2008年2月 のアーカイブ

ホルグラファー

2008年2月11日 月曜日
この記事の所要時間: 約 3分12秒

 脳内写真ばっか撮ってるのもアレなんで、外に出てHOLGAをぶん回してきました。
 HOLGAなので、ロモグラファーではなく、ホルグラファーです。
 ホルグラファー。
 なんか公園に行くと阿部さんがアーッ! してきそうな雰囲気をかもしだしてます。

 前回とは違い、PCに取り込むにあたり、少々加工しました。スキャナの性能のせいか、かなり色とかコントラストとか違っちゃってるんで。なるべく写真に近づくようにしましたけど、限界あります。
 ていうか、スキャナに写真を並べるとき、はじっこの隙間に写真がベッタリ入り込んで嫌な感じになるのが嫌な感じです。
 今回は、吉祥寺のヨドバシカメラに現像を出しました。2時間でできあがったので、とても嬉しかったです。
 ただ、なんか微妙にトリミングしてくれちゃってるっぽくて、せっかくのトンネル効果が微妙になってます。普通はケラレはミスなので、親切でやってくれたんだとは思うんですけど。

HOLGA HOLGA 130 BC + AGFA VISTA 400 / 36 + Yodobasicamera DPE
 バルブモードで夜景を撮影。うちの玄関前のテラスから2枚と、大手町のビル。
 こんなのも、トイカメラだと簡単に写せちゃう。


(さらに…)

トイカメラメモ

2008年2月7日 木曜日
この記事の所要時間: 約 15分49秒

 Yahoo!オークションをよだれ垂らしながら見てたら、いつの間にかすんごい調べてた。
 せっかくなので、トイカメラメモ。追記もしまくってます。
(Update 2007.02.15)

HOLGA 120 シリーズ
http://www.lomography.jp/microsite/holgajp/
http://www.superheadz.com/colorholga/
 トイカメラの定番。1982年に香港で生まれた。ホルガの語源は広東語の「Ho Gwong(とても明るい)」。プラスチック製で安っぽく、光洩れしちゃう個体もあるらしい。味のあるベッタリとしたピンボケ写真が撮れる。多数のラインナップを揃える。最近は、カラーラインナップまである。しかしながら、ブローニーフィルムは現像代が高いし、今となってはちょっと割高感がある気がする。
 多重露光可能。6×6サイズで撮れるホルダーが標準装備。バルブモードあり。120フィルム(ブローニーフィルム)を使用。別売りのアダプターを使えば、130フィルムやポラロイドフィルムを使用可能。カラーレンズや魚眼レンズ等、別売りのオプション多数。
[ラインナップ]
HOLGA120S  (プラスチックレンズ/FLASHなし/生産終了)
HOLGA120SF  (プラスチックレンズ/FLASH内蔵/生産終了)
WOCA120G  (ガラスレンズ/生産終了)
FlashWOCA120GF(ガラスレンズ/FLASH内蔵/生産終了)
・HOLGA120N  (プラスチックレンズ/FLASHなし/ベーシックモデル) 税込4,588円
・HOLGA120FN  (プラスチックレンズ/FLASH内蔵) 税込5,885円
・HOLGA120CFN  (プラスチックレンズ/4色カラーFLASH内臓) 税込6,882円
・HOLGA120GN  (ガラスレンズ/Flashなし) 税込5,586円
・HOLGA120GFN  (ガラスレンズ/標準FLASH内蔵) 税込6,882円
・HOLGA120GCFN (ガラスレンズ/4色カラーFLASH内臓) 税込7,880円
・HOLGA120PC  (プラスチックレンズ/ピンホールカメラ) 税込4,830円

HOLGA 135 シリーズ
http://www.lomography.jp/microsite/holgajp/
http://www.superheadz.com/holga135-tolne/
 2007年12月発売。待望の35mmフィルム専用HOLGA。HOLGA 120よりひと回り小さく、さらにチープでおもちゃっぽい。トイカメラ初心者には最適だと思う。フラッシュ内蔵のモデルがないので、別売りのフラッシュを買うと倍くらい高くなってしまうが、アウトドア派ならまったく問題なし。
 多重露光可能。バルブモードあり。135フィルム使用。HOLGA 120用のオプション使用可能。
[ラインナップ]
・HOLGA135  (プラスチックレンズ/FLASHなし/ベーシックモデル) 税込4,830円
・HOLGA135BC  (プラスチックレンズ/FLASHなし/トンネル効果) 税込5,250円
・HOLGA135PC  (プラスチックレンズ/FLASHなし/ピンホールカメラ) 税込4,830円

