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PS3

2010年5月16日 日曜日
この記事の所要時間: 約 1分40秒

 ついに我が家もPS3ユーザになりましたッ!

PS3
 友人Tのお蔭です。猛烈にありがとう!

 コントローラーは、標準の青いやつを追加で購入しました。USBケーブルついてないのね。
 接続ケーブルは、PS2用のD端子ケーブルを使いました。共有できるってイイネ!
 toruneはまだ買ってません。HDDも買わなくちゃなので、ちょいと予算オーバーです。観たいテレビ番組まったくないのでなくてもかまわないんですけど、なんか欲しい。

(さらに…)

真・女神転生STRANGE JOURNEY

2010年4月2日 金曜日
この記事の所要時間: 約 3分57秒

 電車の中でちまちまプレイしてた「真・女神転生STRANGE JOURNEY」をクリアしました。
 このゲーム、「ドラゴンクエスト 9」と同じく「真・女神転生」の正式なシリーズ最新作なのに、あんまし話題になってないような気がします。やっぱニンテンドーDSだと地味なのかな。
 クリアしたのは、Neutralルートでです。
 ラスボスは、女神転生1作目2作目に比べると地味でした。ニンテンドーDSの画面の小ささもあり、迫力と説得力がなかったような気がします。
 確かに、あの髪型は反則級に衝撃的でしたけど。

 ネタバレなんか気にしない系。



(さらに…)

ちゅっちゅらびらび

2010年1月20日 水曜日
この記事の所要時間: 約 3分53秒

 実はこのブログってゲームブログだったので、オトシンクルス・ネグロの姿を最近見ることができなくて心配だという話ではなく、たまにはゲームのことを書きます。

 PSPの「エルミナージュII」を電車プレイしまくり中です。
 といっても、まだたったの110時間程度ですが。
 ラスボスは倒しましたが、リセットしました。
 クリア後にはもちろん追加ダンジョンがあるのですが、ストーリーが終わると飽きそうなのでクリアしないでいます。追加ダンジョンは強敵ばかりでてくるようなので、レベル100くらいあった方がいいだろうし。

エルミナージュII  メインパーティーは、闘士レベル58、戦士レベル77、君主(僧侶から転職)レベル47、司教レベル60、魔術師レベル72、盗賊レベル82です。

エルミナージュII  セカンドパーティーは、君主(戦士から転職)レベル54、君主(戦士から転職)レベル55、侍(司教から転職)レベル48、巫レベル61、司教(召喚師、錬金術師から転職)レベル50、盗賊レベル80です。

エルミナージュII  昨日から始めたサードパーティーは全員ちゅっちゅらびらびしてできたキャラクターで、君主レベル13、君主レベル13、君主レベル13、僧侶レベル14、魔術師レベル14、盗賊レベル14です。

 このゲームは基本的にウィザードリィなのですが、最近のゲームっぽくチューンナップされています。
 キャラクターがおもろいとか、これから向かうところに丁度クエストがあったりとか、巧みなバランス感覚で飽きさせません。必要以上に喋りまくるNPCは、ちょっとめんどくさいですけども。
 攻撃力とHPのバランスも絶妙で、死にまくるのを前提としています。何回死んでも生き返ればいいのです。ペナルティーありません。どんどん死んでOKです。ひとりでも生き残ってれば勝ちです。
 このように、ライトな感じになってはいますが、ウィザードリィっぽい硬派なところもあります。
 攻略サイトを見るか方眼紙に道を書かないと先に進めないダンジョンや、攻略サイトを見るか対応表を作らないと解読できない暗号や、ワープしまくりダンジョンや、回転しまくりダンジョンや、音を頼りに進むしかない暗闇の道などがそうです。
 いちばん最初のクエストをクリアして地下へ足を踏み入れたとたん敵のレベルが急上昇して手も足も出ず全滅する辺りなんか、いい感じです。
 射撃で魔術師とか弱いところを狙い撃ってくるのもステキです。
 前衛が混乱したりや魅了されたりすると、あっという間にパーティーが壊滅します。
 パーティー壊滅といえば、先制攻撃です。先制攻撃されるだけで全滅することもあります。先制自爆2連発とかされると自動的に全滅です。
 ランダムエンカウントで大魔王の息子パーティーが出てくるのもすごいです。やたら強く、しかも倒すたびに成長しやがる中ボスです。先制されると確実に全滅します。
 とはいえ、ウィザードリィと銘打ってる作品よりは俄然難易度が低いです。とてもライトで今風のRPGになっています。

