「スパイダーマン2」を嫁に観せました。
後半までずーっと主人公の苦悩とか葛藤とかが続くんで、ちょっと退屈だったかな、と思ったんですけど、嫁は楽しめたようです。
1作目に比べると、少し地味だなー、とか思っちゃいました。サム・ライミ色も薄くなってた気がします。ブルース・キャンベルは、1作目より楽しめました。
1作目は平気だったのに、キルスティン・ダンストの顔がちょっと直視できませんでした。あれー?
かなりの部分、忘れていたので、完結編である「スパイダーマン3」のために観ておいてよかったです。
今からドキドキのワクワクです。
「フック」を観ました。
歳取っておっさんになって子どもまでいる弁護士のピーター・パンが、ニートの島ネバー・ランドに拉致され、総合失調症としか思えないフック船長と戦うはめになるという異色のストーリー。
そういえば、名前は知っていても、ピーター・パンのお話をよく知りません。ウェンディって妖精かと思ってました。でもまあ、知らなくても大丈夫でした。
最後の方の台詞、「妖精の粉」で、すべて理解できました。
薬のやり過ぎだったのです。
そして、アルツハイマー型痴呆っぽいストーリーとはまったく関係のないじーさんが、ビー玉を貰った喜びのあまり空を飛んでしまうというという、衝撃的なラストシーン。
色んな意味で、ショッキングな映画でした。
観終わったあと、嫁が物凄く機嫌が悪くなったので困りました。
これは観といてよかったです。ナンセンス系のネタとして、かなり秀逸でした。マジな話、凄く勉強になります。インスピレーションが、ビシバシ刺激されました。逆もアリかも知れないな、とか考えちゃいました。小学生三國志! ……あれ? ていうか、日本のむかし話を題材にしたくなりました。”三大太郎”の一人である「力太郎」は、すでに構想があるので置いておくとして、たとえば「かさ地蔵」を元ネタに……ん? じゃあ「三年寝太郎」を……ん? んでは「カチカチ山」……なら、なんとかなりそうな気がしないでもないです。もういっそのこと、四十過ぎのくたびれたの中年のサラリーマンのオッサン(妻子もちだが妻は浮気で家にほとんどいず息子は引きこもりで家庭崩壊が起こりかけている)が実は金太郎の成長した姿である日老熊の誘いにより記憶が戻り例の赤いひし形に「金」と書かれた布を全裸にまといマサカリかついで宇宙から侵略しに来た赤い肌の巨人をばっこんばっこん斬りまくるストーリーなんて……あ。もう「サラリーマン金太郎」があるか。「ゼブラーマン」もこんな感じだったっけ。
そういえば、「スパイダーマン」の主人公も、ピーター。「フック」の主人公も、ピーター。
ピーター・ガブリエルの曲が聞きたくなりました。
スレッジ・ハンマー。
‘映画’ カテゴリーのアーカイブ
ピーター
2007年4月18日 水曜日やっぱサム・ライミ最高です
2007年4月16日 月曜日
とりあえず日曜日にファミ通2回してなんとかなったような気になりました。
まあなんというか、修羅の道です。
頑張っても報われることのない世界とはいえ、自分を信じて頑張らないといけません。
嫁がまだ観てないというので、「スパイダーマン」と「スパイダーマン2」を借りてきました。「スパイダーマン3」を観るための予習です。
まずは1作目、「スパイダーマン」。
公開時、劇場で2回観ました。つか、なんでDVD持ってないんだろう。
やっぱサム・ライミ最高です。サム・ライミのファンじゃないと、「スパイダーマン」は100%楽しめないと思います。なにからなにまでサム・ライミです。一緒に「死霊のはらわた3 キャプテンスーパーマーケット」も借りてきたので、嫁に無理やり見せたいと思います。本当は、「ダークマン」も必須なんですけど、勘弁してあげました。
いやあ、よくできた映画です。
キルスティン・ダンストの顔が許せるようになってきました。
トビー・マグワイアって、やっぱ巧いと思います。無言の演技とかもうステキ。
うちの会社にウィレム・デフォーがいることに気づきました。目と皺がそっくりです。
あと、廉価版のDVD「Mr.ビーン」を、やっと買いました。1?3巻まで。
チョー楽しみです。
グログロです
2007年4月3日 火曜日
ネタ探しの旅。
こないだ『覚悟のススメ』をマンガ喫茶で完読し、強烈なオリジナリティに滅多打ちにされました。いや、連載時に読んでたし、単行本で何度も読んでたんですけど、時間を置いて改めて読み直してみても、やっぱ圧倒的でした。けっこー落ち込みました。
そりゃあ、ゲームに逃避したくなるってもんです。
『イルマーレ』を観ました。レンタルDVDで。
