2009年6月 のアーカイブ

ターミネーター4

2009年6月11日 木曜日
この記事の所要時間: 約 3分29秒

 2009年6月6日(土)に、「ターミネーター4」を観てきました。立川の、CINEMA TWOです。
 いちおう、先行上映です。
 でも、3日間あるので、限定って気がしません。
 劇場が、かなり狭めのとこだったのが、唯一、先行っぽい所でした。満員だったと思います。

 ネタバレなんか気にしない。

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(さらに…)

貧弱なフェルリック

2009年6月10日 水曜日
この記事の所要時間: 約 7分30秒

 マスターKayataの、「ソード・ワールド2.0」です。
 日曜日2回目のセッションです。
 このプレイ日記は、フェルリックが主人公みたいな感じで書いてますが、そうじゃないです。ほとんど脳内妄想です。もはや二次創作です。ごめんなさい。本当は、みんな活躍してるし、もっともっと面白いセッションでした。この場を借りて、謝罪します。あれ。なんかこのプレイ日記の存在意義が揺らいでまいりました。でも書いちゃう。楽しいから。
 ちなみに、フェルリック以外の技能レベルは、うろ覚えというか、むしろ直感で書きました。

セッション第2話


フェルリック 人間 男性 【ファイター2/フェアリーテイマー1】 冒険者レベル2
 プレイヤー:ハゲ
タケ・オン ルーンフォーク 男性 【マギテック3/スカウト1/シューター1】 冒険者レベル3
 プレイヤー:Takeon
エルサイス エルフ 男性 【プリースト3/セージ1】 冒険者レベル3
 プレイヤー:Tiki
アルベルト ナイトメア 女性 【グラップラー3/エンハンサー1】 冒険者レベル3
 プレイヤー:Nyagon


 戦士として最弱の生命力を持ち、フェアリーテイマーの両親を持つ、貧弱人間フェルリック。
 体力だけではなく、所持金まで貧弱になってまいりました。
 具体的にいうと、タケ・オンに借金して、タワーシールドを買っちゃったせいで、金欠なのです。自業自得です。
 でも、こんな時に限って、仕事がありません。
 4人は、”水晶の欠片亭”のカウンターに並んで、エンクのおごってくれた昼食を食べてます。
「どーしよう、タケ・オン。ヤバイ。お金ない」フェルリックは、愚痴ります。
「返すのはいつでもいいですよ、ご主人様」
「誰がご主人様だ。友達だろ。つか、美味いな、この唐揚げ」
「そうですか。残念です」
「お前、唐揚げ喰えなかったっけ? じゃあ、もらってやるよ」
「そっちじゃないです」
「か、唐揚げ泥棒!」エルサイスが、突然叫びました。
「な、なんだとぅ!? お前からは、取ってないぞ!」
「いや、これ……」
 エルサイスがつかみ上げたのは、小柄なグラスランナーでした。唐揚げ食べてます。
「もぐもぐもぐ。ごくん。やあ! 君たち、暇そうだね。情報、買わないかい?」
 彼の名前は、カヤタ。情報屋だそうです。
 カヤタが売ってくれる情報は、どうやら、”剣の迷宮”のようです。
”剣の迷宮”とは、魔力を持った剣が、自ら作り出した迷宮です。
 きっと、困難な冒険になることでしょう。
 しかし、得られるものは、唯一無二。
 血湧き肉躍ります。
 フェルリックはお金がないので、タケ・オンとエルサイスとアルが、100ガメルずつ出して、カヤタから情報を買いました。
「ようし! 出発だーっ!」
「……あんたは、お金出してないでしょーが」
「細かいことは、気にするな!」
 アルベルトの白い目にも負けず、フェルリックは意気揚々と、先頭切って、店から出ました。

 現地に到着しました。
 つい最近できたばかりっぽい洞窟へ、足を踏み入れます。
 鉄製の両開きの扉を開けると、その先は、”剣の迷宮”です。
 最初の広間に、剣と盾を装備してない大理石の騎士像が、ありました。あきらかに、剣と盾を探してきて装備させる系の像です。
 奥の部屋を、探索しに行きます。
 ゾンビとワイトの一団を倒し、大理石の盾をゲット。
 燃えさかる部屋で、ヘルハウンドを倒し、大理石の剣をゲット。
 途中で、宝箱を調べるタケ・オンに、ミミックが襲いかかり、ピンチに陥ったりしましたが、順調にキーアイテムを揃えることができました。
 アルベルトのナックル2回攻撃は強烈で、クリティカルもよく出します。
 エルサイスの防御魔法、治癒魔法、そして攻撃魔法は、心強い援護です。
 タケ・オンは、聞き耳やトラップ感知で、迷宮に仕掛けられた危険を取り除き、戦闘では、魔法を込めた銃を使って、活躍します。
 しかし、フェルリック。
 前衛に立つ、貧弱戦士、フェルリック。
「ようし! 先へ進むぞ!」
 口ばっかりで、あんまし役に立ってません。
 頬に流れるのは、きっと汗じゃありません。

 大理石の騎士像に、大理石の剣と盾を装備させたら、先へ続く道が開けました。
 突き当たりの広間には、光り輝く魔法陣。
 奥の台座には、悠然と鎮座する剣。
 どこからともなく、シブイ声がして、最後の試練を見事乗り越えて見せよと、いわれます。
 魔法陣から現れたのは、キクロプス。体長10mくらいの、恐竜です。
 とんでもない試練です。
 でも、やるしかない!
 エルサイスの「プロテクション」を浴び、フェルリックとアルベルトは、突撃します。
 ドゴーン! バゴーン! と、アルベルトの凄まじい威力の拳が、キクロプスに炸裂します。
 バキューン! と、タケ・オンの魔法の弾丸が、キクロプスを削ります。
 ビャビューッ! と、エルサイスの攻撃魔法が、キクロプスを焦がします。
 しかし、フェルリック。
 スカッとさわやか、空振りマシーン。
「オ、オレを見るなーっ!」
 涙目で、叫びます。
 ドゴーン! バゴーン! と、アルベルトの凄まじい威力の拳が、キクロプスに炸裂します。
 バキューン! と、タケ・オンの魔法の弾丸が、キクロプスを削ります。
 パピーッ! と、エルサイスの回復魔法が、怪我人を癒します。
 しかし、フェルリック。
 スカッとさわやか、空振りマシーン。
「オ、オレを見るなあぁぁーっ!」
 涙目で、叫びます。
 そんな彼も、前衛としての仕事は、しています。敵の攻撃を、身体で止めているのです。
 グラップラーのアルベルトは、回避力こそ高いのですが、防御力がありません。囓られたり、しっぽで打たれれば、ダメージが大きいです。
 ただし、HPは高いです。
 戦士のフェルリックは、しっかりと鎧を着て、タワーシールドを装備しているので、頑丈です。
 ただし、HPがありません。絶望的にありません。エルサイス以下です。たった一撃で、瀕死です。
「うおおおおっ! 運命変転っ!」
 運命を乗り越えて、しっぽをかわします。
 ギリッギリで、生きてます。
 ぶっちゃけますと、実は、マスターの慈悲がなかったら、とっくに死んでます。
「オレを見るなあああぁぁぁあああ――っ!!」
 しかも、当たりません。
 とても苦戦し、やっとのことで、キクロプスを倒しました。
 この戦闘で、フェルリックが命中させた攻撃は、たったの1回。
 さすがの彼も、部屋の隅で体育座りして、落ち込みました。