にゃーにゃーHOLGA
http://www.superheadz.com/cat-holga/
http://www.superheadz.com/shironekoholga/
 猫の顔がデザインされたコンパクトカメラ。カメラの機能とはまったく関係のないボタンがついており、それを押すと「にゃー」と鳴いたりランプが点滅するという素晴らしい無駄仕様。猫缶で売ってる。白猫バージョンもある。わりとHOLGAっぽく、ねむたい感じに写る。
 フラッシュ付き。135フィルム使用。効果音が8種類と効果音MIXが1種類。
 税込3,900円。

Vivitar Ultra Wide&Slim
http://www.gizmoshop.jp/item_vuws.php
 サイケデリックな多国籍企業Vivitarのカメラ。オールプラスチック製でコンパクトな軽量ボディ。デザインはデジカメっぽいので、持ち歩いててもそんなに恥ずかしくない。プラスチックの22mmの超広角レンズにより、ゆがんだ世界が楽しめる。絞りもシャッタースピードも固定。とても手頃な価格だが、かなり好評で売れているらしく、オークションで高騰することも。
 トンネル効果。135フィルム使用。
 税込3,780円。

LOMO LC-A
 レニングラード光学機器公社が1983年?2005年まで生産していたプログラムオートマチックカメラ。実は日本のカメラメーカーCOSINAが製造していたcx-2というカメラのコピーといわれるが、描写が全く異なる。しかも一台一台のLC-Aに微妙な描写の違いがあるらしい。レンズはユニークで魅力的で大人気なロシア製Minitar-1。多くのファン(ロモグラファー)を生んだ。コレクションには良いが、実際使うとなると、LC-A+が存在する今となってはちょっと機能が足りない。
 トンネル効果。135フィルム使用。
 生産終了。Yahoo!オークションで16,000?20,000円くらい。

LOMO LC-A+
http://www.lomography.jp/microsite/lca+jp/
 LomographicSosietyInternationalが開発、販売しているLC-Aの後継機。ロモグラファーの熱意により、2006年より製造、販売が開始。外観、使用感は従来のLC-Aのまま。レンズも同じくMinitar-1だが製造は中国工場。LC-Aからの追加/改良点は、多重露光ができるようになり、ケーブルレリーズがつき、ISO(ASA)設定範囲が見直され、裏フタに小窓がついたこと。ある意味究極のトイカメラ。誰もが憧れるカメラだが、トイカメラとは思えないくらい高価。
 多重露光可能。トンネル効果。135フィルム使用。
 税込31,500円。

LOMO SMENA 8M
http://www.lomography.jp/microsite/smenajp/
 LC-Aと同じく、レニングラード光学機器会社が、1970?1990年代に製造したカメラ。通称「すめはち」。スメナシリーズの中で、特に人気と定評があるカメラ。40mm・F4のレンズはトイカメラとは思えないほど写りが良いので、普通に取ると普通の写真が撮れてしまう。しかし、露出、シャッタースピードの設定はもちろん、フィルムの巻き上げ、シャッターチャージも自分で行うフルマニュアルカメラなので、設定を変えることで個性的な写真を撮ることができる。いつかは手にしたい、上級者向けのトイカメラ。
 多重露光可能。バルブモードあり。135フィルム使用。
 生産終了。デッドストック品で税込15,960円。Yahoo!オークションで5,000?8,000円くらい。

