2007年11月 のアーカイブ

相変わらず……アクション……は……アレ

2007年11月8日 木曜日
この記事の所要時間: 約 4分31秒

 観忘れたうえに録画予約まで忘れていた「機動戦士ガンダム00」第4話、動画サイトのGyaoで補完しました。ネット配信サイコー。そうだよ、テレビはもっとネットを利用しなくちゃいけないよ。
 第5話は、HDレコーダーで録画したのを観ました。あっ。今のうちに第6話を録画予約しとかなくちゃ! (キーワードの自動録画だと、容量なくなると自動で消えちゃうから、手動で予約セットしないといけないの)
 というわけで、「機動戦士ガンダム00」。
 やっと物語というかキャラクターが動いてまいりました。それにしても、キャラクターが多すぎて、ダイジェスト版みたいですね。群像劇です。これだけブツ切れだと、ちょっと感情移入が難しいような気がします。
 そんな中で、セルゲイ・スミルノフ中佐がぶっち切りでシブイです。銀河英雄伝説に出てきそうな顔とたたずまいです。乙女、とかいっちゃってます。シブイです。たまりません。
 強化人間みたいな女の子も出てきました。ニュータイプっぽい感じにもなってきました。
 ワクワクが止まりません。
 でも、主人公が……、蚊帳の外というか……まるっきり……脇役扱いというか……その他パイロット1みたいな……雰囲気……なんです……が……。
 主人公の扱いを含め、次回が気になって仕方ありません。まるで関係なかった糸が、どうからまっていくのか。
 次回といえば、第6話でまたキャラクター増えるみたいです。オッサン脳には、覚えきれません。あ。ビジュアル系のランバ・ラルって思えばいいかも。予告だと、そんな感じだった気がする。
 あと、この作品ってやたら画質のクオリティ高いんですけど、最近のアニメってこんなにスゴイんですかね?



慣れてくるとけっこーいいかも。

とりあえず1巻は買おうかな。

 さて。
 新型PSPで、「ヴァルキリープロファイル レナス」をやりまくってます。
 珍しく、電車の中だけでなく、自宅でもやってます。
 そういえば、新型PSP用の全体を覆うシリコンカバーって発売まだですかね? 背中がぱっくり開いてるシリコンカバーは、欲しくありません。今は、旧型用のシリコンカバーを使ってるんですが、ぶかぶかで不格好ですし、ボタンのところに穴が開いてきました。ていうか、新型PSPの新色ディープ・レッドって……すごく……いいです。
 それはともかく。
ヴァルキリープロファイル レナス」をやりまくってます。
 アークダインの遺跡の密室で、経験値稼ぎばっかりやってたら、どんよりと飽きてきそうな気分になったので、慌ててストーリーを進めました。
 チャプター6まで進みました。亡失都市ディパンでボスを倒す直前で、昨晩は寝ました。
 パーティーは、ヴァルキリーにジェイル、グレイ、ジェラードです。ヴァルキリーはレベル34くらいです。ジェイルはこのチャプターで神界送りの予定です。
 すべては予定調和で進んでいます。ルシオも神界送り済みです。エンディングAに向けて、封印値は一時4まで落ちました。ヒヤヒヤでした。
 相変わらず……アクション……は……アレで……よく涙目に……なります……が。
 レザード・ヴァレスの塔では、脳が破裂しそうになりました。攻略サイトのマップ見ながら迷子になるなんて、新鮮でした。
 サッカス浸食洞は、それこそ「ワルキューレの伝説」のトラウマを彷彿させるステージで、歯を食いしばって涙をこらえました。でも、水中で切った葉っぱに乗れることが判明した時点で、腑抜けのようになりました。それでも……まあ……難儀……しました……けど。
 アークダインの遺跡でも、ボスのところに行けなくて泣きそうになりました。ジャンプに失敗すると密室に飛んで閉じこめられたりして、どんだけ奇跡的な不器用なんだよ、と我ながら思いました。
 しかしまあ、チャプター0のアルトリア山岳遺跡に比べれば、屁みたいなもんですよ。

