2009年6月28日(日)に、「アリアンロッドRPG」セッション第5回目を、執り行いました。
前回が、5月30日だったので、約1ヶ月ぶりです。
1ヶ月ぶりだったので、筆記用具を忘れてしまいました。先週は、TRPGする予定もないのに、持って行ったのに。
マスタリングも、テレテレでした。
さらっと流すとこで盛り上がったり、盛り上がる場所でさらっと流れたり、失言で迷わせてしまったり、せっかく用意した悪意をすべてスルーされたりと、TRPGならではの予想できない展開に、てんやわんやでした。
あと、やっぱNPCを演じるのが、巧くできません。ふごー。
精進せねば。
今回は、ダンジョンものでした。
つか、毎回ダンジョンものですけども。
シティアドベンチャーとか、野外での冒険とか、やってみたいんですが、なかなかよいアイディアが出てきません。
いつもと同じようなダンジョンでは、つまらないので、時間制限を5時間と設定し、フロアをランダムで決める感じにしました。
フロアを決定するには、6面ダイスを2個振ります。3?11まで、フロアを用意しました。ゾロ目は、特別なフロアを用意していて、3回目のゾロ目が、ゴールになります。
いきなり1回目でゾロ目を出してくれたので、まさかの短時間終了か!? と思いきや、20回も振って、やっと最終エリアに辿り着くという、ギリギリの展開でした。
制限時間30分前で、ラスボス戦です。
間に合うのか!? と思いきや、たった2ターンで終わってしまいました。
ラスボス、弱っ!
プレイヤーキャラクター、強っ!
レベル7の5人パーティー相手に、レベル18のエネミーが1体だと、まったくかなわないのが、わかりました。
HP180なんて、5回くらいの攻撃で、なくなっちゃいます。
苦戦すらしてくれません。
サイコロを16個も振っても、たいしたダメージにならないのは、ダイス運がないせいですけども。
次回は、7月の11日か12日か18日か19日になると、思われます。
全10回なので、残りあと5回。
第4回?6回がカヤタ編になるので、第7回はタケオン編で、第8回がタルト編で、第9回がじじ編で、第10回がチキ編になる予定です。
カヤタ編が3回も続いてますけど、実は1回分が3つに別れたのでした。
ずれずれです。
あと5回で終わるんだろうか。
とりあえず、サイコロ、あと10個くらい用意しとこうと思います。
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まったくかなわない
2009年6月30日 火曜日ふたつの壊音 前編
2009年6月2日 火曜日
TRPGプレイ日記です。
セッション第4回目は、Takeon邸で行いました。
ベースは、あくまでも「シナリオ集1 ファーストプレイ」です。原型とどめていませんが。
今回のシナリオのタイトルは、『ふたつの壊音』です。
セッション時に、タイトルいうの忘れてました。プリプレイで、シナリオの概略いうの忘れてました。いわなくても、まったく問題ありませんでした。ヘコー。
今回も、けっこー脳内補正加わってます。
プリプレイで、今回から参加することになった、Ganhiroのキャラクターを作成しました。
猫族の【ウォリアー/ダンサー】です。
ぷるぷる震える、ダンシングおじーちゃんです。
ギルド『花鳥風月』
キャッチフレーズ「我々は花鳥風月! お金に困っている!」
チキ ヴァーナ(狼族) 女性 【アコライト/シーフ】 レベル6
プレイヤー:Tiki
苦労性で、いつも金欠の少女。何故か不意打ちが得意。
父親が、反神聖帝国軍の隊長。軍資金を調達するために、冒険者となる。宝石魔人ジュエリーザの弱点を知っている。
カヤタ ドゥアン(有角族) 男性 【ウォーリア/サムライ】 レベル6
プレイヤー:Kayata
楽天家で行動力のある、ムードメーカー。とても運がいい。肩に、彼にしか見えない鳥を乗せている。
”久遠の森”の、封印守護の一族。何者かに、崖の上から突き落とされたが、運が良かったので生きている。
タルト エルダナーン 男性 【メイジ/アコライト】 レベル6
プレイヤー:Nyagon
美少女にしか見えない謎の魔術師。とても金に飢えている。過去の記憶を失っている。
魔術を使って、大暴れする夢を見る。過去の記憶が、ちょこっとだけ蘇ったもよう。
タケオン フィルボル 男性 【シーフ/サモナー】 レベル6
プレイヤー:Takeon
賢くて、マイペースで、ひとがいい。ダンジョンでの仕事はピカイチ。たまに、罠もかかってないのに爆発する。
魔人になった父親を捜している。右手の甲に、魔族が近づくと痛むという入れ墨が施されている。
じじ ヴァーナ(猫族) 男性 【ウォーリア/ダンサー】 レベル6
プレイヤー:Ganhiro
ぷるぷる震える、ダンシングおじーちゃん。川上から流れてきた。
