんです。そーじゃないと、そのサイコロはインチキだ、ってことになります。もしくは、不良品です。
 でも、あるんです。ダイス運。
 それは、命の力。
 魂の力。
 宿運を超えた、超気力。
 そんなものが、人類には、備わってるわけです。
 ダイス運がすごいひとは、とにかくすごくて、ここぞ! ってときに、6ゾロを出してくれちゃいます。しかも、連続で6ゾロを出しちゃうことだって、あります。ヘタすると、3連続で出しやがります。
 サイコロを、ぎゅぎゅぎゅーっ! と握りしめ、歯を食いしばり、額に血管を浮かべ、鬼の形相で、振るのです。
 そのオーラは、アカシックレコードに記された文言をも、変えてしまうほどです。
 宇宙の神秘です。
 とはいえ、6面ダイスの出目が、1/6なのは間違いないのです。
 2つ振ったら、6ゾロが出る確率は、1/36です。
 実は、いくらダイス運のいいひとでも、この確率は、みんなと等しく、同じなのです。
 つまり、こういうことです。
 ここぞ! って時に、6ゾロを出すけど、ほかの場面では1ゾロを出したり、どーでもいいところで、どーでもいい目を出すのです。
 偏っているのです。
 とにかく、偏りまくっているのです。いい方向に、とても偏っているのです。
 で、なにがいいたいのか、っていうとですね。もうとっくに予想できているでしょうけど、その通りなんですよ。
 いるんですよ。
 ダイス運の、悪いやつ。
 Kayataが、「ソード・ワールド2.0」のマスターをしてくれる、っていうので、喜び勇んでダイスを振ったんですよ。やっぱキャラクター作成は、ダイス振らなくちゃな。そう思いながら。
 そしたらあなた、酷い酷い。
 ダイスを2つ振って、11が出たんですよ。筋力で。戦士になるつもりだったから、こりゃいいぞ! と思ったんです。
 それなのに、次の生命力で、まさかのピンゾロ。
 人類最弱の生命力の持ち主になっちゃいました。
 2回チャレンジして、どっちか選ぶ、っていうレギュレーションだったので、もう1回、振ってみました。
 そしたら、筋力で、2と1が出ちゃいました。つまり、3です。
 戦士になんない。
 他の能力値も、揃って低調。平均値に達してません。
 これだったら、虚弱戦士の方がマシです。
 しかも、生まれ表を決めるとこで、選べばいいのに、ゲーマーの血が騒いだおかげで、ダイスを振っちゃいました。
 6ゾロが出ました。
 まさかの、フェアリーテイマー。
 つまり精霊使い。
 戦士最大のメリットである金属鎧を着ると、魔法が出にくくなっちゃいます。
 すんごい微妙な戦士ができあがりました。役に立たないかも知れない。
 どんだけー。
 さらに、ルールブックを買ったので、家でもキャラクターを作ってみたんですよ。
 ウサギさんの、フェアリーテイマーです。
 3回、振り直しました。
 振り直し回数的には、限界の回数です。
 それなのに。
 ルールブックに載ってる、サンプルキャラクターに、及びませんでした。
 知力だけ同じ値で、他は全部下でした。
 つまり、3回振り直しても、すべからく、平均以下。
 どんだけー。
 もう、確率なんて信じらんないッ!

 ちなみに、この時、嫁にもキャラクターを作ってもらいました。ドワーフ娘のロリっコ戦士です。
 試しに、フェアリーテイマーのウサギと、戦闘してみました。
 ガツン! と、殴られたので、お返しに、魔法をお見舞いしてやりました。
《ファイアボルト》です。
 渾身の、一撃ッ! ダイスを2つ振って、なかなかいい目が出ました! キタキター! よっしゃー!

 ドワーフに炎の魔法は効果ナシでした。

 やさぐれました。

アリアンロッドRPG

2009年4月27日 月曜日
この記事の所要時間: 約 5分10秒

 買っちゃいました。

TRPG
 会社帰りに、秋葉原に行きました。
 D&Dのオフィシャルサイトを見て、取り扱ってる店を確認し、イエローサブマリン秋葉原RPGショップに行ったんですが、カードばっかりで置いてませんでした。泣きそうになりました。
 仕方がないので、Role&Rollstationという店に行きました。古そうな雑居ビルの6階で、ちょっとドキドキだったんですけど、品揃えが豊富で、とてもいい店でした。あと、奥の部屋にはテーブルがいくつか並んでいて、実際にプレイしている一団がいました。声を聞いてるだけで、血が滾りました。
 やっぱ、D&Dだよね。
 さんざん悩みました。狭い店で、30分くらいうろうろしてました。とりあえず、プレイヤーズハンドブックだけ、買いました。
 ダイスも、ひと通り、揃えました。
 わくわくしながら、D&Dのプレイヤーズハンドブックを読みました。
 うん。
 無理。
 これは、そーとー熟練していないと、遊べそうにありません。でも、フルカラーで、とても良い本です。わくわくが止まりません。ダンジョンマスターズガイドとモンスターマニュアルも欲しい。

