2009年5月 のアーカイブ

キャンペーン第3回

2009年5月18日 月曜日
この記事の所要時間: 約 3分21秒

 満を持して(個人的にですけど)、「アリアンロッドRPG」キャンペーン第3回を、行いました。
 場所は、Tiki邸でした。
 いよいよ、28ページ+2ページ+3ページのシナリオの、出番です!


ギルド『花鳥風月
キャッチフレーズ「我々は花鳥風月! お金に困っている!」

チキ ヴァーナ(狼族) 女性 【アコライト/シーフ】 レベル4
 ギルドリーダー。苦労性で、いつも金欠の少女。何故か不意打ちが得意。
カヤタ ドゥアン(有角族) 男性 【ウォーリア/サムライ】 レベル4
 楽天家で行動力のある、ムードメーカー。戦闘時には、身体を張って仲間を守る、壁になる。
タルト エルダナーン 男性 【メイジ/アコライト】 レベル4
 美少女にしか見えない謎の魔術師。金に飢えている。戦闘では、大砲と化す。
タケオン フィルボル 男性 【シーフ/サモナー】 レベル4
 賢くて、マイペースで、ひとがいい。ダンジョンでの仕事はピカイチ。たまに、罠もかかってないのに爆発する。
ストーンコールド ドゥアン(牙爪族) 男性 【ウォーリア/モンク】レベル3 NPC
 ハゲ。偉そう。人徳がない。まるで役に立たない。


 たいへん、楽しい時間を、すごさせていただきました。
 参加メンバーの皆様。ありがとうございました。
 そして、お疲れ様でした。
 ……。
 本当に、本当に、お疲れ様でした。

 実は、今回のセッション、25時間かかりました。
 ……。
 えーと、ですね。この時間は、ですね。ぱっと見でわかると思いますが、……異常です。
 土曜日の17時から始めて、日曜日の18時に終わりました。
 この25時間には、遅刻したり、弁当買ったり、お菓子買ったり、サイゼリアに食事行ったり、寝たり、ジョナサンに行ったりとか含みますけど、想像を絶する驚きの時間です。
 びっくりです。
 想定外です。
 嫁が咳き込み、Takeonが眠さに揺れ、Kayataの声がガラガラに嗄れてしまいました。
 本当に、申し訳ありませんでした。

 反省点が、チョモランマです。
 シナリオ分量的には、そうでもないと思ってたんです。28ページ分といっても、アイテムを書き出したりとか、エネミーのデータとか書き写してました。それを除くと、だいたい10ページ程度になります。
 だから、5?6時間。長くとも、8時間あれば終わると、高をくくっていました。
 そしたら、拙い、まったくもって拙いマスタリングのせいで、伸びる伸びる。
 しかも、NPCを演じるのに、照れが照れ照れで、出したかった情報を、全然出せませんでした。
 伏線も中途半端でしたし、ラスボスの前口上すらすっ飛んでました。
 さらに、仲間になるNPCまで、キャラがモロかぶりです。
 穴があったら入りたい。
 穴を掘って、地球のコアに焼かれたいくらい。
 本当に、申し訳ありませんでした。

 エネミーの強さも、間違いだらけでした。
 前半のボスは、レベル10のエネミーを用意しました。特殊能力が多いヤツにしたから、苦戦しまくるだろーけど、手加減しないぜ。フヒヒ。
 なんて思ってたら、2ターンくらいで瞬殺でした。
 後半のラスボスは、レベル9のエネミーを用意しました。取り巻きがいるけど、ちょっと弱いかも。
 なんて思ってたら、パーティーボロボロでMP枯渇状態になって3時間くらいかかってやっと終わりました。
 見込みが、甘すぎでした。
 みんな、クタクタでした。
 本当に、申し訳ありませんでした。

 しかし、反省しました。
 今回の経験で、マスターレベルが、ぐいーんとアップしました。
 エネミーの強さ、パーティーの戦力、ダンジョンの難易度、だいたい把握しました。
 次回は、こんなことにはなりません。
 スパパーン! と、スピーディーに。
 ウハハーン! と、面白く。
 ヒャホホーイ! と、快活に。
 そんなシナリオに、したいと思いますッ!