LOMO SMENA 35
http://www.lomography.jp/microsite/smena35jp/about/
 レニングラード光学機器公社が1995年まで製造していたコンパクトカメラ。通称「すめさんご」。SMENA 8Mを少し軽くして簡略化したプラスチックボディ。レンズはSMENA 8Mと同じT-43と表記された高性能レンズで、写りはシャープ。SMENA 8Mで難点だったシャッターチャージレバーの位置が解消されているが、デザインがチープなのでSMENA 8Mに負ける。
 多重露光可能。バルブモードあり。135フィルム使用。
 生産終了。デッドストック品で税込12,600円。Yahoo!オークションで4,000?7,000円くらい。

ZENIT 35F
 レニングラード光学機器公社が製造していたコンパクトカメラ。SMENAとLC-Aを結ぶ貴重な存在で、SMENAのようなマニュアル感と、LC-Aのような軽快さが、不思議なバランスでまとめられているらしい。LC-Aと共通の部品が使われているらしく、レンズもLC-Aのminitar 1と同一かもしれないminitar。約75,000台しか製造されておらず、かなり貴重なカメラ。直線的なデザインで、表面はスチール製。色は、黒と赤がある。
 フラッシュ付き。トンネル効果。135フィルム使用。
 生産終了。Yahoo!オークションでもめったに出品されないくらいレア。

Diana+
http://www.lomography.jp/microsite/dianajp/
 1960年代に当時1ドル程度のコストで香港にて製造され、1970年代に製造中止されたカメラDianaが、2007年にLomographicSosietyInternationalにより復活。HOLGAよりもチープで怪しい写りをする、泡沫のような、色彩溢れ、時に薄汚れ、幻覚にも似た素晴らしい効果のあるDianaオリジナルのプラスチック製レンズを再現。3つのフレームサイズが用意されている。デザインが良いので、ブローニーフィルムじゃなかったら、確実に手をだすだろうトイカメラ。
 多重露光可能。トンネル効果。ピンホール機能。シャッターロック。パノラマ撮影が可能。120フィルム(ブローニーフィルム)を使用。
 税込4,830円。

Colorsplash Camera
http://www.lomography.jp/microsite/colorsplashcamjp/
 LomographicSosietyInternationalが開発、販売しているトイカメラ。わりと今風のデザイン。暗いところでのフラッシュ&長時間露光撮影を前提にしている。リボルバー式のカラーホイールを回転させ、セットしておいた4色のカラーフラッシュを切り替えて撮影するという、とても楽しいカメラ。オプションを含めると、フラッシュは12色。人や物を取るのではなく、光を撮るカメラ。
 フラッシュ付き。多重露光可能。バルブモードあり。135フィルム使用。
 税込9,240円。

FISHEYE
http://www.lomography.jp/microsite/fisheyejp/
 LomographicSosietyInternationalが販売している魚眼トイカメラ。目で見える以上のフィールドを撮影する、可視範囲角170度の超ワイド(広角)ガラスレンズが特徴。超接近撮影も可能で、とても面白い写真が撮れる。
 フラッシュ付き。135フィルム使用。6×6サイズ(?)。
 税込6,090円。

FISHEYE 2
http://www.lomography.jp/microsite/fisheye2jp/specifications/index.html
 LomographicSosietyInternationalが販売しているFISHEYEの進化版。アルミのボディになった。可視範囲角170度の超ワイド(広角)ガラスレンズは健在。バルブモードが追加され、ホットシューがついて2重フラッシュの撮影が可能。さらに多重露光までできるという、全部つきの魚眼トイカメラ。
 フラッシュ付き。多重露光可能。バルブモードあり。135フィルム使用。6×6サイズ(?)。
 税込7,980円。

GoldenHalf
http://www.superheadz.com/goldenhalf/index.html
 superheadzが開発した、フィルムの1コマに2回撮影できるというハーフサイズカメラ。つまり36枚撮りのフィルムで72枚撮れる。サイズはちっちゃくて可愛いデザイン。ホットシューが付いてるので、別売りのフラッシュの装着が可能。基本撮影フォーマットは縦位置らしい。
 135フィルム使用。
 税込5,040円。

