‘映画’ カテゴリーのアーカイブ

愛の奇跡

2006年2月14日 火曜日
この記事の所要時間: 約 2分32秒

 週末はシコシコと改稿。マンガ喫茶行けなかった。ファミコンもあんましできなかった。

「恋の門」のサウンドトラックが届く。
 さっそくiTunesに入れようと思ったら、なにこれCD2ってSonyの例のアレですか。極悪プロテクトですか。PCに1回だけコピーするなら無料ですけど2回目からは有料ですか。ネットで監視ですか。専用プレイヤーじゃないと聴けないんですか。
 ふざけんな。
 ちゃんと金払って新品のCD買ったのに。これならネットから落とした方がマシじゃないか。Sonyのアホー!
 腹が立ったので、EACとかいうツールをダウンロードしてPCにコピー。曲名とかアルバム名のデータがないので、iTunesに取り込んでからちまちま1曲ずつデータを書く。全19曲。フー、いい仕事したぜー。
 Sonyのアホー!

「真夜中の弥次さん喜多さん」のサウンドトラックは、土曜日に「恋の門」のDVDとともに届いた。早いときはえらい早いAmazon。
 ふつうのCDなので、らくらくiTunesにインポート。
 今もiPodで「ヒゲのおいらん」を聴いてます。

 水曜日までに、借りたDVDあと3本観なくてはいけない。
 というわけで、HD+DVDプレイヤーにがしょん。
 そういやHDに撮り溜めているダウンタウン系の番組見てないや。正月番組もまだ見てない。

「いま、会いにゆきます」を観た。これにも松尾スズキが出演してる。
 主演は竹内結子と中村獅童。死霊だと思ったら生き霊だった話。愛の奇跡。
 なにが奇跡って、ぴちぴち20歳の女子大生を28歳の子持ちの人妻だと見誤ることと、恋愛の過程がなんにもないのに何故か結ばれてしまってしかもそれになんの疑問を抱かないこと。確かに奇跡だ。
 ファンタジーにしても、リアリティがないというか。淡々とした竹内結子と中村獅童の恋愛話がメインなんだけど、絞り過ぎてて人間味がない。ふつう、もっといろいろあるでしょう。憧れとか理想とか妥協とか人付き合いとか馴れ合いとか。なんにもなさ杉。
 中村獅童はもう役柄があんなんだし置いておくとしても、竹内結子はなんか硬かった。時折可愛いなと思わせるけど、なんか気持ちを表に出すのが苦手な役柄のせい(?)かも知れないけど、冷たい印象。そのせいで、中村獅童が犯罪者にしか見えない。
 伏線とトリックは見事だと思ったし、たまに悶々とするシーンもあったし、映像も美しかったと思うけど、作り物感が強くて入り込めなかった。もーちょっとマトモな夫だったらよかったのに。無理のあるところはすべて彼の頭の病気のせいにしてしまえという、強引な設定。
 それにしても、18歳まで大塚ちひろだったのに19歳で竹内結子になってしまうだなんて、一年の間に彼女になにがあったのか。
 ていうか、メガネの大塚ちひろ萌え。ヤバイ。

 なんか缶チューハイちょこっとだけ飲んで寝て起きたら、脳髄がだるい。なんか頭が巨大に膨れ上がっているような感覚で、後頭部が頭痛。眼球の裏も痛い。視界もかすむ。ナニコレ。

キモチイイ!

