‘映画’ カテゴリーのアーカイブ

こんなに恐いのって

2008年5月26日 月曜日
この記事の所要時間: 約 3分16秒

「ランボー 最後の戦場」を観ました。立川のCINEMA CITYです。公開初日の1回目なのにぜんぜん客が入ってなくて、ちょっと不安になりました。なんで?
 前作「ランボー3 怒りのアフガン」から20年。「ロッキー」シリーズと同じく、シルベスタ・スタローンで大当たりしたシリーズの完結編。「ロッキー・ザ・ファイナル」と同じく、スタローンが監督と脚本もやってます。自分の当たり役に自分で幕を下ろすなんて、彼は漢です。
「ロッキー・ザ・ファイナル」があまりにも漢すぎてすごく感動して劇場に観に行かなかったのを後悔しまくったので、絶対に観に行かなくちゃいけないわい、と思って観に行きました。
 ちなみに「ランボー2 怒りの脱出」は、当時中学生だったんですが、2回も映画館に足を運んだくらいでした。

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情熱が尽きるまで

2008年5月16日 金曜日
この記事の所要時間: 約 1分28秒

「ロッキー・ザ・ファイナル」を観ました。レンタルDVDでっていうかなんでコレ映画館に観に行かなかったんだああああうおおおおすんごい勢いで後悔した。我が人生一片の悔いだらけ。
 50代後半のロッキーがボクサーとして復帰して初戦でイケイケの若い最強現役チャンピオンと最終ラウンドまで戦って判定負けする話。試合のダイジェスト編集も健在。こう書いてしまうと身も蓋もない。



 やはり「ロッキー」は熱い。男子として生まれたからには、熱くならざるを得ない。
「ロッキー」を観て目から炎を出したことのある野郎どもなら、追憶のフラッシュバックに涙を流さずにはいられません。ノスタルジーなんて言葉じゃ足りないくらい、熱い感慨がマグマのように湧き起こります。
 ロッキーが思いをはせるのは、過去の栄光じゃなく、暖かい家族のぬくもり。そう。かつてロッキーがつかんだものは、チャンピオンとしての地位や名誉ではなく、エイドリアンというかけがいのない家族だったんです。
 そんなロッキーが、いとおしくてたまらない。
 誰にでも情熱はあるが、燃やし尽くせるひとは少ない。あなたはそれができるひと。そんなよーな台詞が出てくるんですが、グッっときました。ほかにも胸に深く突き刺さる言葉がいくつか。たまらない。
 頑張ろう。挑戦しよう。諦めちゃだめだ。やりたいのなら、やれるのなら、やってしまおう。情熱が尽きるまで。
 そうすれば、欲しかったものが手に入る。かも知れない。
 ロッキーは、不甲斐なくくすぶっている野郎どもにも、勇気を分けてくれました。
 映画館で観なかったことを後悔するくらい面白かったです。スタッフロールの最後までみっちり観ました。
「ランボー 最後の戦場」は、絶対に観に行きます。

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牧歌的かつ脱力系

2008年5月15日 木曜日
この記事の所要時間: 約 1分59秒

「ナチョ・リブレ」を観ました。レンタルDVDで。
 ジャック・ブラックつながりです。つまり「スクール・オブ・ロック」の主人公である、ロックに命を賭けるメタボで暑苦しい30代のダメ男と同じく、プロレスラーに夢を賭けるメタボで暑苦しい30代のダメ男が主人公のお話。
 子どもの頃からルチャドール(プロレスラー)になることに憧れ、マスクとか衣装とか考えてた主人公。修道院の食事係として働いていたが、ひょんなことがきっかけで、ヤセな泥棒と組んでルチャ・リブレ(プロレス)の試合に出ることになり、連戦連敗の人気ルチャドールになってしまう。しかし修道院には秘密。修道院にきた可愛い尼僧にも秘密。でもバレちゃう。でもがんばっちゃう。
 孤児のために戦う、暴風神父フライ・トルメンタという実在のルチャドールがヒントになってるらしい。彼の話は、ジャン・レノで映画化されてるらしい。でも実物の体型はジャック・ブラックに近い。