OKTOMAT
http://www.lomography.jp/lomography/microsite/oktomatjp
 LomographicSosietyInternationalが販売しているオクトパス・カメラ。赤いプラスチック製のボディーに、8つの連写レンズを持つ。シャッターを1回押すと、2.5秒間に8回撮影され、8分割された1枚の写真になる。つまり、1枚の写真に少しずつ時間がずれた8枚の光景が収まるという、面白すぎるカメラ。しかもノーファインダーが基本なので、必要なときだけファインダーを出す仕様。
 135フィルム使用。
 税込5,040円。

ActionSampler
http://www.lomography.jp/microsite/actionsamplerjp/
http://www.lomography.jp/microsite/actionsamplerflashjp/
 LomographicSosietyInternationalが販売。4つの連写レンズを持つトイカメラ。1秒間に4回撮影され、4分割された1枚の写真ができる。OKTOMATの前にはかすんでしまう中途半端な存在だが、4連射サンダーフラッシュ搭載のActionSampler Flashは強烈かも知れない。
 135フィルム使用。
 税込3,990円。ActionSampler Flashは税込8,190円。

CyberSampler
http://www.lomography.jp/microsite/cybersamplerjp/
 LomographicSosietyInternationalが販売。ActionSamplerの改良版。テカテカのクロームメッキ仕様。レンズ回りの遮光度が高くなり、ボディー部分の耐久性に改良を加えられているらしいが、性能は同じ。ていうか、ただの色違いなのかも知れない。
 135フィルム使用。
 税込3,990円。

SuperSampler
http://www.lomography.jp/microsite/supersamplerjp/
 LomographicSosietyInternationalが販売。4つのレンズを搭載する世界唯一のパノラマ連写カメラ。2秒間に4回撮影され、4分割された1枚の写真ができる。写真は縦に4分割される。プルコードを引っぱってフィルムを送るというおもちゃ仕様。ファインダーなんて余計なものもついてない。
 135フィルム使用。
 税込6,090円。

ActionShot16
http://www.lomography.jp/microsite/actionshot16jp/
 LomographicSosietyInternationalが販売。もともとKalimarCameras というメーカーから発売されていた。レンズが16個も並んでおり、なんと電子制御で2枚の写真に16コマの光景が収まるという、やりすぎ感たっぷりなカメラ。つまり1回シャッターを押すと、フィルム2コマを消費する。撮影モードは5種類あり、連続撮影ノーマルモード(2.5秒で16連射)、連続撮影ファストモード(1.5秒で16連射)、15コマ連続撮影+16コマ目単独撮影、各コマ独立撮影モードが選択可能。レンズはガラス製。巻き上げと巻き戻しはオート。レンズ16個はサイバーな感じだけど、デザインはダサイ。そして電子制御のせいか、価格が高い。
 135フィルム使用。セルフタイマー付き。
 税込26,250円。

海鴎205A
http://www.lomography.jp/microsite/seagull205jp/
 シーガル205Aと読む。英字だとseagull。1970年代に中国上海の海鴎社が開発したレンジファインダー・カメラ。シャッター、絞り、露出度すべてがマニュアル設定。歪みの少ない38mm広角レンズが使われている。ホットシューはLC-Aと同じ。
 135フィルム使用。セルフタイマー付き。
 生産終了。デッドストック品で税込12,600円。Yahoo!オークションで5,000円くらいだけどめったに出品されない。

KIEV35A
 ウクライナ製、KIEVブランドのコンパクトカメラ。絞り優先AE方式。ドイツ・ミノックス社の高級コンパクトカメラMINOX GTのまるっきりコピー品だが、性能まではコピーできてない。レンズ部分がしまえる沈胴式。個体差が激しく、まともに動作すると期待しちゃいけない。光漏れもするみたい。皮製カメラケースを開けるとき、ものすごく雑巾臭いらしい。
 135フィルム使用。
 生産終了。実売価格10,000円前後。

FED-50
 FEDは、ウクライナ共和国のハリコフのメーカー。1977?1986年に売られていたプログラムオートマチックカメラで、先行のFED-35のスペックダウンバージョン。ボディーは金属製で、ズシリとくる質感。セレン受光窓がレンズの外周についているのが古臭くて味がある。セレン光電池によるオート露出で、わりと普通の写真が撮れる。つか、ここまでくるとトイカメラじゃないかも。
 135フィルム使用。
 生産終了。Yahoo!オークションでは10,000円くらい。