2006年2月10日 金曜日
この記事の所要時間: 約 2分44秒

 レンタルビデオ屋でDVDを4本借りてくる。
 前回は邦画1本、洋画3本だったので、逆の邦画3本、洋画1本。

「恋の門」を観た。松尾スズキ監督作品。 原作は、羽生生純のマンガ(読破済)。
 なんか「真夜中の弥次さん喜多さん」を観て松尾スズキが気になったから観ようと思った。
 まあなんつーか、ぜんぜん期待してなかった。主演の松田龍平は「御法度」で酷かったんでイメージ悪いし、酒井若菜は年とるごとに顔がのっぺりして幸薄い感じになって眞鍋かをりにだいぶ差をつけられちゃったなあとか思ってたし。
 序盤、なんだか「真夜中の弥次さん喜多さん」と同じく地雷の匂いがする。
 うーん。
 なにこれ。
 うわー!
 すんごい面白かった!
 こんだけ面白い邦画観るの久しぶりだ! ツボにはまった!
 大興奮! 嫁が白い目で見てるけどキニシナーイ!
 原作を超えている。不必要なエピソードやキャラクターをカットして、必要最低限のエピソードとキャラクターを組み合わせてストーリーを再構築したかのような。無駄がないので観ていキモチイイ! 必要なものがすべて揃っている。
 主演ふたりの演技もいいけど、とにかく脚本と編集が素晴らしい。いい絵撮ってる。演出もカット割りもいい。ていうか全部いい。テンポがいいから、無意味なギャグも光ってる。
 マンガを描いたことがあるひとだったら、身悶えるようなシーンもあった。嗚呼懐かしの青春時代。一枚の紙に一緒に絵を描くとか楽しいんだよねえ、アレ。高校時代を思い出す(……男ばっかりだったけど)。
 恋の駆け引きの悶々度は、ひとによって感じ方が違うというかかなり特殊だと思うけど、なんというかこれは(以下略
 クライマックスで、三者三様のマンガを描くシーンも圧巻。それぞれ本当に違う描き方をしてる。素晴らしい盛り上がり。キモチイイ!
 いいなあ、この世界。
 松田龍平ってこんなにいい役者になっていたのか! という感動。浅野忠信に近づいているといったら褒め過ぎだろうか。凄い。
 酒井若菜みたいなリアルで自然な演技って好きだ。ていうかエロ可愛いかった。デタラメなキレキャラを演じ切ってたと思う。凄い。
 忌野清志郎にサンボマスターって! 凄い!
 塚本晋也とか三池崇史とか出てて凄い。庵野秀明と安野モヨコの夫婦もチラっと出てた。大竹しのぶはよくこんな仕事引き受けたな。しりあがり寿はどこに出てたのかわかんなかった。
 とにかくもう、松尾スズキサイコー!
 でも、100人に勧めたら80人から犬の死体をプレゼントされそうな映画ではある。
 あと「キモチイイ!」は、サブカル邦画に必須なワードだと思った。

(´∇`)DVDとCD買っちゃった。
 嫁には内緒だ。
「恋の門 オリジナル・サウンドトラック」は生産中止になったのかな? マーケットプレイスにしかなかった。

(さらに…)

おいらん

2006年2月8日 水曜日
この記事の所要時間: 約 1分4秒

 なんか最近眠りが浅いというか朝起きられない。なんか血圧がおかしいというか、眼球が冷たい感覚。
 ていうか毎朝擬似死後硬直状態。
 寝相が悪いせいなんだけど、身体冷え切ってる。

「真夜中の弥次さん喜多さん」を観た。宮藤官九郎が監督脚本。しりあがり寿のマンガが原作。嫁はしりあがりだと思っていたらしいけど秘密にしておこう。
 長瀬智也がもの凄くいい。「タイガー&ドラゴン」も良かったけど、こういうデタラメなキャラやらせると面白い。サイコー。日本を代表するバカ役者だ。
 で、映画の内容の方は……。
 すんごい期待してたんだけど、なんだか退屈だった。せっかくキャラクターが面白いんだから、もっとテンポよくガンガン進めちゃえばいいのに。愛とかリアルとかどうでもいいのに。この内容で120分は長すぎる。30分は短くできると思う。いやむしろ30分でいい。
 でも歌は良かった。ミュージカルとか激烈にキライなんだけど、この映画の挿入歌は良かった。CD買おうかな。松尾スズキのおいらんがステキ。