 次回は、2週間後の予定。
 30ページ超えたらどうしよう。

プロテクション

2009年5月14日 木曜日
この記事の所要時間: 約 3分24秒

 もう「アリアンロッドRPG」しか見えない、そんな今日この頃です。
 執行猶予中なので、それを理由に、志を頓挫させています。
 なにやってんだろ、本当に。

「アリアンロッドRPG」のことしか考えられないので、いろいろと調べ回ったりしています。
 リプレイ本を読んでますが、Webサイトに載せてあるリプレイも、読んでます。
 Webだと、チャットシステムを使ったリプレイが、多いです。ちゃんとログが残るので、とても良さそうです。いつかやってみたいなー、なんて衝動に駆られます。さりげなく、要望をほのめかしておきます。

「アリアンロッドRPG」は、MMOオンラインゲームに近いTRPGです。
 とてもHPの増減が激しいゲームです。HPポーションを、がぶ飲みする場合とかも、あるみたいです。
 役割分担だって、しっかり別れています。
 物理アタッカーの、ウォーリア。
 魔術アタッカーの、メイジ。
 冒険をスムーズに進める、シーフ。
 補助魔術や回復魔術で援護する、アコライト。
 エンゲージという概念があるので、ウォーリアが敵を足止めし、後衛が魔術や射撃で攻撃したり、援護する、とかできます。基本的に。ひとりじゃなにもできないので、協力プレイが前提です。どっかのMMORPGよりも、”絆”が大切です。
 上記の4つのメインクラス以外に、サポートクラスがあるので、多種多様なキャラクターができます。
 例えば、ウォーリア/メイジという、一見使えなそうな組み合わせだったとしても、赤魔道士っぽくなれると思います。武器に魔法の属性つけるのって、このゲームだと、けっこーイケてるし。

 で、ですね。
 今でこそ、いろいろと考えを巡らせることができるんですけど、キャンペーンを始めた時は、「アリアンロッドRPG」に関して、完全に初心者だったわけですよ。
 最初は、D&D4thをやるつもりだったんで、そもそも熱が入ってませんでした。
 右も左もわからないうちに、始めてしまいました。モンク/アルケミスト、なんつー存在不可能なキャラクターを、作ってしまったくらいです。
 マスターがこんなんだから、プレイヤーだって、知らないことは多いわけです。
 教えないといけないことを、まったく教えられませんでした。

 たとえば、《バッシュ》の重要性。
 ウォーリアーは、《バッシュ》が命だったわけです。
 得意な武器のマスタリーを得たら、毎レベル《バッシュ》のスキルレベルを上げるべきだったのです。与えるダメージの、底上げとして。
 そして、《プロテクション》。
 アコライトの存在意義、いや、パーティーが生き残るためには、《プロテクション》が最重要だったのです。なによりも、《プロテクション》のスキルレベルを上げないと、いけなかったのです。
 レベルの高いエネミーの攻撃力がすごいのは、この魔術が、前提条件としてあるからです。
 同じ理由で、サモナーの《サモン・アラクネ》も重要だったのです。
 な、なんだってー!?
 そんなの、全然知りませんでした。

 ルールブックには、フェイトを使うのなら、キャラクターレベル+6くらいのレベルのエネミーが、ボスとして丁度いいと、書いてありました。
 キャラクターレベルが4のパーティーだったら、レベル10のエネミーで丁度いい、ってわけです。
 個人的にも、苦戦するだろうけど、なんとかなりそうな気がします。
 しかし、《バッシュ》や《プロテクション》や《サモン・アラクネ》を完備しているなら、レベル16とか、レベル22のエネミーにも、勝てちゃうようです。
 信じられません。
 半信半疑ですけど、そーなのかも知れません。ネットをうろついていると、だんだん、頷ける気がしてきました。
 でもまあ、単純に強いエネミーを出せばいいってわけじゃないので、その辺は、シナリオ次第です。ラスボスいなくても、戦闘なくっても、シナリオとして成立してて、楽しけりゃあいいんですから。