 序盤から中盤は、クエストやNPCが楽しいので乗り切れます。けっこー無理難題をふっかけられます。
 中盤からは、ちょっとキツくなります。経験値稼ぎしかやることがないのに、レベル差で命中率が大きく変わるので強い敵にはかないません。経験値欲しさに欲張ると、リセットの嵐です。
 盗賊が「盗む」を覚えた辺りから、楽しくなってきます。
 アイテム集めです。
 そして錬金術師によるアイテム強化です。
 聖礎コントラキオというラスボスがいるダンジョンでぐるぐる回るようになると、とても楽しくなります。
 そして、ちゅっちゅらびらびです。
 なんとこのゲーム、召喚したモンスターと自作キャラクターを結婚させることができるのです!
 いや、結婚とは少し違います。
 繁殖させることができるのです!
 この行為のことを、ゲーム内ではちゅっちゅらびらびと呼ぶのです!
 イヤーン!
 ウチの場合、相手となるモンスターは、特殊抵抗率すべて300%を誇るレイバーロード一択です。出現時必ず混乱しててついうっかり自爆しちゃう人見知りでドジっ子で照れ屋(全身甲冑)の、レイバーロードです。
 このレイバーロードが花婿になり、花嫁になります。
 男女入り乱れる多重婚です。
 結婚、いや、繁殖が終わって街へ帰ると、3歳になる子どもが待っています。このゲームは個人個人で時間の流れが違うので、繁殖後数分で3年経ってても問題ありません。
 つまり、昨日から始めたサードパーティーは、3歳の6人パーティーなのです! バブー! ハーイ! チャ?ン!

 このように、「エルミナージュII」はとてもすごいゲームです。

眠る巨人とキノコの肉

2009年6月16日 火曜日
この記事の所要時間: 約 1分9秒

 何故か、「アリアンロッドRPG」用のシナリオを、作ってました。
 ダンジョンものの、ショートシナリオです。
 ラスボスは、どうかと思います。
 もともと、このシナリオは、今やってるキャンペーンに組み込もうと思って、作ってました。でも、時間的な関係で、できなさそうなので、単独でプレイできるように、編集しました。
 というわけで、公開します。
 いわゆる、フリーシナリオ、みたいな感じです。
 いっちょまえに、pdfです。
 マウスでキノコ描きました。2分かかりました。
 2.5MBくらいあります。
 あんまし、ネットにシナリオって転がってないので、もしかしたら、需要あるかなーと思ってます。
「アリアンロッド」でこのブログを検索してくるひとなんて、月に2件くらいしかないという現実は、棚に上げておきます。
 mixiでは、総スルーです。さらに、スレストッパーです。
 涙出そう。

『眠る巨人とキノコの肉』

■シナリオデータ
 プレイヤーキャラクター数:4?6人
 キャラクターレベル:5?7
 プレイ時間:3?4時間
 必要なサプリメント:上級ルールブック、エネミーガイド

ダウンロードはこちら
※右クリックで、ダウンロードしてください。そのままクリックすると、ファイルが開いちゃいます。

 まあ、なんといいますか。
 遊びたいですッッ!

ふたつの壊音 後編

2009年6月3日 水曜日
この記事の所要時間: 約 11分39秒

 TRPGプレイ日記です。
 セッション第4回目『ふたつの壊音』のつづきです。ふたつ目です。


ギルド『花鳥風月
キャッチフレーズ「我々は花鳥風月! お金に困っている!」

チキ ヴァーナ(狼族) 女性 【アコライト/シーフ】 レベル6
 プレイヤー:Tiki
 苦労性で、いつも金欠の少女。何故か不意打ちが得意。最近は、アコライトしてる。
 父親が、反神聖帝国軍の隊長。軍資金を調達するために、冒険者となる。宝石魔人ジュエリーザの弱点を知っている。
カヤタ ドゥアン(有角族) 男性 【ウォーリア/サムライ】 レベル6
 プレイヤー:Kayata
 楽天家で行動力のある、ムードメーカー。とても運がいい。肩に、彼にしか見えない鳥を乗せている。
”久遠の森”の、封印守護の一族。何者かに、崖の上から突き落とされたが、運が良かったので生きている。
タルト エルダナーン 男性 【メイジ/アコライト】 レベル6
 プレイヤー:Nyagon
 美少女にしか見えない謎の魔術師。とても金に飢えている。過去の記憶を失っている。
 魔術を使って、大暴れする夢を見る。過去の記憶が、ちょこっとだけ蘇ったもよう。
タケオン フィルボル 男性 【シーフ/サモナー】 レベル6
 プレイヤー:Takeon
 賢くて、マイペースで、ひとがいい。ダンジョンでの仕事はピカイチ。たまに、罠もかかってないのに爆発する。
 魔人になった父親を捜している。右手の甲に、魔族が近づくと痛むという入れ墨が施されている。
じじ ヴァーナ(猫族) 男性 【ウォーリア/ダンサー】 レベル6
 プレイヤー:Ganhiro
 ぷるぷる震える、ダンシングおじーちゃん。川上から流れてきた。


