HGUCのギャンを、組み立て直してます。瞬間接着剤でベタ貼りしました。次はヤスリです。
なんで今更ギャンなのかというと、陸戦型ギャンとか良くね? とか思いついちゃったからです。バズーカとかミサイルとか装備です。
筆塗りに挑戦してみようと思ってます。汚くします。
嫁が借りてきたDVDを見ました。
「リトル・ミス・サンシャイン」です。
まったくノーマークだった洋画です。監督の名前を聞いたこともなければ、知ってる役者も出てません。
その前に、「普通じゃない」という映画も観ました。
こっちは、すごいです。
監督は、なんと、つい最近「スラムドッグ$ミリオネア」でアカデミー賞を受賞しまくった、ダニー・ボイルです。
主演は、ユアン・マクレガーとキャメロン・ディアス。
もうこの時点で、普通じゃない。
作品も、普通じゃなかったです。
あまりにも普通じゃなかったので、途中でリタイアしてしまいました。普通じゃないのも、考え物です。
話を戻しまして、「リトル・ミス・サンシャイン」です。
調べてみたら、けっこー実力派の役者ばっかりでした。
内容も、なかなか素晴らしかったです。
簡単にいってしまうと、家族映画です。ロードムービーでもあります。
問題ありまくりな家族が、ボロボロのバンで旅に出て、様々な事件に遭遇しながら、娘をミスコンテストに出場させる、という内容。
この”問題ありまくりな家族”と、”様々な事件”が、ハンパない。こっちの作品の方が、よっぽど、「普通じゃない」です。
父は、やたら前向きで自信過剰な教授。勝ち馬に乗れ! が信条。研究した成功理論を出版してくれると信じて、エージェントに投資してたのに、あっさり見切られ、破産が決定的になる。
母は、家事が下手。料理できなくて、できあいのものばかり。タバコがやめられない。
叔父は、文学系教授で、ゲイ。失恋して鬱になり自殺未遂。道中で、元恋人(もちろん男)にばったり。恋敵は、同じジャンルの世界で超有名に。
祖父は、女好きで麻薬中毒。戦争を経験していることを誇り、ひとに説教ばかり。しかし、なんと旅の途中で死亡。一行は、死体を連れて旅を続けることに。
兄は、パイロットになるために願掛けして、一切喋らない。筆談のみ。だが、旅の途中で色盲なことが発覚し、パイロットになれないことがわかり、荒れ狂う。その後立ち直るが、好きなことしかやりたくないと公言。
娘は、太ってる。可愛いけど、太ってる。でも、美少女コンテストで優勝を狙う。しかし、祖父にダンスを習ったので、卑猥なセクシーダンス。会場ドン引き。数人だけに大ウケ。
車は、ボロいワーゲン。クラッチが壊れ、押しがけしないと走らない。クラクションが壊れ、ずっと鳴ってる。ドアが落ちる。
で、最終的に、どーにもならない。
挫折や絶望と遭遇し、窮地をくぐり抜け、一応目的は達したけど、状況は悪化しただけで、なんにも解決してない。
それなのに、なんだかほんわかした気分になれました。
家族っていいな。よかったね。と、素直に思えました。
とても、不思議な映画でした。
ちなみに、同じような映画だと、「レクイエム・フォー・ドリーム」というのがあります。
こっちはもう、本格的にダメなひとたちが、究極的にダメになって終わるというバッドエンドで、非常に後味が悪い。
それがまたすごく良いんですが。
うん。よく考えたら、まったく似てない。
いゃあ、映画って、本当にいいものですね。
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リトル・ミス・サンシャイン
2009年3月5日 木曜日
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