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TRPGプレイ日記です。
セッション第3回目は、Tiki邸で行いました。
ベースは、あくまでも「シナリオ集1 ファーストプレイ」ですが、こっから、かなり外れます。
実は、これまで明確にフェイズを区切ってませんでした。この回から、ちゃんと区切ることにしてます。今回予告は、しませんけど。
今回のシナリオのタイトルは、『さらば! 猛き男、ストーンコールド!』です。
いちおう、シナリオ的に、前半と後半に別れてます。
プリプレイで、タケオンに設定を追加しました。
有名な冒険者だった父親が、呪いの魔法具を身につけてしまい、魔人になっちゃったので、探してます。
誰が呼んだか、その魔人の名は、ツヨイーザ。
あと、右手の甲に、魔族が近づくと痛むという入れ墨が、施されています。
ギルド『花鳥風月』
キャッチフレーズ「我々は花鳥風月! お金に困っている!」
チキ ヴァーナ(狼族) 女性 【アコライト/シーフ】 レベル4
プレイヤー:Tiki
苦労性で、いつも金欠の少女。何故か不意打ちが得意。
父親が、反神聖帝国軍の隊長。軍資金を調達するために、冒険者となる。宝石魔人ジュエリーザの弱点を知っている。
カヤタ ドゥアン(有角族) 男性 【ウォーリア/サムライ】 レベル4
プレイヤー:Kayata
楽天家で行動力のある、ムードメーカー。とても運がいい。肩に、彼にしか見えない鳥を乗せている。
”久遠の森”の、封印守護の一族。何者かに、崖の上から突き落とされたが、運が良かったので生きている。
タルト エルダナーン 男性 【メイジ/アコライト】 レベル4
プレイヤー:Nyagon
美少女にしか見えない謎の魔術師。とても金に飢えている。過去の記憶を失っている。
魔術を使って、大暴れする夢を見る。過去の記憶が、ちょこっとだけ蘇ったもよう。
タケオン フィルボル 男性 【シーフ/サモナー】 レベル4
プレイヤー:Takeon
賢くて、マイペースで、ひとがいい。ダンジョンでの仕事はピカイチ。たまに、罠もかかってないのに爆発する。
魔人になった父親を捜している。右手の甲に、魔族が近づくと痛むという入れ墨が施されている。
ストーンコールド ドゥアン(牙爪族) 男性 【ウォーリア/モンク】 レベル3
プレイヤー:NPC
ハゲ。貴族の生まれで、偉そう。マイペース。まるで役に立たない。
オープニングフェイズ。
”水の街”クラン=ベルを目指して、街道を進む、”花鳥風月”の一行。
隣には、商人の馬車。何故かストーンコールドが、馬車の中に入り、狼族の若者を慰めています。
すると、街道の先で、冒険者の2人が、マンティコアに襲われているのを、発見します。
「我々は花鳥風月! お金に困っている!」馬で駆けつけたカヤタが、ババーン! と、叫びました。
「なにぃ!? お、追いはぎ!? 敵が増えた!?」襲われていた冒険者のひとりは、二丁拳銃です。
「いや、助太刀する!」カヤタは、刀を抜きます。
チキ、タケオン、タルトも、援護に入りました。
マンティコアを倒した頃に、やっと、ストーンコールドが到着します。
「フフフ。わしの手を煩わせるほどの敵ではなかったようだな」
みんな無視しました。
ここで、二丁拳銃の男が、チキを見て、驚きの声を出します。
「お嬢ちゃん!? こんなとこで、偶然ですねえ! 捜すとこだったんですよ!」
彼は、チキのよく知ってるにーちゃんでした。具体的にいうと、父の部下でした。名前は、パーシリ。
ちなみに、チキの父は、反神聖帝国軍のリーダーやってます。
「実は、隊長から、伝言を承ってるんです」パーシリは、いいました。「『軍資金はまだか』いやあ、子煩悩ですねえ、あのひと。あっはっは」
「……」チキは、ガックリと、うなだれました。
わざわざ金を請求しに部下を寄越すとは、すばらしい親子愛です。
ちなみに、他のギルドメンバーには、神殿から報酬の前金が支払われてますが、チキは神殿に属するアコライトなので、もらってません。月給制です。
「ええっ!? まるで稼いでないんすか!? なんのために冒険者になったんですか。しゃーないなあ。んじゃまあ、軍資金できるまで、一緒にいますから」パーシリは、ニヤリと笑います。
「……」
ちなみに、チキには、金難の相が出まくってます。
パーシリと一緒にいたのは、暗いアコライトの女性でした。名前は、レネ。パーシリが、街で引っかけてきたみたいです。
チキたちは、パーシリとレネを加え、クラン=ベルに向かいます。
”花鳥風月”たち一行は、”水の街”クラン=ベルへ到着しました。
大きな川のそばにあり、街の縦横に水路が走る、珍しい街です。
ここで、商人たちと別れます。
パーシリとも、別れます。
