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いちばん鼻息が荒かった

2008年2月16日 土曜日
この記事の所要時間: 約 2分37秒

 今日は、吉祥寺のFree Designという雑貨屋さんに行ってきました。もちろん、トイカメラ目当てです。
 http://freedesign.jp/

 ヴィレッジヴァンガードには、HOLGAとかイキモノシリーズは豊富なのに、他のトイカメラはあんまし置いてません。
 しかしFree Designには、Diana+とかFISHEYEが置いてありました。
 トイカメラのコーナーは棚1つだけで、あんまし広くないんですけど、興味ありげなお客は何人かいました。
 そんな中で、いちばん鼻息が荒かったうえにもう一生ここに住んでたいとか思うオッサンがひとり。
 いやあ、やっぱDiana+は良いです。思いっ切り軽くておもちゃっぽいのに、どことなく本格的な香りがして、コレクター魂を奮わせてくれます。ブローニーフィルムじゃなかったらなー。
 FISHEYE2もいいなー、魚眼レンズでいろいろ撮りたいなーとか思いました。SuperSamplerのひもを引っ張りながら、どんな写真撮ろうかなーなんて妄想したり。
 つか、Colorsplash Cameraが欲しい。実物見たら余計に欲しくなりました。だけど高い。だけど欲しい。こうなったらYahoo!オークションに賭けるしかない。

 というわけで、吉祥寺PARCOのヴィレッジヴァンガードで、嫁専用のキセカエカメラを買いました。

Kisekae camera
http://www.superheadz.com/kisekae/index.html
 superheadzが開発した、キセカエができるだけのトイカメラ。自作のシートでキセカエすることができる。びよんびよんするストラップが標準装備。わりとちゃんと撮れるが、微妙にトンネル効果が出るかも。
 135フィルム使用。シート3枚つき。
 税込2,625円。

トイカメラ  購入したのは、限定品のチェコアニメバージョンです。

 もともと嫁はSisterHolgaを持ってるんですが、ポケットカメラ用の110フィルムなので、現像に5日(土日とか祝日挟むと1週間以上)かかってしまうので、気軽にパシャパシャ撮りまくって現像しまくる、ってことができません。110フィルム独特の写真は、かなりいい味が出るので、ちょっと残念です。
 そんなわけで、普通に現像できる135フィルムを使うカメラでトイカメラっぽい写真が撮れるのを探しました。
 でもちょうどいいのがにゃーにゃーHOLGAくらいしかなく、まあにゃーにゃーHOLGAでもいいと思ったんですが、実物を手にしてみるとちょっとでかいし予想以上にうるさいし意外とピカピカ光るし嫁はアレ気味なデザインが気に入らないらしく、それじゃあGoldenHalfはどうだろうと悩んでたんですけど、倍も撮れたらなかなか現像に出せないじゃないかとなり、Vivitar Ultra Wide&Slimがあったら勧めるとこなんですが置いてないし、結局キセカエできるキセカエカメラになりました。
 どんな写真ができあがるか、楽しみです。

トイカメラ  かなりコンパクトで軽いです。
 

 おまけ。
ベル  マフラー装備のベル。

梅のつぼみ

2008年2月13日 水曜日
この記事の所要時間: 約 2分30秒

 建国記念日というより、にゃんわんわん記念日の2月11日には、近くの小金井公園に行ってきました。フィルムを消費するためなら、どこへでも出かける所存であります。
 つか、犬は「わんちゃん」なのに、猫は「ねこちゃん」と呼ぶのに疑問があります。鳴き声を愛称とするなら、猫は「にゃんちゃん」だろうと。いいにくいとしたら、「にゃんこちゃん」だろうと。もしくは、犬を「いぬちゃん」だろうと。
 いやまあ、小金井公園ににゃんこちゃんはいなかったので、どーでもいいんですけどね。いぬちゃんばっかでした。梅ちゃんは、ちょっと気が早いのが咲いてるだけみたいな雰囲気でした。