 まーとにかくジャック・ブラックが画面狭しと暴れまくるというかぼてぼてと走って逃げたり失敗しまくる愉快な映画でした。彼は、存在だけで楽しくなれるという、希有な役者オーラを持っています。
「スクール・オブ・ロック」と監督が違うので当たり前なんですが、「スクール・オブ・ロック」みたいにぬるくはなく、とても牧歌的かつ脱力系です。それがとても笑える。メキシカンギャグといってもいい。台車バイク欲しい。
 ていうか、小ネタが異様に効いてます。細かい動きやキメポーズや顔芸などが、ほんとうに細かくあちこちに散りばめられていて、ものすごく楽しめました。ジャック・ブラックサイコー。あの顔とキャラクターと体型だからこそ、思いっ切り笑える。おならぶっこいても許される。
 ジャック・ブラック以外のキャラクターも冴えてました。主人公とパートナーを組むヤセ(この名前だってすごい)は、アンガールズの山根が腐ったみたいな見かけ姿で、存在自体が笑える。プロモーターのメタボ娘だって、無意味に強烈でした。
 夢を諦めるが、友に励まされ、ついに夢を実現するハッピーエンド。元気出ます。
 プロレスが好きだとよりいっそう楽しめると思うんですけど、ルチャ・リブレのルールってよく知らない。場外でカウント3取るとリングアウト勝ち、ってなんかヘンな気がします。
 面白かったです。おバカ映画大好き。

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無理矢理ロックで吹き飛ばす

2008年5月14日 水曜日
この記事の所要時間: 約 1分1秒

「スクール・オブ・ロック」を観ました。レンタルDVDで。
 ロックに命を賭けるメタボで暑苦しい30代のダメ男が、ルームメイトの友人になりすまして小学校の代用教員になり、子どもたちにロックを教えロックを説きロックさせてロックするというロックなお話。ロケンロー。



 まーとにかくジャック・ブラックが画面狭しと暴れまくるというかシャウトしてギター掻き鳴らしまくる愉快な映画でした。彼は、存在だけで楽しくなれるという、希有な役者オーラを持っています。
 ストーリー的には、非常にぬるいです。
 普通、次々と難関が現れ、それを段階的にクリアしていくことで信頼関係を築き上げたり技術が向上したりして、話が進むものですが、この映画はそうじゃありません。それほど障壁もなく巧く行き、最後にまとめてどばっと難題が噴出してきます。
 そして、問題はすべて無理矢理ロックで吹き飛ばすという力業。
 あまりにも巧く行き過ぎてて、少々カタルシスに欠ける感じではありますけど、おバカ映画なので全然OKだと思います。
 腹を抱えて大笑いする系ではなく、クスリと笑う系でした。洋楽好きだと、よりいっそうニヤニヤできます。
 面白かったです。

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イチローみたいだった

2008年5月13日 火曜日
この記事の所要時間: 約 1分14秒

「墨攻」を観ました。レンタルDVDで。原作は、酒見賢一の歴史小説。マンガ版は全11巻。
 紀元前4世紀の中国戦国時代。趙は十万の大軍を率いて燕へ侵攻する途中、小国の梁を攻め込もうとしていた。梁は、武装防御集団である墨家に救援を頼むが、やってきたのはたったひとりの男だった。
 十万人対ひとりの戦いが、今始まる。



 墨子とか墨家にはあんまし触れてないのは、話を難しくしたいためには良い判断だと思います。”博愛主義の武装防御集団・墨家”でいいと思います。わかりやすい。
 とにかくアンディ・ラウがカッコよかったです。存在自体が絵になる男。イチローみたいだった。
 でも、戦略的には、どーなんでしょ。数千人しかいない城に、十万人の軍勢が太刀打ちできないとゆーのが売りなんですが、あの映像だとあんまし説得力ないような気がしました。迫力はありましたけど。
 十万人は退けることはできても、たったひとりの愛する女性を救うことはできなかった。定石です。救った国に裏切られちゃうのも定番。そして男は去る。このカッコ良さも鉄板。男気に溢れる作品です。
 こーゆー中国の歴史映画を観てると、コーエーの歴史シミュレーションゲーム「三國志」がやりたくてウズウズしてまいります。もう新作でないのかなー。「三國志11 with パワーアップキット」でもやろう。
 あと、よく考えたら日本人が原作の中国映画でした。なんてグローバルな映画。
 面白かったです。