「お嬢ちゃん。軍資金できたら、教えてください。つか、逃げないでくださいよ」パーシリは、レネとふたりで、高級ホテルに向かいました。酷い野郎です。
チキたちは、ゴンドラに乗り、水路で神殿を目指します。
魔剣セレブリックという、魔王エラザンデルに関わる2本目の剣を手に入れたので、相談しに行くのです。
繁華街のそばを通りかかると、”年に一度の特大バザー”が、開催されていました。
”花鳥風月”の一行は、目の色を変えて、飛び込みます。
特売商品をいくつか用意しましたので、買っていただきます。ポーション類も、いっぱい買ってくれました。
ええ、そうです。所持金の回収です。
ストーンコールドは、ハチマキ(オリジナルアイテム)を購入しました。伏線です。
他にも、あとで使って欲しい使い捨てアイテムを、わざとらしく9割引で売り出してたんですが、誰も買ってくれませんでした。わざとらしすぎました。むむむ。
ここで、みんなは、誰かに見られていることに、気付きます。目の離れた、怪しげな男でした。すぐに、姿を消します。
でも、誰も気にしません。
なにを買うか、悩んでます。
チキ以外。
買い物を終えると、ほくほく顔で、神殿を目指します。
神殿に、到着しました。
神官長代理のウェルチが、出迎えてくれました。某リプレイに出てくる、女の子です。
奥の個室に、通されます。そこには鏡があり、ラインにいるはずのランディアの姿が、映し出されました。鏡は通信装置なのです。テレビ電話みたいなもんです。
「……街には寄るなと、いっておいたのに」しょっぱなから、ランディアは機嫌が悪そうです。
それはそうなのだけれど、それどころじゃありません。
チキが、おそるおそる、魔剣セレブリックを、取り出します。魔剣カーディアックと、共鳴を始めます。
ランディアの目が、点になりました。
「な、なんで、そんなことにーっ!? ……わ、わかりました。対策を考えます。しばらく、神殿で待っていてください! ガチャン」
通信が切れたので、チキたちは、別の部屋で待機します。
しばらくすると、神官長代理のウェルチが、にっこりしながら現れました。
「さあ、こちらへ。お疲れでしょう」
何故か、小舟に、乗せられました。
何故か、街から、どんどん離れて行きます。
何故か、広い川の真ん中に、ぽつんと立つ小島に、到着しました。小島には、ボロい小屋が、1軒だけ。
「それでは、ごゆっくりー」小舟は、去っていきます。
小島に残された、”花鳥風月”の5人。
「……これって、監禁?」チキが、つぶやきました。
いきなり、クライマックスフェイズ。
その日の夜、襲われちゃいます。火矢が降ってきて、小屋が燃え出します。
こんなこともあろうかと、みんなは、交代で見張りに立ってました。あっさりと、黒装束の襲撃者を、発見します。
ぶっちゃけますと、見張りしてるなんて、想定外でした。
鎧を着てる間に、攻撃してやれ、とか考えてました。
この襲撃者も、とっても強いので、ものすっごい苦戦すると、思ってました。
なにしろ、襲撃者は、4本腕のコルンです。
コルンといえば、「シナリオ集1 ファーストプレイ」3本目のシナリオの、ラスボスです。
しかも、レベル10にパワーアップしてます。HPは100超えてます。セットアップフェイズに隠密になれてエンゲージから抜けられる、っていう、非常にズルいスキルまで持たせているのです。
それなのに。ああ、それなのに。
隠れていたコルンを、あっさりとチキが発見。
カヤタの刀。タルトの大砲。タケオンの召喚魔法。ストーンコールドの拳。
わずか2ターンで、コルンは死にました。
なにこのひとたち。やたら強いじゃないですか。
ストーンコールドを大活躍させるはずが、ちっとも目立ってませんでした。
エンディングフェイズ。
戦闘が終わり、コルンの死体をあさり、装備品をかっぱいでいると、小舟がいそいそと、近づいてきました。
小舟には、ウェルチと、武装した兵が、乗ってました。
「み、みなさん、大丈夫ですか!? ぶっちゃけますと、魔剣は無事ですか!?」ウェルチが、駆け寄ってきます。
「……無事です」チキは、答えました。
ウェルチは、コルンの死体を見て、驚きの声をあげます。4本腕のコルンは、とても有名な、妖魔の暗殺者だったのです。
「襲撃は、予想していました。けれど、こんなに早く。しかも、コルンを寄越すだなんて……」ウェルチは、つぶやきます。
つか、背後で小屋が、ものすごい勢いで燃えてます。
「えーと……。し、神殿に、お越しください。部屋も、用意します」ウェルチが、いいました。
小舟に乗って、神殿へ。部屋を用意していただき、休みました。
ここで、前半終了。アフタープレイです。
経験値は、20点+フェイトくらいだったと思います。
こんくらいじゃ、みなさん、レベル上がりません。
フェイト上げたり、クラスチェンジしたりするかなーと思ったんですけど、意外と堅実で、保留してました。
つづく。