3日に、劇団め組というところの舞台を観てきました。
「幕末シリーズ 会津篇・戊辰残照」というやつです。新宿の、紀伊國屋サザンシアター。
劇団め組っていうのは吉祥寺にあり、けっこー有名らしく、客席は満員でした。役者さんは、テレビドラマとかCMとかにも出てるみたい。
今まで観た舞台の中では、もっとも大がかり。出演者も、やたら多かったです。
メインは戊辰戦争の会津戦争なんですが、鳥羽・伏見の戦いのあたりからやってました。
なので、けっこーな早足。
主人公は、大庭修理という会津藩の侍。架空の人物っぽいです。大庭恭平ってひとは実在したみたいですけど、たぶん別人だと思います。
土方歳三は、準主人公並の存在感で出てきますが、ちょい役のはずの斉藤一の方が活躍してました。
んで、感想なんですが、……ちょっと残念な感じでした。
初日だったせいか、妙な緊張感があり、みんな早口でした。
しっかりと事前に戊辰戦争のことを調べて、名前も覚えていったんですけど、登場人物が多すぎで、誰が誰だかわからなくなることもありました。やはり演劇だと情報の提示方法が限られているから、これだけ複雑な話を表現するのは難しいのかも知れません。もっとテーマを絞り込んでいたらよかったのかも。緊迫感やリアリティがなく、史実通りの話が淡々と進んでたような感じで、新しさもなかったです。
あと、笑いがないのはつらかった。ほんの少しでもいいから、笑いが欲しかったです。
終わった後、トイレに行って出てきたら、目の前の廊下が役者たちの通り道だったようで、土方歳三とか出てきて狼狽えてしまいました。なんか存在感が違う。オーラが出てる。
とか思ってたら、トイレから出てきた嫁が、役者の行列に混ざってました。
うわあ。
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役者の行列に混ざってました
2007年8月6日 月曜日
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