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聖戦士は孤独

2007年9月7日 金曜日
この記事の所要時間: 約 6分30秒

 昨夜は台風でしたね台風。
 前年までの台風と違うのは、道ばたやコンビニ前や駅前に大量のビニール傘が捨てられていたことです。全部壊れてました。これらは間違いなく、百均の傘です。骨の弱いビニールの百円傘じゃあ、台風は切り抜けられない、ってことです。ちゃんとした傘を買いましょう。
 ちなみに小生が愛用している傘は、二百円です。エヘン。

「オブリビオン」プレイ中であります。
 湿気を蒸発させるほどのXbox 360の熱って頼もしい!

 さて。
 ブルーマの自宅に戻って武具入れを覗いてみたら、聖戦士の兜が入ってました。
 ありゃ。
 そーいや、見覚えがあります。
 なんかダサイし弱いし顔が隠れるんで、武具入れに放り込んだまま忘れてたようです。
 でも、どんなクエストでどこに行ってどうやってコレを手に入れたのか、思い出せません。

 というわけで、聖戦士の剣を探しに行きます。聖戦士の武具集め最後のクエストです。武器はもう聖戦士のメイスがあるんで、かぶってるような気がしますが、聖戦士は心が広いので気にしません。
 洞窟の奥で、あっさりと聖戦士の剣を手に入れましたが、なんか呪われているようです。
 呪いを解くために、シェイディンハルの教会へ。
 教会に入ると、謎の黄金甲冑男たちに襲撃されてました。司祭の女性が狙われています。
 もちろん助けに入ります。敵は3人。余裕で倒したんですが、乱戦の中、司祭の女性にも1発当たってしまいました。
 ブチキレる女性。
 物凄い笑顔で、Stonecoldを殴ってきます。ボッカンボッカン殴ってきます。裏拳までかましてきます。左右のフットワークは素晴らしい俊敏さです。シャアか!? ってくらい機敏です。
 困りました。
 町人を殺すわけにはいかないので、武装解除して説得を試みるのですが、女性は全然話を聞いてくれません。笑顔のラッシュは続きます。
 放っておけば落ち着くかな、と思ったんですが、女性の体力がみるみる減っていくのに気づきました。
 しまった。ダメージ反射だ。
 慌てて装備品を外し、回復魔法をかけてあげたのですが、女性の怒りは壮絶を極め、フットワークが更に俊敏になりました。ザクとは違うのだよザクとは! ってくらい機敏です。
 放っておけば落ち着くかな、と思ったんですが、女性の体力がみるみる減っていくのに気づきました。
 しまった。魔法反射だ。
 慌てて装備品を外し、回復魔法をかけてあげたのですが、女性の怒りは更に壮絶を極め、フットワークが更に更に俊敏になりました。マグネットコーティングか!? ってくらい機敏です。
 困りました。
 どーしましょう。
 しまいには、教会に入ってきた町人を巻き込み始めました。必死に仲裁しようとするんですが、どうにもなりません。大乱闘です。もはや司祭の女性は、殺戮マシーンと化しています。血飛沫が地面を濡らします。謎の黄金甲冑男たちはいなくなったのに、教会は阿鼻叫喚です。襲撃者を退治したはずなのに、むしろ悪化してます。
 収拾がつきません。
 ――リセット。
 教会に入るところからやり直し。
 今度は、女性を殴ることなく襲撃者を退治しました。
 でも、なんか恐くて司祭の女性に近づけません。

 聖戦士の武具をすべて揃えたStonecoldは、修道院に向かいます。
 預言者が待っていました。仲間の騎士も、8人揃いました。
 いよいよ、決戦です。
 高まる士気。みんなで、ウマリルとかいう悪い奴を討伐しに行きます。
 よし、出発だ!
 ……って、みんなバラバラに出発しました。馬がなくて走り出す物も。ウマリルのいる遺跡まで、かなり距離があるのに。
 つか、聖戦士のStonecoldはおいてけぼりです。
 こんなチームワークで、ウマリルを倒せるんでしょうか。
 首を捻りながら、Stonecoldは出発しました。
 ひとりで。

Stonecold  このあと、とんでもないことが!

