ネタバレなんか気にしない。
「20世紀少年」を観ました。公開初日です。立川のCINEMA TWOです。6人くらいで観ました。
いわずと知れた、浦沢直樹のマンガが原作の作品です。浦沢直樹は、脚本監修もしてたみたいです。監督は、「ケイゾク」とか「トリック」とか「自虐の詩」の、堤幸彦。
主演は超豪華で、唐沢寿明、豊川悦司、常盤貴子、石塚英彦、香川照之、宇梶剛士、生瀬勝久、佐々木蔵之介、中村嘉葎雄、黒木瞳、ARATA、石橋蓮司、佐野史郎、宮迫博之、竜雷太、池脇千鶴、小日向文世と、並べるだけで1億円くらい取られそうなくらい。ちょい役では、竹中直人を筆頭に、遠藤憲一、藤井フミヤ、藤井隆、山田花子、ベンガル、タカアンドトシ、オリエンタルラジオなんかが出てます。”ウォリーを探せ”的に、有名人捜しをするのも面白いです。
子役は頑張ってたと思います。
話は変わりますが、マンガって、すごいんですよ。
天才が描いたマンガっていうのは、もうそれが完成系なんです。キャラクターもそうですが、構図も、演出も、台詞も、間合いも、空気も、マンガとして完成されている。映画的な演出も、マンガの演出として溶け込んでいる。
浦沢直樹は、天才です。
特に、ハッタリが神懸かり的です。たいていの場合、尻つぼみになっちゃってますが、序盤の引き込み具合は間違いなくすごい。謎、驚異、緊迫感、リアリティ、ノスタルジックな演出など、さまざまな魅力が満載。まさに、圧倒的。読まずにはいられない。続きが読みたくて仕方がなくなる。
天才浦沢直樹。これほどまでに演出能力の高いマンガ家は、めったにいないと思います。
そして、天才がマンガとして生んだ作品は、幸か不幸か、マンガの時点で最高なのです。
劇場は、みっちりと満席でした。
始まる前、みなさん期待にわくわくしている雰囲気でした。
終わると、みなさん無言で去っていきました。
第2章は、来年の1月。
楽しみです。
いゃあ、映画って、本当に面白いものですね。
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天才がマンガとして生んだ作品
2008年9月2日 火曜日
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