オープニングフェイズ。
欲望の女神マハディルグの悪意で、クラン=ベルから遠く離れた僻地、ルディオン山脈に飛ばされちゃった、”花鳥風月”の一行。
しかしここは、カヤタの故郷に、近い土地です。”石の街”ロダニアまで、徒歩で3日くらいのところだとわかったので、歩いて行くことにします。
次の日の早朝、野営をしていたタケオンが、水を汲みに小川へ行くと、茂みから、獅子が出てきました。
やたら威厳のある風貌の獅子です。何故か、ぐるぐる喉を鳴らしてます。
獅子は、硬直して動けないタケオンに、近づいてきて、そばに身を伏せました。
「タケパパには、世話になった」獅子は、フレンドリーに話し出します。魔人ツヨイーザが、陰の森にある遺跡、”刻の墓”へ向かってることとか、教えてくれます。
ここで、起きてきたカヤタとチキとタルトが、タケオンと獅子の様子を、こっそり覗き見ます。
とても珍しい、言葉を話す獅子を見て、彼らは襲いかからんばかりの勢いです。
「……も、もうひとつ、助言を与えよう」居心地悪そうに、獅子は話します。「それは、近々起こる厄災のことだ。……名誉を得るなら、財宝を失うだろう。森へと旅立つのなら、責任を問われるだろう。と、いうわけで、サラバ!」
思わせぶりなことをいって、獅子のくせに脱兎のごとく、逃げ出しました。
タケオンの指には、サモナーリング。獅子からの、プレゼントです。
と、ここで、川上から悲鳴が。
「わひゃ?い!」
なんと、段ボールに乗った、猫耳おじーちゃんが、流れてきたのです。慌てて救出するカヤタたち。
おじーちゃんの名前は、じじ。
還暦で、よぼよぼで、ぷるぷる震えていますが、剣を持っています。「まだまだ現役バリバリじゃわ?い」といってます。
こんな山の中に放置するのもアレなんで、街まで連れて行くことにしました。
ミドルフェイズです。
やっと、ロダニアの街が見えてきました。街っていうか、国です。城壁に囲まれ、立派な城もあります。
山を下り、街道に出ると、ロダニアから商隊が出てきました。大きな商隊です。護衛を引き連れて、なにやら仰々しいです。
と、その時。
タケオンの手の甲の入れ墨が、焼け付くように痛くなります。
ズアッと、影に覆われ、突風とともに、影は消えます。なにか巨大なものが、頭上を通過したのです。
それは、街道に、ドスン! と、着地しました。強烈な、地響き。
10mはあろうかという、巨人が、登場しました。
巨人は、キラキラと、太陽の光に、輝いています。赤、青、緑、翡翠色、様々な色が、陽炎のように、眩しく乱反射しています。全身が、宝石でできているかのようです。
「グオオォォーン!」巨人が、凄まじい咆哮をあげました。商隊の馬車を、襲い始めます。
間違いありません。
あの巨人は、宝石魔人ジュエリーザです。
チキが追い求めていた、魔人です。
こんなところで、遭遇です。
商隊を護衛していた冒険者や、兵士が、ジュエリーザに蹴散らされ、踏み潰されてます。圧倒的です。
「でかっ! あ、あれは、ちょっと、勝てないなあ。……って、あれ?」
カヤタが悩んでいる間に、チキが走り出してました。タケオンも、続きます。
「ま、負けんぞぉ?いっ!」何故か、おじーちゃんは、チキに駆けっこで対抗意識を持ち、走り出しました。
こうなったら、仕方ありません、カヤタとタルトも、走り出します。
ジュエリーザは、チキたちに気付くと、クワッ! と目を輝かします。口元から、虹色の竜巻が放たれました。それは、みんなが所持している、宝石やアクセサリーを、残らず吸い取りました。
宝石魔人ジュエリーザは、貴金属が大好物なのです。
竜巻がやむと、ジュエリーザは、目を、ぱちくりとさせました。後ずさりし、何故か怯えた声を出します。
その視線は、足下にいる、タルトを捕らえているみたいです。
ジュエリーザは、地面を蹴り、飛びます。背中から放出されたルビーとサファイヤが人型になり、逃げる魔人を守るように、立ちはだかります。
宝石の、ゴーレムです。コランダムゴーレムです。レベル15のエネミーです。
2体のゴーレムは、襲いかかってきます。
ゴーレム特有の必殺技、ビームが2連続で射出されました。凄まじい威力のビームです。全体攻撃です。
しかしながら、チキの《プロテクション》、タケオンの《サモン・アラクネ》が、強固に護ります。
仲間の援護を得て、カヤタの斬撃、タルトの《ウォータースピア》、タケオンの召喚魔法が、ゴーレムを削ります。強敵を前にして、一歩も引けを取りません。
チキなんか、《プロテクション》を使いまくってたので、自分の行動順がきたのに、もう行動終了した気になってました。
前衛には、カヤタと並んで、猫耳おじーちゃんも、立っていました。
おじーちゃんは、還暦ですが、戦士なのです。
そして、ダンサーでもあります。
ダンシングおじーちゃんです。
避ける! 避ける!