 ミドルフェイズの、つづきになります。
 宝石魔人ジュエリーザを追い払い、ロダニアの街に入った、”花鳥風月”の一行。
 チキは、ため息をつきながら、神殿に向かいます。
 魔王エラザンデルを封じた魔剣を2本抱えたまま、クラン=ベルから失踪してしまったので、連絡しとかないといけません。
 気が重そうです。
 神殿の奥に通されると、いつもの鏡がありました。
 砂嵐が消えると、パッと、ライン神殿の神官長、ランディアが映りました。
「……チキ。なんで、ロダニアなんだ? 例の剣は、2本とも、無事だろうな!?」
 いきなり、渋い顔をされます。
 チキが、クラン=ベルの邪教の神殿での顛末を話すと、ランディアは納得してくれた、というか、合点がいったように、頷きました。
「信じよう。で、最悪な話と、絶望的な話と、凄惨な話がある。どれから、聞く?」
 今度は、チキが渋い顔になりました。
 ランディアは、訥々と話します。
 ひとつ目は、クラン=ベルの神殿で封じていた魔杯リーアグナスが、妖魔に奪われてしまったこと。
 ふたつ目は、その犯人が、”闇の聖女”と呼ばれている妖魔であり、その仲間に、ハゲ頭のモンクと、ガンスリンガーの男がいたこと。
 そして最後は、手薄だったヴァイスの神殿が、妖魔軍団に強襲され、封じていた宝珠ブラック・ウディーレを、強奪されてしまったこと。
 この3日間で、いろんなことがあったみたいです。
 しかも、クラン=ベル襲撃事件の犯人は、チキが知ってるハゲである可能性が高そうです。
 ガンスリンガーも、金をせびりにきた、あの男に違いありません。
 ということは、”闇の聖女”は、あのアコライトです。
「お前の持つ、魔剣ふた振りの重要度が、増した。妖魔に奪われれば、人類は、……滅びる。しかし、聖都ディアスロンドは、この期に及んで、魔剣が届けられるのを、渋っている。なにかあったときの責任を、お前たちに押しつけたいのだろう」
「はあ」
 いつの間にか、”花鳥風月”の責任にされてます。
「待てよ。ロダニア、か……」
 魔剣の処遇で悩むランディアは、なにか思いついたみたいです。
「チキ。聞いたことはあるか? ルディオン山脈の南部に、久遠の森と呼ばれる場所がある。そこには、封印守護の一族が住んでいるという。彼らは、封印のプロフェッショナルだ。……私がいいたいことは、わかるな?」
 ブチッと、通信が切れました。
「……アコライト、、辞めようかな」
 そんなわけで、またしても、無理難題を押しつけられた、チキでした。

 打って変わってカヤタたちは、酒場で商人たちにおごられていました。
 大宴会です。
 猫耳おじーちゃんも、すっかり”花鳥風月”の一員になってました。
 そんな折、カヤタの肩を、誰かが叩きました。
 背が高く、痩せていて、さらさらの金髪の髪をなびかせた、美形のドゥアンです。何故か、目を見開いてます。
「お、おまっ!? カ、カヤタか!? お、おおおお前、生き……、いや、どこいってたんだ? し、心配したんだぜ!」
 カヤタは、冷や汗を垂らす彼に、見覚えがあります。
 封印守護の一族で、族長の息子、リグレです。
 いつもはよそよそしいのに、今日は、やたら馴れ馴れしくしてきます。ウザイくらいです。
 すると、チキが、くらーい顔をして、戻ってきました。
「……しゅーごーう」
 奥の個室に集合して、チキの話を訊きます。
 みんなで、渋い顔になりました。
「今度は、久遠の森? じゃあ、報酬は!?」タルトが、チキに噛みつきました。
 協議の結果、明日の朝、もう一度交渉することになりました。チキだけじゃなく、タルトも入れて。
 なんにせよ、久遠の森に、行くことになりました。
 カヤタの実家がある森です。封印守護の一族が住む森です。
 地図を見ると、ロダニアからだと、馬でも一ヶ月くらいかかりそうな距離です。かなり遠いです。遠いですよ、ランディアさん。ディアスロンドよりは近いけど。
「そうだ。あいつなら、なんか知ってるかも」
 カヤタは、リグレに話を訊きに行きます。
「ああ。それだったら、時空の洞窟を通ればいいさ。あっという間に、久遠の森の、すぐそばまで行ける。洞窟の入り口は、ロダニアから山に入って、3日くらいだぜ」
 リグレは、そう、教えてくれました。
 このとき、リグレの目が、あやしく輝くのを、カヤタ以外は感じました。
「じゃー、リグレ! よろしくな!」
 ファンブルを出したカヤタは、フレンドリーに、リグレの肩を叩きました。

 翌日、”花鳥風月”のみんなは、商人たちから表彰されます。魔人ジュエリーザを撃退し、ロダニア石を護ったことを、評価されたのです。
 報酬として、なんでも10%引きで買い物ができることになりました。
 でも、買い物は、あと。
 まずは、神殿へ赴きます。
「……な、なんだ?」鏡に映るランディアは、警戒しています。
「報酬、少なすぎると思うんですけどー」タルトが、さっそく口を尖らせます。「任務、放棄してもいいんですけどー」
 さんざんいい合った結果、報酬20000G。前金で、5000Gの契約を勝ち取りました。容赦ないです。
 資金ができたところで、買い物です。
 みなさん、何故かカバン類をいっぱい買い揃えていました。

