‘サム・ライミ’ タグのついている投稿

死霊のはらわた4

2009年11月9日 月曜日
この記事の所要時間: 約 1分43秒

 2009年11月6日金曜日の夜に、「スペル」を観てきました。有楽町のTOHOシネマズ日劇です。
 サム・ライミ監督の最新作です。
 しかも、「死霊のはらわた3 キャプテンスーパーマーケット」の時代から暖めていたという、しょーもないホラー映画です。
 ヤバイです。
 好きすぎます。
 興奮しちゃいます。

 ネタバレなんか気にしない。

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バーン・アフター・リーディング

2009年5月10日 日曜日
この記事の所要時間: 約 2分34秒

 2009年5月2日(土)に、「バーン・アフター・リーディング」を観てきました。新宿の、バルト9です。
 アカデミー賞受賞監督となった、コーエン兄弟の作品です。主演は、ジョージ・クルーニー、ジョン・マルコヴィッチ、ブラッド・ピット。他にも、どっかで観たような有名な役者が、いっぱい出てます。
 前にも書きましたが、コーエン兄弟の作品は、大好きです。
 サム・ライミと同じくらい、大好きです。
 で、この作品、噂を聞いた時から、昔のコーエン兄弟の作品っぽい香りが、プンプンしてました。
 だらだらとしてて、間が抜けてて、なぜか緊張感があって、意地悪で、ブラックなユーモアが満載の、特に意味がないストーリー。
 ビンゴ! でした。
 これは、とてもコーエン兄弟な映画です。

 CIAをクビになった男。彼と離婚しようとする妻。彼女を寝取った財務省連邦保安官の男。彼と出会い系サイトを通じて知り合ったスポーツジムの女。彼女の同僚。
 みんな、どーしょーもない奴らばっかりです。
 ダメ人間品評会です。
 彼らの、ダメっぷりが、淡々と、流れます。
 コーエン兄弟っぽい!
 そして、それぞれの関係が、複雑に絡み合っていきます。
 みんな、間違ってます。
 行っちゃいけない方向へ、ズンズン進みます。
 コーエン兄弟っぽい!
 とてもここでは書けないような、アダルトなネタとか出てきます。
 ブラックなユーモアが、さりげなく出てきます。
 思わず、ニヤニヤしちゃいます。
 コーエン兄弟っぽい!
 すごい役者ばっかりなのに、とてもおバカなことさせてます。
 ジョージ・クルーニーが、とても情けないおっさんです。
 ブラッド・ピットなんて、あっという間に笑顔で射殺です。
 コーエン兄弟っぽい!
 ラストも、あっさり。
 この一連の事件で、なんにも学ばない。
 コーエン兄弟っぽい!

 というわけで、最初から最後まで、コーエン兄弟らしい、コーエン兄弟っぽい、コーエン兄弟の作品でした。
 面白かった!
 大満足!
 ひさしぶりに、コーエン兄弟を味わいました。
「ノーカントリー」も良かったけど、コーエン兄弟らしさでいえば、こっちの方が上だと思います。
 サム・ライミも、昔の味を取り戻してくれないかな?、なんて思いました。「スパイダーマン3」は、彼の味が薄すぎでした。
 そんなことを思いながら、CIAマンの歌を聴いてました。スタッフロールが終わったので、含み笑いしながら席を立ったら、嫁は憮然としてました。「久しぶりに映画観て嫌な気分になった」といってました。
 あれー?
 あ、そうか。
 この映画、ひとを選ぶっていうか、ほとんどのひとは受け付けないんじゃないでしょうか。たぶん、普通のひとならドン引きします。
 だって、コーエン兄弟すぎる。
 もともと、超B級カルト映画のひとですし。
 アカデミー賞受賞監督になったことをいいことに、豪華な役者を揃えて、本気出しちゃった、って感じの映画です。
 そういや、劇場も、ガラガラでした。

 いゃあ、映画って、本当にいいものですね。

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ピーター

2007年4月18日 水曜日
この記事の所要時間: 約 2分20秒

「スパイダーマン2」を嫁に観せました。
 後半までずーっと主人公の苦悩とか葛藤とかが続くんで、ちょっと退屈だったかな、と思ったんですけど、嫁は楽しめたようです。
 1作目に比べると、少し地味だなー、とか思っちゃいました。サム・ライミ色も薄くなってた気がします。ブルース・キャンベルは、1作目より楽しめました。
 1作目は平気だったのに、キルスティン・ダンストの顔がちょっと直視できませんでした。あれー?
 かなりの部分、忘れていたので、完結編である「スパイダーマン3」のために観ておいてよかったです。
 今からドキドキのワクワクです。

「フック」を観ました。
 歳取っておっさんになって子どもまでいる弁護士のピーター・パンが、ニートの島ネバー・ランドに拉致され、総合失調症としか思えないフック船長と戦うはめになるという異色のストーリー。
 そういえば、名前は知っていても、ピーター・パンのお話をよく知りません。ウェンディって妖精かと思ってました。でもまあ、知らなくても大丈夫でした。
 最後の方の台詞、「妖精の粉」で、すべて理解できました。
 薬のやり過ぎだったのです。
 そして、アルツハイマー型痴呆っぽいストーリーとはまったく関係のないじーさんが、ビー玉を貰った喜びのあまり空を飛んでしまうというという、衝撃的なラストシーン。
 色んな意味で、ショッキングな映画でした。
 観終わったあと、嫁が物凄く機嫌が悪くなったので困りました。
 これは観といてよかったです。ナンセンス系のネタとして、かなり秀逸でした。マジな話、凄く勉強になります。インスピレーションが、ビシバシ刺激されました。逆もアリかも知れないな、とか考えちゃいました。小学生三國志! ……あれ? ていうか、日本のむかし話を題材にしたくなりました。”三大太郎”の一人である「力太郎」は、すでに構想があるので置いておくとして、たとえば「かさ地蔵」を元ネタに……ん? じゃあ「三年寝太郎」を……ん? んでは「カチカチ山」……なら、なんとかなりそうな気がしないでもないです。もういっそのこと、四十過ぎのくたびれたの中年のサラリーマンのオッサン(妻子もちだが妻は浮気で家にほとんどいず息子は引きこもりで家庭崩壊が起こりかけている)が実は金太郎の成長した姿である日老熊の誘いにより記憶が戻り例の赤いひし形に「金」と書かれた布を全裸にまといマサカリかついで宇宙から侵略しに来た赤い肌の巨人をばっこんばっこん斬りまくるストーリーなんて……あ。もう「サラリーマン金太郎」があるか。「ゼブラーマン」もこんな感じだったっけ。

 そういえば、「スパイダーマン」の主人公も、ピーター。「フック」の主人公も、ピーター。
 ピーター・ガブリエルの曲が聞きたくなりました。
 スレッジ・ハンマー。