「まだまだ、若いもんには負けんぞぉ?い!」
ぷるぷる震える足どりで、巧みに回避します。
いつ寿命がくるかわからないので、おじーちゃんは、スキルの出し惜しみはしません。《ダンシングヒーロー》を使って、ダンシングヒーローです。
でも、3度目には、直撃を受けちゃいました。ボクッ! と、大出血。
「おじーちゃんに、なにをするっ!」
タルトの大砲が飛び、カヤタがとどめを刺そうとしてギリギリで倒せなかったりしつつ、戦闘終了しました。
すると、辺りから、熱烈な歓声と、割れんばかりの拍手が。
宝石魔人ジュエリーザを追い払い、商隊を助けたことで、感謝されたのです。商隊の荷馬車に積んでいたのは、とてもとても高価なロダニア石。半分は、無事だったようです。
ありがとう、ありがとうの声が、鳴り止みません。
「我々は花鳥風月! お金に困っている!」宝石を奪われたので、カヤタは遠慮なく、そう叫びました。
「報酬!」タルトの目が、キュピーン! と光りました。
つづく。
さらば! 猛き男、ストーンコールド! 後編
2009年5月26日 火曜日
「アリアンロッドRPG」プレイ日記です。
セッション第3回目『さらば! 猛き男、ストーンコールド!』の続きです。
今更ですが、うろ覚えなので、詳細間違ってるかも知れません。あと、巧くマスタリングできなかったとこを、けっこー補完してます(涙)。
ギルド『花鳥風月』
キャッチフレーズ「我々は花鳥風月! お金に困っている!」
チキ ヴァーナ(狼族) 女性 【アコライト/シーフ】 レベル4
プレイヤー:Tiki
苦労性で、いつも金欠の少女。何故か不意打ちが得意。
父親が、反神聖帝国軍の隊長。軍資金を調達するために、冒険者となる。宝石魔人ジュエリーザの弱点を知っている。
カヤタ ドゥアン(有角族) 男性 【ウォーリア/サムライ】 レベル4
プレイヤー:Kayata
楽天家で行動力のある、ムードメーカー。とても運がいい。肩に、彼にしか見えない鳥を乗せている。
”久遠の森”の、封印守護の一族。何者かに、崖の上から突き落とされたが、運が良かったので生きている。
タルト エルダナーン 男性 【メイジ/アコライト】 レベル4
プレイヤー:Nyagon
美少女にしか見えない謎の魔術師。とても金に飢えている。過去の記憶を失っている。
魔術を使って、大暴れする夢を見る。過去の記憶が、ちょこっとだけ蘇ったもよう。
タケオン フィルボル 男性 【シーフ/サモナー】 レベル4
プレイヤー:Takeon
賢くて、マイペースで、ひとがいい。ダンジョンでの仕事はピカイチ。たまに、罠もかかってないのに爆発する。
魔人になった父親を捜している。右手の甲に、魔族が近づくと痛むという入れ墨が施されている。
ストーンコールド ドゥアン(牙爪族) 男性 【ウォーリア/モンク】 レベル3
プレイヤー:NPC
ハゲ。貴族の生まれで、偉そう。マイペース。まるで役に立たない。
後半の、オープニングフェイズ。
コルンの襲撃があった翌日、”水の街”クラン=ベルの神殿に、”花鳥風月”のメンバーは、集まっていました。
会議室で、各地の神官長が顔を揃え(鏡を使ったテレビ電話的なもので)、神官長会議が始まりました。
議題は、チキが持つ魔剣ふた振りを、どうするか。
フォモールの魔王エラザンデルの力を封じている、重要な剣です。
魔剣ふた振りは、今まで、敵の手に渡っていましたが、こちらにきました。これで、魔王エラザンデルの力を封じている5つのアイテムと、ひとつの魔杯は、すべて神殿の管理下に置かれました。
喧々囂々と意見が飛び交います。いっそのこと、魔王の肉体を蘇らせて滅ぼしてしまえばいい、なんて物騒なことをいう神官長までいます。
しかし、結論は出ませんでした。
「しばらく、自由にしていてください」疲れ切った顔で、ウェルチがいいます。「ただし、魔剣は、あなたがたが責任を持って、預かっていてください。この神殿には魔杯が封じられているので、魔剣を預かることはできないのです。あしからず」
無責任な話です。
でも、チキに、新品のアコライトセットが贈られました。わりと優れものです。神殿からの、せめてものたむけです。
「じゃあ、バザーに行こう!」タルトが、目を輝かしました。
前日、暗殺者のコルンの身ぐるみをかっぱいだお蔭で、お金になるものができました。我慢して買わなかったものも、買えるかも知れません。
と、神殿を出た時。
ボカン!