 クライマックスフェイズです。
”花鳥風月”の一行は、ロダニアから、出発しました。リグレの案内で、山に入ります。
 なにごともなく、陽が暮れました。
 しかし、2日目の、夕刻。
 空があかね色に染まる頃、タケオンの手の甲の入れ墨が、ギリッと痛くなります。毒が回るかのように、じわじわと、痛みが増します。
 警戒していると、茂みの暗闇から、人影が出てきました。
「……ほう。さすがだな。気付いた。か」
 赤い木漏れ日の中に、男が足を踏み入れると、その姿があらわになります。黒く長い髪。褐色の肌。美麗な顔つき。銀に縁取られた漆黒の甲冑。そして背には、巨大な剣。
「見付からぬ、とでも、思ったか? それとも、コルンを倒した程度で、奢ったか。結界も張らず、持ち歩くとは、な。舐められたものだ」
 黒衣の美剣士は、端正な顔を歪めます。
「人間ども。我が主の力を封じた剣。……返してもらうぞ!」
 奥の影から、屈強な甲冑を着た髑髏顔の男が3人、飛び出してきます。ブラッディマーダーです。
 戦闘開始、です。
「ひっ!?」怯えたリグレは、カヤタの背中に隠れました。

 ズバアッ! と、黒衣の美剣士は、手を伸ばします。
 すると、魔剣カーディアックが、吸い寄せられるように引っ張られます。すごい吸引力です。ダイソンも真っ青です。
 チキは、慌てて魔剣をつかみます。カヤタも、一緒につかみます。
 チキとカヤタが攻撃に加われませんが、ブラッディマーダーは攻撃してきます。そのうち1体は、回り込んで、タルトに襲いかかります。
 絶体絶命のピンチ!
 と、思いきや。
 タケオンの召喚魔法がパワーアップしてたり、猫耳おじーちゃんが前衛で敵の攻撃を引き受けてくれたり、タルトの大砲が相変わらずだったり、チキは動けなくても《プロテクション》を飛ばせたりで、まったく危なげないです。
 2ターンの間、魔剣を護り切ると、黒衣の美剣士は、背中の大剣を抜きました。
「よかろう。ならば、殺すまで!」
 その刹那。
 黒衣の美剣士の前に、まばゆい霧のようなものが降り立ちます。
 ゆらめくそれは、女性の姿となり、立ちふさがりました。
 イベントムービー的なシーンなので、KayataがAボタン連打しました。キュルルルルと、早送りです。
「キ、キサマは、サングリエル!? 何故ここに!?」黒衣の美剣士が、うろたえます。女性は無言。けれど、美剣士はな、にか思いついたのか、ニヤリと笑みを浮かべました。「……そうか。キサマが目を覚ましたということは、我が主の復活は、近い!」黒衣の美剣士が、消えました。まるで、楽しみにしていたアニメがもうすぐ始まるのを思い出したかのような、勢いです。幻影のような女性も、消えました。
 イベントムービー終了。
 取り残されたのは、ブラッディーマーダー。
 あっという間に、倒されました。
 レベル13のエネミーが、3体だったのに……。

 エンディングフェイスです。
 ブラッディーマーダーの死体から、アイテムをかっぱぎ終わると、さっきの女性が現れます。
 とても美しい女性です。半透明の、幻影です。
「私は、マグドゥーラの王女、サングリエル。フォモールの王エラザンデルを、封じる者」
 サングリアルは、魔杯リーアグナスの封印が解かれたことにより、目覚めたみたいです。
 さっきの黒衣の美剣士が、魔王エラザンデルの部下、コッホバールだということを、教えてくれました。
 エラザンデルの霊体を封じているのが、都市マグドゥーラ。魔杯は、マグドゥーラを、霊界から現世に呼び出すことができる、特別なアイテムのようです。まだその方法を、敵に知られてはいないようですが、解析は、時間の問題らしいです。
「……ならば、手段は、ひとつ」カカッ! と、サングリエルの目が光りました。「倒すのです! 今こそ、あの憎き魔王、エラザンデルを、ブッ殺すのです!」
 彼女は、300年前の無念を、晴らそうとしているみたいでした。
「コッホバールが持つのは、魔杯リーアグナスの他に、宝珠ブラック・ウディーレのみ。今なら、殺れます!」
 魔剣カーディアックは、エラザンデルの心臓。魔剣セレブリックは、知恵。ぶっちゃけると、HPとMPです。エラザンデルが蘇ったとしても、HPとMPが激減した状態で、戦えるというわけです。魔眼のふたつも封じているから、魔力も1/3。かなり有利に違いありません。
 とはいえ、それでも、魔王は魔王です。
 どーしようかと悩んでいる、”花鳥風月”のみんな。
 ここでサングリエルは、強硬手段に出ます。
 みんなの手に、光り輝くものが、現れました。じゅっ、と、手のひらに、焼き付きます。それは、光の呪印でした。
「その呪印があれば、陰の森にある、”刻の墓”って呼ばれてる遺跡から、マグドゥーラへ入ることができます。マグドゥーラは、かつて”宝石の都”と呼ばれた、とても美しい街です。是非、いらしてくださいネ! 魔剣カーディアックと、セレブリックは、持ってこないよーに!」
 サングリエルは、いうだけいって、霧のように、消えました。
「……その剣、捨ててっちゃおうか」タルトが、いいました。
「……そーしたいのは、やまやまだけど、さ」チキが、深い深いため息をつきました。