「我が力、お前に預けよう!」剣が、フェルリックの手の中に収まりました。
 微妙な気分です。
 もらっちゃって、いいのでしょうか。
 でも、剣を使っているのは、フェルリックしかいません。
「よかったですねえ、ご主人様」タケ・オンは、拍手します。
「誰がご主人様だ。友達だろ。つか、オレ、もっと強くなんないとな……」
「そうですか。残念です」
「な、なんてこというんだ、お前はーっ!?」
「そっちじゃないです」
「一応、パーティーを守るって仕事は、こなせてたと思うよ」エルサイスが、フォローしてくれました。
「あたしは、もっと強くなる! ふん! ふん!」アルベルトは、ムキムキでした。
 フェルリックは、悟りました。
 そうか。わかったぞ、オレの役割。
「よし! オレが、みんなを護るぜーっ! ゲホゲホッ」
 貧弱なフェルリックは、血を吐きながら、そう、誓いました。

 第3話につづく

 第2話は、オリジナルっぽい感じになっていきます。もしかしたら、「?シナリオ集1」のKayata流アレンジかも知れません。マスターKayataのNPCは、声優つきなので、とても楽しいです。
 あと、手に入れた剣は、前世の兎で見たことがあるっぽい剣でした。お試しプレイの世界と、微妙にリンクしてます。
 それにしても、今回は、ダイス運がアレでした。
 10以上のクリティカルすら1回もなかったのに、ファンブルは2回ありました。全体的に低調で、攻撃が全然命中しなかったです。
 確率論なんて、真っ赤な嘘です。
 あ。そういえば、どーでもいい判定で、6ゾロを出してた気がします。
 確率論は、正しいです。
 ガッデム。
 しかし、へこたれません。
 ファイター技能がレベル3になりました。HPも上がりました。まだエルサイス以下で、パーティー最低値の座は不動でしたけど。
 金属鎧も買いました。フェアリーテイマーの魔法を使うのにペナルティーがつきますが、妖精をすり潰して回復ドリンクを作る魔法しか使いませんから、問題ないです。
 そして、《かばう》を取りました。
 今回手に入れた剣の能力に、「《かばう》時に防御力+2」というものがあったからです。
 まさに、騎士の剣!
 次回から、仲間をかばいまくりです!
 死んだらごめんなさい。
 ていうか、こんな貧弱な前衛、マスターにしてみれば、とてもとても扱いにくいキャラクターだと思います。
 ご迷惑を、おかけします。

初めての冒険

2009年6月9日 火曜日
この記事の所要時間: 約 6分40秒

 日曜日も、Takeon邸で、TRPG部です。
 週末まるごとTRPGなんて、とってもブルジョワジー! 時代に逆らう最先端! いくらアクセス数下がっても気にしない!
 それにしても、「クイーンズブレイド」が、書店でTRPGの棚にTRPGとして置いてあるのには、違和感を覚えまくりました。とてもじゃないですけど、ロールプレイできません。
 さて。
「ソード・ワールド2.0」です。
 マスターは、前日と同じくKayata。
 プレイヤーは、Tikiを加えた、Takeon、Nyagon、ハゲの4人。
「ソード・ワールド2.0」キャンペーン、本番セッションの開始です。
 この日だけで、セッションを2回も行いました。

 プレイ日記は、脳内補正が、かなりかかってます。
 プレイヤー視点なので、書きやすいというか、筆が滑るというか。
 で、実はフェルリック以外の技能が、うろ覚えだったりします。名前間違ってたらどうしよう。

セッション第1話


フェルリック 人間 男性 【ファイター2/フェアリーテイマー1】 冒険者レベル2
 プレイヤー:ハゲ
タケ・オン ルーンフォーク 男性 【マギテック2/スカウト1/シューター1】 冒険者レベル2
 プレイヤー:Takeon
エルサイス エルフ 男性 【プリースト2/セージ1】 冒険者レベル2
 プレイヤー:Tiki
アルベルト ナイトメア 女性 【グラップラー2/エンハンサー1】 冒険者レベル2
 プレイヤー:Nyagon


 戦士として最弱の生命力を持ち、フェアリーテイマーの両親を持つ、貧弱人間フェルリック。
 反抗期の彼は、メルフェンな両親の妖精溢れるほえほえ空間に反抗し、家出を決意します。
 やっぱ男は冒険者だッ!
 漢なら、戦士だッ!
 盗んだシルフで走り出す、17の夜です。
 近所には、ルーンフォーク村がありました。フェルリックは、友達のタケ・オンを、強引に誘います。
 そして、旅立ちます。
 目指すは、冒険に溢れているという噂の、ルーフェリア。
 ここで、名を上げるのです!
 そんなわけで、ルーフェリアへ到着しました。
 虚弱体質のフェルリックは、血を吐くくらい、疲れ果てていますが、タケ・オンは、ピンピンしてます。
「大丈夫ですか、ご主人様」
「誰がご主人様だ。友達だろ。つか、くたくただよオレは」
「そうですか。残念です」
「しょーがないだろ。体力ないんだから」
「そっちじゃないです」
「お? おい、あれ見ろよ、タケ・オン」
 噴水のある広場までくると、身綺麗な衣服を着た、冒険者風の男女が、目につきました。
 聖印を垂らした、美形で知的なエルフと、腰にナックルを提げた、神秘的な色香を漂わす美しい女性です。とても絵になる、美麗なふたりです。キラキラ輝いてます。眩しいです。
 美形のエルフと、目が、合いました。
 フフン、と、鼻で笑われたような気がしました。
 フェルリックは、カチーンときます。
 ちくしょう。同じ冒険者なのに、なんだこの差は。こちとら、ぐでぐででゲホゲホで汗臭くて髪の毛ボサボサでひもじくて血まで吐いてるのに。隣の友達も、美女とはほど遠い、ロボロボしい男だし。
「おうおうおう! なに見てんだよ!」
 フェルリックは、からみました。
 まるで、チンピラです。
 まったくの、いいがかりです。
「えー。だって、汚いしー。臭いから、近寄らないでくれるー?」ナックルを提げた美女が、顔を歪めます。
 いいがかりじゃなかったみたいです。
「な、ななななんだとぅっ!?」
 噴水の広場で、口喧嘩が始まりました。しかし、相手も負けてません。むしろ、ふっかけたフェルリックの方が、血圧低下でダウン寸前です。
 気付くと、周りに人だかりができてました。
 その中に、子犬風の、もふもふがいました。
 買い物かごを提げた、コボルトです。
 ナックル女の目が、キュピーン! と輝きました。
「か、かわゆぅ?いっ!」
 ナックル女は、コボルトをひっつかんで、ぎゅーぎゅー抱きしめてます。コボルトが死にそうになってたので、フェルリックが助けます。
 コボルトのお蔭で、なんとなく、場がなごみました。
 コボルトの名は、エンク。この先にある冒険者の店”水晶の欠片亭”で、働いてるみたいです。
 エンクは、手を振って、お買い物に行きました。
「……さて。タケ・オン。冒険者の店に行こっか」フェルリックが、いいました。
「……アル。私たちも、向かいましょう」美形のエルフが、いいました。
 ギロリと、睨み合います。
 ギスギスしたまま、フェルリックたち4人は、”水晶の欠片亭”へ向かいました。