 なんか今回は借りた4本ともイマイチだった。
 次はなに借りよう。「スターウォーズ エピソード3」も観なくちゃなあ。「いかレスラー」あったかなあ。「いま、会いにゆきます」も観たいなあ。

モーガン・フリーマンの腹

2006年2月6日 月曜日
この記事の所要時間: 約 1分16秒

 金曜は会社から直にマンガ喫茶突入。「美味しんぼ」を読む。やっと山岡と栗田さんがケコーンした。
 ていうか雄山。途中からすっかり栗田さん萌えになっていた。鼻の下伸ばしつつ頬を染めて「嗚呼、この可愛いおにゃのこがわしの愛する息子の嫁になるのだな?むほほ」とかいいまくり。見てらんない。

「ミリオンダラー・ベイビー」を観た。
 クリント・イーストウッド監督・主演。大好きなモーガン・フリーマンが助演。シブイ。
 この映画の公開当時、映画通の友人が「年寄りはもう映画を作るべきじゃない」といってプリプリしていたのを思い出す。なんとなく予想ができなくもないが、さてどんな映画かな、とか思いながら観る。
 カッコイイだけの映画と違って、ちっとも退屈じゃない。食い入るように、しっかりと観る。こういうまったりとした時間の流れがある映画は好きだ。ヒラリー・スワンクわりと可愛い。モーガン・フリーマンの腹が気になる。
 ボクシングに関するリアリティがないけど、余分なものをカットしたのだろう。デビューから無敗で勝ち続けているのだから話題になるはずで、雑誌の取材とかTVのインタビューとかファンの加熱とかあった方がいいと思うんだけど、そういう騒々しいのはこの映画に似合わない。
 淡々と、じわじわと、話は進む。
 で、問題の事件。
 クリント・イーストウッドの苦悩。
 そして、やっちゃった。
 友人の言葉に付け加える言葉はなにひとつとしてない。
 もうなんつーか、笑うしかない。
 以上。

壮絶に難しい

2006年2月3日 金曜日
この記事の所要時間: 約 2分11秒

 会社の喫煙所で天啓。
 有頂天になる。でもちょっとネガティブなネタだ。しかも、もっと練りこまないとヒロインの出番がまるでない。
 だが、なんかノってきた。この調子だ。いいぞ、頑張れ自分!
 帰宅して机の上をテキトーに整理(というか端っこに積んだ)。よーっし、これでやる気が出るぞー! とか思ったけど、なんか気がそがれたのでDVDでも観ることにする。

「ボーン・スプレマシー」を観た。
「オージャンズ12」とはマット・デイモン繋がり。前作「ボーン・アイデンティティー」を観たのがだいぶ前だったので、あんまし覚えてないんだけど、最初に出てきたオネーチャンはやっぱ前作のヒロインだったみたい。いさぎよく最初の20分で死んじゃうけど。
 ストーリー的には、彼女が殺されたので復讐しに行ったらなんか事件に巻き込まれてFBIに追いかけられたけど彼女を殺したやつが出てきたので車で追いかけまわしたら自滅してくれたので昔殺した政治家の娘に会いにいってごめんなさいしてきました、というシンプルなもの。
 なんつーか、北野武監督の映画か、っつーくらい移動シーンばっかり。車で逃げて歩いて逃げて電車で逃げて走って逃げてもう逃げて逃げて逃げまくり。逃げながらいつの間にか相手の懐に入ってる、みたいな。
 ちょっと寝ちゃった。
 細か過ぎるカット割りとか手振れとか色とか、リアルだしカッコイイしクールだけど退屈なんだ。
 でもカーチェイスが凄かった。普通避けるだろう、ってとこでとにかくぶつける。ぶつかってぶつかってぶつかりまくる。これなんてレースゲーム? ってくらいタフなタクシーで追突しまくる。ガツンガツンぶつかりまくる。こんなの実際起こったら、死傷者何十人出てるんだろうか。極悪犯罪者だ主人公。
 しかも、追い掛け回されるシーンばっかりで逃げるシーンばっかりでどうやってこの包囲網を突破するんだろうか、っていうのが映画の大半を占めるというのに、最後はパトカーの包囲網から普通に歩いて脱出。何故か誰も追いかけない。なにそれ。
 変装もなにもしないで堂々と素顔で町を歩くのもどうかしていると思う。
 まあこんなもんか。「オージャンズ12」よりはマシだけど、面白いとはいえない。
「最終兵器彼女」にもいえることなのだが、細かいことなんてどうでもいい! って思わせるくらいのストーリーとかキャラクターがないと、非現実的なとこが気になって仕方がない。
 ……壮絶に難しいんだよなあ、それって。
 ……うーん。

