2008年9月1日に、「戸惑いの日曜日 ?アパッチ砦の攻防より?」を、嫁と観てきました。
もう何年も前からやってる舞台ですが、今年の東京公演は、この日が初。
脚本は三谷幸喜。演出は、佐藤B作。出演は、西郷輝彦、升毅、石野真子、あめくみちこ、中澤裕子。
本当は佐藤B作が主演だったんですが、胃ガンの切除で降板したので、代役として升毅が出演。
チケット代は、かなり高かったです。後悔するくらい高かったです。それなのに、チケットを購入したのが半年くらい前だったんで、危なく忘れるところでした。
劇場は、池袋のサンシャイン劇場です。改装だかなんだか知らないですが、この日のサンシャイン60は、18時の時点でガラガラでした。店もほとんど閉まってた。なんとなく、女神転生チックな雰囲気。
劇場に入ると、すごい数の花束が積んであって、芸能人の名前がちらほらと刺してありました。さすがプロの舞台。案内係も、上品でした。
『離れて暮らす父親の家に、婚約の報告に来た娘。しかしその父親の家には、娘には言えない秘密があった。娘を悲しませたくないという父親の一世一代の大芝居の行く末は・・・?』
という、あらすじです。
3時間近く、ずっとハイテンション。マンションの一室を舞台にした、ノンストップドタバタコメディーです。間に15分の休憩ありましたが。
三谷幸喜らしい舞台でした。
様々な人間関係が交錯し、邂逅する。無理なシチュエーションで、嘘に嘘が重なり、しっちゃかめっちゃかになるけど、最後はスッキリする。小ネタも面白い。キャラクターのエピソードも楽しい。佐藤B作の演出は、三谷幸喜の色をクッキリと出してました。
升毅が、代役とは思えないくらいの素晴らしい熱演でした。西郷輝彦の芝居も、すごい巧かった。石野真子って、以外と小柄で華奢で可愛かったです。中澤裕子は、中澤裕子でした。あと個性のある役者がいっぱい出てました。
すごい面白かったです。
約3時間が、あっという間。尻が痛くなる暇もなかった。序盤はそんなに笑えなかったけど、後半は気づいたら笑ってた。
やっぱプロの舞台は、余裕が違います。安心して見られるというか、完成している。レベルが違った。本物の舞台を見たような気がする。
とはいえ、アマチュアはアマチュアで、良いところはたくさんあるんですが。
DVD出てました。佐藤B作が主演の2006年度版。
2008年9月 のアーカイブ
本物の舞台
2008年9月4日 木曜日チキン戦法
2008年9月3日 水曜日
ドライアイです。
マビノギです。
年齢を感じずにはいられません。
キャラクターは、51歳のジャイアント乙女です。
レベル20までは、クエストこなしてたらすんなり育ちました。でも、ここにきて急にクエストの難易度があがってしまい、なかなか経験値が入らなくなりました。
こうなったら、ワンコ退治で地道に経験値を稼ぐしかありません。
このゲームはクリックゲーですが、戦闘方法に工夫が凝らしてあります。
通常攻撃、防御、スマッシュ。このみっつが、三すくみのジャンケン状態になっています。
通常攻撃は、防御に負ける。
防御は、スマッシュに負ける。
スマッシュは、通常攻撃に負ける。
この他にカウンターというのがあって、これはもう確実に負けるので、遠隔攻撃するしかありません。
敵の動きを見て判別し、こっちの攻撃方法を決めるのですが、これがなかなかわからない。やみくもにスマッシュばっかりやってると、反撃食らってボコボコにされちゃうこともあります。あっという間に死ねます。
オート攻撃というのがあります。マニュアルで攻撃方法を選んで戦うんじゃなくて、自動で戦ってくれる。便利だけど、なんか悔しい。そんなモード。使ってなかった。
試しにと、オート攻撃にモードを変更してみたら、いつも1?2発だった攻撃が、3?4発に増えてました。
青天の霹靂です。