”水晶の欠片亭”は、何故か、がらんとしてました。店の外には、困り顔のひとたちが何人かいましたが、入ってきません。
 その理由である、女将のトンデモ料理を食しながら、フェルリックたちは、渋々、自己紹介しました。
 美形のエルフの名は、エルサイス。ルーフェリアの神官の息子だそうです。彼も、プリーストでした。
 ナックル女の名は、アルベルト。グラップラーです。実はナイトメアで、両親はリルドラケンですが、彼女を置いて冒険に出ちゃったみたいです。
 ふたりとも、まだ冒険に出たことはないようです。
 フェルリックは、ピンときました。
 タケ・オンは、マギテックで、スカウト技能を持ってます。
 自分は、頑丈な戦士。
 4人で組めば、いい感じのパーティーになりそうです。
 前衛のフェルリックのHPが、パーティー内でダントツに最低値であることが、不安材料ではありますが。

 エンクが、帰ってきません。エンクは、”水晶の欠片亭”の料理長なのですが、夕方なっても、買い物から帰ってきません。
 心配になったフェルリックたちは、捜しに行きます。
 町外れで、子コボルトを発見しました。エンクと、子コボルトの父が、蛮族に連れられていったことを、知ります。
 放っておくことは、できません。
 足跡を頼りに、森を進みます。
 小屋を、発見しました。
 様子を探りにいったタケ・オンが、敵に発見されてしまいます。
 小屋から出てきたのは、ボガード。しかも、2体。
 タケ・オンがボコボコにされましたが、フェルリックたちは協力し、ボガード2体を倒しました。
 そして、エンクと、子コボルトの父を、蛮族から解放することに、成功しました。
 めでたしめでたし。

”水晶の欠片亭”に戻ったフェルリックたちは、女将や、エンクの料理を待っていたひとたちに、感謝されます。
 初めての冒険。
 巧くいったような気がします。
 この4人なら、どんな冒険でも、こなせるような気がする。フェルリックは、そう思いました。
「んじゃー、これからも、よろしくな!」フェルリックは、手を差し出します。
「……まあ、いいでしょう」苦笑するエルサイスは、手を握り替えしてきます。
「足、引っ張らないでよねー」アルベルトも、頷きました。
「よかったですねえ、ご主人様」タケ・オンは、拍手します。
「誰がご主人様だよ。友達だろ。つか、腹減った。エンクに、なんか作ってもらおう!」
「そうですか。残念です」
「え。……お、お前、女将の料理の方がいいのか!?」
「そっちじゃないです」

 第2話につづく

 第1話のシナリオは、そうです。「ソード・ワールド2.0リプレイ 新米女神の勇者たち」の、1話目を、使ってます。
 実はプレイヤーなのに、読んでしまってました。迂闊でした。事前に、そうと知らされた時は、おろおろしました。
 でも、要所要所では、他のプレイヤーに行動を任せたので、知らないふりを突き通すことができた気がします。
 たぶん。
 それにしても、貧弱戦士は、戦闘で微妙でした。
 もちろん、プレイヤーのダイス運も、関係してます。
 ていうか、ナイトメア強い。グラップラー強い。しかも、アルはグラップラー技能3になったのに、フェルリックはレベルが上がらなかったです。HPがちょっとだけ上がっただけです。まだパーティーで最低のHPです。
 ひぎぃ。

ハードボイルド兎

2009年6月8日 月曜日
この記事の所要時間: 約 3分52秒

 土曜日は、Takeon、Kayata、Ganhiro、友人N、Nyagon、ハゲで、「ターミネーター4」を観て、居酒屋で軽く一杯やり、「ソードワールド2.0」をプレイしました。
 ついに、「ソードワールド2.0」です。
 マスターは、Kayata。プレイヤーは、Takeon、Nyagon、ハゲの3人。
 いよいよ、プレイヤーです。
 15年ぶりの、プレイヤーなのです。
 ドッキドキの、わっくわっくです。
 マスターのKayakaも、ドッキドキのわっくわっくだったに違いありません。だって、マスターやるの、15年ぶりくらいのハズですから。
 そんな、ドッキドッキのわっくわっくな感じで、セッションがスタートしました。
 今回は、Tikiが仕事で参加できません。お試しプレイ的で、試し運転的な、セッションです。

 セッションに参加させるキャラクターは、タビットの、ビビデビーです。
 もっふもっふの、ウサギ人間です。
 メルフェンな、フェアリーテイマーです。
 能力値を3回振り直しても、ルールブックに載ってるサンプルキャラクター(つまり平均的な能力値)に、ひとつを除き負けまくっているという、負け犬人生が確約されたキャラクターです。負け犬っていうか、負け兎です。とてもリプレイ本には出演できないくらいの、低能力値っぷりです。ふん。
 ビビデビーは、フェアリーテイマーがレベル2。セージがレベル1。冒険者レベルは2です。
 どんなキャラクターにするかは、すでに考えてありました。
 普段は、シブくてニヒルなハードボイルド兎。
 交渉の時とか、誰かに助けを求めなくちゃいけない時には、つぶらな瞳で懇願し、かわいらしく「きゅーん」とか鳴いちゃう。
 こんな感じの、ありがちな二面性のある兎にしたかったんですけど、実際やってみたら、ただの出しゃばりなオッサン兎になってしまいました。
 15年ぶりのプレイヤーだったんで、想定していたキャラクターを、演じられなかったのです。
 15年前だったら、演じられたか、っていうと、自信なかったりしますけども。
 でもまあ、これはこれでいいでしょう。
 いいってことにしといて欲しいと思います。