韓国映画のリメイクです。キアヌ・リーヴスがもさっとしてて、なんかこう、恋愛映画に向いてないんじゃないかなこのひと、とか思ってしまいました。でもまあ、そんなところがこの映画には合っているんだと思います。情けなさが悶々と出てました。
2年後と現在、2年前と現在、そして現在と現在が入り乱れ、時折どっちがどっちなのかわからなくなりました。
こーゆーちょっとした不思議要素が入ると、恋愛映画も観やすくなります。ネタはSF的なんですが、科学考証が省かれるとファンタジーになるんだな、なんて思いました。
中盤から多少強引でしたけど、映像的にもいい雰囲気の映画でした。腑に落ちないところもありますが、やっぱハッピーエンドはステキです。
ところで、あの犬はどこに行っちゃったんでしょうか。あの犬こそが、不思議空間を作り出していたような気がするんですけど。実はあの犬は遠い未来からきたロボ犬で破滅寸前の世界を救うには歴史を変えなくちゃいけなくてそれにはこのふたりをくっつけなくちゃいけなくてそのためにやってきた――とかじゃないです。
面白かったです。
『ソウ3』を観ました。レンタルDVDで。
なんか『ソウ』と『ソウ2』のメイキング映像みたいなのも劇中に入ってました。なるほどー、みたいな(まあ納得はできませんが)。
つか、ジグゾウは末期癌なのにまだ生きてました。前回ボコボコにされたはずなのに。血を吐いて心臓止まりそうになっても、酸素マスクひとつで生きてます。やっぱ超人ですこのひと。
今回は、グロテスク度が物凄くアップしてました。シャレにならんくらい、グロかったです。これでもか、ってくらいグロかったです。笑っちゃうくらいグロいです。グログロです。
逆に、ゲーム要素が少なくなってました。実はそれは伏線だったし、結局はまるごとゲームだったんですが、ちょっと脳がスッキリしません。前作、前々作に比べると、ゾクゾクするような驚きが少なかったです。
今作の最大の驚きといえば、レギュラー陣が確実に全滅しちゃったこと。
続編を作れるんでしょうかコレ。
面白かったです。
ちょっと前ですが、『さくらん』を観てきました。立川のCINEMA CITYで。
同じ現代風時代劇として、『大奥』とは特にかぶることはなかったです。残念なことに、竹中直人は出てませんでした。
有名写真家さんが監督しただけあって、コントラストの強い映像美溢れる箱庭的な作品でした。どっちかっていうと、椎名林檎のプロモーションビデオみたいな感じでした。ストーリーよりも、絵と音楽を楽しむ映像作品です。
土屋アンナは、安野モヨコの原作の絵に近いと思いましたが、声がちょっと花魁張れるようなもんじゃない気がしました。吹き替えしたらよかったかも。
夏木マリが凄かったです。椎名桔平がかわいそうでした。あと、永瀬正敏と小泉今日子がニアミスしてたのがドキドキしました。サブカル系の邦画には毎回どこかにプチ出演している庵野夫婦ですが、今回はさすがに庵野秀明しか出てませんでした。
面白かったです。
『蟲師』が観たかったんですが、今は『ゲゲゲの鬼太郎』に興味深々です。アニメも気になりますが、ウエンツ鬼太郎の方が観たいんです。こーゆー映画に田中麗奈が出るなんて事件です。公式サイト見たんですが、大泉洋のネズミ男って似合い過ぎじゃないですか。
男として生まれたからには、『ロッキー・ザ・ファイナル』も観なくちゃいけないような気がします。
実は『大帝の剣』も観たかったりします。
『スパイダーマン3』も、もうすぐですね。1作目2作目は、2?3回ずつ観に行きましたが、今回はどうでしょう。
あとは、『パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド』に、『シュレック3』。『トランスフォーマー』はどうなんでしょうか。
つか、『インディ・ジョーンズ4』なんてあるんですか。『300』と『TMNT』は日本公開いつなのかな。
なんて書いても、実際には観に行けなかったりするんですけど。
関係ないですが、「ずつ」という表記。
「ずつ」は現代仮名遣い、「づつ」は歴史的仮名遣いだそうです。昭和21年の内閣告示第33号として告示されたものだそうです。
へー。
竹中直人が主人公
2007年2月20日 火曜日
一喜一憂しながらシコシコしてます。
ファミレス出勤です。
なにもかもが25日に集約されてて困ります。煩悩を捨てようと思います。
そういえば、先々週くらいに『どろろ』を観に行ってきました。立川のCINEMA TWOです。
なんか客層が若かったです。ガキんちょばっかでした。お菓子臭かったです。嫁は足踏まれてご立腹でした。
ということで、感想を書きます。