カメラくん
 100円均一のお店ダイソーで売ってたらしい、幻のカメラ。なんとびっくり、価格は100円。フィルムの方が高いという、別の意味で究極のカメラ。名前もすごい。もちろん中国製で、いろいろと難点があるようだが、意外とちゃんと(トイカメラっぽくだけど)写るみたい。色は、ブラック、ブルー、イエロー、レッドの4種類。
 フラッシュ付き。トンネル効果。135フィルム使用。
 生産終了。残念ながら入手困難。

TOLNE
 タカラトミーが、楽しむためのカメラという視点から作ったトイカメラ。2007年11月29日発売予定。色は黒、黄緑、水色、ピンクの4色で、おもちゃっぽいポップなデザイン。付属する3種類のレンズフィルターと内部フィルターにより、ユニークな撮影が可能。同時発売のフィルターセットは2種類あり、さまざまなフィルターを通した撮影が楽しめる。ここまでくるとやりすぎだと思えてくるくらい、おもちゃなカメラ。
 フラッシュ付き。多重露光可能。バルブモードあり。135フィルム使用。
 税込3,990円。フィルターセットは各892円。
 ……だったんだけど、何故か発売中止に。あと、タカラトミーとsuperheadzのコラボレーションカメラ「TOLNE JB」も発売中止に。なにがあったんだろうタカラトミー。

 この他にも、なんかいろいろとトイカメラは存在するみたいですよ、奥さん! どこまでがトイカメラなのか、ちょっとわかんなくなってきましたけど。でもトイデジカメはなんか根本的に違うと思います。
 使えないものをサブカルとしてよみがえらす世界ってすげえ! ラブアンドピース!

脳内カメラマン

2008年2月6日 水曜日
この記事の所要時間: 約 2分45秒

 ううむう……。
 Yahoo!オークションで、LOMO LC-A+の新品未開封品が、15,000円で出品されているのを発見してしまいました。
 普通に買うと、30,000円くらいするので、半額。
 半額ですよ、半額。
 木箱入りで、半額ですよ。
 半額で、新品未開封品のLOMO LC-A+が。
 まだ4日あるから、値上がるかも知れないけど……トイカメラなんてマイナーだから、そんなに上昇しないかも……しかしYahoo!プレミアム会員になってないから5,000円以上は入札できないわけで……だがこのためにYahoo!プレミアム会員になってもいいわけで……。
 嗚呼! 調べなきゃよかった!

 LOMO LC-A+というのは、ロシアのレニングラード光学機器公社が生産していたLC-Aの後継機です。ロモボーイというナイスガイのロゴがさりげなくプリントされていたりします。
 ただでさえLC-Aは優れたトイカメラだったんですが、LC-A+には新機能がモリモリと組み込まれております。多重露光もできるし、トンネルエフェクトも健在。そして、結構シャープで奇麗な写真が撮れます。Minitar1レンズっつーのがかなり特徴的で、そのスジには好評なのです。
 LOMOのトイカメラはヨーロッパのアーティストを中心に熱狂的なファンがおり、ロモグラファーとか呼ばれちゃったりしてます。
 ロモグラファー。
 なんて良い響き。
 ロモグラファーって呼ばれたい!
 ちょっとそこのロモグラファーさん、って呼ばれて振り返りたい!

http://www.lomography.jp/microsite/lca+jp/

 ついでにいうと、Colorsplashというトイカメラも欲しいです。
 こいつは、なんとフラッシュに色がついてます。フラッシュがリボルバー式のホイールになっており、3色搭載できます。オプションを含めると、9色も使えます。
 つまり、このトイカメラでフラッシュを使用すれば、すんごいサイケデリックな写真が撮れるのです。長時間露光とフラッシュショットを組み合わせると、このトイカメラじゃなきゃ表現できないようなイカス写真が撮れたり撮れなかったりするのです。
 とにかくもう、スゲーんです!
 LC-A+よりこっちの方が安いしいろいろ遊べて楽しそう!