 Nyagonのキャラクターは、ドワーフ娘。イケイケで、頭の中にひまわりが咲いてる系の戦士です。笑顔で両手斧をぶんぶん振り回します。ドワーフなので、ヒゲフェチです。
 Takeonのキャラクターは、パーティーのリーダーです。穏和で真面目なタイプです。人間のスカウトです。フェンサー技能で戦闘もできます。レンジャー技能も取ってたかも。パーティーが生き抜くために、必要な人物です。
 そこへ、プリーストのエルフ娘が、あやしげな剣を持ってやってきました。NPCです。メガネの巨乳娘です。いろいろとバッチリOKです。視聴率アップです。
 なんとなくバランスが取れたパーティーになったところで、迷宮へ挑みました。

 今回の任務は、メガネエルフ娘が持ってきた、あやしげな剣を、迷宮に返すこと、です。
 穴を渡るところでビビデビーが無駄に張り切って失敗こいたり、ガーゴイルでちょと苦戦したり、妖精の部屋でティモテだったり、ヒゲを手に入れたり、向こうからわざわざラスボスが歩いてきてくれたり、巨乳エルフ娘が意外な活躍を見せてくれたり、剣の新しい持ち主になることをキャンセルしたりしつつ、わりと危なげなく、任務完了しました。
”剣のかけら”を、たくさん出していただいたので、”ペーペーの冒険者”から、”顔くらい知ってる冒険者”になりました。
 メガネ巨乳のエルフ娘が、また、あやしげな鍋を持ってきて、ズコーっ! となったところで、セッション終了です。
 お疲れ様でした。
 経験値をいただき、ビビデビーは、フェアリーテイマーがレベル3になりました。冒険者レベルが3に上がりました。パワーアップです。

 というわけで、初めての「ソードワールド2.0」でした。
 ルールがシンプルで、理解しちゃうと、すいすい進められます。
 戦闘も、簡単でやりやすかったです。まだ、できることが少ないせいも、ありますが。
 Kayataのマスターは、ノリが良く、ぶっちゃけ系で、和気藹々な雰囲気で進められるから、とてもとても楽しかったです。さすがです。照れも、巧く溶け込ませていました。さらに、シナリオをコンパクトにまとめてくれました。素晴らしい。
 それにしても、マスターもいいけど、プレイヤーも楽しいなあ。
 こーなると、いろんなキャラクターを、作りたくなってきてしまいます。

 そして、翌日の日曜日に、Tikiを入れて、本番セッションが始まるのです。
 つづく。

Final Fantasy XIV

2009年6月4日 木曜日
この記事の所要時間: 約 1分33秒

 TRPGのエントリを書き始めてから、アクセス数が半分、ページビューが1/3に減っている今日この頃、みなさんいかがお過ごしでしょうか。
 ここんとこ、ユニークユーザ、1日50アクセス切ってます。ページビューでも、50ちょっとです。
 我が道をゆきます。
 引かぬ! 媚びぬ! 省みぬ!

 Microsoft Windows 7は、2009年10月22日発売だそうです。
 全世界同時発売だといいな。いいな。
 そういえば、Windows 7の、Windows XPモードを、使えるようにしました。「Virtual PC」のβ版を入れたのです。
 予想通り、単にエミュレーターが動いてるだけでした。当たり前ですけども。
 けっこー、動作が重いです。メモリ2GBじゃ足りないです。
 もちろん、3Dゲームは動きません。グラフィック環境のエミュレートが、しょぼいからです。「Final Fantasy XI Vana’diel Bench 3」なんて、起動すらしません。
 Windows XPモードは、あんまし期待しない方がいいみたいです。

「Final Fantasy XIV」が、発表になりました。
「XIV」って書かれても、すぐに14って数字が頭に浮かんでこなかったですが。
「Final Fantasy XI」の続編的MMORPGっぽいです。でも、キャラクターデータの移行は、まったくないようです。
 対応ハードは、PS3と、PC版だけのようです。
 夏くらいには、β版のテストプレイヤーの募集が出るんじゃないでしょうか。
 公開されたムービーを見ると、機械文明的なのが、増えてる気がします。ロボ人間とか種族追加されてたらどうしよう!
 楽しみです。
 あ。PC新調しておかなくちゃ!

 おー。
 今日は、まるでブログみたいなエントリだ。

ふたつの壊音 後編

2009年6月3日 水曜日
この記事の所要時間: 約 11分39秒

 TRPGプレイ日記です。
 セッション第4回目『ふたつの壊音』のつづきです。ふたつ目です。


ギルド『花鳥風月
キャッチフレーズ「我々は花鳥風月! お金に困っている!」

チキ ヴァーナ(狼族) 女性 【アコライト/シーフ】 レベル6
 プレイヤー:Tiki
 苦労性で、いつも金欠の少女。何故か不意打ちが得意。最近は、アコライトしてる。
 父親が、反神聖帝国軍の隊長。軍資金を調達するために、冒険者となる。宝石魔人ジュエリーザの弱点を知っている。
カヤタ ドゥアン(有角族) 男性 【ウォーリア/サムライ】 レベル6
 プレイヤー:Kayata
 楽天家で行動力のある、ムードメーカー。とても運がいい。肩に、彼にしか見えない鳥を乗せている。
”久遠の森”の、封印守護の一族。何者かに、崖の上から突き落とされたが、運が良かったので生きている。
タルト エルダナーン 男性 【メイジ/アコライト】 レベル6
 プレイヤー:Nyagon
 美少女にしか見えない謎の魔術師。とても金に飢えている。過去の記憶を失っている。
 魔術を使って、大暴れする夢を見る。過去の記憶が、ちょこっとだけ蘇ったもよう。
タケオン フィルボル 男性 【シーフ/サモナー】 レベル6
 プレイヤー:Takeon
 賢くて、マイペースで、ひとがいい。ダンジョンでの仕事はピカイチ。たまに、罠もかかってないのに爆発する。
 魔人になった父親を捜している。右手の甲に、魔族が近づくと痛むという入れ墨が施されている。
じじ ヴァーナ(猫族) 男性 【ウォーリア/ダンサー】 レベル6
 プレイヤー:Ganhiro
 ぷるぷる震える、ダンシングおじーちゃん。川上から流れてきた。