 む!
 緊迫した逃走シーンというのは結構盛り上がるな、とか思いました。中盤の盛り上がりに是非。

机の上がキタナイ

2006年2月2日 木曜日
この記事の所要時間: 約 2分14秒

 なんかネタが足りない。プロット書けない。
 それ以前に自宅で作業ができない。
 なんでだろうと思ったら、机の上がキタナイからに違いないと思い当たる。
 領収書ばら蒔き状態だし文庫や新書が散らばってるしガムとか細かいゴミとか紙くずとかペンとかケロロ軍曹の破片とかバラバラになった食玩とかガシャポンのキーホルダーとかザクバズーカとかギャンのビームサーベルとか去年の卓上カレンダーとか今年の卓上カレンダーとか街頭で配ってたCD?ROMとかマイナスターズのCDとか焼くのに失敗したDVD?Rとか年賀状プリント用の雑誌とかその付録のCD?ROMとか資料にと思って買ったライトノベルの雑誌とか角川類語辞典とか飴とか胃薬とかノートPCの前のバッテリとか猫神社の本とかチェックされた原稿とかマグカップとかペットボトルとかもうそんなんが所狭しと積み重なっててマウス動かすのも一苦労だしキーボード打つのも苛々するような感じになっているせいなのかも。
 あと、猫が可愛い。

 というわけで、いろいろ吸収しなくちゃいけない。
 というか、なにもする気が出なくて部屋でごろごろしてたら嫁に追い出されたのでレンタルビデオ屋に行ってDVDを4枚借りてきました。

「オーシャンズ12」を観た。
 前作「オーシャンズ11」でもそうだったんだけど、寝た。
 カッコイイよ。クールだよ。トンガってるよ。でも退屈なんだ。
 ネタ的には前作から2000%ダウン。前作は11人で協力して金庫破り大作戦の果てにジョ?ジ・クルーニーが嫁さん取り戻す話だったが、今回は11人に協力してもらってブラッド・ピッドが女を手に入れる話。
 オーシャンズ12は、仲間の恋愛に全力で協力します。警察にも捕まってみせます。留置所にだって入ります。
 なんじゃそりゃ。
 盗みもダサイ。電車で置き引き。2?3人でできることを11人でやっちゃう。アホか。
 世界一の泥棒がランダムで動くたくさんの監視用レーザーを掻い潜れるという秘策が、カポエラ。踊りながらセンスと勘で抜ける。アホか。
 ジュリア・ロバーツがジュリア・ロバーツに変装してたらブルース・ウィリス役のブルース・ウィリスに見つかる。アホか。
 キャサリン・ゼタ=ジョーンズはなんか顔にインパクトがなくて、途中で誰だかわかんなくなりました。ごめんなさい。
 これからどうなるんだろう!? というワクワクを、不条理な方法(仲間の母がFBIに変装してて全員脱獄成功)で解決。アホか。
 しかしまあ、それでも良かったところを上げるとすると、そこそこ良いDVDプレイヤーとそこそこ良い液晶TVで観る映画はなかなか綺麗で良かった、というころかな。うん。