 というわけで、まだ、28ページ+2ページ+3ページのシナリオいじってます。
 うん。
 戦闘ばっかです。

レギュレーション

2009年5月13日 水曜日
この記事の所要時間: 約 5分58秒

「アリアンロッドRPG」は、よく考えられた、今風のゲームです。
 ブランクの長い、オールドTPRG者にとっては、目から鱗が出るシステムも、多いです。
 特に、セッションの流れが、”フェイズ”として決まっている、っていうのは、斬新でした。
 各”フェイズ”の中では、ひとつひとつのシーンが、”シーン”として明確に区切られています。映画みたいですし、だらだらプレイの防止に役立っています。


プリプレイ(プレイの準備、買い物等)
  ↓
今回予告(今回のシナリオの概略)
  ↓
オープニングフェイズ(事件が起こったり、情報収集等をする)
  ↓
ミドルフェイズ(ダンジョンなどで冒険する)
  ↓
クライマックスフェイズ(ボス戦)
  ↓
エンディングフェイズ(冒険の結果)
  ↓
アフタープレイ(レベルアップ、買い物等)


 オールドTPRG者のプレイスタイルには、区切りなんかありませんでした。
 雰囲気で始まり、雰囲気で盛り上がり、雰囲気でボス戦だと判断し、雰囲気で終わるのです。
 しかし、これだと、だらだらプレイに陥りやすいですし、初心者が入りにくいです。空気を読め! といわれても、困ることでしょう。そもそも、マトモな空気じゃないし。
 だから、こうして”フェイズ”や”シーン”で区切るのは、とてもわかりやすいことだと思います。
 ミドルフェイズで、フェイトを温存しておく、ってこともできます。
「さあ! こっから、クライマックスフェイズでずぞ!」と、マスターが吠えれば、プレイヤーも鼻息を荒くすることでしょう。
 ただ、「今回予告」だけは、取り入れにくいです。
”みんなで一緒に物語を紡ごう!”ってコンセプトは、わかるんです。とても素晴らしいことだと思っています。
 でもね。
 わざと脱線したくなるじゃーないですか!
 それが、オールドTPRG者の、オールドTPRG者らしい感覚なのです。
 まいっちんぐ。

「アリアンロッドRPG」のリプレイ本を、2冊読了しました。
 独特のノリなんで、とっつきにくいというか、最初の数ページで挫折しそうになりますが、読み進めると、ハマります。もうこれなしじゃ生きていけない! ってなります。足りない! リプレイが足りない! ってなります。


 このリプレイ本、非常に勉強になります。
 シナリオの完成度や、罠や仕掛け、様々なアイディアに、感心しまくりでしたが、今風のプレイ方法、今風のマスタリングを知るのに、とても参考になりました。
 というか、感動の嵐でした。
 最近のRPGは、さっきも書きましたが、”みんなで一緒に物語を紡ごう!”って意識が、すごい強いです。
 昔みたいに、マスターVSプレイヤー、みたいな風潮は、まったく……なくもないんですけど、昔のあの殺伐とした感じとは、ちょっと違うような気がします。
 今風なので、キャラクターを立てることに関して、とても貪欲です。
 プレイヤーがシナリオに影響を与え、インスピレーションをもらったマスターが、どんどん設定を発展させる。
 素晴らしい共同作業です。