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これがアメリカか

2008年5月11日 日曜日
この記事の所要時間: 約 1分35秒

「フライトプラン」をレンタルDVDで観ました。ジョディ・フォスター主演。
 飛行機の中で、一緒にいたはずの娘が消えた。それなのに、乗客や添乗員は誰も全員信じてくれない。妄想だと疑われる。だけど、娘は絶対に一緒に乗っていたはず!



 序盤からジョディ・フォスターの態度が異様にアヤシイというかイカレ気味というか狂気じみて変なので、彼女の妄想だという線がとても濃くなり、いくらなんでもそのまんまはないだろうと思いつつも、いやもしかしてやっぱ彼女の妄想だったのでは? だけどそれだとなにも面白くないじゃん。えーじゃあなにがどうなってんの!? なんて困惑しちゃうくらいの演出はすごかったです。騙されるところだった。ジョディ・フォスターもすごい演技力。
 けれど、若干肩すかし的なオチなような気がしました。ミスリード自体は巧かったんですが。
 大金を得るためにハイジャックするために客室乗務員と遺体管理を仲間にし棺桶に爆弾をしかけるために飛行機に詳しい女性の夫を自殺にみせかけて殺した、ってゆーのはどーかと。
 ハイジャックも、主人公が娘とずーっと一緒にくっついてたら成立しない。よしんば拉致に成功しても、着陸まで主人公が我慢してても成立しない。主人公の精神が不安定なのを利用した、っていうんだろうけど、棺桶に爆弾仕掛けて乗客名簿から娘の名を抹消したり娘を死んでると偽造することに比べると、どーにも浅はか過ぎるよーな。
 でも、犯人のいちばんの失策は、ジョディ・フォスターが強過ぎたことでした。スーパーモンスターペアレントといっても過言じゃない。
 あと、ラストで犯人ごと飛行機の頭を爆発させるのは、いかがなもんかと。犯罪者は殺してもいいんでしょうか。これがアメリカか。いくらなんでも過剰防衛では。
 巧い映画でしたが、スッキリしませんでした。アラブ人に結局謝らなかったし。
 面白かったです。

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悪趣味なミチミチ音

2008年5月9日 金曜日
この記事の所要時間: 約 1分27秒

「ソウ4」をレンタルDVDで観ました。
 もうなんていうか、序盤から悪趣味なミチミチ音でグロいです。残虐非道な描写が、いいかげん飽きてくるほど続きます。そういう意味では、安定しているという感じのこのシリーズ。まさかこんなに続くとは思いませんでした。



 というわけで、感想はネタバレ全開です。

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エンディングは、すごかったです

2008年4月29日 火曜日
この記事の所要時間: 約 1分0秒

 26日に、「少林少女」を観ました。新宿のバルト9です。
 なんかロビーにものすごいひとがいて、なかなか劇場に入れないから、すごい人気だなーさすが公開初日だぜ、とか思ったんですけど、他の映画でした。「あの空をおぼえてる」とゆー映画の舞台挨拶で、竹野内豊と水野美紀が出るみたい。「少林少女」の方は、ガラガラでした。公開初日なのに。
 さて。
 感想なんですが、控えさせていただきます。
 ひとことだけいうと、「ええええーっ!? 本広克行監督なのに!? つか、制作費ぜんぜんもらえなかったの!?」って感じです。
 とりあえず、眠気は覚めました。江口洋介が無闇やたらと気張ってました。
 エンディングは、すごかったです。CGが本気でした。ちゃんと作ってました。ストーリー的にも良かったです。本広監督は、本当はこっちが作りたかったんじゃないでしょうか。
 あと、「機動戦士ガンダム」の富野監督が出演してました。主人公が心から慕っていた祖父という、重要な役です。鼻水噴くくらい、ぶったまげました。こんなことってあるのか。まあ、写真に写ってただけで、台詞はおろか動いてもなかったんですが。
 おもしろかったです。

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