 リグレが、ひょっこりと顔を出しました。顔面蒼白です。
「カ、カヤタ? お前ら、なんなの!?」

 途中ですが、これにてシナリオ終了で、アフタープレイです。
 経験値は、ジュエリーザに挑み、魔剣を死守できたので、60点+フェイトくらい入ったと思います。なんとか、1レベル上がるくらいです。
 時間的にバルバロッサができなかったり、キャラクターの立ち回りの影響で、重要な位置づけにするつもりだったNPCが出せなかったり、宿屋襲撃事件とかなくなりましたが、おおむね、シナリオ通りに進みました。最後のボス戦での圧勝は、想定外でしたけども。つか、シナリオ通りじゃないですね。
 みなさま、お疲れ様でした。
 というわけで、セッション第4回が終了しました。
 全10回を予定しているので、もう中盤です。
 終盤に向けて、いろんな伏線を回収……。実は、伏線張ってるつもりなんです、これでも。いろいろと。後付けとか、無理なの多いですけど。
 そもそも、なんとなくで始めてしまったせいだと思うんですが、キャラクターの世界に対する位置づけが甘く、護るべき者がなく、NPCの存在感が弱いということが、はっきりしてまいりました。
 魔人はいいとして、魔王エラザンデル戦へのモチベーションが、カラッポです。
 もちろん、マスターの責任です。なんとかしないといけません。
 なんとかしたいと思います。
 少しずつ、ですけど。
 まずは、カヤタ。
 あと、次回は、ボス戦がすごいことになりそうです。
 いやでも、経験値稼ぎとアイテム収集だけの、ナイズル的なダンジョンシナリオ(時間制限と条件付きのフロアクリア型)もいいなあ、とか思い始めています。

 セッション第5回目につづく。

ふたつの壊音 前編

2009年6月2日 火曜日
この記事の所要時間: 約 6分57秒

 TRPGプレイ日記です。
 セッション第4回目は、Takeon邸で行いました。
 ベースは、あくまでも「シナリオ集1 ファーストプレイ」です。原型とどめていませんが。
 今回のシナリオのタイトルは、『ふたつの壊音』です。
 セッション時に、タイトルいうの忘れてました。プリプレイで、シナリオの概略いうの忘れてました。いわなくても、まったく問題ありませんでした。ヘコー。
 今回も、けっこー脳内補正加わってます。

 プリプレイで、今回から参加することになった、Ganhiroのキャラクターを作成しました。
 猫族の【ウォリアー/ダンサー】です。
 ぷるぷる震える、ダンシングおじーちゃんです。


ギルド『花鳥風月
キャッチフレーズ「我々は花鳥風月! お金に困っている!」

チキ ヴァーナ(狼族) 女性 【アコライト/シーフ】 レベル6
 プレイヤー:Tiki
 苦労性で、いつも金欠の少女。何故か不意打ちが得意。
 父親が、反神聖帝国軍の隊長。軍資金を調達するために、冒険者となる。宝石魔人ジュエリーザの弱点を知っている。
カヤタ ドゥアン(有角族) 男性 【ウォーリア/サムライ】 レベル6
 プレイヤー:Kayata
 楽天家で行動力のある、ムードメーカー。とても運がいい。肩に、彼にしか見えない鳥を乗せている。
”久遠の森”の、封印守護の一族。何者かに、崖の上から突き落とされたが、運が良かったので生きている。
タルト エルダナーン 男性 【メイジ/アコライト】 レベル6
 プレイヤー:Nyagon
 美少女にしか見えない謎の魔術師。とても金に飢えている。過去の記憶を失っている。
 魔術を使って、大暴れする夢を見る。過去の記憶が、ちょこっとだけ蘇ったもよう。
タケオン フィルボル 男性 【シーフ/サモナー】 レベル6
 プレイヤー:Takeon
 賢くて、マイペースで、ひとがいい。ダンジョンでの仕事はピカイチ。たまに、罠もかかってないのに爆発する。
 魔人になった父親を捜している。右手の甲に、魔族が近づくと痛むという入れ墨が施されている。
じじ ヴァーナ(猫族) 男性 【ウォーリア/ダンサー】 レベル6
 プレイヤー:Ganhiro
 ぷるぷる震える、ダンシングおじーちゃん。川上から流れてきた。