 携帯ゲーム機でゲームばっかやってるせいか、肩凝りがすごいです。もう肩が重いとかだるいとか痛いとかを通り越して、意識朦朧みたいな状態というか。背後霊が数人増えても気づかないくらいです。
 このままでは生きていけない気がしたので、最寄りの駅前の整体院に行って参りました。東洋医学的な、中国風のとこです。思いっ切りマンションの一室ですが。60分4500円です。
 整体師さん、やたら硬い肩や首に興奮したのか、すんごい圧力で、それこそ体重かけてツボ押ししてきます。痛いです。でも、凝りに凝った肩は痛くもなんともないです。でも首は痛いです。肩の凝りから外れると、痛いです。でも痛いと血流が良くなるといいますし。ここは我慢だ。負けない。負けるもんか。情けないことなんかいわないぞ。だって男の子だもん。
「……痛い……です……」
 無理でした。ギブアップです。
 60分コースだったので、脚や腕までマッサージしてくれました。なんか気持ちよくて放屁しちゃったような気がしますけど、そんなことありません。きっと夢です。そんな、マッサージ中に、プッ、とかありえませんから。本当に。やめてくださいよ。
 マッサージが終わると、身体が軽くなりました。ゾンビが蘇生したような感じ、といったら共感していただけるでしょうか。
 ルンルンのウキウキのスキップ状態で、家路を辿りました。
 でも……今日は……なんか……首が……痛い……です。
 これが……もみ返し……という……やつで……しょうか。我慢しちゃ……いけません……ね。

箕輪はるかの鼻水

2007年11月5日 月曜日
この記事の所要時間: 約 2分4秒

「クワイエットルームにようこそ」を観てまいりました。原作・脚本・監督は、松尾スズキ。主演は、内田有紀、宮藤官九郎、蒼井優、りょう、大竹しのぶ。あとお笑いコンビのハリセンボン。例によって塚本晋也と庵野秀明としりあがり寿も出てました。
 劇場は、立川のCINEMA CITYです。
 ものすごい行列ができてて、なにかと思ったら、「恋空」でした。今、求められている商品がどんなものなのかが、よくわかりました。
 さて、それはともかく。
「クワイエットルームにようこそ」は、とても面白かったです。
 松尾スズキ初監督作品の「恋の門」がとても面白くて気に入っていたので、長編二作目である今作も観に行ったんですけど、期待以上の作品でした。絶妙なバランス感覚。「クローズZERO」といい、邦画はまだまだ捨てたもんじゃないですよ。
 いきなり庵野監督が白衣着て出てきて血を吐いて倒れたときにはどーしようかと思いましたが。
「恋の門」とは違って、演劇的な雰囲気でした。主な場面が精神病院の限られた場所だけなところが。
 現実とはどこか異質な世界に凝縮される、ヘンテコな人間模様。コメディタッチだけど、深いとこまで潜り込んできます。
 上手く生きられない自分自信を振り返らないように見ないようにしてきたのに、外因的にも追いつめられて、おかしくなっていく。見失っていく。見えなくなっていく。閉じこめられて、突きつけられて、やっと気づく。そして、再生。以前とは、ちょっと違って見える現実。
 主人公の内田有紀が、とても良かったです。不潔で自堕落な役どころも、元が綺麗なので嫌悪感がありません。ゲロ吐いても、おぞましい蕁麻疹まみれになっても、目を逸らすことなく観ていられました。踵を鳴らせないドロシー。精神病院は、彼女にとって迷い込んだオズの国でした。
 大竹しのぶは強烈な上にリアリティがあってすんごかったんですが、ハリセンボン箕輪はるかの鼻水もすごかったです。ハリセンボン近藤春菜の方は、どこに出てたのかいまいち釈然としません。
 なんか平岩紙という娘がお気に入りになりました。劇団大人計画の団員で、紙という名前も松尾スズキが付けたみたいです。
 もう塚本晋也監督は役者で良いいと思います。同じように、松尾スズキも映画監督で良いと思います。宮藤官九郎なんて、妻夫木聡よりも巧く完璧に演じてました。
 つか、けっこー天はひとに二物も三物も与えてますよね。
 ゼロ物のひともいますが。
 泣きそう。