 瞬間移動を使ってアンヴィルまで飛び、馬で遺跡に到着すると、仲間の騎士が4人待っていました。しばらくぼーっと待っていると、他の4人も到着しました。いつの間にか、派閥でもできたんでしょうかこいつら。
 まあ、とにかく決戦です。みんなで力を合わせて突破しましょう。
 雄叫びをあげ、遺跡に突撃ーっ!
 謎の黄金甲冑男たちが、行く手を塞ぎます。大乱戦です。敵と味方が入り乱れます。
 あっ。
 勢い余って仲間を殺しちゃいました。殺人数+1。ただちに全国指名手配。賞金1000ゴールド。
 ――リセット。
 落ち着きましょう。遺跡に突撃するところからやり直し。
 雄叫びをあげ、遺跡に突撃ーっ!
 謎の黄金甲冑男たちが、行く手を塞ぎます。大乱戦です。敵と味方が入り乱れます。
 あっ。
 勢い余って仲間を殺しちゃいました。殺人数+1。ただちに全国指名手配。賞金1000ゴールド。
 ――リセット。
 落ち着きましょう。遺跡に突撃するところからやり直し。
 雄叫びをあげ、遺跡に突撃ーっ!
 謎の黄金甲冑男たちが、行く手を塞ぎます。大乱戦です。敵と味方が入り乱れます。
 あっ。
 勢い余って仲間を殺しちゃいました。殺人数+1。ただちに全国指名手配。賞金1000ゴールド。
 ムキー!
 ヤケクソになって仲間を全員殺しちゃうStonecold。
 聖戦士の武具が装備できなくなり、全裸になるStonecold。
 オルァ! 素手の方が強いんじゃー! などと叫びながら謎の黄金甲冑男を殴りまくるStonecold。
 我に返ってむせび泣くStonecold。
 ――リセット。
 落ち着きましょう。遺跡に突撃するところからやり直し。
 雄叫びをあげ、遺跡に突撃ーっ!
 謎の黄金甲冑男たちが、行く手を塞ぎます。大乱戦です。敵と味方が入り乱れます。
 今度こそ、気をつけます。なるべく仲間の戦闘には手を出さず、先に突っ込んでひとりで黄金甲冑男と戦います。いい感じです。適度にチームワークです。これならいける!
 最深部の黄金甲冑男、不死身でした。
 むくりむくりと生き返る黄金甲冑男。ばたりばたりと倒れる仲間。
 いつの間にか、ひとり。
 なにこれ。無理。
 ――リセット。
 落ち着きましょう。遺跡に突撃するところからやり直し。
 もういいもん。
 ひとりでやるもん。
 Stonecoldは、剣も構えず全力疾走で最深部へ。戦いません。ボスだけ倒せばいいはずです。
 玉座みたいなところで、ウマリルが出てきました。
 ウマリルを瞬殺。
 雲の上まで追いかけていって、再度ウマリルを瞬殺。
 落下しながら、仲間なんかいらない、と心の底から思う涙目のStonecold。

 気づくと、修道院の地下でした。九大神の騎士の霊たちから祝福を受けました。彼らは成仏するようです。
 なにはともあれ、これで任務完了です。
 達成感に包まれました。
 いろんなことがあった気がします。最後はグダグダでしたけど。
 感慨深げな顔で部屋から出ると、仲間の騎士が焦り顔で走ってきました。「あんた死んでたのに、生き返ったの?」なんて嫌なこといいます。どんな虐めでしょうか。
 外に行くと、他の騎士たちがつまらなそうな顔で並んでました。Stonecoldではなく、別の騎士が演説を始めました。みんな聞いてません。Stonecoldも聞いてません。
 演説終了。
 あー終わった終わった、みたいな感じで、修道院の中に入る仲間たち。
 えー。
 なにこの茶番。
 ひとりでウマリルを倒したことを、彼らは不満に思ってるんでしょうか。
 ちょっとおかしくない? と思ってStonecoldも修道院に入ったのですが、騎士たちはみんな就寝してました
 どんだけ嫌われてたんだ!?
 つか、寝付くの早っ!

 聖戦士は孤独だな、と思いました。

Stonecold  しばらく聖戦士でいきます。

 つづく。

Stonecold卿

2007年9月5日 水曜日
この記事の所要時間: 約 5分4秒

「オブリビオン」プレイ中であります。
 やっと現実逃避の時間ができました。クーラーも戻ってきています。クーラーがあれば、Xbox 360の熱暴走も恐くない! 真冬でもクーラー!

 さて。
 久しぶりなんで、やらなくちゃいけないことをスッカリ忘れてしまったStonecold。なにしてたっけ? クエストどこまで進んでたっけ? と、帝都でおろおろするばかり。
 でも安心。
 メニューを開けば、ジャーナルにクエスト情報が載ってるぅ!
 親切設計でよかった!
 とはいえ、あまりにも中途半端だったので、やっぱり覚えてません。持ち物の中にも、思い出せない物が。なんだこの犬の像。なんだこのシャベル。
 よくわからんので、酒場に入ってテキトーに町人に話しかけました。
 何故かメインクエストが始まりました。
 誰だよこの薄汚い格好のオッサン、と思ったら、皇帝を守ってた騎士のひとでした。うわー鎧脱ぐとこんなに薄汚いのかこのひと。
 ちょこっとだけ進めて、すぐに解放されたので、しばらく関わらないことにします。