 あと、びっくりしたのは、”演出”です。
 昔は、”描写”でした。シーンの状況や風景を、マスターは、淡々と”描写”していました。
 でも今は、”演出”です。
 場を盛り上げたり、緊張させたり、笑わせたりするために、趣向を凝らした”演出”を、ぶちかますのです。
 プレイヤーの会話だけで1シーン、ってのもありまして、マスターはそれを、”演出”したりします。
 すごいです。
 このリプレイのマスターが、すごすぎる、っていうのもありますが、語彙や、センスや、ボキャブラリー等、力量を磨かないといけないな、と思いました。

 とはいえ、いくら気張っても、できないことはできません。
 仲間内でわいわい遊ぶ分には、あんまり深く考えることもないでしょう。
 気楽が一番です。

 今回のセッションでは、ルールに外れてることが、多少あります。
 これも、レギュレーション、って言葉で、正当化できます。
 うちのレギュレーションは、以下の通り(次回から適用なのもあります)。


■適用・導入するルールブック
 アリアンロッドRPG ルールブック
 アリアンロッドRPG 上級ルールブック
 アリアンロッドRPG トラベルガイド
 アリアンロッドシナリオ集1 ファーストクエスト

■経験値
 0からスタート。

■キャンペーン
 全10回を予定。

■世界設定
 各種ルールブック、サプリメント、トラベルガイドの世界設定を使用する。
 リプレイに出てくる設定は、できるだけ正しく使うが、知らないもんは勝手に使う。

■アイテムガイドの装備ルールを採用
 装飾品の部位を、補助防具と、装身具に分ける。

■上級ルールブックの一部エネミーは使用しない
 魔王エラザンデルと同じレベルのただのトラとか、ありえませんわ!
 ヴァンパイアを片手で捻り殺せるグールも、どうかと思いますわ!
 ふつーの騎士とか、ふつーの騎兵も、魔王よりレベル高いなんて、なんだか興ざめしちゃうわ!

■今回予告
 基本的にナシ。(ハウスルール)

■戦闘は、スクエア戦闘を使う
 ただし、ひとマス3メートルとする。(ハウスルール)

■イニチアシブ
 行動値に、1d6を追加して、行動順を決定する。(ハウスルール)

■マヒ
 どう考えても効果が弱すぎるので、マイナーで【精神判定6】に成功しないと回復しないことに。(ハウスルール)

■フェイトの使用方法
 ダイスを使うあらゆる場面で使用可能。(ハウスルール)
 分けるの面倒なので、経験点にならないフェイトを使っても、経験点が入る。(ハウスルール)

■ギルドの経験点
 ギルドに支払える経験点は、自分のレベルの2倍以下とする。0点でも構わない。(ハウスルール)


 イニチアシブは、ダイス振らないと満足できない、オールドTPRG者です。
 スクエア戦闘って、オフィシャルだと、ひとマス5メートルです。広すぎな気がします。5メートル四方の部屋って、それなりに広いじゃないですか。ダンジョンだと、そんくらいの部屋、多そうじゃないですか。それなのに、1マスです。1マスに、プレイヤーキャラクター5人とエネミー3体とか、ギッチギチすぎます。どこの中央線だ、って話になります。3メートルにしても、せいぜい2×2マスですけど。
 マヒも、オールドTPRG者の感覚だと、弱い気がしたので、ちょっとだけ強化します。

 そういえば、間違ってたことも多々ありました。
 重量チェックは、「武器、防具、所持品」ではなく「両手に持つもの、身体に装備するもの、所持品」でした。
 エネミー識別を行うには、メジャーアクションが必要でした。あと、エネミー識別でわかるのは、「名称、レベル、属性、特殊能力」のみです。

 セッション第3回は、今週末。
 さあ、だんだんわくわくしてまいりました。
 セッション第3回のシナリオは、A4の紙28ページ分+マップ2枚に、膨れ上がりました。
 NPCも作りました。
 毎晩、深夜遅くまで、パソコンの前で、ニタニタしてます。
 うん。
 本気でアホかと思います。

