せっかくなので、「アリアンロッドRPG」のセッション内容を、書いちゃいます。
リプレイにしたいんですが、ログとかないので、なんとなく流れを追うだけになります。
「Final Fantasy XI ハゲ日記」に近いかも知れないような雰囲気を醸し出す可能性があるとかないとか。
セッション第1回目は、「アリアンロッドRPG 基本ルールブック」についていたシナリオ、『迷宮の樹』です。
最初だし、まだ慣れてないし、ショートシナリオだし、せっかくついてるんだし、丁度いいと思いました。
ていうか、実は、わくわくが激しすぎて、冷静な思考能力を失い、シナリオ作ることができなかったんです。どんだけー。
事前に、少しだけ、セッションがありました。。
NyagonがTRPG初心者だったので、キャラクターを作って、戦闘を練習してみたのです。
こっちも「アリアンロッドRPG」は初心者だったので、練習しときたかったし。
それにしても、ストーンコールドの【モンク/アルケミスト】は、ない。なさすぎる。
ショートストーリー。
記憶をなくした魔術師タルトが、のほほんと道を歩いていると、ハゲ頭の筋肉男が立っていました。
「貴様、強いな! わしには、わかる!」と、息巻くストーンコールド。
ただの暴漢です。
なんかわけわかんない出会いですが、ここで戦闘。ハゲが殴りかかり、タルトが水の槍を放ちます。
結果は、引き分け。
ストーンコールドは、タルトの実力を認め、一緒についてくるといいました。
タルトは、すごい嫌そうな顔でした。
こっから、セッション第1回です。
プレイヤーは、4人です。
場所は、Takeon邸です。
プリプレイで、Nyagon以外、キャラクターを作成しました。
経験点0から。
チキ ヴァーナ(狼族) 女性 【アコライト/シーフ】 レベル1
プレイヤー:Tiki
苦労性で、いつも金欠の少女。何故か不意打ちが得意。なんだかすごい謎を握っている。
カヤタ ドゥアン(有角族) 男性 【ウォーリア/サムライ】 レベル1
プレイヤー:Kayata
楽天家で行動力のある、ムードメーカー。とても運がいい。肩に、彼にしか見えない鳥を乗せている。
タルト エルダナーン 男性 【メイジ/アコライト】 レベル1
プレイヤー:Nyagon
美少女にしか見えない謎の魔術師。とても金に飢えている。過去の記憶を失っている。
ストーンコールド ドゥアン(牙爪族) 男性 【モンク/アルケミスト】 レベル1
プレイヤー:NPC
ハゲ。貴族の生まれで、偉そう。マイペース。まるで役に立たない。
オープニングフェイズは、4人の出会いです。
Kayataがいうとおり、最初から仲間だった、ってことにしとけば、簡単だし悩むこともなかったんですけど、正直いうと、思いつきませんでした。あっはっはっは。
さて。
タルトとストーンコールドは、冒険者が集まるという、”遺跡の街”ラインに向かっていました。
街の城壁が見えてくるとこまでくると、丘の上に、異様なほど巨大な樹が生えていることに、気付きます。ふたりは、なんだろうと思い、見に行きます。
同じ頃、ルディオン山脈からおっこちてきたカヤタも、てくてくと、ラインを目指していました。
その途中、やはり彼も、丘の上にそびえる巨大な樹を、見かけました。物珍しくて、丘を登ります。
そのすこし前、チキは、新人アコライトとして、ライン神殿を訪れました。
すると、神官長ランディアに呼び出され、街の外に突然現れた巨大な樹を調べて欲しいと、依頼されます。すでに、大樹へは、調査の為、冒険者が向かっているのですが、彼は、嫌な予感がするというのです。
こうして、大樹の前で、4人は出会いました。
そこには、僧侶の出で立ちの猫耳娘が、おろおろしていました。
彼女は、ライン神殿のアコライトで、名前はフィリス。冒険者に調査を依頼し、大樹の下で、帰ってくるのを待っていたのですが、雇った冒険者は帰ってきません。
それどころか、悲鳴があがり、大樹の上から冒険者の死体が振ってくる始末。
大樹は、メキメキと、成長を続けています。とても物騒です。
涙目のフィリスは、神殿から派遣されたチキと、偶然集まった3人に、調査を依頼します。
けっこー強引です。
乗り気じゃなかったタルトも、フィリスに無理矢理多額の報酬を約束させ、調査メンバーに加わりました。
こうして、チキたち4人とフィリスは、大樹へ入ることになりました。
ミドルフェイズです。
ダンジョンマップは、シナリオの通りです。
妖魔が潜む、エレベーター完備の大樹の中を、戦いながら、登って行きます。
一部、鍵が開かないものだと思い込んでミスってしまったところがあり、部屋を1個追加して、つじつま合わせたりしました。
久しぶりのマスターだと、文字すら読めなくなるんです(力説)。
チキが、アコライトなのに、罠を調べたり、隠密行動をしたりで、シーフみたいに活躍しました。