先に出ていたストーンコールドが、何者かに殴られ、そのまま、さらっと、拉致されました。
あっという間の、できごとです。
なんてこった! いったい、誰が? なんのために!?
「よーし! バザーに行って、聞き込みしよう!」タルトが、そういいました。
みんなで、バザーに行きました。
これも、ストーンコールドの、人徳です。
ミドルフェイズです。
バザーで得られたものは、アイテムだけでした。
ストーンコールドの安否を心配してるのは、カヤタだけでした。
そこへ、猫耳メイド服の女の子が現れました。なんか涙目です。
「も、申し訳ありません! ボンを! ボンを捜すのを、手伝ってください! お願いです!」
彼女の名前は、ニャーコ。
実は、ストーンコールドは、商人から成り上がった貴族で超お金持ちであるマクマホン家の長男だったのです。いいとこのボンボンだったのです。ニャーコは、マクマホン家に使えるメイドニンジャだったのです。
ニャーコにとって、ストーンコールドなんて、どーでもいい存在なんですが、家長には大恩があるので、放っておくわけにはいきません。”花鳥風月”のみなさんが、買い物ばっかしてるので、やっぱり捜してくれないのかなーと思って、出てきちゃったのです。
そんなわけで、ニャーコとともに、街を捜し回り、聞き込みを開始します。
タケオンが、ひとりで情報収集しに行こうとしてたら、ストーンコールドを襲ったのと同じっぽい暴漢に、襲われました。
カヤタたちが助けに入り、なんとか撃退するも、暴漢に逃げられてしまいます。
すると、チキの父の部下であるパーシリと、アコライトのレネが、暴漢を捕まえてくれました。
「あれ? お嬢ちゃん、こんなとこで、なにやってんすか?」
「……そっちこそ」
パーシリと情報交換して、だいたいの状況が、判明します。
ストーンコールをを拉致したのは、欲望の女神マハディルグの、信徒です。どうやら、”遺跡の街”ラインの件で、恨みを買ったみたいです。
パーシリとレネは、神殿で仕事を依頼されて、邪教の神殿を、探していたところでした。
利害が一致したので、パーシリとレネは、合流します。
下水道を進むと、ストーンコールドのハチマキが、落ちていました。
邪教の神殿の入り口は、ここです。
”花鳥風月”と、パーシリとレネとニャーコは、突撃します。
こっから、邪教の神殿です。
欲望の女神マハディルグの神殿に仕掛けられた罠は、”欲望の罠”です。
隠されてたり、罠に囲まれた宝箱の中には、たくさんの財宝が入ってます。
この財宝は、幻影です。
欲望に駆られ、財宝を持って行くと、フェイトが1点減ってしまい、フェイトが0になった時点で、邪悪化(NPCになる)してしまいます。
途中でみんなに気付かれましたが、【精神判定】に成功しない限り、持って行きたくなります。
我ながら、とても酷い罠だと思います。
フヒヒ。
でも、あんまし被害は大きくならなかったです。あれ?