 で、結局、「アリアンロッドRPG」を始めてみました。
 土曜日に、映画を観たあと、いつものタケ邸に、集まりました。
 友人Rがわざわざ発掘してくれた、まるで古代書みたいにボロボロになった新和版D&Dを、涙を流しながら読み、やっぱd20だよな、セービングスローだよな、でもハーフリングのレベルは8までなんだよな、イモータルってショッキングだったよね、なんて話になったんですけど、「アリアンロッドRPG」になりました。
 まあ、リハビリですし。
 今風のTRPGとやらを、味わってみましょう。
 なんて、お高くとまってますが、ルールのチャート表とかスキルとかアイテム表とかしっかりとコピーしてたり、拡張されたキャラクターシートを探してプリントしておいたりと、準備は万全でした。もう最初っからやる気に満ちあふれてました。

 メンツは、Tiki、Kayata、Taruto、Stonecold、です。
 TakeonとGanhiroとSyanと友人Nもいたんですけど、残念ながら、参加してくれませんでした。
 Tikiは、ヴァーナでオオカミ族の、アコライトです。サポートクラスに、シーフ。
 Kayataは、ドゥアンで有角族の、ウォーリアです。サポートクラスに、サムライ。
 Tarutoは、エルダナーン族の、メイジです。サポートクラスに、アコライト。
 Stonecoldは、ドゥアンで牙爪族の、モンクです。サポートクラスに、アルケミスト。マスターやるので、NPCです。
 あらためて並べてみると、全員デミヒューマンというパーティーです。人間いない。

 シナリオは、ルールブックのおまけについてたやつにしました。街の外に、いきなり巨大な木が生えた、っていう、ちょっと無理のあるシナリオです。内部にエレベーターがあるって、どんな木やねん。
 Tikiは、リーダーっぽい振る舞いをしてくれました。久しぶりなのに、いろいろと気がつき、活躍してました。マスターの立場として、様々なことに気付いてくれるのは、とてもありがたかったです。アコライトなのに、思いっ切り隠密シーフでしたが。
 Kayataは、脳天気なキャラをやってくれました。ブランクを感じさせないテンションで、場を盛り上げてくれました。カタナの命中率が上がるスキルを持っているのに、カタナを呼び出せない(何故かカタナは店に売ってなくて、気合いで召喚するシステム)というサムライでした。ラスボスを相手に、巧いこと大ダメージを出すなど、活躍してました。とどめは、Tikiに持っていかれてましたが。
 Tarutoは、TRPG初心者でしたけど、巧く立ち回ってました。がめついメイジです。バンバン魔法を使ってて、後半はガス欠気味になってました。わからないことだらけなのに、楽しんでくれたと思います。ロールするダイスの数を、よく間違えていましたが。
 Stonecoldは、NPCのくせに、足を引っ張ってばっかでした。しかも、実はモンクってサポートクラスのみだったんで、存在自体が間違ってました。ごめんなさい。こっそりと、ウォーリアのアルケミストに修正しました。
 みんな、なんていうかこう、ファイナルファンタジー11のキャラそのまんま的な感じが、しないでもありませんでした。

 とても、楽しかったです。
 テーブルトークでひと晩あかすのって、久しぶりでした。
 ゲームマスターも、久しぶりだったので、照れ照れでした。
 ルールを完全に把握してなかったので、あとで確認してみたら、いろいろと間違ってたりしました。申し訳ありません。次回は、ちゃんと正しく制御したいと思います。
 でも、15年ぶりにしては、それほど酷いマスタリングじゃなかったと思います。元プロですから。なんつって、本当は、もともと巧くないです。ザルです。サイコロ振っておいて出目を見ない系です。精進します。
 次回は、ゴールデンウィーク中。
 今から準備しておかなくちゃ。ウヒヒ。

 というわけで、「アリアンロッドRPG」でした。
 評判通り、なかなか良いシステムだと思います。マイナーアクションとか、メジャーアクションとか、シミュレーションっぽい戦闘とか、とても今風です。フェイトのシステムも、よくできていると思いました。
 けれど、基本ルールブックだけだと、とにかくモンスターが足りない。全然足りない。
 そこで、「アリアンロッドRPG エネミーガイド」。350以上のモンスターが載ってます。
 しかし、3,360円。
 基本ルールブックだけだと、とにかくアイテムが足りない。全然足りない。
 そこで、「アリアンロッドRPG アイテムガイド」。700以上のアイテムが載ってます。さらに、追加スキルまで載ってます。
 しかし、3,360円。
 アイテムガイド、エネミーガイド、それに肝心要な上級ルールブックも合わせると、9,030円。諭吉さんが、ひらひらと飛んでいっちゃいます
 それと、あと1冊くらい、基本ルールブックがあった方がいいかなあ。
 ニコニコしながら、悩んでます。