サンアントニオ

2009年5月12日 火曜日
この記事の所要時間: 約 4分25秒

 嫁が、ヴァイオリンを始めました。

 ヴァイオリン。
 ブルジョワジー溢れる、高尚な楽器です。
 高尚なので、バイオリンじゃなくて、ヴァイオリンと書きます。
 嫁が購入した店は、自宅から徒歩5分のとこにある宮地楽器。なにかあったら、5分で持って行けるという、絶好のロケーションにあるこの店で、なんとヴァイオリンフェアーをやっておりまして、さらにフェアーの初日だったりしまして、なんとなく運命のフェイトを感じずにはフィーリングなのですが、そもそも嫁がヴァイオリン教室に通うということで生徒割引もあり、なにがいいたいかというと、約5万円ほど安くなりました。ラッキー。
 しかし、ヴァイオリンは、スゴイです。
 なんとびっくり、宮地楽器で一番安いヴァイオリンは、105,000円。
 じゅ、じゅうまんごせんえん!?
 思わず、目玉が飛び出しそうになります。
 スクワイヤーのギターと同じレベルで、10万超えるのです。
 合わせる弓は、本体の1/3くらいの値段。
 ケースは、25,000円から。
 1,980円のケースって高いよね、みたいなエレキの世界とは、まるで違います。
 この世界は、魑魅魍魎です。
 庶民には、縁のない世界です。
 とんでもない、ブルジョワな世界です。
 うかつに足を踏み入れると、失禁してしまう世界です。
 ちなみに、インターネットを覗くと、もっと安いヴァイオリンが売ってるんですが、材質が悪い、曲がってる、すぐ壊れる、修理ができない、音が悪い、音が小さい、そもそもチューニングができない、先生に鼻で笑われる、等々、粗悪品が多いようです。個体差も、激しいようです。つまり、当たりを引けば、そこそこ弾けますが、ハズレを引くと、ゴミになります。
 修理等、アフターサービスを考えても、自宅から徒歩5分の宮地楽器で購入するのが、無難です。
 嫁はやる気です。
 子どもの頃、ちょっと弾いてたので、自信もあるようです。
 嫁は、ヴァイオリン教室に入会しました。
 もう逃げられません。
 ヴァイオリンを、買うしかありません。
 ニコニコ顔の店員が、弾き比べてくれました。
 10万円クラス、20万円クラス、30万円クラス、50万円クラスのヴァイオリンを、チューニングしながら、弾いてくれたのです。嫁のリクエストで、500万円のやつまで弾いてくれました。買えるわけないのに。
 さすが、ヴァイオリン売り場の店員。ちゃんと弾けます。いい腕してます。ちょっと間違えたりしてましたが。
 美しい曲。
 素晴らしい音色。
 でも、ヴァイオリンの違いが、さっぱりわかりません。
 500万円も、10万円も、同じように聴こえます。
 そりゃまあ、多少の音色の差は、ありました。でも、そんなもん、弾き方とか力の入れ方で、どーにでもなるよーな気がします。
 ヴァイオリンの世界は、深淵です。
 深いです。
 深く、遠いです。
 遠すぎて、なんも見えません。
 さっぱりぷーなので、店員の言葉を、信じるしかありません。
 騙されてるとか、詐欺られてるとか、考えちゃいけません。音色がわからない方が、悪いのです。
 店員は、10万円のヴァイオリンは、あんまりオススメできませんねー、とかいいます。
 おいおいおい! 10万円もする商品を、バカにするのか!? と思いました。
 10万円だって、十分高いよ! 信じらんないくらい高いよ! 20万円なんて、冗談じゃないよ! どんだけ高いんだよ! 今からでもヴァイオリン職人になりたいくらいだよ!
 最初はそう考えてたのですが、よく考えたら、PCって、そんくらいの値段じゃないですか。
 5年くらいしかもたないPCに、15万とかかけるじゃないですか。液晶モニタつけたら、軽く20万超えるじゃないですか。
 同じじゃん。
 つか、ヴァイオリンの方が、長持ちするじゃん。
 そもそも、PCと違って、高尚だし。
 そう思いついたら、スカッと、もやもやが晴れました。
 踏ん切りつきました。
 10万円なんて、安物です。
 できるだけ、良い物を買いたい。
 高貴な気分を味わいたい。
 固定資産税とか、都民税とか、老後とか、忘れちゃおう。
 というわけで。
 定価21万円の、サンアントニオ V-815を、購入しました。