邪教の神殿には、多くの信徒がいます。
だたの信者は、レベル4のモブですが、司祭は、レベル5のエネミーです。近接攻撃するやつと、遠距離攻撃するやつを、用意しました。
けっこー数を出したのですが、”花鳥風月”のみんなは、強かったです。
特に、タルトの《ウォータースピア》が、強烈でした。水属性のエネミーなのに、防御力以上の火力で、攻撃してきます。
タケオンの《サモン・アラクネ》と、チキの《プロテクション》も、効いてます。NPCですが、レネの《プロテクション》なんて、レベル4なので、効果がハンパないです。
盾になったカヤタのHPが、なかなか減りません。
それほど苦戦することなく、”花鳥風月”は勝利しました。
タケオンの活躍で、数々の罠をかいくぐりました。鍵が用意してあるから、難易度を21(普通14くらい)に設定してたのに、鍵開けスキルで開けられたりとかしました。
それにしても、2階層で、計18フロア。しかも、全フロアに、罠かエネミーを設置してるなんて、このマスター、頭おかしいんじゃないかと思います。
いくつかのイベントを得て、”花鳥風月”の一行は、巨大な両開きの扉の前に、到着します。
部屋は、水深1mくらいの、プールになっていました。
両開きの扉には、4X4の、数値魔方陣。縦横斜めの合計値が、同じになる、ってやつです。真ん中の4マスは、空欄になってます。数値を埋めないと、扉が開かない仕掛けです。
ここで苦戦するかと思いきや、さすがゲーマー。カヤタとチキが、ものすごい速さで計算して、回答を出しました。タルトも、独自に回答を出してました。
両開きの扉が開くと、その向こうは、だだっ広い祭壇の間になってました。
クライマックスフェイズです。
祭壇の前には、魔法陣。とっ捕まったストーンコールドが、拘束され、沈められようとしています。急がないと、おぼれ死にます。
祭壇の奥には、欲望の女神マハディルグの、巨大な立像。目が、赤く輝いています。
敵は、レベル9の神官と、レベル5の司祭が8人です。
足下は、水深1mの、プール。
この組み合わせは、想像以上に、最悪でした。
何故なら、敵は邪神の加護があり、水のペナルティを受けません。PCだけが、ペナルティを受けるのです。
多すぎるエネミーと、厳しすぎるペナルティで、”花鳥風月”のみんなは、苦戦します。
まさに、泥沼の戦いでした。
ストーンコールドを助けようと、カヤタとニャーコは前に出ます。
カヤタは、周りの仲間を《カバーリング》。援護は、チキとタルトの《プロテクション》と、タケオンの《サモン・アラクネ》。レネの《プロテクション》も、飛んできます。
主砲は、タルトの《ウォータースピア》。けれど、1発じゃ、誰も倒れません。タケオンの《サモン・カトブレパス》も、致命傷を与えられません。
カヤタは、仲間を庇いながら、拘束されたストーンコールドを、水の中から引っ張り出そうとします。
けれど、まさかの連続ファンブル。
こりゃもう死ぬ。死んじゃう。さらば、ストーンコールド!
って時に、カヤタが、素晴らしいアイディアを出します。
「口移しで、ストーンコールドに酸素供給だ!」
行動順的に、犠牲者となるは、NPCのパーシリでした。
「ええい、くそっ! やりゃあいいんだろ、やりゃあ!」パーシリは、叫びました。
男どうしの、ぶちゅー。
歴史に残るワンシーンです。
その後、なんとかストーンコールドは助け出されました。涙目のパーシリが、肩に担いで、離脱します。
一方その頃、チキは部屋を回り込んで、祭壇に立つ神官のもとへ、辿り着きました。祭壇の上だったら、プールのペナルティは受けません。
アコライトとアコライトの、睨み合い。
聖なる神殿と、邪なる神殿の、対決。
リーダーどうしの、一騎撃ちです
「グハハハハ! マハディルグ様の加護を受けたわたしに、勝てると思ったかぁ!」
ブチブチブチィ! と、神官服が破れます。敵の神官は、実はものすっごい筋肉マッチョでした。
具体的にいうと、邪神の加護で、《豪腕》を持ってます。
チキは、強烈な一撃を受けて、ふらふらになりました。ここは、引くしかありません。
戦闘は長引き、みんなのMPが底をつきます。MPポーションも、なくなってきました。
毎ターン《カバーリング》を続けてきたカヤタのMPも、残りわずか。
しかし、まだ敵の神官は残ってます。司祭も、残ってます。
絶体絶命です。
ってとこで、カヤタが、わざとらしく立っていた邪神像に、目を止めます。
「……あー。あれ、か」
カヤタの指示で、タルトの最後の《ウォータースピア》が、邪神像を貫きます。
欲望の女神マハディルグの立像が、ゴワラグシャーン! と、崩れ落ちました。
その瞬間、信者たちは、加護を失います。
「ギャース!」
水深1mのプールも、なくなりました。
こーなったら、神官だって、ただのひと。カヤタの全力全開アタックで、筋肉を失った神官は、お亡くなりになりました。
最後に残っていた司祭も倒して、戦闘に勝利。
ギリッギリにもほどがある長期戦が、終わりを告げました。
カヤタは、崩れ落ちた邪神像を、げしげし砕いてました。
エンディングフェイズ。
拉致され、生け贄に捧げられようとしていたストーンコールドを救出し、邪教の神殿を守っていた信者どもを、倒しました。
一件落着。
と、思いきや。
崩れてボコボコになった邪神マハディルグ像の目が、カカッと輝きます。
『ありのままの欲望に、溺れぬ者よ。二度までも、我を冒涜せし者よ。……キサマら、決して、許さないわよう! あっちいっちゃえーばかー!!』おぞましい女性の声が、頭が割れんばかりに、響き渡ります。
その刹那、”花鳥風月”のみんなは、赤い光に包まれました。
一瞬、離れたところにいたレネが、ニヤリと笑ったのが見えました。
ばっひょーん!