もう原作読んだのずいぶん前なので、すっかり忘れてるんですが、オリジナリティのある近未来的時代劇な舞台設定がステキすぎると思いました。序盤の一連のシーンは、もうびっくりするくらい良かったです。あと、百鬼丸の改造シーンがすごい。
CGに関しては、なにもいいません。
妻夫木聡は、カッコ良かったです。軟弱なイメージがあったんですが、十分にオリジナルの百鬼丸してました。これはアリだと思います。
柴咲コウは、ひたすら叫んでました。やかましいです。
で、問題は中井貴一です。クライマックスのひとり芝居は、壮絶でした。インディーズ系のカルト映画を彷彿とさせます。とてつもなくシリアスなシーンに、目を疑うようなナンセンスなカットを乱暴にぶっ込むというやり方。これはこれで好きなんですけどね。
面白かったです。
そういや『犬神家の一族』も観に行ってました。立川のCINEMA CITYです。けっこー前です。
なんというかこう、登場人物全員が、歳食ってました。映像は新しいのに、古臭いというイリュージョン。
内容は、1976年版の脚本そのまんま使ったんじゃないの? ってくらいそのまんまらしいですけど、1976年版を覚えてないのでなんともいえません。でも、前作にあった風土的な雰囲気が、なくなってたような気がしました。
なんか松坂慶子が気を吐いていました。
奥菜恵は、もうホラー映画女優でいいと思います。
深田恭子は、存在感がありすぎて、絶対に事件になんか関わってる、と思わせちゃうところがどうかと思いました。
でもやっぱ、石坂浩二の金田一耕助は良いですねえ。今後もCGでいいからお願いします。
面白かったです。
あと、『大奥』も観ました。立川のCINEMA CITYです。かなり前です。
まさか竹中直人が主人公だとは思いませんでした。ひとりで大興奮しちゃいました。テヘ。
杉田かおるは、なんかそのまんまで、リアリティあり過ぎて困りました。
ミッチーは、相変わらずミッチーでした。ステキです。
ていうか、出演者のほとんどが友情出演ってどういうことなんでしょうか。
それはそうと、時代劇も演出とキャストと音楽でこうも現代的になるんだなあ、と思いました。
面白かったです。
もふもふ
2006年11月21日 火曜日
「ぼのぼの クモモの木のこと」をやっと観ました。
「ぼのぼの」の劇場版アニメです。なんとフルCGです。会社の知人から、ちょっと前に借りてたんですけど、忙しくて観れませんでした。やっと一息つけたので、観ることにしました。
もっと早く観ておけばよかったです。
ふわふわです。
ほわほわです。
もふもふです。
ぼのぼのです。
TV画面から、マイナスイオンとか出まくってます。本当は電磁波なんですけど、癒されます。脳からアルファ波が出まくりです。毒電波が抜けていくような感覚です。
ストーリーがアレとか、フェレットがどう見ても宇宙人だとか、スナドリネコさんの脚がセクシー過ぎて卑猥だとか、そんな細かいことは、洞窟の奥にしまっちゃいましょう。
ふわふわと、さわやかなゴンチチの音楽と、のんびりしたぼのぼのの声に、癒されまくりです。
脳が弛緩して、人生のつらさや悲しさや憤りや疲れなんて、そらの彼方に飛んでいきます。
ゆったりほんわかしつつ、ほろりとします。
とろける癒しの1時間。
人生に疲れた方は、是非。
ていうかAmazonで買っちゃいました。
エンドレスで流しながらシコシコしよう。
ちゃんとお金払いたいです
2006年9月11日 月曜日
「X?MEN ファイナル ディシジョン」を観てきました。立川のCINEMA TWO。招待券とポイントを使ったので、タダでした。
ごめんなさい。ちゃんとお金払いたいです。
まあなんつーか、エンジェルの中途半端な扱いとか、ローグの放置っぷりとか、いくらなんでもサイクロプスが可愛そすぎるとか、そりゃ細かい不満は色々あるけれど、それを差し引いても十二分に面白かったです。
100点満点中、100万点です。
久しぶりに、「ぬおおおおおカッコええ!!」で涙を流してしまいました。「うおおおおおおそんなことを!?」でも涙がちょちょぎれました。ほんと、こんな感涙、数年ぶりですよ。ぶるぶるきちゃいました。
あの壮絶な数のキャラクターから必要な人数だけチョイスして、よくまとめたと思います。ストーリー的にはちょっとアレだし設定的にちょっとアレでしたけど、1作目2作目よりもエンターテイメント性がかなり進化していて良かったと思います。その分、自分との葛藤とか暗い部分が減りましたが。
スカっと爽やかいい気持ち。
ヒュー・ジャックマン、シブイです。惚れちゃいます。