HOLGA HOLGA 130 BC + DNP CENTURIA 400 / 24 + Nagasakiya DPE
 多重露光により、奇跡的というにはちょっとオーバーですが、わりと面白い写真が撮れました。
 こんなん撮れちゃったら、もうウキウキですよ。まあ、嫁が梅のつぼみを鼻の穴に突っ込もうとしてるとこなんですけどね。

(さらに…)

ホルグラファー

2008年2月11日 月曜日
この記事の所要時間: 約 3分12秒

 脳内写真ばっか撮ってるのもアレなんで、外に出てHOLGAをぶん回してきました。
 HOLGAなので、ロモグラファーではなく、ホルグラファーです。
 ホルグラファー。
 なんか公園に行くと阿部さんがアーッ! してきそうな雰囲気をかもしだしてます。

 前回とは違い、PCに取り込むにあたり、少々加工しました。スキャナの性能のせいか、かなり色とかコントラストとか違っちゃってるんで。なるべく写真に近づくようにしましたけど、限界あります。
 ていうか、スキャナに写真を並べるとき、はじっこの隙間に写真がベッタリ入り込んで嫌な感じになるのが嫌な感じです。
 今回は、吉祥寺のヨドバシカメラに現像を出しました。2時間でできあがったので、とても嬉しかったです。
 ただ、なんか微妙にトリミングしてくれちゃってるっぽくて、せっかくのトンネル効果が微妙になってます。普通はケラレはミスなので、親切でやってくれたんだとは思うんですけど。

HOLGA HOLGA 130 BC + AGFA VISTA 400 / 36 + Yodobasicamera DPE
 バルブモードで夜景を撮影。うちの玄関前のテラスから2枚と、大手町のビル。
 こんなのも、トイカメラだと簡単に写せちゃう。


(さらに…)

トイカメラメモ

2008年2月7日 木曜日
この記事の所要時間: 約 15分49秒

 Yahoo!オークションをよだれ垂らしながら見てたら、いつの間にかすんごい調べてた。
 せっかくなので、トイカメラメモ。追記もしまくってます。
(Update 2007.02.15)

HOLGA 120 シリーズ
http://www.lomography.jp/microsite/holgajp/
http://www.superheadz.com/colorholga/
 トイカメラの定番。1982年に香港で生まれた。ホルガの語源は広東語の「Ho Gwong(とても明るい)」。プラスチック製で安っぽく、光洩れしちゃう個体もあるらしい。味のあるベッタリとしたピンボケ写真が撮れる。多数のラインナップを揃える。最近は、カラーラインナップまである。しかしながら、ブローニーフィルムは現像代が高いし、今となってはちょっと割高感がある気がする。
 多重露光可能。6×6サイズで撮れるホルダーが標準装備。バルブモードあり。120フィルム(ブローニーフィルム)を使用。別売りのアダプターを使えば、130フィルムやポラロイドフィルムを使用可能。カラーレンズや魚眼レンズ等、別売りのオプション多数。
[ラインナップ]
HOLGA120S  (プラスチックレンズ/FLASHなし/生産終了)
HOLGA120SF  (プラスチックレンズ/FLASH内蔵/生産終了)
WOCA120G  (ガラスレンズ/生産終了)
FlashWOCA120GF(ガラスレンズ/FLASH内蔵/生産終了)
・HOLGA120N  (プラスチックレンズ/FLASHなし/ベーシックモデル) 税込4,588円
・HOLGA120FN  (プラスチックレンズ/FLASH内蔵) 税込5,885円
・HOLGA120CFN  (プラスチックレンズ/4色カラーFLASH内臓) 税込6,882円
・HOLGA120GN  (ガラスレンズ/Flashなし) 税込5,586円
・HOLGA120GFN  (ガラスレンズ/標準FLASH内蔵) 税込6,882円
・HOLGA120GCFN (ガラスレンズ/4色カラーFLASH内臓) 税込7,880円
・HOLGA120PC  (プラスチックレンズ/ピンホールカメラ) 税込4,830円