気付くと、カヤタと、チキと、タルトと、タケオンは、山の中にいました。
ストーンコールドが、いません。さらば、ストーンコールド、です。実に、しょーもない。
そこは、ルディオン山脈。
カヤタが、かつで住んでいた場所に、近いところです。
ここで、シナリオ終了です。
アフタープレイになります。
経験値は、戦闘が、やたらめったら多かったので、60点+フェイトくらい入ったと思います。
前半の経験値を含めると、一度に2レベル上がっちゃいます。
でも、そんくらいの経験は積んでます。むしろ、少ないくらいです。
だって、25時間だもの。
本当に、お疲れ様でした。
つづく。
迷宮の樹
2009年5月19日 火曜日
せっかくなので、「アリアンロッドRPG」のセッション内容を、書いちゃいます。
リプレイにしたいんですが、ログとかないので、なんとなく流れを追うだけになります。
「Final Fantasy XI ハゲ日記」に近いかも知れないような雰囲気を醸し出す可能性があるとかないとか。
セッション第1回目は、「アリアンロッドRPG 基本ルールブック」についていたシナリオ、『迷宮の樹』です。
最初だし、まだ慣れてないし、ショートシナリオだし、せっかくついてるんだし、丁度いいと思いました。
ていうか、実は、わくわくが激しすぎて、冷静な思考能力を失い、シナリオ作ることができなかったんです。どんだけー。
事前に、少しだけ、セッションがありました。。
NyagonがTRPG初心者だったので、キャラクターを作って、戦闘を練習してみたのです。
こっちも「アリアンロッドRPG」は初心者だったので、練習しときたかったし。
それにしても、ストーンコールドの【モンク/アルケミスト】は、ない。なさすぎる。
ショートストーリー。
記憶をなくした魔術師タルトが、のほほんと道を歩いていると、ハゲ頭の筋肉男が立っていました。
「貴様、強いな! わしには、わかる!」と、息巻くストーンコールド。
ただの暴漢です。
なんかわけわかんない出会いですが、ここで戦闘。ハゲが殴りかかり、タルトが水の槍を放ちます。
結果は、引き分け。
ストーンコールドは、タルトの実力を認め、一緒についてくるといいました。
タルトは、すごい嫌そうな顔でした。
こっから、セッション第1回です。
プレイヤーは、4人です。
場所は、Takeon邸です。
プリプレイで、Nyagon以外、キャラクターを作成しました。
経験点0から。
チキ ヴァーナ(狼族) 女性 【アコライト/シーフ】 レベル1
プレイヤー:Tiki
苦労性で、いつも金欠の少女。何故か不意打ちが得意。なんだかすごい謎を握っている。
カヤタ ドゥアン(有角族) 男性 【ウォーリア/サムライ】 レベル1
プレイヤー:Kayata
楽天家で行動力のある、ムードメーカー。とても運がいい。肩に、彼にしか見えない鳥を乗せている。
タルト エルダナーン 男性 【メイジ/アコライト】 レベル1
プレイヤー:Nyagon
美少女にしか見えない謎の魔術師。とても金に飢えている。過去の記憶を失っている。
ストーンコールド ドゥアン(牙爪族) 男性 【モンク/アルケミスト】 レベル1
プレイヤー:NPC
ハゲ。貴族の生まれで、偉そう。マイペース。まるで役に立たない。
オープニングフェイズは、4人の出会いです。
Kayataがいうとおり、最初から仲間だった、ってことにしとけば、簡単だし悩むこともなかったんですけど、正直いうと、思いつきませんでした。あっはっはっは。
さて。
タルトとストーンコールドは、冒険者が集まるという、”遺跡の街”ラインに向かっていました。
街の城壁が見えてくるとこまでくると、丘の上に、異様なほど巨大な樹が生えていることに、気付きます。ふたりは、なんだろうと思い、見に行きます。
同じ頃、ルディオン山脈からおっこちてきたカヤタも、てくてくと、ラインを目指していました。
その途中、やはり彼も、丘の上にそびえる巨大な樹を、見かけました。物珍しくて、丘を登ります。
そのすこし前、チキは、新人アコライトとして、ライン神殿を訪れました。
すると、神官長ランディアに呼び出され、街の外に突然現れた巨大な樹を調べて欲しいと、依頼されます。すでに、大樹へは、調査の為、冒険者が向かっているのですが、彼は、嫌な予感がするというのです。
こうして、大樹の前で、4人は出会いました。
そこには、僧侶の出で立ちの猫耳娘が、おろおろしていました。
彼女は、ライン神殿のアコライトで、名前はフィリス。冒険者に調査を依頼し、大樹の下で、帰ってくるのを待っていたのですが、雇った冒険者は帰ってきません。
