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訓練所とは違う

2007年2月27日 火曜日
この記事の所要時間: 約 4分31秒

 ファミレス通ってます。略してファミ通。
 ゲームソフトは躊躇しても結局買うのに、仕事に必要なソフト(Vista対応の「一太郎2007」)は躊躇した挙句買わなかったという事実。
 それはそうと、いよいよ明日です。なにかが起こります。

 というわけで、「モンスターハンターポータブル2nd」です。
 あんましプレイする時間がありません。月曜日の通勤時間は、読書の時間ですから。もちろん、週間少年ジャンプです。
 ファミレスから帰宅後、風呂に入ってベッドに寝転んでプレイ開始。

 一通り初心者演習が終わったので、やたらテンションの高い教官と別れ、訓練所から出てきた野蛮な少女Matsuge。
 訓練所から出た足で、村にいる野良ブタを連れまわしつつ、Matsugeは村長に話しかけます。
 村長は、いろいろと仕事を斡旋してくれるようです。せっかくなので、Matsugeは仕事を選び、雪山に雪山草を摘みに行くことにしました。
 さて、仕事に出かける前に、まずは装備を整え――られません。
 Matsugeは、戦慄を覚えました。
 どうやら、仕事を請けてしまうと、もう着替えることができないどころか、自室に戻ることすらできないようです。
 自由を奪われました。
 村人全員が、敵です。
 油断無く、見張られます。
”貴様はその装備品で仕事を請けたのだァ! だから、そのままの姿でゆけーいッ!”村人の誰もが、そう叫んでいるような気がします。
 顔面蒼白のMatsugeは、その場に膝をつきます。
 ――武器。
 訓練所から出れば、自由に武器を選べたのです。自宅に戻れさえすれば、多種多様な武器の中から、好みの武器を選択できるのです。
 訓練所で、武器をあれこれ試してみたことが、彼女の脳裏に浮かびます。
 ――片手剣。うーん。なんか使いやすいけど、普通だよねー。
 ――ハンマー。動きがやたら重くてもっさりしてて、巧く使いこなせないや。当たりにくいし。ストレス堪りそう。
 ――太刀。これも動きが重くて、なんかイヤ。慣れるまでは、両手武器はやめておこうかな。
 ――双剣。お、これサクサク攻撃できていいんじゃない? よし、これでいこう!
 Matsugeは、ふと我に返ります。
 恐る恐る、背負ったものに視線を向けます。
 彼女の瞳に、それが映りました。
 ――ハンマー。
 はい、ハズレー!
 それは、訓練所に行く前に、なんとなく装備した武器でした。
 Matsugeは、顔を覆って首を振りました。

 Matsugeは渋い顔をしたまま、ハンマーを抱えて雪山に出かけます。自室に戻れないんだから、仕方がありません。
 雪山は、訓練所で見慣れた土地です。地図なしでも歩き回れるくらいです。
 Matsugeの顔が、自然にほころびます。
 用意してきた釣竿で、魚釣り。
 虫取り網で虫を追いかけたり、野草を摘んだり。
 Matsugeは、たんぽぽのような笑顔で、野外生活を満喫します。
 ああ、こういうのっていいなあ。あははー。うふふー。
 すぐに鞄がいっぱいになってしまうことだけが、不満です。草や昆虫や生魚や薬の瓶や生肉が、ごっちゃになって詰め込まれた鞄。なにか異臭が漂ってきます。
 ――訓練所とは違う。
 彼女がそう気づいたのは、ガウシカの群れに突きまくられて、身体中穴だらけにされ大量に血を噴出し全身の骨という骨を完膚なきまで砕かれ内臓をこぼし四肢が千切れた死体になってから、でした。
 訓練所と同じ雪山なのに、同じモンスターなのに、訓練所とは明らかに強さが違いました。ガウシカに囲まれ、あっという間に殺されてしまったのです。
 何故か、死体になっても意識だけはあります。
 どうなってしまうんだろう、と考える隙もなく、やけに騒がしいなにかがどこからともなくやってきて、台車に乗せられたMatsugeは、キャンプ地まで移動しました。
 ぽいっと台車から捨てられます。
 Matsuge、復活。
 報酬100円引きで、彼女は生き返ったのです。
 安い命だなあと、彼女は思いました。