HOLGA 135 シリーズ
http://www.lomography.jp/microsite/holgajp/
http://www.superheadz.com/holga135-tolne/
 2007年12月発売。待望の35mmフィルム専用HOLGA。HOLGA 120よりひと回り小さく、さらにチープでおもちゃっぽい。トイカメラ初心者には最適だと思う。フラッシュ内蔵のモデルがないので、別売りのフラッシュを買うと倍くらい高くなってしまうが、アウトドア派ならまったく問題なし。
 多重露光可能。バルブモードあり。135フィルム使用。HOLGA 120用のオプション使用可能。
[ラインナップ]
・HOLGA135  (プラスチックレンズ/FLASHなし/ベーシックモデル) 税込4,830円
・HOLGA135BC  (プラスチックレンズ/FLASHなし/トンネル効果) 税込5,250円
・HOLGA135PC  (プラスチックレンズ/FLASHなし/ピンホールカメラ) 税込4,830円

にゃーにゃーHOLGA
http://www.superheadz.com/cat-holga/
http://www.superheadz.com/shironekoholga/
 猫の顔がデザインされたコンパクトカメラ。カメラの機能とはまったく関係のないボタンがついており、それを押すと「にゃー」と鳴いたりランプが点滅するという素晴らしい無駄仕様。猫缶で売ってる。白猫バージョンもある。わりとHOLGAっぽく、ねむたい感じに写る。
 フラッシュ付き。135フィルム使用。効果音が8種類と効果音MIXが1種類。
 税込3,900円。

Vivitar Ultra Wide&Slim
http://www.gizmoshop.jp/item_vuws.php
 サイケデリックな多国籍企業Vivitarのカメラ。オールプラスチック製でコンパクトな軽量ボディ。デザインはデジカメっぽいので、持ち歩いててもそんなに恥ずかしくない。プラスチックの22mmの超広角レンズにより、ゆがんだ世界が楽しめる。絞りもシャッタースピードも固定。とても手頃な価格だが、かなり好評で売れているらしく、オークションで高騰することも。
 トンネル効果。135フィルム使用。
 税込3,780円。

LOMO LC-A
 レニングラード光学機器公社が1983年?2005年まで生産していたプログラムオートマチックカメラ。実は日本のカメラメーカーCOSINAが製造していたcx-2というカメラのコピーといわれるが、描写が全く異なる。しかも一台一台のLC-Aに微妙な描写の違いがあるらしい。レンズはユニークで魅力的で大人気なロシア製Minitar-1。多くのファン(ロモグラファー)を生んだ。コレクションには良いが、実際使うとなると、LC-A+が存在する今となってはちょっと機能が足りない。
 トンネル効果。135フィルム使用。
 生産終了。Yahoo!オークションで16,000?20,000円くらい。

LOMO LC-A+
http://www.lomography.jp/microsite/lca+jp/
 LomographicSosietyInternationalが開発、販売しているLC-Aの後継機。ロモグラファーの熱意により、2006年より製造、販売が開始。外観、使用感は従来のLC-Aのまま。レンズも同じくMinitar-1だが製造は中国工場。LC-Aからの追加/改良点は、多重露光ができるようになり、ケーブルレリーズがつき、ISO(ASA)設定範囲が見直され、裏フタに小窓がついたこと。ある意味究極のトイカメラ。誰もが憧れるカメラだが、トイカメラとは思えないくらい高価。
 多重露光可能。トンネル効果。135フィルム使用。
 税込31,500円。

LOMO SMENA 8M
http://www.lomography.jp/microsite/smenajp/
 LC-Aと同じく、レニングラード光学機器会社が、1970?1990年代に製造したカメラ。通称「すめはち」。スメナシリーズの中で、特に人気と定評があるカメラ。40mm・F4のレンズはトイカメラとは思えないほど写りが良いので、普通に取ると普通の写真が撮れてしまう。しかし、露出、シャッタースピードの設定はもちろん、フィルムの巻き上げ、シャッターチャージも自分で行うフルマニュアルカメラなので、設定を変えることで個性的な写真を撮ることができる。いつかは手にしたい、上級者向けのトイカメラ。
 多重露光可能。バルブモードあり。135フィルム使用。
 生産終了。デッドストック品で税込15,960円。Yahoo!オークションで5,000?8,000円くらい。