カヤタは、《カタナマスタリー》を持っているのに、《スピリッツ・オブ・サムライ》を取っていないサムライでしたが、剣を振り回して、アタッカーでした。
タルトは、《ウォータースピア》の使い手です。バシュバシュと、離れたところから、水の槍で攻撃します。
ストーンコールドは、とりもちが敷き詰められた床に足を取られ、役に立ちません。それどころか、ハゲを踏み台にしようとしたチキごと地面に倒れ、唇を奪ってしまいました。
こんなことってあるんですね。はっはっは。
フィリスは、いるんだかいないんだかわかんないような感じです。NPCですから。たまにボケる程度です。
作戦会議室で、書類を発見しました。
どうやら、魔の大樹を異常成長させ、根を伸ばし、ラインの街に侵入するつもりらしいです。わりと無茶な作戦です。
チキたちは、証拠品として、書類を持って行くことにします。
クライマックスフェイズ。
大樹の最上部の部屋で、妖魔のボス、エイスファスと、対決です。
シナリオだと、ここでエイスファスが、ベラベラと極秘情報を喋るのですが、いくらなんでも喋りすぎというか、わざわざバラすなんて不自然だろうと思い、全カットしました。
タルトが、MP切れを起こすと同時に、カヤタが、エイスファスに、フェイトを使った大ダメージを与えました。
エイスファスの命は、風前の灯火。
とどめを与えようとしたストーンコールドが、ここで、まさかの自分回復。錬金術で脇の下から生成したHPポーションを、がぶ飲みします。
次のターンで、チキがとどめ! と思いきや、まさかのファンブル。フェイトを使ってやり直し。今度こそ命中させ、エイスファスを倒しました。
なかなか、息詰まる戦闘でした。
偶然と自演が、妙な具合に交わってた気がします。
それはそうと、エイスファスを倒しても、大樹の成長が止まりません。
ここで、天井に、巨大な心臓のようなものが張り付いているのに、気付きます。大樹の心臓です。黒い剣が、刺さってます。この剣により、暴走しているのです。
頼りになるのは、力のあるカヤタです。カヤタが壁をよじ登って、剣を取りに行きます。
でも、登坂失敗。3回くらい連続失敗。落下ダメージで、ズタボロになります。
ハゲが肩車して、やっとカヤタは壁登りに成功しました。
けれど、剣を抜いたところで、カヤタは、ずるりと落下しちゃいます。
念のために真下にいたハゲが、カヤタを受け止めようとするも、これまた失敗こきます。ふたりとも、死にそうになりました。
何故か、戦闘よりも、手こずってました。
苦労した甲斐があり、大樹の成長が、止まります。
一件落着。
この時、黒い剣が、カヤタの持っていた剣に、溶け込みます。
カヤタは、前世の記憶(20年前にやってたキャラクターのことです。そーいや、そんなこともありました。)を思い出してしまい、剣を持つことを拒否します。
仕方がないので、チキが、慎重に布でくるんで、持って行くことになりました。
チキたちは、満身創痍で、大樹から出ました。
エンディングフェイズ。
「じゃあ、この剣売ろう!」いきなりタルトが、黒い剣を売り払おうとかいい出します。
ぶったまげました。
4人で密談した結果、ラインの魔法学校だったら、買い取ってくれるかも、ってことになりました。
意気投合してます。
つか、本当に売る気ですかい。
神殿にバレるとマズイので、チキがフィリスを引き留めます。大樹の作戦会議室で見付けた書類をフィリスに渡し、手柄を全部与えると、いいくるめながら、アコライト2人で、冒険者の死体を埋葬します。
この隙に、カヤタとタルトとストーンコールドは、いそいそと、カナンの街へ向かいました。
なんという連携プレイ。
戦闘の時より、息が合ってる。
カヤタたちは、魔法学校に、到着しました。受付ではらちがあかないので、偉そうで賢そうな男を見付け、剣を売りつけます。タルトは、値をつり上げようとします。
彼は、カヤタたちから事情を聞き出すと、冷たい目でにらみ返しました。
「私は、ライン神殿の神官長、ランディアです」
「ギャース!」
神殿に、バレちゃった。
ガッカリする、タルト。
ていうか、キャンペーンシナリオのキーアイテムを売るとか、ありえませんから。
ランディアは、顔色を曇らせます。
「……これは、魔剣カーディアック。とんでもないものを手に入れましたね」
アフタープレイ。
経験値は、10点+使用フェイト。
みなさん、揃ってレベル2になりました。
カヤタは、《スピリッツ・オブ・サムライ》を習得しました。これでやっと、刀を持ったサムライです。
ストーンコールドは、クラスが間違っていることが発覚したので、【ウォーリアー/アルケミスト】ということになりました。
次回から、ギルドを作ることになりました。ギルド名を決める、ってとこで、ギルドマスターに選ばれたチキは、脳内迷宮に入り込んだみたいです。
つづく。