 ミドルフェイズの、つづきになります。
 宝石魔人ジュエリーザを追い払い、ロダニアの街に入った、”花鳥風月”の一行。
 チキは、ため息をつきながら、神殿に向かいます。
 魔王エラザンデルを封じた魔剣を2本抱えたまま、クラン=ベルから失踪してしまったので、連絡しとかないといけません。
 気が重そうです。
 神殿の奥に通されると、いつもの鏡がありました。
 砂嵐が消えると、パッと、ライン神殿の神官長、ランディアが映りました。
「……チキ。なんで、ロダニアなんだ? 例の剣は、2本とも、無事だろうな!?」
 いきなり、渋い顔をされます。
 チキが、クラン=ベルの邪教の神殿での顛末を話すと、ランディアは納得してくれた、というか、合点がいったように、頷きました。
「信じよう。で、最悪な話と、絶望的な話と、凄惨な話がある。どれから、聞く?」
 今度は、チキが渋い顔になりました。
 ランディアは、訥々と話します。
 ひとつ目は、クラン=ベルの神殿で封じていた魔杯リーアグナスが、妖魔に奪われてしまったこと。
 ふたつ目は、その犯人が、”闇の聖女”と呼ばれている妖魔であり、その仲間に、ハゲ頭のモンクと、ガンスリンガーの男がいたこと。
 そして最後は、手薄だったヴァイスの神殿が、妖魔軍団に強襲され、封じていた宝珠ブラック・ウディーレを、強奪されてしまったこと。
 この3日間で、いろんなことがあったみたいです。
 しかも、クラン=ベル襲撃事件の犯人は、チキが知ってるハゲである可能性が高そうです。
 ガンスリンガーも、金をせびりにきた、あの男に違いありません。
 ということは、”闇の聖女”は、あのアコライトです。
「お前の持つ、魔剣ふた振りの重要度が、増した。妖魔に奪われれば、人類は、……滅びる。しかし、聖都ディアスロンドは、この期に及んで、魔剣が届けられるのを、渋っている。なにかあったときの責任を、お前たちに押しつけたいのだろう」
「はあ」
 いつの間にか、”花鳥風月”の責任にされてます。
「待てよ。ロダニア、か……」
 魔剣の処遇で悩むランディアは、なにか思いついたみたいです。
「チキ。聞いたことはあるか? ルディオン山脈の南部に、久遠の森と呼ばれる場所がある。そこには、封印守護の一族が住んでいるという。彼らは、封印のプロフェッショナルだ。……私がいいたいことは、わかるな?」
 ブチッと、通信が切れました。
「……アコライト、、辞めようかな」
 そんなわけで、またしても、無理難題を押しつけられた、チキでした。

 打って変わってカヤタたちは、酒場で商人たちにおごられていました。
 大宴会です。
 猫耳おじーちゃんも、すっかり”花鳥風月”の一員になってました。
 そんな折、カヤタの肩を、誰かが叩きました。
 背が高く、痩せていて、さらさらの金髪の髪をなびかせた、美形のドゥアンです。何故か、目を見開いてます。
「お、おまっ!? カ、カヤタか!? お、おおおお前、生き……、いや、どこいってたんだ? し、心配したんだぜ!」
 カヤタは、冷や汗を垂らす彼に、見覚えがあります。
 封印守護の一族で、族長の息子、リグレです。
 いつもはよそよそしいのに、今日は、やたら馴れ馴れしくしてきます。ウザイくらいです。
 すると、チキが、くらーい顔をして、戻ってきました。
「……しゅーごーう」
 奥の個室に集合して、チキの話を訊きます。
 みんなで、渋い顔になりました。
「今度は、久遠の森? じゃあ、報酬は!?」タルトが、チキに噛みつきました。
 協議の結果、明日の朝、もう一度交渉することになりました。チキだけじゃなく、タルトも入れて。
 なんにせよ、久遠の森に、行くことになりました。
 カヤタの実家がある森です。封印守護の一族が住む森です。
 地図を見ると、ロダニアからだと、馬でも一ヶ月くらいかかりそうな距離です。かなり遠いです。遠いですよ、ランディアさん。ディアスロンドよりは近いけど。
「そうだ。あいつなら、なんか知ってるかも」
 カヤタは、リグレに話を訊きに行きます。
「ああ。それだったら、時空の洞窟を通ればいいさ。あっという間に、久遠の森の、すぐそばまで行ける。洞窟の入り口は、ロダニアから山に入って、3日くらいだぜ」
 リグレは、そう、教えてくれました。
 このとき、リグレの目が、あやしく輝くのを、カヤタ以外は感じました。
「じゃー、リグレ! よろしくな!」
 ファンブルを出したカヤタは、フレンドリーに、リグレの肩を叩きました。

 翌日、”花鳥風月”のみんなは、商人たちから表彰されます。魔人ジュエリーザを撃退し、ロダニア石を護ったことを、評価されたのです。
 報酬として、なんでも10%引きで買い物ができることになりました。
 でも、買い物は、あと。
 まずは、神殿へ赴きます。
「……な、なんだ?」鏡に映るランディアは、警戒しています。
「報酬、少なすぎると思うんですけどー」タルトが、さっそく口を尖らせます。「任務、放棄してもいいんですけどー」
 さんざんいい合った結果、報酬20000G。前金で、5000Gの契約を勝ち取りました。容赦ないです。
 資金ができたところで、買い物です。
 みなさん、何故かカバン類をいっぱい買い揃えていました。

 クライマックスフェイズです。
”花鳥風月”の一行は、ロダニアから、出発しました。リグレの案内で、山に入ります。
 なにごともなく、陽が暮れました。
 しかし、2日目の、夕刻。
 空があかね色に染まる頃、タケオンの手の甲の入れ墨が、ギリッと痛くなります。毒が回るかのように、じわじわと、痛みが増します。
 警戒していると、茂みの暗闇から、人影が出てきました。
「……ほう。さすがだな。気付いた。か」
 赤い木漏れ日の中に、男が足を踏み入れると、その姿があらわになります。黒く長い髪。褐色の肌。美麗な顔つき。銀に縁取られた漆黒の甲冑。そして背には、巨大な剣。
「見付からぬ、とでも、思ったか? それとも、コルンを倒した程度で、奢ったか。結界も張らず、持ち歩くとは、な。舐められたものだ」
 黒衣の美剣士は、端正な顔を歪めます。
「人間ども。我が主の力を封じた剣。……返してもらうぞ!」
 奥の影から、屈強な甲冑を着た髑髏顔の男が3人、飛び出してきます。ブラッディマーダーです。
 戦闘開始、です。
「ひっ!?」怯えたリグレは、カヤタの背中に隠れました。