それどころか、悲鳴があがり、大樹の上から冒険者の死体が振ってくる始末。
大樹は、メキメキと、成長を続けています。とても物騒です。
涙目のフィリスは、神殿から派遣されたチキと、偶然集まった3人に、調査を依頼します。
けっこー強引です。
乗り気じゃなかったタルトも、フィリスに無理矢理多額の報酬を約束させ、調査メンバーに加わりました。
こうして、チキたち4人とフィリスは、大樹へ入ることになりました。
ミドルフェイズです。
ダンジョンマップは、シナリオの通りです。
妖魔が潜む、エレベーター完備の大樹の中を、戦いながら、登って行きます。
一部、鍵が開かないものだと思い込んでミスってしまったところがあり、部屋を1個追加して、つじつま合わせたりしました。
久しぶりのマスターだと、文字すら読めなくなるんです(力説)。
チキが、アコライトなのに、罠を調べたり、隠密行動をしたりで、シーフみたいに活躍しました。
カヤタは、《カタナマスタリー》を持っているのに、《スピリッツ・オブ・サムライ》を取っていないサムライでしたが、剣を振り回して、アタッカーでした。
タルトは、《ウォータースピア》の使い手です。バシュバシュと、離れたところから、水の槍で攻撃します。
ストーンコールドは、とりもちが敷き詰められた床に足を取られ、役に立ちません。それどころか、ハゲを踏み台にしようとしたチキごと地面に倒れ、唇を奪ってしまいました。
こんなことってあるんですね。はっはっは。
フィリスは、いるんだかいないんだかわかんないような感じです。NPCですから。たまにボケる程度です。
作戦会議室で、書類を発見しました。
どうやら、魔の大樹を異常成長させ、根を伸ばし、ラインの街に侵入するつもりらしいです。わりと無茶な作戦です。
チキたちは、証拠品として、書類を持って行くことにします。
クライマックスフェイズ。
大樹の最上部の部屋で、妖魔のボス、エイスファスと、対決です。
シナリオだと、ここでエイスファスが、ベラベラと極秘情報を喋るのですが、いくらなんでも喋りすぎというか、わざわざバラすなんて不自然だろうと思い、全カットしました。
タルトが、MP切れを起こすと同時に、カヤタが、エイスファスに、フェイトを使った大ダメージを与えました。
エイスファスの命は、風前の灯火。
とどめを与えようとしたストーンコールドが、ここで、まさかの自分回復。錬金術で脇の下から生成したHPポーションを、がぶ飲みします。
次のターンで、チキがとどめ! と思いきや、まさかのファンブル。フェイトを使ってやり直し。今度こそ命中させ、エイスファスを倒しました。
なかなか、息詰まる戦闘でした。
偶然と自演が、妙な具合に交わってた気がします。
それはそうと、エイスファスを倒しても、大樹の成長が止まりません。
ここで、天井に、巨大な心臓のようなものが張り付いているのに、気付きます。大樹の心臓です。黒い剣が、刺さってます。この剣により、暴走しているのです。
頼りになるのは、力のあるカヤタです。カヤタが壁をよじ登って、剣を取りに行きます。
でも、登坂失敗。3回くらい連続失敗。落下ダメージで、ズタボロになります。
ハゲが肩車して、やっとカヤタは壁登りに成功しました。
けれど、剣を抜いたところで、カヤタは、ずるりと落下しちゃいます。
念のために真下にいたハゲが、カヤタを受け止めようとするも、これまた失敗こきます。ふたりとも、死にそうになりました。
何故か、戦闘よりも、手こずってました。
苦労した甲斐があり、大樹の成長が、止まります。
一件落着。
この時、黒い剣が、カヤタの持っていた剣に、溶け込みます。
カヤタは、前世の記憶(20年前にやってたキャラクターのことです。そーいや、そんなこともありました。)を思い出してしまい、剣を持つことを拒否します。
仕方がないので、チキが、慎重に布でくるんで、持って行くことになりました。
チキたちは、満身創痍で、大樹から出ました。
エンディングフェイズ。
「じゃあ、この剣売ろう!」いきなりタルトが、黒い剣を売り払おうとかいい出します。
ぶったまげました。
4人で密談した結果、ラインの魔法学校だったら、買い取ってくれるかも、ってことになりました。
意気投合してます。
つか、本当に売る気ですかい。
神殿にバレるとマズイので、チキがフィリスを引き留めます。大樹の作戦会議室で見付けた書類をフィリスに渡し、手柄を全部与えると、いいくるめながら、アコライト2人で、冒険者の死体を埋葬します。