 オープニングフェイズ。
 欲望の女神マハディルグの悪意で、クラン=ベルから遠く離れた僻地、ルディオン山脈に飛ばされちゃった、”花鳥風月”の一行。
 しかしここは、カヤタの故郷に、近い土地です。”石の街”ロダニアまで、徒歩で3日くらいのところだとわかったので、歩いて行くことにします。
 次の日の早朝、野営をしていたタケオンが、水を汲みに小川へ行くと、茂みから、獅子が出てきました。
 やたら威厳のある風貌の獅子です。何故か、ぐるぐる喉を鳴らしてます。
 獅子は、硬直して動けないタケオンに、近づいてきて、そばに身を伏せました。
「タケパパには、世話になった」獅子は、フレンドリーに話し出します。魔人ツヨイーザが、陰の森にある遺跡、”刻の墓”へ向かってることとか、教えてくれます。
 ここで、起きてきたカヤタとチキとタルトが、タケオンと獅子の様子を、こっそり覗き見ます。
 とても珍しい、言葉を話す獅子を見て、彼らは襲いかからんばかりの勢いです。
「……も、もうひとつ、助言を与えよう」居心地悪そうに、獅子は話します。「それは、近々起こる厄災のことだ。……名誉を得るなら、財宝を失うだろう。森へと旅立つのなら、責任を問われるだろう。と、いうわけで、サラバ!」
 思わせぶりなことをいって、獅子のくせに脱兎のごとく、逃げ出しました。
 タケオンの指には、サモナーリング。獅子からの、プレゼントです。
 と、ここで、川上から悲鳴が。
「わひゃ?い!」
 なんと、段ボールに乗った、猫耳おじーちゃんが、流れてきたのです。慌てて救出するカヤタたち。
 おじーちゃんの名前は、じじ。
 還暦で、よぼよぼで、ぷるぷる震えていますが、剣を持っています。「まだまだ現役バリバリじゃわ?い」といってます。
 こんな山の中に放置するのもアレなんで、街まで連れて行くことにしました。

 ミドルフェイズです。
 やっと、ロダニアの街が見えてきました。街っていうか、国です。城壁に囲まれ、立派な城もあります。
 山を下り、街道に出ると、ロダニアから商隊が出てきました。大きな商隊です。護衛を引き連れて、なにやら仰々しいです。
 と、その時。
 タケオンの手の甲の入れ墨が、焼け付くように痛くなります。
 ズアッと、影に覆われ、突風とともに、影は消えます。なにか巨大なものが、頭上を通過したのです。
 それは、街道に、ドスン! と、着地しました。強烈な、地響き。
 10mはあろうかという、巨人が、登場しました。
 巨人は、キラキラと、太陽の光に、輝いています。赤、青、緑、翡翠色、様々な色が、陽炎のように、眩しく乱反射しています。全身が、宝石でできているかのようです。
「グオオォォーン!」巨人が、凄まじい咆哮をあげました。商隊の馬車を、襲い始めます。
 間違いありません。
 あの巨人は、宝石魔人ジュエリーザです。
 チキが追い求めていた、魔人です。
 こんなところで、遭遇です。
 商隊を護衛していた冒険者や、兵士が、ジュエリーザに蹴散らされ、踏み潰されてます。圧倒的です。
「でかっ! あ、あれは、ちょっと、勝てないなあ。……って、あれ?」
 カヤタが悩んでいる間に、チキが走り出してました。タケオンも、続きます。
「ま、負けんぞぉ?いっ!」何故か、おじーちゃんは、チキに駆けっこで対抗意識を持ち、走り出しました。
 こうなったら、仕方ありません、カヤタとタルトも、走り出します。
 ジュエリーザは、チキたちに気付くと、クワッ! と目を輝かします。口元から、虹色の竜巻が放たれました。それは、みんなが所持している、宝石やアクセサリーを、残らず吸い取りました。
 宝石魔人ジュエリーザは、貴金属が大好物なのです。
 竜巻がやむと、ジュエリーザは、目を、ぱちくりとさせました。後ずさりし、何故か怯えた声を出します。
 その視線は、足下にいる、タルトを捕らえているみたいです。
 ジュエリーザは、地面を蹴り、飛びます。背中から放出されたルビーとサファイヤが人型になり、逃げる魔人を守るように、立ちはだかります。
 宝石の、ゴーレムです。コランダムゴーレムです。レベル15のエネミーです。
 2体のゴーレムは、襲いかかってきます。
 ゴーレム特有の必殺技、ビームが2連続で射出されました。凄まじい威力のビームです。全体攻撃です。
 しかしながら、チキの《プロテクション》、タケオンの《サモン・アラクネ》が、強固に護ります。
 仲間の援護を得て、カヤタの斬撃、タルトの《ウォータースピア》、タケオンの召喚魔法が、ゴーレムを削ります。強敵を前にして、一歩も引けを取りません。
 チキなんか、《プロテクション》を使いまくってたので、自分の行動順がきたのに、もう行動終了した気になってました。
 前衛には、カヤタと並んで、猫耳おじーちゃんも、立っていました。
 おじーちゃんは、還暦ですが、戦士なのです。
 そして、ダンサーでもあります。
 ダンシングおじーちゃんです。
 避ける! 避ける!
「まだまだ、若いもんには負けんぞぉ?い!」
 ぷるぷる震える足どりで、巧みに回避します。
 いつ寿命がくるかわからないので、おじーちゃんは、スキルの出し惜しみはしません。《ダンシングヒーロー》を使って、ダンシングヒーローです。
 でも、3度目には、直撃を受けちゃいました。ボクッ! と、大出血。
「おじーちゃんに、なにをするっ!」
 タルトの大砲が飛び、カヤタがとどめを刺そうとしてギリギリで倒せなかったりしつつ、戦闘終了しました。
 すると、辺りから、熱烈な歓声と、割れんばかりの拍手が。
 宝石魔人ジュエリーザを追い払い、商隊を助けたことで、感謝されたのです。商隊の荷馬車に積んでいたのは、とてもとても高価なロダニア石。半分は、無事だったようです。
 ありがとう、ありがとうの声が、鳴り止みません。
「我々は花鳥風月! お金に困っている!」宝石を奪われたので、カヤタは遠慮なく、そう叫びました。
「報酬!」タルトの目が、キュピーン! と光りました。