 ズバアッ! と、黒衣の美剣士は、手を伸ばします。
 すると、魔剣カーディアックが、吸い寄せられるように引っ張られます。すごい吸引力です。ダイソンも真っ青です。
 チキは、慌てて魔剣をつかみます。カヤタも、一緒につかみます。
 チキとカヤタが攻撃に加われませんが、ブラッディマーダーは攻撃してきます。そのうち1体は、回り込んで、タルトに襲いかかります。
 絶体絶命のピンチ!
 と、思いきや。
 タケオンの召喚魔法がパワーアップしてたり、猫耳おじーちゃんが前衛で敵の攻撃を引き受けてくれたり、タルトの大砲が相変わらずだったり、チキは動けなくても《プロテクション》を飛ばせたりで、まったく危なげないです。
 2ターンの間、魔剣を護り切ると、黒衣の美剣士は、背中の大剣を抜きました。
「よかろう。ならば、殺すまで!」
 その刹那。
 黒衣の美剣士の前に、まばゆい霧のようなものが降り立ちます。
 ゆらめくそれは、女性の姿となり、立ちふさがりました。
 イベントムービー的なシーンなので、KayataがAボタン連打しました。キュルルルルと、早送りです。
「キ、キサマは、サングリエル!? 何故ここに!?」黒衣の美剣士が、うろたえます。女性は無言。けれど、美剣士はな、にか思いついたのか、ニヤリと笑みを浮かべました。「……そうか。キサマが目を覚ましたということは、我が主の復活は、近い!」黒衣の美剣士が、消えました。まるで、楽しみにしていたアニメがもうすぐ始まるのを思い出したかのような、勢いです。幻影のような女性も、消えました。
 イベントムービー終了。
 取り残されたのは、ブラッディーマーダー。
 あっという間に、倒されました。
 レベル13のエネミーが、3体だったのに……。

 エンディングフェイスです。
 ブラッディーマーダーの死体から、アイテムをかっぱぎ終わると、さっきの女性が現れます。
 とても美しい女性です。半透明の、幻影です。
「私は、マグドゥーラの王女、サングリエル。フォモールの王エラザンデルを、封じる者」
 サングリアルは、魔杯リーアグナスの封印が解かれたことにより、目覚めたみたいです。
 さっきの黒衣の美剣士が、魔王エラザンデルの部下、コッホバールだということを、教えてくれました。
 エラザンデルの霊体を封じているのが、都市マグドゥーラ。魔杯は、マグドゥーラを、霊界から現世に呼び出すことができる、特別なアイテムのようです。まだその方法を、敵に知られてはいないようですが、解析は、時間の問題らしいです。
「……ならば、手段は、ひとつ」カカッ! と、サングリエルの目が光りました。「倒すのです! 今こそ、あの憎き魔王、エラザンデルを、ブッ殺すのです!」
 彼女は、300年前の無念を、晴らそうとしているみたいでした。
「コッホバールが持つのは、魔杯リーアグナスの他に、宝珠ブラック・ウディーレのみ。今なら、殺れます!」
 魔剣カーディアックは、エラザンデルの心臓。魔剣セレブリックは、知恵。ぶっちゃけると、HPとMPです。エラザンデルが蘇ったとしても、HPとMPが激減した状態で、戦えるというわけです。魔眼のふたつも封じているから、魔力も1/3。かなり有利に違いありません。
 とはいえ、それでも、魔王は魔王です。
 どーしようかと悩んでいる、”花鳥風月”のみんな。
 ここでサングリエルは、強硬手段に出ます。
 みんなの手に、光り輝くものが、現れました。じゅっ、と、手のひらに、焼き付きます。それは、光の呪印でした。
「その呪印があれば、陰の森にある、”刻の墓”って呼ばれてる遺跡から、マグドゥーラへ入ることができます。マグドゥーラは、かつて”宝石の都”と呼ばれた、とても美しい街です。是非、いらしてくださいネ! 魔剣カーディアックと、セレブリックは、持ってこないよーに!」
 サングリエルは、いうだけいって、霧のように、消えました。
「……その剣、捨ててっちゃおうか」タルトが、いいました。
「……そーしたいのは、やまやまだけど、さ」チキが、深い深いため息をつきました。

 リグレが、ひょっこりと顔を出しました。顔面蒼白です。
「カ、カヤタ? お前ら、なんなの!?」

 途中ですが、これにてシナリオ終了で、アフタープレイです。
 経験値は、ジュエリーザに挑み、魔剣を死守できたので、60点+フェイトくらい入ったと思います。なんとか、1レベル上がるくらいです。
 時間的にバルバロッサができなかったり、キャラクターの立ち回りの影響で、重要な位置づけにするつもりだったNPCが出せなかったり、宿屋襲撃事件とかなくなりましたが、おおむね、シナリオ通りに進みました。最後のボス戦での圧勝は、想定外でしたけども。つか、シナリオ通りじゃないですね。
 みなさま、お疲れ様でした。
 というわけで、セッション第4回が終了しました。
 全10回を予定しているので、もう中盤です。
 終盤に向けて、いろんな伏線を回収……。実は、伏線張ってるつもりなんです、これでも。いろいろと。後付けとか、無理なの多いですけど。
 そもそも、なんとなくで始めてしまったせいだと思うんですが、キャラクターの世界に対する位置づけが甘く、護るべき者がなく、NPCの存在感が弱いということが、はっきりしてまいりました。
 魔人はいいとして、魔王エラザンデル戦へのモチベーションが、カラッポです。
 もちろん、マスターの責任です。なんとかしないといけません。
 なんとかしたいと思います。
 少しずつ、ですけど。
 まずは、カヤタ。
 あと、次回は、ボス戦がすごいことになりそうです。
 いやでも、経験値稼ぎとアイテム収集だけの、ナイズル的なダンジョンシナリオ(時間制限と条件付きのフロアクリア型)もいいなあ、とか思い始めています。

 セッション第5回目につづく。

ふたつの壊音 前編

2009年6月2日 火曜日
この記事の所要時間: 約 6分57秒

 TRPGプレイ日記です。
 セッション第4回目は、Takeon邸で行いました。
 ベースは、あくまでも「シナリオ集1 ファーストプレイ」です。原型とどめていませんが。
 今回のシナリオのタイトルは、『ふたつの壊音』です。
 セッション時に、タイトルいうの忘れてました。プリプレイで、シナリオの概略いうの忘れてました。いわなくても、まったく問題ありませんでした。ヘコー。
 今回も、けっこー脳内補正加わってます。

 プリプレイで、今回から参加することになった、Ganhiroのキャラクターを作成しました。
 猫族の【ウォリアー/ダンサー】です。
 ぷるぷる震える、ダンシングおじーちゃんです。