お勉強

2006年1月30日 月曜日
この記事の所要時間: 約 3分39秒

 先週は、かなりだらけた生活というかよく寝た。仕事の後遺症。
 なんか燻ってる感じ。妙に焦る。
 頑張ろう。
 好きなことだけして生活できたらいいな。

 というわけで、勉強期間。
 いろいろなものを観たり読んだりして勉強しよう。

 まずは金曜日。会社が終わると有楽町に映画を観に行く。
「THE 有頂天ホテル」を観た。
 三谷幸喜監督作品。
 いろんなエピソードを強引に詰め込み過ぎだし、キャラクターの心理の変化が強引で無理があったし(特に役所広司)、大団円に取り残されたキャラクターもいたけど(西田敏行の扱いヒドイ)、退屈しなかったし楽しかった。こういうごちゃごちゃスラップスティック好きだ。
 スイートルームなのに壁が薄くて隣の部屋の物音丸聞こえというのはどうだろう。ていうか角野卓造がカンニング竹山にしか見えなかった。麻生久美子ってなんか老けたなあ……。伊東四朗が画面に映るたびに客席から笑い声が漏れてたんだけど、声出して笑うというかニヤニヤする映画だと思った。
 あと、スタッフロールが潔いほど早かった。超高速。早く帰りたい客のこと考えててくれてる。でもキャスト読む隙もなかったので不満だった。

 土曜日はしっかり座席を予約して立川へ。
「博士の愛した数式」を観た。
 母親がえらい都合の良い存在で人間味がまったく感じられなくてリアリティ皆無な完璧超人だったけど、いい映画だった。なんか寺尾聰の存在自体が映画を浄化しているというか。桜とか家とか川とか空とか、ロケーションがとってもよくて、癒される感じだった。リアリティのまったくない、ファンタジー的な映画。
 ていうか、浅岡ルリ子おもしろ過ぎ。存在自体がギャグになってた。なにあれ。

 土曜日2発目。
「最終兵器彼女」を観てしまった。
 ……なにもフォローできない。逆の意味で観てよかった。「デビルマン」に匹敵するかも。
 9階から飛び降りて生きていた兄がいることで有名な窪塚(弟)が主人公。
 B級邦画常連の前田姉妹の妹がヒロイン。
 前田姉妹って、だいたい最初は「うっわーブサイク!」というインパクトなんだけど、観ているうちに段々可愛く感じてしまうという「女は顔じゃない」マジックを使うのだが、この作品でもそんな感じ。「いやでもやっぱりこりゃねーんじゃねーの?」という画面から目を背けたくなる顔面アップもあったけど。
 ていうか窪塚(弟)。窪塚俊介。濃い。顔というか毛が濃すぎるよ。そんな量の多い髪をオールバックにした高校生なんているのか。つーか眉毛がギリギリで繋がってない。逆にいうとギリギリで繋がりそう。いややっぱり繋がってるんじゃないか。とかもうそればっか気になる。
 それはともかく、問題のストーリー。
 序盤はよかった。
 最初の20分くらいは、すごいいい感じ。思春期の男子と女子が悶々とこう、悶々と、なんというかその、アレだよあの悶々。そんな悶々シーンが拷問のように続いて、観ながらもうこっちも悶々。すごいいい。やっぱこうじゃなくっちゃ思春期の男女!
 思春期の男女はよかったんだけど……。
 コレ誰も突っ込みいれなかったんでしょうか。それとも実際はこんなもんなんでしょうか。戦争にこれっぽっちもリアリティを感じられないというかデタラメというか幼稚園児並みの演出というかなにコレ。陸自しか出てこないし。もみあげしか出てこないし。政治どうなってんの? 伊武雅刀の重々しい声と存在感で強引に納得させようとして見事に失敗している。
 ていうかもうなんつーかそれ以前に……。
 彼女が最終兵器じゃなかったらいい映画だったと思います。