サンアントニオV-815
 パーツ材は、ローズウッド。ニスのベタ塗りではなく、アンティーク風の仕上げが施されています。
 中国製なのですが、その品質は、プロのヴァイオリニストも認めるほど。同じ素材、同じクオイリティで、別の国で作ったとしたら、2倍以上の値段がつくそうです。中国は人件費が安いからこそ、この値段で、このクオリティが出せるのです。
 ワンランク上の、ヴァイオリン。人気も高いようです。
 コストパフォーマンスは、最高だと、店員もおっしゃっておりました。信じます。ええ、信じますとも。

 弓は、8万円のやつを買いました。
 ただの木の棒なのに、なんでこんな高いんだよ! と、ちょっと納得できないんですが、8万円台から、弾き心地が断然変わるらしいです。わかるひとには、わかるらしいです。
 ヴァイオリンフェアーのとこには、90万円の弓とか置いてありました。
 ただの棒なのに。
 ヴァイオリンの世界は、深淵です。

 ヴァイオリンとエレキベースで、なんかできたらいいな、と思います。

セッション第3回に向けて

2009年5月11日 月曜日
この記事の所要時間: 約 2分45秒

 ゴールデンウィークが終了しました。
 12連休でした。
 西は立川、東は新宿、、南はイトーヨーカドー、北はびっくりドンキーまで制覇しました。
 見事なまでの、引きこもりっぷりです。
 いーんです。今年はもう、旅行で熊本に行きましたし。

 で、なにしてたか、っつーと、「アリアンロッドRPG」のルールブックばっかし眺めてました。
 あと、ルールブックのスキルとかをコピーして、切ったり貼ったりして、スクラップファイル作ってました。

アリアンロッドRPG
 こんなに楽しそうな感じになってます。
「上級ルールブック」が、2冊あります。リプレイ本も買いました。結局、「アイテムガイド」まで買っちゃてます。ダイスも増えてます。
 西新宿のイエローサブマリンは、聖地です。

 5月5日の子どもの日には、大きな子どもたちである我らは集結し、「アリアンロッドRPG」で、はっちゃけました。
 セッション第2回目です。
 今回は、5人です。
 メンツは、Tiki、Kayata、Taruto、Takeon、Stonecold、です。
 チキは、ヴァーナでオオカミ族の、アコライトです。サポートクラスに、シーフ。
 カヤタは、ドゥアンで有角族の、ウォーリアです。サポートクラスに、サムライ。
 タルトは、エルダナーン族の、メイジです。サポートクラスに、アコライト。
 タケオンは、フィルボル族の、シーフです。サポートクラスに、サモナー。
 ストーンコールドは、ドゥアンで牙爪族の、ウォリアーです。サポートクラスに、モンク。NPCです。
 ひとり多くなったのに、、やっぱり全員デミヒューマンというパーティーです。人間いない。