LOMO SMENA 35
http://www.lomography.jp/microsite/smena35jp/about/
 レニングラード光学機器公社が1995年まで製造していたコンパクトカメラ。通称「すめさんご」。SMENA 8Mを少し軽くして簡略化したプラスチックボディ。レンズはSMENA 8Mと同じT-43と表記された高性能レンズで、写りはシャープ。SMENA 8Mで難点だったシャッターチャージレバーの位置が解消されているが、デザインがチープなのでSMENA 8Mに負ける。
 多重露光可能。バルブモードあり。135フィルム使用。
 生産終了。デッドストック品で税込12,600円。Yahoo!オークションで4,000?7,000円くらい。

ZENIT 35F
 レニングラード光学機器公社が製造していたコンパクトカメラ。SMENAとLC-Aを結ぶ貴重な存在で、SMENAのようなマニュアル感と、LC-Aのような軽快さが、不思議なバランスでまとめられているらしい。LC-Aと共通の部品が使われているらしく、レンズもLC-Aのminitar 1と同一かもしれないminitar。約75,000台しか製造されておらず、かなり貴重なカメラ。直線的なデザインで、表面はスチール製。色は、黒と赤がある。
 フラッシュ付き。トンネル効果。135フィルム使用。
 生産終了。Yahoo!オークションでもめったに出品されないくらいレア。

Diana+
http://www.lomography.jp/microsite/dianajp/
 1960年代に当時1ドル程度のコストで香港にて製造され、1970年代に製造中止されたカメラDianaが、2007年にLomographicSosietyInternationalにより復活。HOLGAよりもチープで怪しい写りをする、泡沫のような、色彩溢れ、時に薄汚れ、幻覚にも似た素晴らしい効果のあるDianaオリジナルのプラスチック製レンズを再現。3つのフレームサイズが用意されている。デザインが良いので、ブローニーフィルムじゃなかったら、確実に手をだすだろうトイカメラ。
 多重露光可能。トンネル効果。ピンホール機能。シャッターロック。パノラマ撮影が可能。120フィルム(ブローニーフィルム)を使用。
 税込4,830円。

Colorsplash Camera
http://www.lomography.jp/microsite/colorsplashcamjp/
 LomographicSosietyInternationalが開発、販売しているトイカメラ。わりと今風のデザイン。暗いところでのフラッシュ&長時間露光撮影を前提にしている。リボルバー式のカラーホイールを回転させ、セットしておいた4色のカラーフラッシュを切り替えて撮影するという、とても楽しいカメラ。オプションを含めると、フラッシュは12色。人や物を取るのではなく、光を撮るカメラ。
 フラッシュ付き。多重露光可能。バルブモードあり。135フィルム使用。
 税込9,240円。

FISHEYE
http://www.lomography.jp/microsite/fisheyejp/
 LomographicSosietyInternationalが販売している魚眼トイカメラ。目で見える以上のフィールドを撮影する、可視範囲角170度の超ワイド(広角)ガラスレンズが特徴。超接近撮影も可能で、とても面白い写真が撮れる。
 フラッシュ付き。135フィルム使用。6×6サイズ(?)。
 税込6,090円。

FISHEYE 2
http://www.lomography.jp/microsite/fisheye2jp/specifications/index.html
 LomographicSosietyInternationalが販売しているFISHEYEの進化版。アルミのボディになった。可視範囲角170度の超ワイド(広角)ガラスレンズは健在。バルブモードが追加され、ホットシューがついて2重フラッシュの撮影が可能。さらに多重露光までできるという、全部つきの魚眼トイカメラ。
 フラッシュ付き。多重露光可能。バルブモードあり。135フィルム使用。6×6サイズ(?)。
 税込7,980円。

