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こんなのガンダムじゃあ勝てない

2008年6月12日 木曜日
この記事の所要時間: 約 2分17秒

「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」を観ました。レンタルDVDで。たぶん生涯で2回目。
 大人になったアムロが、大人になったシャアと殴り合い、大人げなく本音をぶっちゃけ合い、やがて一緒に消えていくお話。


「機動戦士ガンダムF91」と違って、とてもわかりやすい展開でした。戦局もわかりやすい。あらかじめ舞台というかお膳立てが揃っているお蔭ではありますが。
 いつまで経ってもわかり合えないアムロとシャア。わかり合っているからこそ、認められないのかも知れません。この確執が面白い。「機動戦士ガンダム」の時代からの、総決算。
 この作品の中で、自分が嫌な大人であることを自覚しているシャアが、いちばん子どもなのかも知れない。アムロも表面的には大人になってますが、一皮むくとあぶない。
 あと、ララアの存在が、もはやふたりにとってトラウマを越えて呪いと化しているのが興味深かったです。無邪気を通り越して、かなり邪悪ですララア。
 ハサウェイ・ノアが、意外と良い感じで頑張ってたので良かったです。さすがミライさんの血筋。優れたニュータイプの片鱗も見せていたし、トラウマも得た。カツ・コバヤシとは違いました。

 こんなことをいうのは非常にアレなのですが、出渕裕のMSがあんまり好みじゃありません。いや、サザビーやナイチンゲールは当然のこと、ギラドーガやケンプファーなんかは好きなんですが、出渕ガンダムだけが好きになれない。NT-1が嫌いだから、UCシリーズで唯一「ポケットの中の戦争」だけ観てないくらいです。
 この「逆襲のシャア」も、公開からだいぶ経ってから観ました。アムロの息子が奇跡を起こす小説版は読んでましたが。
 というわけで、νガンダムがイマイチ。フィン・ファンネルはカッコイイと思うのに、地味目のカラーリングとか顔とか脚が好みじゃないです。ごめんなさい。あなたとは一緒になれないわ。

 まったく関係ないんですけど、実は今までナイチンゲールって永野護デザインだと思ってました。ごめんなさい。なんで永野護だと思ってたんだろう。
 で、当初ボツになった永野護デザインのナイチンゲールというかナハトガルを見ました。2007年1月のNewtype綴じ込みポスターです。
 こりゃあボツになるわ。
 今の永野護の絵なのでどこからどう見てもMHだし、当時はもっとMSっぽかったとは思いますけど、これはない。こんなのガンダムじゃあ勝てない。アムロがスーパーニュータイプでスーパーコーディネーターだったとしても、勝てる気がしない。
 Hi-Sガンダムが見たい。

 ちなみに、TMネットワークってこんなに歌ヘタだったっけ? と嫁にいったら、本気で怒られました。
 面白かったです。



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