 今回のシナリオは、「ファーストクエスト」の1本目をベースにしました。
「基本ルールブック」に付属していたシナリオの、続きです。
 魔王エラザンデルです。
 最初ですし、リハビリですし、せっかくなので、最後までこの流れでいっちゃおうと思ったのです。
 前半にオリジナルのショートシナリオを挟み、ダンジョン前に「バルバロッサ」という別のゲーム(アメリカ製の粘土ボードゲームという斬新なもの)を挟み、とても楽しく、セッションを終えることができました。
 プレイヤーキャラクターのレベルは、2から、4に上がりました。
 でも、実は、失敗こいてました。
 内心、うろたえまくりでした。
 キャラクターを強くして、強敵と戦わせたい! だから、経験値たくさん! アイテムたくさん! とかやってたので、シナリオの敵だと、弱すぎちゃたのです。もともと、レベル1?2用のシナリオでしたし。調整するの、すっかり忘れてました。
 あと、パーティーは徒歩で移動してる、って予定だったんですけど、馬を買うように促しちゃったので、なんだか妙な感じのオープニングフェイズになってしまいました。
 反省点、たくさんです。
 セッション第3回に向けて、燃えています。
 次回は、矛盾なく、無理なく、無茶やります。
 うおお! やったるでー! って気持ちで、パソコンの前に座りました。

 シナリオが、A4の紙24ページ分になりました。
 完成まで、丸4日くらいかかりました。今もまだ、手直ししてます。次回のセッション直前まで、いじり続けることでしょう。
 うん。
 どう考えても、アホです。

バーン・アフター・リーディング

2009年5月10日 日曜日
この記事の所要時間: 約 2分34秒

 2009年5月2日(土)に、「バーン・アフター・リーディング」を観てきました。新宿の、バルト9です。
 アカデミー賞受賞監督となった、コーエン兄弟の作品です。主演は、ジョージ・クルーニー、ジョン・マルコヴィッチ、ブラッド・ピット。他にも、どっかで観たような有名な役者が、いっぱい出てます。
 前にも書きましたが、コーエン兄弟の作品は、大好きです。
 サム・ライミと同じくらい、大好きです。
 で、この作品、噂を聞いた時から、昔のコーエン兄弟の作品っぽい香りが、プンプンしてました。
 だらだらとしてて、間が抜けてて、なぜか緊張感があって、意地悪で、ブラックなユーモアが満載の、特に意味がないストーリー。
 ビンゴ! でした。
 これは、とてもコーエン兄弟な映画です。

 CIAをクビになった男。彼と離婚しようとする妻。彼女を寝取った財務省連邦保安官の男。彼と出会い系サイトを通じて知り合ったスポーツジムの女。彼女の同僚。
 みんな、どーしょーもない奴らばっかりです。
 ダメ人間品評会です。
 彼らの、ダメっぷりが、淡々と、流れます。
 コーエン兄弟っぽい!
 そして、それぞれの関係が、複雑に絡み合っていきます。
 みんな、間違ってます。
 行っちゃいけない方向へ、ズンズン進みます。
 コーエン兄弟っぽい!
 とてもここでは書けないような、アダルトなネタとか出てきます。
 ブラックなユーモアが、さりげなく出てきます。
 思わず、ニヤニヤしちゃいます。
 コーエン兄弟っぽい!
 すごい役者ばっかりなのに、とてもおバカなことさせてます。
 ジョージ・クルーニーが、とても情けないおっさんです。
 ブラッド・ピットなんて、あっという間に笑顔で射殺です。
 コーエン兄弟っぽい!
 ラストも、あっさり。
 この一連の事件で、なんにも学ばない。
 コーエン兄弟っぽい!

 というわけで、最初から最後まで、コーエン兄弟らしい、コーエン兄弟っぽい、コーエン兄弟の作品でした。
 面白かった!
 大満足!
 ひさしぶりに、コーエン兄弟を味わいました。
「ノーカントリー」も良かったけど、コーエン兄弟らしさでいえば、こっちの方が上だと思います。
 サム・ライミも、昔の味を取り戻してくれないかな?、なんて思いました。「スパイダーマン3」は、彼の味が薄すぎでした。
 そんなことを思いながら、CIAマンの歌を聴いてました。スタッフロールが終わったので、含み笑いしながら席を立ったら、嫁は憮然としてました。「久しぶりに映画観て嫌な気分になった」といってました。
 あれー?
 あ、そうか。
 この映画、ひとを選ぶっていうか、ほとんどのひとは受け付けないんじゃないでしょうか。たぶん、普通のひとならドン引きします。
 だって、コーエン兄弟すぎる。
 もともと、超B級カルト映画のひとですし。
 アカデミー賞受賞監督になったことをいいことに、豪華な役者を揃えて、本気出しちゃった、って感じの映画です。
 そういや、劇場も、ガラガラでした。