GoldenHalf
http://www.superheadz.com/goldenhalf/index.html
 superheadzが開発した、フィルムの1コマに2回撮影できるというハーフサイズカメラ。つまり36枚撮りのフィルムで72枚撮れる。サイズはちっちゃくて可愛いデザイン。ホットシューが付いてるので、別売りのフラッシュの装着が可能。基本撮影フォーマットは縦位置らしい。
 135フィルム使用。
 税込5,040円。

OKTOMAT
http://www.lomography.jp/lomography/microsite/oktomatjp
 LomographicSosietyInternationalが販売しているオクトパス・カメラ。赤いプラスチック製のボディーに、8つの連写レンズを持つ。シャッターを1回押すと、2.5秒間に8回撮影され、8分割された1枚の写真になる。つまり、1枚の写真に少しずつ時間がずれた8枚の光景が収まるという、面白すぎるカメラ。しかもノーファインダーが基本なので、必要なときだけファインダーを出す仕様。
 135フィルム使用。
 税込5,040円。

ActionSampler
http://www.lomography.jp/microsite/actionsamplerjp/
http://www.lomography.jp/microsite/actionsamplerflashjp/
 LomographicSosietyInternationalが販売。4つの連写レンズを持つトイカメラ。1秒間に4回撮影され、4分割された1枚の写真ができる。OKTOMATの前にはかすんでしまう中途半端な存在だが、4連射サンダーフラッシュ搭載のActionSampler Flashは強烈かも知れない。
 135フィルム使用。
 税込3,990円。ActionSampler Flashは税込8,190円。

CyberSampler
http://www.lomography.jp/microsite/cybersamplerjp/
 LomographicSosietyInternationalが販売。ActionSamplerの改良版。テカテカのクロームメッキ仕様。レンズ回りの遮光度が高くなり、ボディー部分の耐久性に改良を加えられているらしいが、性能は同じ。ていうか、ただの色違いなのかも知れない。
 135フィルム使用。
 税込3,990円。

SuperSampler
http://www.lomography.jp/microsite/supersamplerjp/
 LomographicSosietyInternationalが販売。4つのレンズを搭載する世界唯一のパノラマ連写カメラ。2秒間に4回撮影され、4分割された1枚の写真ができる。写真は縦に4分割される。プルコードを引っぱってフィルムを送るというおもちゃ仕様。ファインダーなんて余計なものもついてない。
 135フィルム使用。
 税込6,090円。

ActionShot16
http://www.lomography.jp/microsite/actionshot16jp/
 LomographicSosietyInternationalが販売。もともとKalimarCameras というメーカーから発売されていた。レンズが16個も並んでおり、なんと電子制御で2枚の写真に16コマの光景が収まるという、やりすぎ感たっぷりなカメラ。つまり1回シャッターを押すと、フィルム2コマを消費する。撮影モードは5種類あり、連続撮影ノーマルモード(2.5秒で16連射)、連続撮影ファストモード(1.5秒で16連射)、15コマ連続撮影+16コマ目単独撮影、各コマ独立撮影モードが選択可能。レンズはガラス製。巻き上げと巻き戻しはオート。レンズ16個はサイバーな感じだけど、デザインはダサイ。そして電子制御のせいか、価格が高い。
 135フィルム使用。セルフタイマー付き。
 税込26,250円。

海鴎205A
http://www.lomography.jp/microsite/seagull205jp/
 シーガル205Aと読む。英字だとseagull。1970年代に中国上海の海鴎社が開発したレンジファインダー・カメラ。シャッター、絞り、露出度すべてがマニュアル設定。歪みの少ない38mm広角レンズが使われている。ホットシューはLC-Aと同じ。
 135フィルム使用。セルフタイマー付き。
 生産終了。デッドストック品で税込12,600円。Yahoo!オークションで5,000円くらいだけどめったに出品されない。