http://www.lomography.jp/microsite/colorsplashcamjp/

 ……でもね。
 よく考えたら、トイカメラ歴、フィルム1本なんですよ。
 まだフィルム1本しか使ってないんですよ。
 それなのに2台目とか3台目のトイカメラを手に入れようだなんて、ちゃんちゃらおかしいですよ。
 どんだけ脳内カメラマンなんだと。
 どんだけ脳内撮影会してんだと。
 こんなんでLC-A+に浮気したら、HOLGAに家出されちゃいますよ。

 というわけで、今週末は撮影のためにあちこちぶらぶらしようと思います。具体的に言うと、調布方面へ。まずはHOLGA 130 BCを使い倒そうと思います。
 天気悪そうですけどね。
 ああ、フラッシュ欲しい! あとシャッターレリーズ欲しい! 三脚も欲しい! 欲しいものだらけ! お金ないのに! 今日はカップメン! 夜は松屋! なにこのテンション!

最近酷いんですよ

2008年2月5日 火曜日
この記事の所要時間: 約 3分41秒

 なんていうかこう、借りてきたDVDを観る暇もないくらい、「ルーンファクトリー2」をプレイしています。
 ちなみに嫁も同時プレイしています。災害にも負けず、ゴブリンを酷使しながら頑張っております。
 ちなみに嫁の嫁はユエです。難易度高いのを落としてました。

 さて。
 昨日はなにか勢いに任せた感の強いリビドー全開で左脳全壊なアレでみなさんドン引きだったので、本日は冷静に書いていきたいと思います。
 せっかくなので、この中毒性の高い素晴らしいゲームのストーリーから紹介したいと思います。

 主人公のカイルは、記憶喪失の少年です。ノーラッド王国辺境の町アルヴァーナに、ある日突然現れました。
 彼を最初に目撃したのは、雑貨屋の娘マナでした。わずかな会話でマナを虜にしたカイルは、彼女の家が持っていた広大な土地を任され、屋敷を借り、その日のうちから畑仕事を始めました。
 すさまじいばかりの手際。
 ――彼は何者なのか。
 ――いったい、どこからきたのか。
 誰もが疑問に思ったでしょう。しかし彼は、町人に取り入ることに迅速でした。
 黙々と畑仕事をこなす彼は、誰が見ても働き者の善人でした。すれ違うひとびとに気軽に話しかけ、少し親しくなるとこまめにプレゼントを渡し、子どもたちとも遊んでやり、信用を得ていきます。
 だが彼は、ひと知れず町の女の子たちを毒牙にかけていました。気づけば、町中の女の子たちは彼のものになっていました。わずか一カ月で、町中の女の子のハートをがっちり掴んだのです。
 身体能力の高さをも誇示し始めたカイルは、早食い大会で優勝し、モンスター仲良し大会で優勝し、釣り大会でも優勝しました。それも、圧倒的な成績で。
 町の中で、彼を疑う者はいなくなりました。人間嫌いのエルフも、彼に軽口を叩くようになりました。町長ですら、カイルを心の底から信用します。もはや彼は、町のリーダー的存在です。彼ひとりの意見で、町に学校すら建つほどです。
 記憶のない、どこの誰だかわからなかった少年は、たったふた月で、この町になくてはならない存在になったのです。
 その人心掌握術は、モンスターにさえも効果がありました。
 本来家畜を飼育するための小屋には、凶悪なゴブリンや、屈強なオオカミなどが飼われています。モンスターどもは、カイルに絶対的な忠誠を誓っています。畑仕事さえ、手伝うくらいです。
 驚異的な身体能力。
 人並み外れたカリスマ。
 ――カイルとは、なんなのか。
 ――彼は、ここでなにをするつもりなのか。
 ときおり起こる地震。それは、大地が教える警告だったのかも知れない――

 とまあ、だいたいこんな感じのストーリーです。
 ちょっと違うかも知れませんけど、だいたいこんな雰囲気です。過去がばれて石仮面とかかぶらないので安心してください。たぶん、いちど勇者に負けて復活した、ただの大魔王です。