三池監督でよかったわー

2007年11月2日 金曜日
この記事の所要時間: 約 4分9秒

「クローズZERO」を観てまいりました。原作は、高橋ヒロシ。監督は、三池崇史。主演は、小栗旬 、山田孝之。
 劇場は、新宿三丁目の、新宿バルト9というところでした。
 初めて行きました。真新しい劇場で、マルイシティの上にあり、日本で初の全館デジタル設備だそうです。
 実際に、すんごいロビーがゴージャスというか、綺麗で広くて整ってました。なにこの貴族の館、みたいな。
 そういえば、作品のせいだと思うんですが、客層がなんとなくそれっぽくて面白かったです。黒系の服が多いというか。サングラスっぽい眼鏡も似通ってました。
 その中で、浮いてましたけどね。このハゲのオッサンは。
 シアターの中もよくできていて、前の席との間に余裕があって、とてもリラックスして観れました。これなら「ロード・オブ・ザ・リング」三部作を一気に観ても……いや一気は無理です。
 画面が観安く、素晴らしい劇場だと思います。音も必要以上にすごかったです。
 ただ、場所のせいか作品のせいかわかりませんが、やたら上映中に席を立ち、階段を行き来するひとが多くて辟易しました。せめてかがんで歩いて欲しい。堂々と背筋伸ばして通らないで欲しい。見えないってば。
 あと、やたらポップコーン(特大)持ってるひとが多かったです。
 そういや、狙ってたわけじゃないんですが、毎月1日は映画の日なので1,000円でした。

 さて。
「クローズZERO」。
 いやあ。
 三池節全開バリバリMAXでした。
「スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ」とは違う、三池監督の強烈な映像暴力が炸裂してました。
 これぞ「クローズ」。
 原作ファンは、大満足だったんじゃないでしょうか。
 家にある原作全26巻を読破してから観に行ったんですけど、正解でした。
 ヒロミ、ポン、マコが、ちょい役ながらも良い味だしてました。この頃から解説役なのか、みたいな。マコはちょっと練馬の某ラッパーに似ててアレでしたが。
 でも、阪東はあんなに可愛らしい顔してないと思いました。
 さて。
「クローズZERO」は、原作の1年前が舞台です。
 鈴蘭を舞台に、喧嘩が暴発しまくります。
 喧嘩の演出やカメラワークは、三池監督でよかったわー、と思うくらい、派手で説得力のあるド迫力な映像でした。
 とにかく、小ネタを含め随所で、三池監督でよかったわー、と思いました。軽いギャグも秀逸です。
 監督が良いのはわかってたんですが、役者も良かったです。
 今まで若手のイケメン役者って敬遠してたんですけど、小栗旬がとってもカッコよかったです。惚れちゃいそうです。個人的には、某キンキの正直しんどい方に似てる山田孝之が好みでした。表情や演技も含めて。
 黒木メイサは、クローズで女? いらないじゃん? とか思ってたんですが、わりと自然な形でストーリーに入ってきましたし、世界観を崩さない程度にいい雰囲気を出してました。
 ちょい役でも、遠藤憲一や岸谷五朗が良い味出してました。リアリティのある存在感、そして独特の緊張感があり、作品の脇をピシッと締めてました。
 つか、やべきょうすけ。おいしいところを全部持って行ってた気がします。さすが原作者を口説き落として映画制作にまでもっていった男です。気迫が違いました。情けない役ですが、最初から最後までサイコーでした。
 とどめは、牧瀬役の高橋努。新人の役者さんでしょうか。並々ならぬものを感じました。思わず目を逸らしたくなる怪演というか怪演出。半笑いで涙目になりました。あのシーンの汗と表情と恥ずかしさとバカっぽさは、伝説に残ると思います。
 高岡蒼甫と桐谷健太だけは、ちょっと浮いてたような気がします。
 原作者の高橋組のみなさんが、主人公チームに金属バットを渡してたような気がするんですけど、気のせいでしょうか。
 どうでもいいですが、この映画観るとやたら煙草が吸いたくなるので、未成年は観ちゃいけないと思います。
 あと、音楽の使い方が巧いと思いました。ここぞ! ってとこで、雰囲気の合う曲がガッ! と挿入されます。
 サントラ買っちゃうかも。横道坊主も入ってるし。劇中は、THE STREET BEATSが出まくってました。黒木メイサの曲も、効果的だったと思います。
 というわけで、「クローズZERO」。
 個人的には、三池監督の代表作といってもいいくらいの、素晴らしい作品だと思います。
 ちゃんと、原作をわかって作ってる。原作に対してのリスペクトが感じられました。
 その証拠が、ラストシーン。
 それまでの映画の流れを全否定してしまう、衝撃のラストシーン。
 原作ファン、間違いなく涙目。
 そうだよ。そうなんだよ。そーでなくっちゃ!

 この作品に1,000円は失礼な気がするので、DVDが出たら買おうと思います。



(さらに…)