 いゃあ、映画って、本当にいいものですね。

にほんブログ村 映画ブログへ

上級ルールブック

2009年5月1日 金曜日
この記事の所要時間: 約 2分57秒

 えー。
 とても、ヤバイです。
「アリアンロッドRPG」です。
 たった1回しかセッションしてないのに、やる気ばっか空回りしてて、11日間という大型連休なのに、なにも手に着きません。次回のセッションが、待ち遠しすぎます。たまりません。
 なんか、いろいろと、揃えてしまいました。
 基本ルールブックだけしか持ってなかったんですが、いろいろと欲しいものが出てきちゃったのです。
 前エントリにも書きましたが、「アリアンロッドRPG エネミーガイド」と、「アリアンロッドRPG アイテムガイド」が欲しい。シナリオも欲しい。リプレイ本も欲しい。出版されているもの、全部欲しくなっちゃうくらいの勢いです。
 少しは、我慢しました。
 たって、高いし。
 それに、売ってません。
 特殊なジャンルの本なんで、そんじょそこらの書店には、置いてないです。
 そもそも、15年前はちらほらあったTRPGを扱っている店が、ほとんどなくなっちゃってます。
 だったら、ネットしかない。
 そう思い、探してみました。
 狙いは、「アリアンロッドRPG 上級ルールブック 」です。
 当然、最初はAmazonです。
 しかし、残り1冊しかない時点で、チェックはしていたものの、躊躇している間に、売り切れてしまいました。
 ガーン。
 マーケットプレイスだと、1300円から。これに送料が340円。
 でも、中古の本だと、誤植が含まれている場合があります。ルールブックなんで、間違ったことが書いてあると、困ります。公式サイトにエラッタがあるんですが、自分で修正するのは、めんどくさいです。
 次に探したのは、Yahoo!オークション。
「アリアンロッドRPG」の本なんて、めったにないんですが、1件だけ、ありました。
 その時点で、最終入札は、300円でした。
 これしかない! と思い、さっそく入札しました。600円になりました。でも、こんくらいならいいでしょう。送料は、290円。誤植が含まれてる版かも知れませんが、この値段なら、許せます。
 期間は、あと3日。1,000円くらいまでなら、戦ってみようかと思いました。
 で、こっからが、問題です。
 楽天で、検索しちゃったんです。
 で、あったんです。
 1件だけですが、扱ってるショップを、見付けてしまったのです。
 まあ、当然、買ってしまいました。
 だって、今すぐ買えるんですから。
 送料無料だし。楽天ポイントが、300くらいあったし。
 たった1日で、届きました。ヒャッホーイ! と、喜びました。
 そしたらあなた、Yahoo!オークションで、落札できちゃいました。600円で。
 どーしましょう、コレ。
 しかも、吉祥寺にある、ブックスルーエという、その筋の在庫が豊富にある書店にいったら、置いてありました。
「アリアンロッドRPG 上級ルールブック 」どころか、「アリアンロッドRPG エネミーガイド」と、「アリアンロッドRPG アイテムガイド」まで置いてありました。シナリオとか、リプレイも、揃ってました。
 最初から、ここくれば良かった。
 愕然としながらも、「アリアンロッドRPG トラベルガイド」と「アリアンロッドRPG ファーストクエスト」と「アリアンロッド・リプレイ 銀の輪の封印」を買ってしまいました。
 ここにくれば、いつでも、なんでも、買えます。
 つか、今Yahoo!オークションみたら、いくつか出品がありました。
 止まりません。
 遊びたくて、たまんない。
 えー。
 とても、ヤバイです。