ていうかハル・ベリー。かなり可愛くなってました。萌え萌えです。
あと、スタッフロールの途中で出るひとが多くて辟易しました。ちゃんと最後にオマケがあったのに。
そう。決して終わらないのが「X?MEN」。
しかしながら、このキャスティングでの「X?MEN」はこれで完結。またいつかきっと復活するであろう新シリーズの「X?MEN」に期待しちゃう。
「X?MEN」のコミックスを全巻揃えたくなりました。日本語版、持ってた分全部売っちゃったからなあ。
面白かったです。
どうでもいい小ネタ。
ローグ役のアンナ・パキンって、「天空の城ラピュタ」のアメリカ版吹き替えのシータの声やってたみたいです。
本当にどうでもいいですね。
竹内力がシブかった
2006年9月7日 木曜日
「あらしのよるに」を観ました。
初めて「絵」が「3DCG」に負けた、って感じがしました。ヨーロッパのアニメーションみたいな「3DCG」のテクスチャの質感と動きが、かなり気に入りました。ガソリンの川はどうかと思いましたけど。
民族の違うふたりのプラトニックな同性愛を描くお話です。
一方的に我慢を強要しといて浮気するとふてくされるとか、なんか変にリアルな描写。愛は残酷です。
最初から最後まで矛盾だらけで9割くらい蛇足だなと思いましたが、何度か泣きました。竹内力がシブかったです。でもメイの母親との伏線は何だったのでしょう。
面白かったです。
笑顔の裏の悪意
2006年8月23日 水曜日
やっと半年のシコシコが実って、9月に発売できるようになりました。
最終チェック中です。昨夜もみっちりファミレス出勤。
そろそろレーザープリンタ買おうと思います。やっぱプリントアウトしないとダメだわいな。むふん。
そういえば、先週土曜日に嫁と「ブレイブストーリー」を観てきました。宮部みゆき原作のアニメ。
なんか金曜までに軒並み上映終了で、吉祥寺でも立川でもやってなかったので、昭島に行ってきました。JR立川駅から青梅線です。
MOVIX昭島。
いつの間にか昭島に映画館ができていたんですね。まだ新しいし綺麗だし近代的だし待合室で予告編とか観れるのですごい素晴らしい劇場です。チケットもネットで予約すれば、券売機で発券できるし。完璧。
昭島は昔(ていうか6年くらい前まで)地元だった街だったんだけど、なんかすんごい変わっててビックリ。駅前のデパートというか大型スーパーがえらいいい感じに拡張してた。
もうここだけで全部足りるじゃん。レストラン街あるし。ユニクロあるし。映画館もあるし。ハーレーダビッドソンの店もあるし。よしもとミュージアムあるし(半年後にはなくなってそう)。完璧じゃん。なんかまだ工事中だけど、トイザラスとかホビー館もできるっぽいし。
それでも変わってないところもあり、なんとなくノスタルジー。
財布落として号泣した現場とかで立ち止まってしんみりしちゃいました。
まあ、それはそれ。
「ブレイブストーリー」を観てきました。原作読んでません。
なんというか、もの凄い圧縮率で中身が詰まってて充実してました。比べちゃいけないけど、「ゲド戦記」がどれだけ空っぽだったのかと再確認。街の俯瞰シーンひとつとっても、しっかり「ひとが詰まってる」感じがしました。記号的な意味合いも強かったんですが、生活感がありました。絵が生きていました。全体的に生き生きしているアニメです。
街の看板とかに細かい書き込みが多く、舞台にリアリティがあり、素直に関心しました。いい仕事しています。神社の雨が大粒過ぎたのには度肝抜かれましたが。
たぶん、原作読んでない方が楽しめると思います。噂通り、中盤からダイジェストで一気に流れるが、脳内補完で十分というか、「これはこーなんだろうな。こーゆーことがあったんだろうな」って想像するのが楽しい。リアルタイムで想像するので右脳が疲れるけど。多少強引であんぐりしちゃうところもあるけど。映像を見て想像するので、間違ってるとかない。ここが違ーう! とかない。右脳の勝負です。この作品には刺激が十分にあります。
それにしても、やはり宮部みゆきは意地悪だなあ、と。原作がこの通りかどうか知らないけど、笑顔の裏の悪意がひしひしと伝わってくる。優しい笑顔で殺戮できるひとなんです、宮部みゆきは。自分の本当の願いを叶えるためには、世界を滅亡させないといけないというカラクリ。この最後の女神、冨樫義博のマンガ「レベルE」のバカ王子を彷彿させます。きっとあんな感じに間違いありません。悪意100%。それに対し、とことんピュアな主人公。
ラストシーンで泣いちゃいました。こーゆーの、弱い。ずるい。
面白かったです。
MOVIX昭島。ただひとつ難点をいえば、座席が硬かったです。尻痛い。