 つづく。

イエローサブマリン

2009年6月1日 月曜日
この記事の所要時間: 約 4分24秒

 何故か急に、携帯にスパムメールが届くようになりました。
「auマイプレミアショップ」からメールが届いた後に、モリモリ受信しまくるようになり、トホホな状態です。今んとこ、ずべてyahoo.co.jpからのスパムです。
 PCのメールアドレスには、毎日数百件のペースで届くので、慣れているんですが、携帯に届くのは、生涯初です。初体験です。あまりにも未体験だったので、どうしていいかわからなくなっちゃうくらい、戸惑いました。
 スパムメールでも、受信料払わなくちゃいけないんでしょうか。メールアドレスを受信拒否リストに入れるには、EZWebに繋がなくちゃいけないんだけど、この通信料もこっち持ち?
 ふんがー!
 メアド変えるしかないんでしょうか。
 ふんがー!

 2009年5月30日に、「アリアンロッドRPG」キャンペーン第4回を、開催しました。
 Takeon邸に向かう前に、遅い昼飯を食べようと、嫁とふたりでぶらぶらしてたら、映画帰りのTakeon、Kayata、Ganhiro、友人Nとバッタリ遭遇。
 せっかくなので、合流し、スーパーで弁当買って、Takeon邸に入りました。
 最後にTikiが、お土産持ってやってきて、全員揃いました。
 そこらじゅう、お菓子だらけです。

 弁当を食べ終えると、「アリアンロッドRPG」セッション開始です。
 せっかくなので、今回から、Ganhiroにも参加してもらっちゃうことになりました。
 みんながレベルアップしている間に、キャラクターを作ります。
 本来なら、じっくり時間かけて、あーでもない、こーでもないと、悩みながらスキルを選ぶんですが、時間をかけるとセッションに間に合わない、ってことで、なんとダイス振ってクラスとスキルを決めちゃいました。
 そして完成しました。
 猫族の【ウォリアー/ダンサー】。
 こう書くと、なんだか萌えな雰囲気がしますが、さすがGanhiro。
 名前は、じじ。
 60歳のおじーちゃんです。
 還暦ダンサーの誕生です。
 ぷるぷる震えてます。

 段ボールに入った還暦の猫爺さんが、川上から流れてきたところから、キャンペーンスタート。
 あまりにもインパクトがありすぎて、用意していたオープニングがすっ飛びました。
 それにしても、あまりにも早急に作りすぎたし、スキルをダイス振って決めたせいで、なんかよくわからない感じになってしまい、非常に申し訳ないことになってしまいました。
 命中率上げて1ターン。
 回避率上げて1ターン。
 3ターン目でやっと攻撃。
 いくら還暦とはいえ、ちょっとこれはマズイです(涙)。次回までに、なんとかしたいと思います。

 前回、25時間もかかったことを踏まえて、今回のシナリオは、短くまとめました。
 戦闘も、2回だけです。
 とはいえ、ボス戦が2回です。
 序盤の方は楽に済むだろうけど、後半のはイベントがらみなので苦戦するだろうなー、と予測していたのに、またしてもハズレました。
 レベル13のエネミー3体が、あっさりご臨終。
 うーん。みんな強くなったなあ。

 この後、Kayataのマスターで「ソードワールド2.0」を遊びたかったんですけど、時間切れ。
 後ろ髪を引かれる思いで、終電に乗って帰りました。

 翌日は、新宿に集合。
 西口のイエローサブマリンを襲撃しました。
 Kayata、Tiki、Takeon、Nyagon、ハゲの5人です。
 今まで知らなかったんですが、店の奥に、中古の本とかゲームとか売ってたのを教えてもらい、鼻血出そうになりました。
「ローズ・トゥ・ロード」とか、「ファンタズム・アドベンチャー」とか、懐かしいゲームが置いてありました。「Dungeons & Dragons」の赤箱青箱もありました。昔遊んでた、「機動戦士ガンダム」のシミュレーションゲームが、すごい値段になってました。
 こうやって眺めてると、なんで捨てちゃったんだろうなーって、悔やんじゃいます。