ナックルは、最大4回攻撃だった。追撃というか、クリックのタイミングで攻撃回数が増えたみたいです。
今まで死んでたのがアホのよう。
かなり戦闘が楽になりました。
ワンコ虐待ばかりしてても心が痛むだけなので、ジャイアント村の北にあるダンジョンに行ってみました。
初めてのダンジョンです。
強烈な敵がわんさかいたらどうしよう、なんてビクビクしてたんですけど、ちょうど良いくらいの敵でした。ていうか、ちょっと物足りない。
しかし、ペンギンが困ります。
ペンギンが、敵として出現するのです。
ペンギン虐待なんて、心が痛むにもほどがあると思うかも知れませんが、とんでもない。このペンギン、やたら戦闘が巧い。それでいて、ターゲットが小さすぎてなかなかクリックできない。
大きな敵に立ち向かう、好戦的な殺人ペンギン。まさに機甲猟兵。
仕方がないので、カウンター待ちです。小さなペンギン相手に、超消極的なチキン戦法です。どっちが鳥だかわかんない。
いちばん奥の部屋には、当然ボスがいました。
これがまた、でかい。でかいので、ジャイアント得意のストンプでは吹き飛ばない。スマッシュで突っ込んで負けると、えらいダメージが帰ってくる。あっというまに瀕死。ポーションガブ呑み。敵の動きが遅いので、回復する余裕があるのが、せめてもの救い。
最終的には、超消極的なチキン戦法カウンター待ち。なんとか退治できました。
2回ほど、この初心者ダンジョンに行きました。たいして儲からないし、ろくなアイテムも出ませんが、緊張感があって楽しかったです。
パーティーで行ったら、きっともっと楽しいんだろうなあ。
そろそろ移動がつらくなってまいりました。
移動用のペットが欲しい。
……サラブレット……950円、……か。
でも猫欲しい。
天才がマンガとして生んだ作品
2008年9月2日 火曜日
ネタバレなんか気にしない。
「20世紀少年」を観ました。公開初日です。立川のCINEMA TWOです。6人くらいで観ました。
いわずと知れた、浦沢直樹のマンガが原作の作品です。浦沢直樹は、脚本監修もしてたみたいです。監督は、「ケイゾク」とか「トリック」とか「自虐の詩」の、堤幸彦。
主演は超豪華で、唐沢寿明、豊川悦司、常盤貴子、石塚英彦、香川照之、宇梶剛士、生瀬勝久、佐々木蔵之介、中村嘉葎雄、黒木瞳、ARATA、石橋蓮司、佐野史郎、宮迫博之、竜雷太、池脇千鶴、小日向文世と、並べるだけで1億円くらい取られそうなくらい。ちょい役では、竹中直人を筆頭に、遠藤憲一、藤井フミヤ、藤井隆、山田花子、ベンガル、タカアンドトシ、オリエンタルラジオなんかが出てます。”ウォリーを探せ”的に、有名人捜しをするのも面白いです。
子役は頑張ってたと思います。
話は変わりますが、マンガって、すごいんですよ。
天才が描いたマンガっていうのは、もうそれが完成系なんです。キャラクターもそうですが、構図も、演出も、台詞も、間合いも、空気も、マンガとして完成されている。映画的な演出も、マンガの演出として溶け込んでいる。
浦沢直樹は、天才です。
特に、ハッタリが神懸かり的です。たいていの場合、尻つぼみになっちゃってますが、序盤の引き込み具合は間違いなくすごい。謎、驚異、緊迫感、リアリティ、ノスタルジックな演出など、さまざまな魅力が満載。まさに、圧倒的。読まずにはいられない。続きが読みたくて仕方がなくなる。
天才浦沢直樹。これほどまでに演出能力の高いマンガ家は、めったにいないと思います。
そして、天才がマンガとして生んだ作品は、幸か不幸か、マンガの時点で最高なのです。
劇場は、みっちりと満席でした。
始まる前、みなさん期待にわくわくしている雰囲気でした。
終わると、みなさん無言で去っていきました。
第2章は、来年の1月。
楽しみです。
いゃあ、映画って、本当に面白いものですね。