ギルド『花鳥風月
キャッチフレーズ「我々は花鳥風月! お金に困っている!」

チキ ヴァーナ(狼族) 女性 【アコライト/シーフ】 レベル6
 プレイヤー:Tiki
 苦労性で、いつも金欠の少女。何故か不意打ちが得意。
 父親が、反神聖帝国軍の隊長。軍資金を調達するために、冒険者となる。宝石魔人ジュエリーザの弱点を知っている。
カヤタ ドゥアン(有角族) 男性 【ウォーリア/サムライ】 レベル6
 プレイヤー:Kayata
 楽天家で行動力のある、ムードメーカー。とても運がいい。肩に、彼にしか見えない鳥を乗せている。
”久遠の森”の、封印守護の一族。何者かに、崖の上から突き落とされたが、運が良かったので生きている。
タルト エルダナーン 男性 【メイジ/アコライト】 レベル6
 プレイヤー:Nyagon
 美少女にしか見えない謎の魔術師。とても金に飢えている。過去の記憶を失っている。
 魔術を使って、大暴れする夢を見る。過去の記憶が、ちょこっとだけ蘇ったもよう。
タケオン フィルボル 男性 【シーフ/サモナー】 レベル6
 プレイヤー:Takeon
 賢くて、マイペースで、ひとがいい。ダンジョンでの仕事はピカイチ。たまに、罠もかかってないのに爆発する。
 魔人になった父親を捜している。右手の甲に、魔族が近づくと痛むという入れ墨が施されている。
じじ ヴァーナ(猫族) 男性 【ウォーリア/ダンサー】 レベル6
 プレイヤー:Ganhiro
 ぷるぷる震える、ダンシングおじーちゃん。川上から流れてきた。


 オープニングフェイズ。
 欲望の女神マハディルグの悪意で、クラン=ベルから遠く離れた僻地、ルディオン山脈に飛ばされちゃった、”花鳥風月”の一行。
 しかしここは、カヤタの故郷に、近い土地です。”石の街”ロダニアまで、徒歩で3日くらいのところだとわかったので、歩いて行くことにします。
 次の日の早朝、野営をしていたタケオンが、水を汲みに小川へ行くと、茂みから、獅子が出てきました。
 やたら威厳のある風貌の獅子です。何故か、ぐるぐる喉を鳴らしてます。
 獅子は、硬直して動けないタケオンに、近づいてきて、そばに身を伏せました。
「タケパパには、世話になった」獅子は、フレンドリーに話し出します。魔人ツヨイーザが、陰の森にある遺跡、”刻の墓”へ向かってることとか、教えてくれます。
 ここで、起きてきたカヤタとチキとタルトが、タケオンと獅子の様子を、こっそり覗き見ます。
 とても珍しい、言葉を話す獅子を見て、彼らは襲いかからんばかりの勢いです。
「……も、もうひとつ、助言を与えよう」居心地悪そうに、獅子は話します。「それは、近々起こる厄災のことだ。……名誉を得るなら、財宝を失うだろう。森へと旅立つのなら、責任を問われるだろう。と、いうわけで、サラバ!」
 思わせぶりなことをいって、獅子のくせに脱兎のごとく、逃げ出しました。
 タケオンの指には、サモナーリング。獅子からの、プレゼントです。
 と、ここで、川上から悲鳴が。
「わひゃ?い!」
 なんと、段ボールに乗った、猫耳おじーちゃんが、流れてきたのです。慌てて救出するカヤタたち。
 おじーちゃんの名前は、じじ。
 還暦で、よぼよぼで、ぷるぷる震えていますが、剣を持っています。「まだまだ現役バリバリじゃわ?い」といってます。
 こんな山の中に放置するのもアレなんで、街まで連れて行くことにしました。

 ミドルフェイズです。
 やっと、ロダニアの街が見えてきました。街っていうか、国です。城壁に囲まれ、立派な城もあります。
 山を下り、街道に出ると、ロダニアから商隊が出てきました。大きな商隊です。護衛を引き連れて、なにやら仰々しいです。
 と、その時。
 タケオンの手の甲の入れ墨が、焼け付くように痛くなります。
 ズアッと、影に覆われ、突風とともに、影は消えます。なにか巨大なものが、頭上を通過したのです。
 それは、街道に、ドスン! と、着地しました。強烈な、地響き。
 10mはあろうかという、巨人が、登場しました。
 巨人は、キラキラと、太陽の光に、輝いています。赤、青、緑、翡翠色、様々な色が、陽炎のように、眩しく乱反射しています。全身が、宝石でできているかのようです。
「グオオォォーン!」巨人が、凄まじい咆哮をあげました。商隊の馬車を、襲い始めます。
 間違いありません。
 あの巨人は、宝石魔人ジュエリーザです。
 チキが追い求めていた、魔人です。
 こんなところで、遭遇です。
 商隊を護衛していた冒険者や、兵士が、ジュエリーザに蹴散らされ、踏み潰されてます。圧倒的です。
「でかっ! あ、あれは、ちょっと、勝てないなあ。……って、あれ?」
 カヤタが悩んでいる間に、チキが走り出してました。タケオンも、続きます。
「ま、負けんぞぉ?いっ!」何故か、おじーちゃんは、チキに駆けっこで対抗意識を持ち、走り出しました。
 こうなったら、仕方ありません、カヤタとタルトも、走り出します。
 ジュエリーザは、チキたちに気付くと、クワッ! と目を輝かします。口元から、虹色の竜巻が放たれました。それは、みんなが所持している、宝石やアクセサリーを、残らず吸い取りました。
 宝石魔人ジュエリーザは、貴金属が大好物なのです。
 竜巻がやむと、ジュエリーザは、目を、ぱちくりとさせました。後ずさりし、何故か怯えた声を出します。
 その視線は、足下にいる、タルトを捕らえているみたいです。
 ジュエリーザは、地面を蹴り、飛びます。背中から放出されたルビーとサファイヤが人型になり、逃げる魔人を守るように、立ちはだかります。
 宝石の、ゴーレムです。コランダムゴーレムです。レベル15のエネミーです。
 2体のゴーレムは、襲いかかってきます。
 ゴーレム特有の必殺技、ビームが2連続で射出されました。凄まじい威力のビームです。全体攻撃です。
 しかしながら、チキの《プロテクション》、タケオンの《サモン・アラクネ》が、強固に護ります。
 仲間の援護を得て、カヤタの斬撃、タルトの《ウォータースピア》、タケオンの召喚魔法が、ゴーレムを削ります。強敵を前にして、一歩も引けを取りません。
 チキなんか、《プロテクション》を使いまくってたので、自分の行動順がきたのに、もう行動終了した気になってました。
 前衛には、カヤタと並んで、猫耳おじーちゃんも、立っていました。
 おじーちゃんは、還暦ですが、戦士なのです。
 そして、ダンサーでもあります。
 ダンシングおじーちゃんです。
 避ける! 避ける!
「まだまだ、若いもんには負けんぞぉ?い!」
 ぷるぷる震える足どりで、巧みに回避します。
 いつ寿命がくるかわからないので、おじーちゃんは、スキルの出し惜しみはしません。《ダンシングヒーロー》を使って、ダンシングヒーローです。
 でも、3度目には、直撃を受けちゃいました。ボクッ! と、大出血。
「おじーちゃんに、なにをするっ!」
 タルトの大砲が飛び、カヤタがとどめを刺そうとしてギリギリで倒せなかったりしつつ、戦闘終了しました。
 すると、辺りから、熱烈な歓声と、割れんばかりの拍手が。
 宝石魔人ジュエリーザを追い払い、商隊を助けたことで、感謝されたのです。商隊の荷馬車に積んでいたのは、とてもとても高価なロダニア石。半分は、無事だったようです。
 ありがとう、ありがとうの声が、鳴り止みません。
「我々は花鳥風月! お金に困っている!」宝石を奪われたので、カヤタは遠慮なく、そう叫びました。
「報酬!」タルトの目が、キュピーン! と光りました。