KIEV35A
 ウクライナ製、KIEVブランドのコンパクトカメラ。絞り優先AE方式。ドイツ・ミノックス社の高級コンパクトカメラMINOX GTのまるっきりコピー品だが、性能まではコピーできてない。レンズ部分がしまえる沈胴式。個体差が激しく、まともに動作すると期待しちゃいけない。光漏れもするみたい。皮製カメラケースを開けるとき、ものすごく雑巾臭いらしい。
 135フィルム使用。
 生産終了。実売価格10,000円前後。

FED-50
 FEDは、ウクライナ共和国のハリコフのメーカー。1977?1986年に売られていたプログラムオートマチックカメラで、先行のFED-35のスペックダウンバージョン。ボディーは金属製で、ズシリとくる質感。セレン受光窓がレンズの外周についているのが古臭くて味がある。セレン光電池によるオート露出で、わりと普通の写真が撮れる。つか、ここまでくるとトイカメラじゃないかも。
 135フィルム使用。
 生産終了。Yahoo!オークションでは10,000円くらい。

カメラくん
 100円均一のお店ダイソーで売ってたらしい、幻のカメラ。なんとびっくり、価格は100円。フィルムの方が高いという、別の意味で究極のカメラ。名前もすごい。もちろん中国製で、いろいろと難点があるようだが、意外とちゃんと(トイカメラっぽくだけど)写るみたい。色は、ブラック、ブルー、イエロー、レッドの4種類。
 フラッシュ付き。トンネル効果。135フィルム使用。
 生産終了。残念ながら入手困難。

TOLNE
 タカラトミーが、楽しむためのカメラという視点から作ったトイカメラ。2007年11月29日発売予定。色は黒、黄緑、水色、ピンクの4色で、おもちゃっぽいポップなデザイン。付属する3種類のレンズフィルターと内部フィルターにより、ユニークな撮影が可能。同時発売のフィルターセットは2種類あり、さまざまなフィルターを通した撮影が楽しめる。ここまでくるとやりすぎだと思えてくるくらい、おもちゃなカメラ。
 フラッシュ付き。多重露光可能。バルブモードあり。135フィルム使用。
 税込3,990円。フィルターセットは各892円。
 ……だったんだけど、何故か発売中止に。あと、タカラトミーとsuperheadzのコラボレーションカメラ「TOLNE JB」も発売中止に。なにがあったんだろうタカラトミー。

 この他にも、なんかいろいろとトイカメラは存在するみたいですよ、奥さん! どこまでがトイカメラなのか、ちょっとわかんなくなってきましたけど。でもトイデジカメはなんか根本的に違うと思います。
 使えないものをサブカルとしてよみがえらす世界ってすげえ! ラブアンドピース!

脳内カメラマン

2008年2月6日 水曜日
この記事の所要時間: 約 2分45秒

 ううむう……。
 Yahoo!オークションで、LOMO LC-A+の新品未開封品が、15,000円で出品されているのを発見してしまいました。
 普通に買うと、30,000円くらいするので、半額。
 半額ですよ、半額。
 木箱入りで、半額ですよ。
 半額で、新品未開封品のLOMO LC-A+が。
 まだ4日あるから、値上がるかも知れないけど……トイカメラなんてマイナーだから、そんなに上昇しないかも……しかしYahoo!プレミアム会員になってないから5,000円以上は入札できないわけで……だがこのためにYahoo!プレミアム会員になってもいいわけで……。
 嗚呼! 調べなきゃよかった!

 LOMO LC-A+というのは、ロシアのレニングラード光学機器公社が生産していたLC-Aの後継機です。ロモボーイというナイスガイのロゴがさりげなくプリントされていたりします。
 ただでさえLC-Aは優れたトイカメラだったんですが、LC-A+には新機能がモリモリと組み込まれております。多重露光もできるし、トンネルエフェクトも健在。そして、結構シャープで奇麗な写真が撮れます。Minitar1レンズっつーのがかなり特徴的で、そのスジには好評なのです。
 LOMOのトイカメラはヨーロッパのアーティストを中心に熱狂的なファンがおり、ロモグラファーとか呼ばれちゃったりしてます。
 ロモグラファー。
 なんて良い響き。
 ロモグラファーって呼ばれたい!
 ちょっとそこのロモグラファーさん、って呼ばれて振り返りたい!