 それはともかく、カイルはドロシーと結婚したんですが、最近酷いんですよ。
 ドロシーが、冷たいんです。
 今までは、ほのかに頬を染めながら、感謝と愛の言葉を囁き合ったもんですが、結婚してからは、そんな甘いひとときがなくなりました。かなりつっけんどんです。家のことはわたしに任せてとっとと仕事に行きなさい、そんな冷えた雰囲気の新婚生活です。これは酷い。
 しかも、嫁が引きこもりになりました。結婚前は、それなりにあちこち出かけていたドロシーですが、結婚してからは家から出ることがありません。ずーっと引きこもっているんです。もともと暗い性格でぬいぐるみだけが友達だ、みたいなところはあったんですけど、結婚してから拍車がかかりました。これは酷い。
 しかも、勝手に子どもまで産んじゃったんです。
 結婚して15日くらいで子どもが産まれるだなんて計算が合いませんけど、最近はそんなの普通ですよね。とにかく、その日の早朝に、子どもが産まれるかもとドロシーにいわれ、よーしパパ頑張っちゃうぞー! とか思ってがらにもなくハッスルしちゃいまして、夕方までみっちり仕事しちゃたんですが、家に帰ったら産まれてました。息子が。バブー。
 酷い。酷すぎる。
 ひとりで産んだの? 産婦さんは? 病院は? 入院とかは? 本当に産んだの? どっかで拾ってきたんじゃないの? もう疑問だらけですよ。俺のこと愛してる? なんて訊けないくらいの混乱っぷりでしたよ。
 この先やっていけるかどうか、心配です。

今夜も眠れません

2008年2月4日 月曜日
この記事の所要時間: 約 3分37秒

 今まで内緒にしていましたが、実は一週間前から「ルーンファクトリー2」をプレイしています。
 ニンテンドーDSです。
 いわずと知れた、「牧場物語」の萌えバージョンです。
 土にまみれながら畑を耕し、種を撒き、水をやり、収穫するという、実に泥臭いゲームです。海や川で釣りをするのも、仕事です。洞窟に行ってモンスターを退治しつつ鉱石を発掘するのも、仕事です。
 淡々と、黙々と、地道に仕事をこなすゲームです。
 なにも現実逃避のゲームの中で仕事するこたーないじゃないか。
 そう思う方もいるでしょう。
 でもね。
 仕事って大事です。
 自然って大事です。
 植えた種が芽を吹き育ち、いずれ収穫する。季節を肌で感じ、雨に感謝し、嵐に涙する。大地に生まれ、大地に育てられる。大自然に感謝しながら、謙虚な気持ちで、毎日を過ごします。
 そんな、ナチュラルでエコロジカルかつ仕事大好きなゲームです。
 はい。
 嘘です。
 大嘘です。
 そんなこたーどーでもいいんです。
 仕事なんかテキトーでいいんです。
 このゲームは、「牧場物語」じゃあないんです。「ルーンファクトリー」なんです。
 つまり、なにがいいたいのかというと。

 ド ロ シ ー は 俺 の 嫁

 そういうことです。



 さて。
「ルーンファクトリー2」がどれくらい「牧場物語」と違っているかというと、まず真っ先に、グラフィックが萌え萌えなところがあげられます。
 で、このゲーム、二部構成になっておりまして、第一部では嫁探しがメインになります。
 ええ。
 嫁探しです。
 嫁です嫁。
 結婚を前提にお付き合いさせてください、です。
 つまり、畑仕事しながら恋愛ゲームが始まるのです。
 そんじょそこらの恋愛ゲームなんか、目じゃないくらいの萌えイベントが、多数用意されております。なにしろ、嫁です。カノジョなんていう将来の見えないものじゃなくて、確固たる嫁なんです。
 対象となる嫁候補は、七人。
 よりどりみどりです。
 最初こそ、あまり変わり映えしない女の子たちだなー、イマイチな女の子たちだなー、なんてことを感じますが、知り合えば知り合うほど、個性を感じることができ、胸も高まってきます。
 とても深いです。身悶えします。ギンギンです。
 ちなみに、二股どころか七股までかけることができます。
 村の若い女の子全員と、婚約まで進んじゃうことができます。
 つまり、こうです。