 期せずして邦画3本。
 なんか逃げた感じ。「Mr.&Mrs.スミス」とか「キング・コング」とか観たかったんだけどやめた。「単騎、千里を走る。」は嫁が嫌がってた。 
 洋画って、ハズレだとえらい疲れるからかなり気合がいる。邦画のハズレの場合、別の意味で勉強になるからいいんだけど。
 今度は「東京ゾンビ」が観たい。

 そしてマンガ喫茶。
「美味しんぼ」を読む。
 読むの早い方だと思ったんだけど、3時間2セッションで21巻までしか進まなかった。さすがにあれだけの情報量だと時間がかかる。残り75巻くらい。
 それにしても、海原雄山の士郎萌えは凄まじいものがあった。息子を愛するにもほどがある。色んな手回しをして、偶然を装って逢おうとするし。

凄い勢いでアムロ

2005年8月29日 月曜日
この記事の所要時間: 約 2分31秒

 なんか知らないけど、嫁がgooの動画配信サイトでアニメを購入する。5話セットで315円。前から気になってた作品らしい。
 ブロードバンドのストリーミング動画なんてどうせカクカクでガビガビだろうと高をくくっていたのだが、実際見てみたらこれがチョー滑らかで、とてもネットを通して見てるとは思えない。FTTHバンザイ! TVで見れないのを除けば、十分なクオリティ。びっくりした。こりゃレンタルビデオ借りにいかなくていいや。
 というわけで、「ラーゼフォン」というロボットアニメの1話?5話を一気に見る。へー、出渕裕が監督やってるのかー、とかオッサン臭いことを思いながら見る。雰囲気が「メガゾーン23」っぽいな、とか思ったりしたことは内緒にしておく。
 うーん。「エヴァンゲリオン」と「マトリックス」と「ライディーン」と「マーズ」(←「六神合体ゴッドマーズ」の原作の横山光輝のマンガ)が混ざったようなアニメだなあ、とかマニアックな感想を抱いていたら、地上に出てから主人公がもの凄い勢いでアムロ化する。どう考えてもアムロ・レイが乗り移ったとしか思えないような豹変振り。個人的にはえらいうけた。
 5話までの感想。とにかく「ロボットアニメの主人公はロボットアニメくらい見ておけ」と。そういいたくなるくらいもどかしい主人公だった。定番的なシチュエーションなんだから、もっとうまくやりなさいよ。
 ちょっと先が気になるんだけど、嫁さんは「もういいや」という簡潔かつ無残な断罪を下した。がふん。
 主人公ロボの、エヴァンゲリオン初号機をガンダムカラーで塗って耳毛はやしたようなやつが、ずっとこんなポーズ→ _| ̄|○ だったのが印象的だった。

 レンタルビデオの返却日が日曜までだったので、日曜日の夜に一本だけ観ることにする。残り二本は観ないで返すはめに。
 ジム・キャリー主演でモーガン・フリーマンも出てる「ブルース・オールマイティ」を観る。
 ヒロインが「FRIENDS」のレイチェルだったので、椅子からずり落ちる。嫁に、なに黙って「FRIENDS」見てるんだ、とか疑われる。「FRIENDS」で人気出ていろんな映画に出てるとか噂で聞いていたけど、こんなにも早く目の当たりにするとは(というか「FRIENDS」知るの遅かっただけだが)。こりゃあ、ブラッド・ピッドも離婚されるわ。
 わりとジム・キャリーってキライだったんだけど、単に食わず嫌いだっただけのようだ。ジム・キャリーいいじゃん楽しいじゃんおもしろいじゃんステキじゃん好きじゃん好きじゃんこのハイテンションいいじゃん。
 脚本は「クン・パオ」で監督・男優・脚本・製作をやったスティーブ・オーデカークであり、なんとなくそんな感じのノリがあって楽しかった。だけど、えらい主人公贔屓なストーリーだ。主人公以外には意味がないというか、なんで彼だったんだろうか。というか、神様の自作自演みたいなお話で、とてつもない空虚感が。いや、あんま深く考えちゃいけないなコレ。
 まあまあ面白かった。