http://www.lomography.jp/microsite/lca+jp/

 ついでにいうと、Colorsplashというトイカメラも欲しいです。
 こいつは、なんとフラッシュに色がついてます。フラッシュがリボルバー式のホイールになっており、3色搭載できます。オプションを含めると、9色も使えます。
 つまり、このトイカメラでフラッシュを使用すれば、すんごいサイケデリックな写真が撮れるのです。長時間露光とフラッシュショットを組み合わせると、このトイカメラじゃなきゃ表現できないようなイカス写真が撮れたり撮れなかったりするのです。
 とにかくもう、スゲーんです!
 LC-A+よりこっちの方が安いしいろいろ遊べて楽しそう!

http://www.lomography.jp/microsite/colorsplashcamjp/

 ……でもね。
 よく考えたら、トイカメラ歴、フィルム1本なんですよ。
 まだフィルム1本しか使ってないんですよ。
 それなのに2台目とか3台目のトイカメラを手に入れようだなんて、ちゃんちゃらおかしいですよ。
 どんだけ脳内カメラマンなんだと。
 どんだけ脳内撮影会してんだと。
 こんなんでLC-A+に浮気したら、HOLGAに家出されちゃいますよ。

 というわけで、今週末は撮影のためにあちこちぶらぶらしようと思います。具体的に言うと、調布方面へ。まずはHOLGA 130 BCを使い倒そうと思います。
 天気悪そうですけどね。
 ああ、フラッシュ欲しい! あとシャッターレリーズ欲しい! 三脚も欲しい! 欲しいものだらけ! お金ないのに! 今日はカップメン! 夜は松屋! なにこのテンション!

ノーファインダーで!

2008年2月3日 日曜日
この記事の所要時間: 約 5分1秒

HOLGA
 最近、トイカメラというものを買いました。
 トイカメラっていうのはナニか? というと、読んで字の如く、”おもちゃのカメラ”です。
 実際、カメラの見た目が非常におもちゃっぽいです。種類はいろいろあって、中には組み立て式のプラモデルカメラというのもあります。ハリネズミカメラという、3cm四方のサイコロみたいなカメラもあります。「にゃー」と鳴くボタンつきのカメラもあります。
 おもちゃなので、けっこー安いです。お手頃かつ、お気軽です。
 LOMO LC-AとかSMENA 8Mとか、1万円を超える高級トイカメラもありますが、トイカメラのスタンダードであるHOLGAのカメラは、6,000円くらいで買えます。
 で、一般的なトイカメラってやつは、レンズがガラスじゃありません。プラスチックです。透明度が低いので、全体的にかなりぼんやりした写真になっちゃいます。しかも、部屋の中だと照明があっても光量不足で暗くなっちゃいます。お外専用です。アウトドア派のカメラです。
 つまり、すんごい性能が低いカメラなんです。もうカメラなんて呼ぶのもおこがましいくらい。
 けれど、トイカメラならではの遊び方があります。
 まずは多重露光。トイカメラっていうのは、わざといい加減な作りをしてまして、フィルムを巻かなくてもシャッターが押せてしまうのです。同じフィルムに、複数回シャッターが切れちゃうんです。これだけで、わくわくしちゃうじゃあありませんか。心霊写真もお手の物です。
 つぎに、トンネルエフェクトです。写真の周辺の光量が極端に落ちて、まるでトンネルの中から写真を撮った写真になってしまいます。実はこれ、ケラレと呼ばれる現象で、普通はカメラやレンズの欠陥なんですけど、トイカメラではなくてはならない特徴的な味となります。もうトンネルエフェクトのない写真なんか、我慢できません。
 そしてノーファインダーが推奨されます。ファインダーを覗かず、テキトーにシャッターを押す。これがトイカメラの遊び方です。なにが撮れているかわからない。それがいーんです。どっちにしろ、仕様上ファインダーを覗いても微妙にずれちゃうので、覗かなくても同じです。


(さらに…)