ルーンファクトリー2 ※ラブ度は10がMAXです。

 はい。
 ひととして最低です。
 俺は人間をやめるぞ! ジョジョーーッ! です。
 これは、目当てであるドロシーの難易度が異様に低いからです。毎日釣りたての生イワナをペチンと顔面に叩きつけてやるだけで嫁にくるようなドMな女の子だからなんです。こんな簡単な女の子を落としたくらいでいい気になるなよな、なんて嫌味を歌舞伎町ナンバーワンホストにいわれたくがないために、他の女の子を口説きまくったのです。
 お蔭で、もうプレゼントするだけで結婚、っていうアイテムがかばんにいっぱいになりました。親公認の付き合いというか、すっかり婚約状態の女の子だらけです。村の若い女の子は、全部俺のもの、です。
 もはや、人外です。
 しかし、ここは一途にドロシーを選び、結婚しました。
 もういちどいいます。

 ド ロ シ ー は 俺 の 嫁

 そういうことです。
 確定です。事実です。
 村を歩いてると、まだ騙されていると理解できない女の子たちに、ラブラブな言葉を囁かれるので、胸が痛いです。

 さて。
 前述のとおり、このゲームは二部構成です。
 第二部は、なんと主人公の子供が主人公に代わります。
 はい。
 もうおわかりですね。
 このゲームの第一部は、恋愛のさらに上をイっちゃうゲームなんです。結婚のさらに向こうにイっちゃうゲームなんです。
 つまり――

 これ以上は、自粛させていただきます。
 ただ、結婚してもまだ第一部は終わらない、自宅のベットはダブルベットだ、とだけ書いておきましょう。
 最近の主人公は、AM11時くらいからベッドに入っています。
 もういちどだけいっておきましょう。

 ド ロ シ ー は 俺 の 嫁

 今夜も眠れません。

 あ。
 もちろんこのゲームは妄想力がないと楽しめませんのであしからず。

ノーファインダーで!

2008年2月3日 日曜日
この記事の所要時間: 約 5分1秒

HOLGA
 最近、トイカメラというものを買いました。
 トイカメラっていうのはナニか? というと、読んで字の如く、”おもちゃのカメラ”です。
 実際、カメラの見た目が非常におもちゃっぽいです。種類はいろいろあって、中には組み立て式のプラモデルカメラというのもあります。ハリネズミカメラという、3cm四方のサイコロみたいなカメラもあります。「にゃー」と鳴くボタンつきのカメラもあります。
 おもちゃなので、けっこー安いです。お手頃かつ、お気軽です。
 LOMO LC-AとかSMENA 8Mとか、1万円を超える高級トイカメラもありますが、トイカメラのスタンダードであるHOLGAのカメラは、6,000円くらいで買えます。
 で、一般的なトイカメラってやつは、レンズがガラスじゃありません。プラスチックです。透明度が低いので、全体的にかなりぼんやりした写真になっちゃいます。しかも、部屋の中だと照明があっても光量不足で暗くなっちゃいます。お外専用です。アウトドア派のカメラです。
 つまり、すんごい性能が低いカメラなんです。もうカメラなんて呼ぶのもおこがましいくらい。
 けれど、トイカメラならではの遊び方があります。
 まずは多重露光。トイカメラっていうのは、わざといい加減な作りをしてまして、フィルムを巻かなくてもシャッターが押せてしまうのです。同じフィルムに、複数回シャッターが切れちゃうんです。これだけで、わくわくしちゃうじゃあありませんか。心霊写真もお手の物です。
 つぎに、トンネルエフェクトです。写真の周辺の光量が極端に落ちて、まるでトンネルの中から写真を撮った写真になってしまいます。実はこれ、ケラレと呼ばれる現象で、普通はカメラやレンズの欠陥なんですけど、トイカメラではなくてはならない特徴的な味となります。もうトンネルエフェクトのない写真なんか、我慢できません。
 そしてノーファインダーが推奨されます。ファインダーを覗かず、テキトーにシャッターを押す。これがトイカメラの遊び方です。なにが撮れているかわからない。それがいーんです。どっちにしろ、仕様上ファインダーを覗いても微妙にずれちゃうので、覗かなくても同じです。


(さらに…)