この隙に、カヤタとタルトとストーンコールドは、いそいそと、カナンの街へ向かいました。
なんという連携プレイ。
戦闘の時より、息が合ってる。
カヤタたちは、魔法学校に、到着しました。受付ではらちがあかないので、偉そうで賢そうな男を見付け、剣を売りつけます。タルトは、値をつり上げようとします。
彼は、カヤタたちから事情を聞き出すと、冷たい目でにらみ返しました。
「私は、ライン神殿の神官長、ランディアです」
「ギャース!」
神殿に、バレちゃった。
ガッカリする、タルト。
ていうか、キャンペーンシナリオのキーアイテムを売るとか、ありえませんから。
ランディアは、顔色を曇らせます。
「……これは、魔剣カーディアック。とんでもないものを手に入れましたね」
アフタープレイ。
経験値は、10点+使用フェイト。
みなさん、揃ってレベル2になりました。
カヤタは、《スピリッツ・オブ・サムライ》を習得しました。これでやっと、刀を持ったサムライです。
ストーンコールドは、クラスが間違っていることが発覚したので、【ウォーリアー/アルケミスト】ということになりました。
次回から、ギルドを作ることになりました。ギルド名を決める、ってとこで、ギルドマスターに選ばれたチキは、脳内迷宮に入り込んだみたいです。
つづく。
セッション第3回に向けて
2009年5月11日 月曜日
ゴールデンウィークが終了しました。
12連休でした。
西は立川、東は新宿、、南はイトーヨーカドー、北はびっくりドンキーまで制覇しました。
見事なまでの、引きこもりっぷりです。
いーんです。今年はもう、旅行で熊本に行きましたし。
で、なにしてたか、っつーと、「アリアンロッドRPG」のルールブックばっかし眺めてました。
あと、ルールブックのスキルとかをコピーして、切ったり貼ったりして、スクラップファイル作ってました。
こんなに楽しそうな感じになってます。
「上級ルールブック」が、2冊あります。リプレイ本も買いました。結局、「アイテムガイド」まで買っちゃてます。ダイスも増えてます。
西新宿のイエローサブマリンは、聖地です。
5月5日の子どもの日には、大きな子どもたちである我らは集結し、「アリアンロッドRPG」で、はっちゃけました。
セッション第2回目です。
今回は、5人です。
メンツは、Tiki、Kayata、Taruto、Takeon、Stonecold、です。
チキは、ヴァーナでオオカミ族の、アコライトです。サポートクラスに、シーフ。
カヤタは、ドゥアンで有角族の、ウォーリアです。サポートクラスに、サムライ。
タルトは、エルダナーン族の、メイジです。サポートクラスに、アコライト。
タケオンは、フィルボル族の、シーフです。サポートクラスに、サモナー。
ストーンコールドは、ドゥアンで牙爪族の、ウォリアーです。サポートクラスに、モンク。NPCです。
ひとり多くなったのに、、やっぱり全員デミヒューマンというパーティーです。人間いない。
今回のシナリオは、「ファーストクエスト」の1本目をベースにしました。
「基本ルールブック」に付属していたシナリオの、続きです。
魔王エラザンデルです。
最初ですし、リハビリですし、せっかくなので、最後までこの流れでいっちゃおうと思ったのです。
前半にオリジナルのショートシナリオを挟み、ダンジョン前に「バルバロッサ」という別のゲーム(アメリカ製の粘土ボードゲームという斬新なもの)を挟み、とても楽しく、セッションを終えることができました。
プレイヤーキャラクターのレベルは、2から、4に上がりました。
でも、実は、失敗こいてました。
内心、うろたえまくりでした。
キャラクターを強くして、強敵と戦わせたい! だから、経験値たくさん! アイテムたくさん! とかやってたので、シナリオの敵だと、弱すぎちゃたのです。もともと、レベル1?2用のシナリオでしたし。調整するの、すっかり忘れてました。
あと、パーティーは徒歩で移動してる、って予定だったんですけど、馬を買うように促しちゃったので、なんだか妙な感じのオープニングフェイズになってしまいました。
反省点、たくさんです。
セッション第3回に向けて、燃えています。
次回は、矛盾なく、無理なく、無茶やります。
うおお! やったるでー! って気持ちで、パソコンの前に座りました。
シナリオが、A4の紙24ページ分になりました。
完成まで、丸4日くらいかかりました。今もまだ、手直ししてます。次回のセッション直前まで、いじり続けることでしょう。
うん。
どう考えても、アホです。