 つづく。

イエローサブマリン

2009年6月1日 月曜日
この記事の所要時間: 約 4分24秒

 何故か急に、携帯にスパムメールが届くようになりました。
「auマイプレミアショップ」からメールが届いた後に、モリモリ受信しまくるようになり、トホホな状態です。今んとこ、ずべてyahoo.co.jpからのスパムです。
 PCのメールアドレスには、毎日数百件のペースで届くので、慣れているんですが、携帯に届くのは、生涯初です。初体験です。あまりにも未体験だったので、どうしていいかわからなくなっちゃうくらい、戸惑いました。
 スパムメールでも、受信料払わなくちゃいけないんでしょうか。メールアドレスを受信拒否リストに入れるには、EZWebに繋がなくちゃいけないんだけど、この通信料もこっち持ち?
 ふんがー!
 メアド変えるしかないんでしょうか。
 ふんがー!

 2009年5月30日に、「アリアンロッドRPG」キャンペーン第4回を、開催しました。
 Takeon邸に向かう前に、遅い昼飯を食べようと、嫁とふたりでぶらぶらしてたら、映画帰りのTakeon、Kayata、Ganhiro、友人Nとバッタリ遭遇。
 せっかくなので、合流し、スーパーで弁当買って、Takeon邸に入りました。
 最後にTikiが、お土産持ってやってきて、全員揃いました。
 そこらじゅう、お菓子だらけです。

 弁当を食べ終えると、「アリアンロッドRPG」セッション開始です。
 せっかくなので、今回から、Ganhiroにも参加してもらっちゃうことになりました。
 みんながレベルアップしている間に、キャラクターを作ります。
 本来なら、じっくり時間かけて、あーでもない、こーでもないと、悩みながらスキルを選ぶんですが、時間をかけるとセッションに間に合わない、ってことで、なんとダイス振ってクラスとスキルを決めちゃいました。
 そして完成しました。
 猫族の【ウォリアー/ダンサー】。
 こう書くと、なんだか萌えな雰囲気がしますが、さすがGanhiro。
 名前は、じじ。
 60歳のおじーちゃんです。
 還暦ダンサーの誕生です。
 ぷるぷる震えてます。

 段ボールに入った還暦の猫爺さんが、川上から流れてきたところから、キャンペーンスタート。
 あまりにもインパクトがありすぎて、用意していたオープニングがすっ飛びました。
 それにしても、あまりにも早急に作りすぎたし、スキルをダイス振って決めたせいで、なんかよくわからない感じになってしまい、非常に申し訳ないことになってしまいました。
 命中率上げて1ターン。
 回避率上げて1ターン。
 3ターン目でやっと攻撃。
 いくら還暦とはいえ、ちょっとこれはマズイです(涙)。次回までに、なんとかしたいと思います。

 前回、25時間もかかったことを踏まえて、今回のシナリオは、短くまとめました。
 戦闘も、2回だけです。
 とはいえ、ボス戦が2回です。
 序盤の方は楽に済むだろうけど、後半のはイベントがらみなので苦戦するだろうなー、と予測していたのに、またしてもハズレました。
 レベル13のエネミー3体が、あっさりご臨終。
 うーん。みんな強くなったなあ。

 この後、Kayataのマスターで「ソードワールド2.0」を遊びたかったんですけど、時間切れ。
 後ろ髪を引かれる思いで、終電に乗って帰りました。

 翌日は、新宿に集合。
 西口のイエローサブマリンを襲撃しました。
 Kayata、Tiki、Takeon、Nyagon、ハゲの5人です。
 今まで知らなかったんですが、店の奥に、中古の本とかゲームとか売ってたのを教えてもらい、鼻血出そうになりました。
「ローズ・トゥ・ロード」とか、「ファンタズム・アドベンチャー」とか、懐かしいゲームが置いてありました。「Dungeons & Dragons」の赤箱青箱もありました。昔遊んでた、「機動戦士ガンダム」のシミュレーションゲームが、すごい値段になってました。
 こうやって眺めてると、なんで捨てちゃったんだろうなーって、悔やんじゃいます。

 Tikiは、ダイスのセットと、d20システムの「クトゥルフ神話TRPG」を、買ってました。とてもぶ暑いルールブックです。
 Kayataは、「クトゥルフ神話TRPG」のサプリメントを買いました。
 Takeonは、「ソード・ワールド2.0」のルールブックと、リプレイ本を買い込んでました。
 Nyagonも、新しい6面体ダイスを買いました。
 で、この流れなら買える! と思い、「アリアンロッドRPG エネミーガイド」を買っちゃいました。あと、「ソード・ワールド2.0リプレイ 新米女神の勇者たち」の2巻と、「ソード・ワールド2.0リプレイ たのだん」の1巻を買いました。あと、魔法陣が描かれているカッコイイ6面ダイスを2個買いました。
 ほくほくです。
 ほくほくのまま、刀削麺のXI’ANへ行きました。辛くて美味しい中華のお店です。鳥と唐辛子の炒め物を頼んだら、8割が唐辛子でヤバかったです。
 この後、ヨドバシカメラホビー館で、Takeonが「MGグフVer.2.0」を買ったり、Tikiがここでは書けないようなものを買ったりしつつ、雨の中を帰りました。

 来週こそ、Kayataの「ソードワールド2.0」です。
 プレイヤーができる!
 とてもとても、楽しみです。