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ピーター

2007年4月18日 水曜日
この記事の所要時間: 約 2分20秒

「スパイダーマン2」を嫁に観せました。
 後半までずーっと主人公の苦悩とか葛藤とかが続くんで、ちょっと退屈だったかな、と思ったんですけど、嫁は楽しめたようです。
 1作目に比べると、少し地味だなー、とか思っちゃいました。サム・ライミ色も薄くなってた気がします。ブルース・キャンベルは、1作目より楽しめました。
 1作目は平気だったのに、キルスティン・ダンストの顔がちょっと直視できませんでした。あれー?
 かなりの部分、忘れていたので、完結編である「スパイダーマン3」のために観ておいてよかったです。
 今からドキドキのワクワクです。

「フック」を観ました。
 歳取っておっさんになって子どもまでいる弁護士のピーター・パンが、ニートの島ネバー・ランドに拉致され、総合失調症としか思えないフック船長と戦うはめになるという異色のストーリー。
 そういえば、名前は知っていても、ピーター・パンのお話をよく知りません。ウェンディって妖精かと思ってました。でもまあ、知らなくても大丈夫でした。
 最後の方の台詞、「妖精の粉」で、すべて理解できました。
 薬のやり過ぎだったのです。
 そして、アルツハイマー型痴呆っぽいストーリーとはまったく関係のないじーさんが、ビー玉を貰った喜びのあまり空を飛んでしまうというという、衝撃的なラストシーン。
 色んな意味で、ショッキングな映画でした。
 観終わったあと、嫁が物凄く機嫌が悪くなったので困りました。
 これは観といてよかったです。ナンセンス系のネタとして、かなり秀逸でした。マジな話、凄く勉強になります。インスピレーションが、ビシバシ刺激されました。逆もアリかも知れないな、とか考えちゃいました。小学生三國志! ……あれ? ていうか、日本のむかし話を題材にしたくなりました。”三大太郎”の一人である「力太郎」は、すでに構想があるので置いておくとして、たとえば「かさ地蔵」を元ネタに……ん? じゃあ「三年寝太郎」を……ん? んでは「カチカチ山」……なら、なんとかなりそうな気がしないでもないです。もういっそのこと、四十過ぎのくたびれたの中年のサラリーマンのオッサン(妻子もちだが妻は浮気で家にほとんどいず息子は引きこもりで家庭崩壊が起こりかけている)が実は金太郎の成長した姿である日老熊の誘いにより記憶が戻り例の赤いひし形に「金」と書かれた布を全裸にまといマサカリかついで宇宙から侵略しに来た赤い肌の巨人をばっこんばっこん斬りまくるストーリーなんて……あ。もう「サラリーマン金太郎」があるか。「ゼブラーマン」もこんな感じだったっけ。

 そういえば、「スパイダーマン」の主人公も、ピーター。「フック」の主人公も、ピーター。
 ピーター・ガブリエルの曲が聞きたくなりました。
 スレッジ・ハンマー。