 Tikiは、ダイスのセットと、d20システムの「クトゥルフ神話TRPG」を、買ってました。とてもぶ暑いルールブックです。
 Kayataは、「クトゥルフ神話TRPG」のサプリメントを買いました。
 Takeonは、「ソード・ワールド2.0」のルールブックと、リプレイ本を買い込んでました。
 Nyagonも、新しい6面体ダイスを買いました。
 で、この流れなら買える! と思い、「アリアンロッドRPG エネミーガイド」を買っちゃいました。あと、「ソード・ワールド2.0リプレイ 新米女神の勇者たち」の2巻と、「ソード・ワールド2.0リプレイ たのだん」の1巻を買いました。あと、魔法陣が描かれているカッコイイ6面ダイスを2個買いました。
 ほくほくです。
 ほくほくのまま、刀削麺のXI’ANへ行きました。辛くて美味しい中華のお店です。鳥と唐辛子の炒め物を頼んだら、8割が唐辛子でヤバかったです。
 この後、ヨドバシカメラホビー館で、Takeonが「MGグフVer.2.0」を買ったり、Tikiがここでは書けないようなものを買ったりしつつ、雨の中を帰りました。

 来週こそ、Kayataの「ソードワールド2.0」です。
 プレイヤーができる!
 とてもとても、楽しみです。

リプレイ

2009年5月29日 金曜日
この記事の所要時間: 約 2分36秒

 最近は、電車の中で、TRPGのリプレイ本を読んでいます。
「アリアンロッド・リプレイ」全3巻を読み終わったので(番外編の「?EX」は、なかなか売ってないので読んでません)、「アリアンロッド・リプレイ・ルージュ」に手を出しました。全4巻(あと、番外編が1冊)です。
 これが、すごかった。
 もう、なんていうか、すごすぎました。
 前作の「?リプレイ」も、最後の方はブルブルきちゃってたんですが、「?ルージュ」は桁違いでした。
 コレ、本当にリプレイ!? 本物? みんな本物なの!?
 ってくらい、迫真の演技。
 舞台でやったら、お金取れるレベル。いや、ワールドツアーに出るレベル。
 とにかく、3巻4巻の、キャラクター、演出は、号泣ものでした。
 リプレイ読んで涙を流す、って、なんか違うような気がするんですけど、ここ数年で、一番感動しました。


 ただ、まあ、3巻のアレは、ガックリくるひととか、ムカッ! とするひともいると思います。
 ガチンコ勝負で、マスターのダイス目、鬼です。
 出しちゃ行けないとこで、クリティカルを出しすぎです。
 対抗できちゃう(いろいろな意味で)プレイヤーも、すごいんですが。

「アリアンロッドRPG」のリプレイは、他にも「サガ」とか「ハートフル」があるんですけど、未読です。
 で、「ソード・ワールド2.0」のルールブックを買ったので、プレイ方法を学ぶためにも、そっちのリプレイを読んでみたくなりました。
 なにごとも、勉強です。
「ソード・ワールド2.0リプレイ 新米女神の勇者たち」を、購入しました。
 他にも、「ソード・ワールド2.0リプレイ たのだん」という、薄くて読みやすそうな本もあったのですが、最初はキチッとしたリプレイの方がいいな、と思ったのです。


 このリプレイを読んで、「アリアンロッドRPG」と、「ソード・ワールド2.0」の違いを、はっきりと理解しました。
 もう、ぜんぜん別ものです。
 ルールが違うとか、そーゆー話じゃありません。
 コンセプトが、まるで違います。
「アリアンロッドRPG」は、勇者のRPG。秘められた謎を追い、世界の驚異と戦う、勇者の物語。
「ソード・ワールド2.0」は、冒険のRPG。どこにでもいる、ふつーの冒険者が、様々な冒険を繰り返し、少しずつ強くなってゆく物語。
 こんなに違うとは、思いませんでした。
 どっちも、大好きです!

 リプレイとしての違いも、ありました。
「アリアンロッドRPG」のリプレイは、マスターもプレイヤーも、名前を出してて、誰なのかよくわかるので(声優とか)、TRPGとしてのリアリティがあります。プレイヤーやマスターのアクが強すぎる、ってのは、ありますが。
「ソード・ワールド2.0」のリプレイは、プレイヤーAとかなので、本当にリプレイなのか、わかんないとこがあります。「?たのだん」は違いますけど、TRPGのリアリティという点では、ちょっと違和感を覚えました。
 まあ、趣味の問題ですね、これは。

 しばらくは、「ソード・ワールド2.0」のリプレイに、浸ってみようと思います。