 Matsugeは、真面目に仕事をすることにしました。無理にモンスターと戦わなくったっていいんです。それってモンスターハンターとしてどうなの? とか思いましたが、武器がハンマーなんですから仕方がありません。
 雪山に登り、必要以上に雪山草を摘んで、キャンプまで戻ります。
 仕事完了。
 村に戻って、村長から報酬をいただきました。
 その足で、素早く自宅に帰ります。無職中なのですから、誰にも文句はいわせません。この村は、ニートには優しいみたいです。
 双剣ボーンシックル装備完了。
 これなら、もう負けません。野良ブタにしましまの服を着せながら、Matsugeはニヤリと笑みを浮かべました。

 自宅の台所に、猫を飼うことができました。なんか作ってくれるみたいですが、お金を取られそうになりました。意外とちゃっかりしている猫です。
 ポッケ農場にも行きました。猫が取り仕切ってました。軽く素材を摘んだり、釣りができたりします。なかなか楽しげです。採掘したら鎧玉が出たので、さっそくマフモフジャケットを強化してみました。
 なんとなく、猫派な村です。
 あちこちで、にゃーにゃー声がします。
 Matsugeは、この村のことが気に入りました。
 なんか懐かれているのは、ブタですが。

 Matsugeの野蛮な冒険は、続きます。

横幅が違います

2007年2月26日 月曜日
この記事の所要時間: 約 2分42秒

PSP モンスターをハンティングしに行きたいと思います。

 嫁と。

 嫁専用のPSPは、ショッキングピンクです。

 ションキングです。

 もうなにもいわないでください。

 今日のお昼はカップラーメンです。


 PSPって、充電してないとアップデートできないんですね。
 しばらく放置していたPSP初号機と、新品のPSP弐号機は、充電されてませんでした。
 アップデートしないと、ゲームが遊べません。
 というわけで、しばらくおあずけを喰らってしまい、悶々としちゃいました。
 内緒ですが、「なんでじゃボケェェェ! 電源繋げとるだろうがァァァッ! どこまで充電しなくちゃいけないんじゃァァァバリサンまで待たせる気かァァァ! だからお手軽気楽なニンテンドーDSに負けるんだろうがァーッ!」と、心の中で叫んじゃいました。

 というわけで、「モンスターハンターポータブル2nd」です。
 初めての「モンスターハンター」です。
 なんつーか、野性味にあふれる野蛮なキャラクターしか作れないというところが硬派です。ちなみに名前は8文字しか入らないので、Stonecoldは作れませんでした。選べるハゲも、バンダナしててイヤな感じでした。
 というわけで、名前はMatsugeにしました。
 女子です。
 女子は女子でも、どこからどう見ても立派な女子プロレスラーです。
 一般的なゲームの女性キャラとは、肩幅が違います。胸板が違います。腹筋が違います。美少女なんかと一緒にしないでください。

 まずは、訓練所に行きました。
 一人前のモンスターハンターになるためには、さまざまな技術を身につける必要があります。
 なにしろMatsugeは、旅の途中で崖から落ちて気絶するくらいの初心者です。
 さて。
 やたらテンションの高い教官のもとで、Matsugeは修行を開始します。
 先生、肉の焼き方がわかりません。
 肉を地面において、おろおろするだけのMatsuge。
 モンスターを倒し、肉を剥ぎ、肉を地面に置いて、ただ困惑するだけのMatsuge。置いた肉を拾うことはできません。腐って消えていくのを待つばかりです。手持ちの肉がなくなると、またモンスターをブッ殺しに行きます。
 20分間、何度となく繰り返しました。
 泣きそうになりました。
 な、なんて厳しい人生だッ! 難易度が超高いッ! 肉を焼くことすらできないだなんてッ!
 ――肉焼き機を倉庫から持ち出していないことが判明。
 おいしく焼けました。
 Matsugeは脳まで野生です。
 テヘ。

 それにしてもこの訓練所、かなり充実しています。
 なかなか卒業できそうにありません。

(さらに…)