 そうだ。闘技場のチャンピオンになったんでした。
 それで、魔術師大学に入学するんでした。
 戦士ギルドのギルドマスターが、帝都の闘技場でチャンピオンになったので、魔術師見習いとして魔術師大学に入学するのです。
 クエストの順番、間違ってる気がします。
 ちなみに、盗賊ギルドには入りませんでした。戦士ギルドのギルドマスターとして、盗賊家業に手を染めるのは、ちょっと違うなと思いましたので。
 暗殺者ギルドの誘いもきました。「YOU、殺し巧そうだね?」なんて核心を突く言葉を吐かれましたが、断りました。「YOU、あいつ殺しちゃいなよ」なんて殺人依頼されてダガーをいただきましたが、シカトするつもりです。

 無事に魔術師大学に入学しました。
 魔術師大学の生徒たちは、やたらフレンドリーに声をかけてくるくせに、いざ話をしようとすると急によそよそしくなり、忙しいのでまた、とかいって去っていきます。みんなデレツンです。ツンデレの逆です。斬新です。
 オリジナルの魔法とか作れるようになったんですが、もともと肉体派のモンクなもんで、回復魔法以外は見習いレベルです。たいしたものが作れません。作れても、スキルが足りません。
 入学祝いに作ってもらった杖は、使わないので自宅に置いてきました。
 今さら気づきました。
 魔法、向いてません。
 落ちこぼれです。
 大学中退するかも知れません。

 学業(魔術師クエスト)を放置して、帝都で遊び惚けます。ヒマになったので、テキトーに町人に話しかけました。
 何故かメインクエストが始まりました。
 誰だよこの薄汚い格好のオッサン、と思ったら、酒場にいた騎士のひとでした。うわー地味だなこのひと。町人に溶け込んでる。
 勝手に話が進んじゃったので、下水道までついて行きます。奥に到着すると、オッサンはドアの前で「ここでオレは死ぬかも知れん」なんて、死亡フラグ丸出しのことをいうじゃあありませんか。
 地味なオッサンに萌えました。このオッサンをやらせはせん、やらせはせんぞーっ! というわけで、Stonecoldは発奮しました。敵の中に突っ込んで、オッサンをフォローしまくりました。その結果、オッサンは死にませんでした。
 仕事を片付けると、「あとはお前に託すぜ」とかカッコイイこといいながら、オッサンは去りました。
 気に入りました。地味で薄汚い格好のオッサンですが、ステキなオッサンです。
 しばらく下水道を探索して、飽きたので帰ろうとしたら、オッサンとばったり再会しました。
 迷子でしょうか。
 気に入りました。地味で薄汚い格好のオッサンですが、ステキなオッサンです。

 帝都にも飽きてきました。
 外に出て、そこら辺の洞窟に入ります。ゴブリン相手に苦戦しまくりましたが、たいしたアイテムは落ちてませんでした。ゴブリンは全裸だし、しょぼい武器しか持ってないのに、フル装備の野盗やミノタウロスやオブリビオンの魔物よりも遙かに強いって、なんか違うと思います。
 無目的に洞窟を漁っていても、フラストレーションが溜まるばかりなので、放置していた九大神の騎士の武具を集めようかと思います。
 神殿巡りは、もう終わっています。亡霊の騎士に教えられた、奥地にある修道院へ向かいます。誰もいない廃墟のような修道院でしたが、探索してたら地下室が現れました。
 地下には、騎士の亡霊が待っていました。
 騎士の亡霊9人に囲まれました。
 何故かタイマン9連勝負が始まりました。
 しかし、こいつら騎士のくせにやたら弱いです。その辺の洞窟にいるゴブリンの方が、10倍くらい強いです。九大神の騎士の武具をなくしちゃうのも当然かも知れません。
 回復魔法を使うまでもなく9連勝。
 聖戦士のキュイラスをいただき、聖戦士の盾、篭手、ブーツ、メイスの場所を教えてもらいました。
 なんか暴力で九大神の騎士の武具の場所を無理矢理訊き出した気分になりました。

 各地に飛んで、聖戦士の篭手(簡単でしたが犠牲者1名)、ブーツ(単純でした)、メイス(楽ちんでした)、盾(泣けるほど面倒でした)の順でゲットしました。修道院に戻ると、聖戦士のグリーブもいただけました。ぶっちゃけ他の装備品の方が強いんですけど、せっかくなので聖戦士の武具を身に着けます。
 修道院には、各地で知り合った仲間が集っていました。
 みんな騎士の格好して、Stonecoldを尊敬の眼差しで見ます。
 Stonecold卿です。
 戦士ギルドのギルドマスターで、帝都の闘技場でチャンピオンで、魔術師見習いとして魔術師大学に入学したはいいものの落ちこぼれている、脳筋なモンクなのに。
 なんかその気になってきました。
 聖戦士になれそうです。
 次は、聖戦士の剣を取りに向かいます。
 あれ? 兜がありません。
 そういえば、ずーっと騎士の亡霊のリーダーの歯切れが悪かったんですけど、聖戦士の兜を取ってきてないせいでした。真っ先に情報もらってたのに。順番間違ってました。テヘ。

 つづく。